JPH0567258B2 - - Google Patents

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JPH0567258B2
JPH0567258B2 JP2119088A JP11908890A JPH0567258B2 JP H0567258 B2 JPH0567258 B2 JP H0567258B2 JP 2119088 A JP2119088 A JP 2119088A JP 11908890 A JP11908890 A JP 11908890A JP H0567258 B2 JPH0567258 B2 JP H0567258B2
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Yoshimitsu Hamaguchi
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ESU PII KOGYO KK
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ESU PII KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、氷菓、冷凍食品等の製造工程におけ
る表面硬化処理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
氷菓や冷凍食品、例えば、ステツク付きアイス
キヤンデーは、第11図および第12図に示す装
置で製造される。第11図および第12図におい
て、1は無端状チエーンであり、テール側の鎖車
2とヘツド側の駆動鎖車3との間に図示の如く無
端状に案内駆動されるように構成され、途中にブ
ライン槽4が設けられ、テール側の上部に製品原
料の充填機5が設けられ、ブライン槽4の途中上
部に、製品原料の吸出機6、再充填機7およびス
テツク挿入機8が設けられ、ヘツド側上部に製品
の抜き取りコンベアチエーン9が設けられてお
り、この製品の抜き取りコンベアチエーン9の製
品抜き取り位置aの直前には離型解凍装置10が
設けられている。
上記無端状チエーン1には、第12図に示すよ
うに、支持バー11を介して複数個の成形用氷管
12が吊下げ支持されており、この支持バー11
は、ブライン槽4の両側を案内走行するようにチ
エーンガイド13に支持される無端状チエーン
1,1間に架設されると共に、上記無端状チエー
ン1の走行方向に等ピツチで多数取付けられてい
る。
上記成形用氷管12は、上部が開口し、下部が
縮径した円錐筒形状あるいは角錐筒形状(これは
抜き勾配付与のための形状)をなし、製品原料の
充填機5の位置で製品原料(例えば、シロツプ液
等の表皮形成原料)の充填を受け、ブライン槽4
を通過する。成形用氷管12がブライン槽4を通
過する間に、先ず、充填機5で充填された原料が
内表面にそつて氷結して被膜が形成される。成形
用氷管12の内部に被膜が形成されると、氷結し
ていない充填原料が吸出機6により吸出され、し
かる後、異種類の製品原料(例えば、アイスクリ
ーム等の中味原料)が再充填機7により成形用氷
管12に再充填される。そして、成形用氷管12
内の製品原料が半凍結状態(シヤーベツト状)で
ステツク挿入機8により、ステツク14の挿入を
受け、その後、さらにブライン槽4で完全に凍結
してステツク14と製品原料が一体化され、離型
解凍装置10の位置で離型解凍された後、製品の
抜き取り位置aでコンベアチエーン9に設けられ
る把持爪(図示せず)によりステツク14が把持
されて抜き取られ、該コンベアチエーン9の製品
放出位置bでそのややの姿勢又は反転されて放出
され、別のコンベアあるいは他の手段(図示せ
ず)で包装工程に搬送される。
上記コンベアチエーン9は、図示していない
が、多数の把持爪を等ピツチで取付けられ、無端
状チエーン1の間欠駆動と同期して間欠駆動され
ると共に、その間欠駆動の停止中に全体が昇降動
作して成形用氷管12から製品の抜き取り、放出
などを行うもので、製品抜き取り位置aと製品放
出位置bとの間には、チヨコレートづけ位置、ク
ランチづけ(アーモンドの小片チツプや他のチツ
プ付け等)を行うためのコーテイング位置c、お
よび急凍位置d等が設けられ、それらの位置でも
前記昇降動作を利用して適宜の処理がなされるも
のである。
上記急凍位置dには、コーテイング位置cでア
イスキヤンデー15の表面に付着されたチヨコレ
ートあるいはクランチ等のコーテイング層を冷却
して硬化処理するための硬化処理装置を配設して
あり、従来の硬化処理装置は、上記急凍位置dに
急凍フード16をアイスキヤンデー15が通過可
能に配設し、急凍フード16内を通過するアイス
キヤンデー15に窒素ガスを吹付けてコーテイン
グ層を硬化処理する。
硬化処理装置の他の従来例は、第13図に示す
ように、窒素液が供給された上面の開口した複数
の液槽17を、コンベアチエーン9の走行方向に
等間隔に配置したもので、コンベアチエーン9の
間欠駆動、および間欠停止時における昇降動作に
より、アイスキヤンデー15を上記各液槽17の
窒素液に浸漬して、アイスキヤンデー15のコー
テイング槽を処理する。
尚、氷菓等の製造工程に使用される装置の公知
技術としては、本出願人の提案に係る特公昭60−
46940号公報に記載のものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
硬化処理装置の第1の従来例は、急凍フード1
6内をアイスキヤンデー15を通過させ、その通
過中に窒素ガスを吹付ける構成であるので、窒素
ガスが急凍フード16の両端開口部等から流出
し、急凍効果がきわめて小さい。また、第2の従
来例は、等間隔に設置した液槽17内の窒素液に
アイスキヤンデー15を間欠的に浸漬する構成で
あつて、生産能率を一定水準に維持するために、
1回当りの浸漬時間が長くとれないのが現状であ
る。そのため、十分凍結しないままで引き上げる
ことになり、これを反復してもコーテイング材料
が剥落し、不良品となることが多く、薄いコーテ
イングしか行えないため、第1の従来例と同様に
凍結効果がきわめて小さい。したがつて第1およ
び第2の従来例によれば、アイスキヤンデー15
の表面にチヨコレート等のコーテイング層を厚く
形成すると、このコーテイング層が凍結せず、こ
のためアイスキヤンデー15の表面に粒状、ゼリ
ー状、シヤーベツト状、果肉等の厚肉のコーテイ
ング層を形成することが困難であり、成形用氷管
と略同一形状のアイスキヤンデーしか製造するこ
とができず、商品の多様化および高級化を図るこ
とができなかつた。尚、浸漬時間を長くすること
は可能であるが、そのようにすると、生産能率が
著しく低下し、実用上、問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑み提案されたもの
で、生産能率を低下させないで商品の多様化およ
び高級化を図り得る氷菓等の製造工程における表
面硬化処理装置を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するためな手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、氷菓等を
解放可能に吊下保持する複数の把持爪を並設した
保持バーを、間欠的に循環移動するコンベアチエ
ーンに、定ピツチで係脱可能に係止させて循環移
動させ得るように支持し、かつ、上記コンベアチ
エーンの循環経路中に設けられた急凍工程で保持
バーをコンベアチエーンから離脱可能とした搬送
手段と、上記急凍工程において搬送手段の下方に
設置され、かつ、急凍液が供給された上面の開口
した急凍タンクと、急凍タンクの上部開口端に上
記搬送手段と同期駆動可能に配設され、かつ、保
持バーを急凍タンクの上面開口部にそつて急凍始
端位置から急凍終端位置へ移送可能に支持する移
送手段と、上記急凍工程の急凍始端位置および急
凍終端位置に夫々配設され、かつ、搬送手段の間
欠停止時、搬送手段と移送手段との間で保持バー
を受け渡す対をなす昇降手段とからなり、急凍始
端位置の一方の昇降手段により搬送手段から移送
手段の一端部に載置された保持バーを、移送手段
の駆動により、該保持バーに吊下保持された氷菓
等を急凍タンク内の急凍液に浸漬した状態で移送
手段の他端部へ移送したのち、急凍終端位置の他
方の昇降手段で持ち上げて搬送手段に仮保持させ
るようにしたものである。
〔作用〕
本発明によれば、氷菓等を、急凍タンク内の急
凍液に浸漬した状態で連続的に移送することがで
きるので、生産能率を低下させることなく十分な
浸漬時間を確保することができ、従つて、コーテ
イング工程で厚肉に形成したコーテーイング層を
確実に急凍させることができる。
〔実施例〕
以下を本発明装置の実施例を第1図乃至第5図
を参照しながら説明すると次の通りである。尚、
第11図に示したものと同一物には同一符号を付
して説明を省略する。
第1図乃至第5図において、21は上記無端状
チエーン1のヘツド側の上部に設置されたアイス
キヤンデーの搬送手段で、この搬送手段21は、
駆動鎖車22と鎖車23との間に無端状のコンベ
アチエーン24を纏い掛けると共に、このコンベ
アチエーン24間に保持バー25を、チエーン走
行方向に定ピツチで多数架設してある。上記駆動
鎖車22と鎖車23は、基台26の上方に複数の
支柱27,28を介して高さ調整可能に支持され
た両側枠29の前端及び後端に枢軸30,31に
より回転自在に支承してある。また、保持バー2
5は、第2図に示すように、両端上面に係止片3
2,32を突設してあり、この係止片32,32
を利用して上記コンベアチエーン24の適所に脱
着自在に仮保持してあると共に、各保持バー25
には、アイスキヤンデー15のステイツク14を
把持するための把持爪33が幅方向に定ピツチで
取付けてある。この把持爪33は、ばねで閉止力
を付与された固定片と可動片とからなる洗濯ハサ
ミ形状をし、下部先端の2股部をステツク14に
強制的に押し込んでステツク14の上端を把持
し、解放時には、可動片をばねに坑されて押圧す
ることにより解放させるように構成している。さ
らに、上記搬送手段21のコンベアチエーン24
は、無端状チエーン1の間欠駆動と同期して間欠
駆動されると共に、製品抜き取り位置aにおいて
上記把持爪33により抜き取られたアイスキヤン
デー15を、コーテイング工程eおよび急凍工程
fを経て製品放出位置bへ搬送するもので、上記
アイスキヤンデー15は、製品放出位置bにおい
てそのままの姿勢又は反転手段34により反転さ
れて放出される。35はコンベアチエーン24の
駆動により移動する仮保持された保持バー25の
両端部25a,25aを案内支持する支持レール
で、この支持レール35は、コベアチエーン24
の両側に対設され、上記保持バー25の両端部2
5a,25aを支持する支持溝35′が形成して
ある。また、上記支持レール35は、コーテイン
グ工程e、急凍工程fの急凍始端位置gおよび急
凍終端位置hにおいて昇降可能とするために分断
してあり、各分断レール35a,35b,35
c,35d,35e間には後述する昇降手段の支
持爪が入る間隔を設けてある。
36は搬送手段21の製品抜き取り位置aと製
品放出位置bとの間のコーテイング工程eにおい
て基台26上に設置されたコーテイング装置で、
このコーテイング装置36の上面の開口した液槽
37にはチヨコレートあるいはゼリー等のコーテ
イング原料が供給してあり、液槽37内のコーテ
イング原料にアイスキヤンデー15を浸漬して表
面に所定肉厚のコーテイング層を形成する。38
はコーテイング後に敵下するコーテイング液を受
けるためのだれ受槽である。
39は上記急凍工程fにおいて基台26上に設
置された2重壁構造の上面の開口した急凍タンク
で、この急凍タンク39には急凍液を供給してあ
る。40は急凍タンク39の上部開口端に上記搬
送手段21の同期駆動可能に配設された移送手段
で、この移送手段40により、アイスキヤンデー
15を急凍タンク39内の急凍液に浸漬した状態
で、急凍始端位置gから急凍終端位置hへ向け
て、かつ、搬送手段21の搬送方向と同一方向へ
移送する。上記移送手段40を第3図および第4
図に示す。第3図および第4図において、41,
42は両側枠43の前端および後端に枢軸44,
45を介して回転自在に支承された鎖車および駆
動鎖車で、駆動鎖車42はクラツチブレーキ付の
駆動モータ(図示省略)で回転駆動される。46
は鎖車41および駆動鎖車42に纏い掛けられた
無端状の移送チエーンで、この移送チエーン46
は、急凍タンク39の両側を走行可能に配設して
あり、その外面には押圧突片47を定ピツチで設
けてある。48は上面に案内凹溝50を形成した
ガイドレールで、このガイドレール48は、上記
側枠43にブラケツト49を介して取付けてあ
り、案内凹溝50に移送チエーン46の上段走行
部を案内走行可能に嵌め込んである。
51a,51b,51c,51dは上記搬送手
段21に具備された第1乃至第4の昇降手段で、
第1および第2の昇降手段51a,51bは製品
抜き取り位置aおよびコーテイング工程eに配設
され、又第3および第4の昇降手段51c,51
dは急凍工程fの始端および終端位置g,hに配
設してある。上記第1乃至第4の昇降手段51a
〜51dは、第5図に示すように、定位置に同期
回転駆動可能に支承されたピニオン52,52と
噛合する昇降ラツク53,53を上下動可能に対
設し、かつ、昇降ラツク53,53の下端に、前
記コンベアチエーン24に仮保持されている保持
バー25の両端25a,25aを支持する支持溝
54,54を形成した支持爪55,55を取付
け、上記昇降ラツク53,53を流体圧シリンダ
56で上下動させるように構成したもので、各昇
降ラツク53の上昇端位置時、支持爪55は支持
レール35の分断レール35a〜35e間に位置
して、該支持レール35と同一高さに保持される
ようにしてある。そして、搬送手段21のコンベ
アチエーン24の間欠停止時、第1乃至第4の昇
降手段51a〜51dの昇降ラツク53が一斉に
上下動し、製品抜き取り位置aにおいては、前記
成形用氷管12内の離型されたアイスキヤンデイ
15が抜き取られると共に、製品コーテイング工
程eにおいては、アイスキヤンデー15が液槽3
7内のチヨコレート液等に浸漬されてコーテイン
グ層が形成され、また、急凍工程fの急凍始端位
置gにおいては、第3の昇降手段51cにより、
移送チエーン46の一端部上に保持バー25が載
置され、かつ、第4の昇降手段51dにより、移
送チエーン46の他端部上の保持バー25が持ち
上げられる。
次に本発明装置の動作について説明すると次の
通りである。
上記無端状チエーン1に装着された成形用氷管
12内の製品原料が、ブライン槽4で完全に凍結
してステツク14と一体化され、離型解凍装置1
0の位置で離型解凍されたのち、製品抜き取り位
置aに至ると同時に、搬送手段21のコンベアチ
エーン24が間欠停止し、コンベアチエーン24
に仮保持された保持バー25が製品抜き取り位置
aに保持されると、第1の昇降手段51aの昇降
ラツク53の上下動により、製品抜き取り位置a
に位置するアイスキヤンデー15のステツク14
が把持爪33で把持されてアイスキヤンデー15
が成形用氷管12から抜き取られ、保持バー25
を介してコンベアチエーン24に吊下保持され
る。コンベアチエーン24に吊下保持されたアイ
スキヤンデー15が、コンベアチエーン24の間
欠移動によりコーテイング工程eに搬送される
と、第2の昇降手段51bの昇降ラツク53が上
下動し、この昇降ラツク53の上下動により、保
持バー25が製品抜き取り位置aと同様に昇降
し、その下降端で、保持バー25の把持爪33で
把持されたアイスキヤンデー15がコーテイング
装置36の液槽37内のコーテイング液、例え
ば、チヨコレート液に浸漬されて、アイスキヤン
デー15は、表面にコーテイング槽が形成されて
再びコンベアチエーン24に吊下保持される。こ
のコーテイング槽が形成されたアイスキヤンデー
15は、コンベアチエーン24の間欠移動により
急凍工程fの始端位置gに搬送され、この始端位
置gにおいて第3の昇降手段51cにより移送手
段40のガイドレール48の端部に載置される。
すなわち、上記コンベアチエーン24の間欠停止
により、第3の昇降手段51cの上昇端に位置す
る支持爪55の支持溝54に、上記始端位置gに
位置した保持バー25の両端部25a,25aが
嵌入すると、昇降ラツク53が下方へ移動し、こ
の昇降ラツク53の下方への移動により、コンベ
アチエーン24に仮保持されていた保持バー25
の係止片32が該コンベアチエーン24から外
れ、保持バー25は水平姿勢の状態で下降してガ
イドレール48の後端部上に載置され、かつ、保
持バー25に把持爪33を介して吊下保持された
アイスキヤンデー15が急凍タンク39内の急凍
液に浸漬される。そして、上記ガイドレール48
の後端部上に保持バー25が載置されると、コン
ベアチエーン24と同期駆動される移動チエーン
46が間欠移動し、ガイドレール48の案内溝5
0より上方へ突出した押圧突片47でガイドレー
ル48上の保持バー25が押圧される。すると保
持バー25はガイドレール48上を始端位置gか
ら終端位置hへ向かつて移動し、該保持バー25
に吊下保持されたアイスキヤンデー15は急凍液
に浸漬した状態で移動し、この移動中にアイスキ
ヤンデー15のコーテイング層が急凍される。上
記急凍工程fの終端位置hに配設された第4の昇
降手段51dの昇降ラツク53は、移送チエーン
46により移送される保持バー25が前端部に移
送される直前に下降端に待機保持され、上記保持
バー25が前端部に到ると、上記終端位置hの下
降端に待機保持された昇降ラツク53の支持爪5
5の支持溝54内に保持バー25の両端部25
a,25aが嵌入し、しかる後、上記第4の昇降
手段51dの昇降ラツク53が上方へ移動する。
この昇降ラツク53の上方への移動により、ガイ
ドレール48の前端部上の保持バー25は、昇降
ラツク53の下端の支持爪55で上昇端に位置す
るまで持ち上げられ、係止片32を利用してコン
ベアチエーン24に仮保持される。こうして急凍
工程fでコーテイング層が急凍されたアイスキヤ
ンデー15が上記コンベアチエーン24に吊下保
持されると、アイスキヤンデー15は、コンベア
チエーン24の間欠移動により搬送され、製品放
出位置bで反転手段34により反転されて放出さ
れる。
第6図は上記保持バーを急凍タンクの上面開口
部にそつて急凍始端開始から急凍終端位置へ移送
するための移送手段の第2の実施例を示すもので
ある。第1実施例の移送手段の同一物には同一符
号を付して説明を省略する。この第2の実施例の
移送手段の特徴は、駆動鎖車42の駆動源にクラ
ツチブレーキ付駆動モータのかわり流体圧シリン
ダを用いることである。第6図において、57は
上記枢軸45の軸端に取付固定した回転板で、こ
の回転板57の外面円周等配位置には複数の突起
58を突設してある。59は側枠43に取付ブラ
ケツト60を分して装着した流体圧シリンダ、6
1は流体圧シリンダ59のロツド62の先端に該
ロツド62と同芯状に取付固定された移動ロツド
で、この移動ロツド61は、上記回転板57の下
端近傍位置に水平に配置され、かつ、ガイド部材
63,63で摺動自在に案内保持される。64は
上記移動ロツド61の所定部位に枢軸65を介し
て上下方向に回転自在に枢着した押圧杆で、この
押圧杆64の先端押圧部64aを上記突起58と
衝合可能なように移動ロツド61より上方へ突出
させてある。66は移動ロツド61の下面の所定
部位に内方へ突出させて固設した係止杆で、この
係止杆66で上記押圧杆64の所定角度以上の回
動を規制し、該押圧杆64を図面に示すように傾
斜保持する。
そうして、急凍始端位置gにおいてガイドレー
ル48上に昇降載置され、かつ、複数のアイスキ
ヤンデー15を吊下保持した保持バー25を急凍
終端位置hに向けて間欠移動させる場合は、流体
圧シリンダ59のロツド62を突出退入動作させ
る。すると移動ロツド61がガイド部材63,6
3で案内保持されて直線的に前後移動し、その前
進時、移動ロツド61が前方へ向けて上がり傾斜
姿勢で保持された押圧杆64の先端押圧部64a
が、回転板57の下端に位置する突起58に衝合
して、該突起58を反時計方向に押圧する。する
と回転板57が枢軸45を中心に反時計方向(図
示矢印方向)に回転し、次の突起58が回転板5
7の下端に位置すると共に、枢軸45を介して駆
動鎖車42が回転し、移送チエーン46が定ピツ
チ移動する。移送チエーン42が定ピツチ移動し
たのち、移動ロツド61が後退すると、押圧杆6
4の先端押圧部64aの背面が、回転板57の下
端に位置する次の突起58に衝合し、先端押圧部
58が押圧されて枢軸65を中心に時計方向に回
動する。そして、移動ロツド61が後退端に位置
すると、回転板57の突起58による押圧杆64
に対する押圧が解除され、該押圧杆64は、係止
杆66に当接するまで枢軸65を中心に自重によ
り反時計方向へ回動して元の位置に復帰する。以
下上記動作を繰り返して移送チエーン46を定ピ
ツチずつ移動させて保持バー25を間欠移動させ
る。
第7図は移送手段の第3の実施例を示すもの
で、第1および第2の実施例を移送手段と同一物
には同一符号を付して説明を省略する。この第3
の実施例の移送手段の特徴は、駆動鎖車42の駆
動源に第2の実施例と同様に流体圧シリンダを用
いたことである。第7図において、67は上記枢
軸45の軸端に回動可能に枢着した回動レバー
で、この回動レバー67の先端部は流体圧シリン
ダ59のロツド62′の先端に枢軸68を介して
回動可能に枢着してある。69は上記回動レバー
61の内側面所定部位に枢軸70を介して回動可
能に枢着した押圧レバーで、この押圧レバー69
の先端下縁には、回転板57の突起58と係合し
て該突起58を押圧する切欠部69aを形成して
ある。71は上記回動レバー67の側端縁面の所
定部位に内方へ突出させて固設した係止杆で、こ
の係止杆71で上記押圧レバー67の所定角度以
上の回動を規制し該押圧レバー67を所定姿勢に
保持する。
そうして、上記保持バー25を間欠移動させる
場合は、流体圧シリンダ59のロツド62′を突
出内退入動作させる。すると回動レバー67が枢
軸45を中心に前後方向へ回動し、この回動レバ
ー67の前方への回動により、押圧レバー69が
係止杆71に当接した状態で前方へ移動する。押
圧レバー69が前方へ移動すると、押圧レバー6
9の切欠部69aが、回転板57の下端に位置す
る突起58に嵌合して、該突起58を反時計方向
に押圧する。この突起58の押圧により、第2の
実施例と同様に、回転板57が枢軸45を中心に
反時計方向(図示矢印方向)に回転し、次の突起
58が回転板57の下端に位置すると共に、枢軸
45を介して駆動鎖車42が回転し、移送チエー
ン46が定ピツチ移動する。移送チエーン46の
定ピツチ移動後、回動レバー67が後方へ回動す
ると、押圧レーバー69の下端縁面が回転板57
の下端に位置する次の突起58と衝合して、押圧
レバー69は枢軸70を中心に上方(反時計方
向)に持ち上げられる。そして、回動レバー67
が後方回動端に位置すると、押圧レバー69が、
係止杆71に当接するまで枢軸70を中心に時計
方向に回動して元の位置に復帰し、押圧レバー6
9の切欠部69aが回転板57の下端に位置する
突起58と対峙する。以下上記動作を繰り返して
移送チエーン46を定ピツチずつ移動させて保持
バー25を間欠移動させる。
第8図乃至第10図は移送手段の第4の実施例
を示すものである。本実施例の移送手段は上記急
凍タンク39の上部開口端に配設してある。上記
移送手段において、72,72は急凍タンク39
の両側に水平姿勢で平行に設置された固定レール
で、この固定レール72,72の上面で保持バー
25の両端部が摺接可能に案内保持される。7
3,73は急凍タンク39の両側において固定レ
ール72,72の内側に平行に、かつ、水平往復
移動可能に配設された取付バー、74は各取付バ
ー73,73の対称位置に枢軸75を介して回動
可能に定ピツチで、かつ、先端爪部74aを取付
バー73,73の上面より上方へ突出保持可能に
枢着された押圧爪、76,76は上記取付バー7
3,73の外側面にそつて、かつ、押圧爪74の
下方に設置した支持レールで、この支持レール7
6,76の上面76aに押圧爪74の下端面74
bを摺接可能に当接させ、取付バー73,73の
前進時、各押圧爪74を前方に向かつて上り傾斜
姿勢に保持し、その先端爪部74aを取付バー7
3,73の上面より上方に突出させて固定レール
72,72上の保持バー25を押圧するようにし
てある。77は上記取付バー73,73の端部を
連結固定した連結バー、78は上記取付バー7
3,73を直線的に水平往復移動させる流体圧シ
リンダで、この流体圧シリンダ78は、取付バー
73,73間の中心で、かつ、連結バー77の中
心部に取付固定してある。
そうして、急凍始端位置gにおいて固定レール
72,72上に昇降載置され、かつ、複数のアイ
スキヤンデー15を吊下保持した保持バー25を
急凍終端位置hに向けて間欠移動させる場合、上
記流体圧シリンダ78のロツド79を所定スロー
クで突出退入動作させると、取付バー73,73
が直線的に前後往復移動する。この取付バー7
3,73の前進時、上記取付バー73,73に枢
着された押圧爪74は、下端面74bが支持レー
ル76の上面76aと摺接して前方へ向かつて上
がり傾斜姿勢に保持され、先端爪部74aが取付
バー73,73の上面より上方に突出した状態で
定ピツチ移動する。すると上記急凍始端位置gに
載置された保持バー25は、押圧爪74の先端爪
部74aで押圧され、固定レール72,72上を
前方へ向かつて移動する。急凍始端位置gの保持
バー25が、押圧爪74で押圧されて移動する
と、次の保持バー25が急凍始端位置gにおいて
固定レール72,72上に昇降載置される。そし
て、前進した取付バー73,73が前進端に位置
したのち後退する。この取付バー73,73の後
退時、上記押圧爪74の先端爪部74aの背面部
が、上記急凍始端位置gに位置する保持バー25
に当たつて、押圧爪74が枢軸75を中心に反時
計方向に回動する。そして、取付バー73,73
が後退端に位置て、保持バー25による押圧爪7
4の押圧が解除されると、該押圧爪74は枢軸7
5を中心に時計方向に回動し、下端面74bが支
持レール76,76に当接して元の状態に復帰す
る。以下上記動作を繰り返すことにより急凍始端
位置gに位置する保持バー25を急凍終端位置h
へ向けて定ピツチずつ移送する。
尚、上記実施例では、コーテイング工程と急凍
工程とを1工程ずつ設けたが、コーテイング工程
と急凍工程とを交互に複数工程設けることによ
り、アイスキヤンデーに多層のコーテイング層を
形成することができる。また、アイスキヤンデー
のみならず、他の氷菓や冷凍食品等にも適用でき
ることは明らかである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、コーテイング後の氷菓等を急
凍液に浸漬した状態で移送し得るので、生産能率
を低下させることなく、氷菓等の表面硬化処理を
連続的に、かつ、長時間行うことが可能となり、
氷菓等の表面に形成された厚肉コーテイング層を
高能率で確実に急凍することができる。したがつ
て、氷菓等の表面に、粒状、ゼリー状、シヤーベ
ツト状、果肉、みぞれ状、粒ナツツ入チヨコレー
ト等の各種のコーテイングを厚く施して、ボリユ
ーム感のある商品を高能率で得ることが可能とな
り、商品の多様化および高級化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の実施例を示す概略正面
図、第2図は搬送手段の支持レールで保持バーを
支持した状態を示す側面説明図、第3図は移送手
段の概略正面図、第4図は移送手段の要部側断面
図、第5図は第1乃至第4の昇降手段の側面説明
図、第6図は移送手段の第2の実施例を示す部分
断面要部側面図、第7図は移送手段の第3の実施
例を示す要部側面図、第8図乃至第10図は移送
手段の第4の実施例を示すもので、第8図は介略
平面図、第9図は概略側断面図、第10図は第8
図のA−A線断面図である。第11図は従来装置
を適用した氷菓製造工程の一例を示す概略側面
図、第12図は無端状チエーンに対する成形用氷
管の取付構造の一例を示す介略正面図、第13図
は従来装置の他の従来例を適用した氷菓製造工程
を示す概略側面図である。 f……急凍工程、g……始端位置、h……終端
位置、21……搬送手段、24……コンベアチエ
ーン、25……保持バー、33……把持爪、39
……急凍タンク、40……移送手段、51c,5
1d……昇降手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 氷菓等を解放可能に吊下保持する複数の把持
    爪を並設した保持バーを、間欠的に循環移動する
    コンベアチエーンに、定ピツチで係脱可能に係止
    させて循環移動させ得るように支持し、かつ、上
    記コンベアチエーンの循環経路中に設けられた急
    凍工程で保持バーをコンベアチエーンから離脱可
    能とした搬送手段と、上記急凍工程において搬送
    手段の下方に設置され、かつ、急凍液が供給され
    た上面の開口した急凍タンクと、急凍タンクの上
    部開口端に上記搬送手段と同期駆動可能に配設さ
    れ、かつ、保持バーを急凍タンクの上面開口部に
    そつて急凍始端位置から急凍終端位置へ移送可能
    に支持する移送手段と、上記急凍工程の急凍始端
    位置および急凍終端位置に夫々配設され、かつ、
    搬送手段の間欠停止時、搬送手段と移送手段との
    間で保持バーを受け渡す対をなす昇降手段とから
    なり、急凍始端位置の一方の昇降手段により搬送
    手段から移送手段の一端部に載置された保持バー
    を、移送手段の駆動により、該保持バーに吊下保
    持された氷菓等を急凍タンク内の急凍液に浸漬し
    た状態で移送手段の他端部へ移送したのち、急凍
    終端位置の他方の昇降手段で持ち上げて搬送手段
    に係止させるようにしたことを特徴とする氷菓等
    の製造工程における表面硬化処理装置。
JP2119088A 1990-05-08 1990-05-08 氷菓等の製造工程における表面硬化処理装置 Granted JPH0416146A (ja)

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JPH06245709A (ja) * 1993-02-19 1994-09-06 Kanebo Ltd 微生物増殖防止機能を備えた冷菓製造用搬送装置
ATE544694T1 (de) * 2006-03-27 2012-02-15 Jeong-Min Lee Kappenanordnung mit lagerungskammer für sekundärmaterial mit beweglichem arbeitsglied
JP5851571B1 (ja) * 2014-09-01 2016-02-03 エスピー工業株式会社 製品処理装置及び氷菓製造装置

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