JPH0567331U - ピペットチップを収納するためのラックの保持構造 - Google Patents

ピペットチップを収納するためのラックの保持構造

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JPH0567331U
JPH0567331U JP1632492U JP1632492U JPH0567331U JP H0567331 U JPH0567331 U JP H0567331U JP 1632492 U JP1632492 U JP 1632492U JP 1632492 U JP1632492 U JP 1632492U JP H0567331 U JPH0567331 U JP H0567331U
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JP
Japan
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rack
tray
pipette tips
elastic means
fitted
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Pending
Application number
JP1632492U
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English (en)
Inventor
功次郎 三木
健 森
浩美 大川
裕美 細川
昭宏 近藤
郁之進 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各ピペットチップが基準位置からずれることが
ないようにラックを安定に保持できるようにする。 【構成】ラック3を嵌脱自在に保持するトレイ1には、
そのトレイ1に嵌め込まれたラック3の外周面に当接付
勢してそのラック3を位置決めする弾発手段8を設けて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動前処理装置や試薬反応装置等における液体分注時に用いるピペ ットチップを収納するためのラックの保持構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、液体分注用のピペットチップは、箱状のラック内に設けた仕切板の開孔 に嵌脱自在に立て置き状に収納され、そのラックが、例えば試薬反応装置の本体 等に固定して設けられたトレイ内に嵌脱自在に嵌め込み保持されていた。
【0003】 そして、各種作業の自動化が普及した今日では、特にトレイが装置本体等に組 み込まれている場合には、ピペットチップがロボットハンドでハンドリングされ ることが多くなった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、ピペットチップをロボットハンドで取り扱う場合、各ピペッ トチップが、常に、固定状態に配置されているトレイに対して相対的に正確な基 準位置に安定に収納されていることが望ましい。
【0005】 しかるに、多くの場合、ラックは合成樹脂材の型成形により深底に形成される ため成形ひずみにより部分的な変形や寸法誤差が発生することがあり、また、比 較的熱変形しやすく、取り扱い時に外力を加えると変形することもあった。ラッ クに変形や寸法誤差があると、そのラックのトレイに対する基準位置が変動する ことがあり、そのような場合には、個々のピペットチップの位置もトレイに対し て相対的に変動していることが多く、そのようなときには、ロボットハンドで取 り扱い難いこともあった。また、ラックがトレイに対してガタ付き浮動すること があっても好ましくないことはいうまでもない。
【0006】 本考案はこのような実情に鑑みてなされ、各ピペットチップが基準位置からず れることがないようにラックを安定に保持することができるピペットチップを収 納するためのラックの保持構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。 すなわち、ピペットチップを収納するためのラックの保持構造にあって、前記 ラック内には、ピペットチップを嵌脱自在に立て置き状に収納するための開孔を 有する仕切板が設けられる一方、そのラックを嵌脱自在に保持するトレイには、 そのトレイに嵌め込まれたラックの外周面に当接付勢してそのラックを位置決め する弾発手段が設けられていることを特徴としている。
【0008】
【作用】
ラック内に設けた仕切板の開孔にピペットチップを立て置き状に収納して、そ のラックをトレイに嵌め込むと、そのトレイに設けられた弾発手段がそのラック の外周部に当接付勢してラックの変形や寸法誤差を吸収し、そのラックがトレイ に対して安定に位置決めされる。これにより、そのラックの内部に設けた仕切板 の開孔に収納されている各ピペットチップが基準位置からずれることなく安定状 態に位置決めされる。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1ないし図4は本考案のピペットチップを収納するための保持構造の一実施 例を示し、図1はそのトレイ1の平面図、図2はその縦断面図、図3はピペット チップを立て置き状に収納したラック3をトレイ1に嵌め込んだ状態の横断面図 である。
【0010】 同図において、トレイ1はその底部が矩形状に大きく開口されて、その開口4 (図1参照)の周縁に四囲の側壁5の下部を内方に屈曲させた一連の受フランジ 6を有するとともに、その側壁5の上部を外方に屈曲させて外フランジ7を形成 し、その外フランジ7の内側から側壁5にかけて長手方向に対向する1対と横方 向に対向する2対の弾発手段8,…を一体的に形成している。
【0011】 その弾発手段8(図1,図2,図3参照)は、外フランジ7の内端から側壁5 の下部までを縦方向に切り欠いてその外フランジ7から下方に延びて内方にやや せり出すようにくの字に屈曲した板ばね状に形成され、その屈曲部分が、トレイ 1内に嵌め込まれたラック3の側壁12の外周面に当接して内方に付勢力を付与す るように構成される。
【0012】 かかるトレイ1は合成樹脂材または金属材料の型成形等によって比較的容易に 得ることができ、試薬反応装置の本体9の嵌合孔10等に安定に嵌め込み固定する ことができる(図3参照)。
【0013】 一方、そのトレイ1に嵌め込まれるラック3(図4参照)は、段付きで上方に 開口する有底の箱状に形成され、その内部にピペットチップ2を嵌脱自在に立て 置き状に収納する仕切板11をセットできるようになっている。すなわち、ラック 3の側壁12には略中央高さ部位で下方から外方に屈曲する段部13が形成され、そ の段部13の内側に仕切板11を乗載させる一方、その段部13の外側をトレイ1の受 フランジ6に乗載させるようにしている。その仕切板11は整列状態に開設された 複数のピペットチップ2を嵌挿させる開孔14を有して周囲が下方に屈曲された矩 形台状をなし、ラック3の内側に嵌合するように形成され、嵌合状態ではその屈 曲下端が前述のようにラック3の段部13の内側に乗載されて安定に固定されるよ うになっている。
【0014】 上述のラック3と仕切板11はともに合成樹脂材の型成形により形成されること が多く比較的製作容易であるが、ラック3は深底に形成されて上部が開口してい るために成形ひずみが発生することがあり、また、比較的熱変形しやすく、ある いは取り扱い方によっては外力により変形することもある。
【0015】 しかし、本実施例では、前述のように、トレイ1の外フランジ7,…の内側に 設けた弾発手段8,…によって、そのトレイ1に嵌め込まれたラック3の外周面 を四方から内方に付勢し、常にトレイ1とラック3の相対位置を安定に確固保持 することができる。つまり、たとえラック3に寸法誤差や部分的な変形があって も、ラック3が弾発手段8,…を介してトレイ1と対応するので、かかる寸法誤 差や変形を容易に吸収して設定された基準位置にラック3を固定しておくことが できるのである。また、その弾発手段8の作用で、ラック3がガタ付き浮動する ようなことをもなくすことができる。このように、ラック3の位置が安定すると その内部に収納されているピペットチップ2もトレイ1に対して設定した相対的 な基準位置に安定な状態で固定されることはいうまでもない。
【0016】 図5は異なる実施例を示し、ラック3を付勢する弾発手段8,…をトレイ1の 四隅に設けたもので、この場合、トレイ1の四隅の受フランジ6の外側から上方 に立上らせて上部で内側に屈曲させたV字状の受溝8aを形成した弾発手段8を 設けている。つまり、その各弾発手段8でラック3の四隅を内方に付勢させるよ うにしている。ラック3の四隅は比較的に剛性が高いので変形しにくく、また成 形ひずみによる寸法誤差も発生しにくいため、その四隅を弾発手段8,…で付勢 すれば、トレイ1に対する相対位置をより安定確実に保持することができる。
【0017】 図6は別の実施例で、弾発手段8として別体に形成したコイル状のスプリング を採用し、これをトレイ1の四囲の側壁5,…の内側に固定したものである。
【0018】 図7はさらに別の実施例を示し、ラック3をトレイ1の両側壁5,5に対して 片当て状態に付勢するべく、ラック3を直交する二方向から弾発手段8,8で付 勢させている。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ピペットチップを収納するためのラッ クを嵌脱自在に保持するトレイには、そのトレイに嵌め込まれてラックの外周面 に当接付勢してそのラックを位置決めする弾発手段を設けているので、その弾発 手段によりラックの変形や寸法誤差が吸収されてラックが安定に保持され、各ピ ペットチップが基準位置からずれないようにすることができる。とくに、その弾 発手段をトレイと一体に形成するとコスト安となる。
【0020】 なお、本考案はトレイ、ラックおよび仕切板を実施例のものに限定するもので はなく、トレイはラックを保持できるものであれば有底であってもよく形状の如 何は問わず採用でき、またラックも内部に仕切板を設けることができれば段付き でなくてもよく、無底であってもよいことはいうまでもない。また、弾発手段も 、その種類や形状、個数あるいは設けられる位置等は、使用条件等に応じて適宜 に設定されてよく、トレイと一体であっても別体であってもよいことはいうまで もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるトレイの平面図であ
る。
【図2】同縦断面図である。
【図3】同ピペットチップを立て置き状に収納したラッ
クをトレイに嵌め込んだ状態の縦断面図である。
【図4】同トレイとラックの対応関係を示す斜視図であ
る。
【図5】異なる実施例におけるトレイの平面図である。
【図6】別の実施例における弾発手段の配置を示す模式
的説明図である。
【図7】さらに別の実施例における弾発手段の配置を示
す模式的説明図である。
【符号の説明】
1…トレイ、2…ピペットチップ、3…ラック、8…弾
発手段、11…仕切板、14…開孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大川 浩美 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)考案者 細川 裕美 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒造 株式会社中央研究所内 (72)考案者 近藤 昭宏 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒造 株式会社中央研究所内 (72)考案者 加藤 郁之進 滋賀県大津市瀬田3丁目4番1号 寳酒造 株式会社中央研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピペットチップを収納するためのラック
    の保持構造であって、前記ラック内には、ピペットチッ
    プを嵌脱自在に立て置き状に収納するための開孔を有す
    る仕切板が設けられる一方、そのラックを嵌脱自在に保
    持するトレイには、そのトレイに嵌め込まれたラックの
    外周面に当接付勢してそのラックを位置決めする弾発手
    段が設けられていることを特徴とするピペットチップを
    収納するためのラックの保持構造。
JP1632492U 1992-02-19 1992-02-19 ピペットチップを収納するためのラックの保持構造 Pending JPH0567331U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1632492U JPH0567331U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ピペットチップを収納するためのラックの保持構造

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JP1632492U JPH0567331U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ピペットチップを収納するためのラックの保持構造

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JPH0567331U true JPH0567331U (ja) 1993-09-07

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ID=11913292

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JP1632492U Pending JPH0567331U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 ピペットチップを収納するためのラックの保持構造

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JP (1) JPH0567331U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094689A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 New Sanwa:Kk 撹拌機
CN113960227A (zh) * 2021-10-21 2022-01-21 科诺美(苏州)医疗器械科技有限公司 一种生物样本前处理系统

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