JPH0566851A - 複数の回路ブロツクへのタイミング信号付与方法 - Google Patents

複数の回路ブロツクへのタイミング信号付与方法

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JPH0566851A
JPH0566851A JP3229906A JP22990691A JPH0566851A JP H0566851 A JPH0566851 A JP H0566851A JP 3229906 A JP3229906 A JP 3229906A JP 22990691 A JP22990691 A JP 22990691A JP H0566851 A JPH0566851 A JP H0566851A
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JP
Japan
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signal
timing signal
line
timing
parallel running
Prior art date
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Application number
JP3229906A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Asada
善巳 浅田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0566851A publication Critical patent/JPH0566851A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】伝送遅延測定や遅延量設定の手間を省くととも
に、設定精度の向上を図ることを目的とする。 【構成】基板上に形成若しくは装着された複数の回路ブ
ロックB1〜Bnに共通のタイミング信号を与える方法で
あって、前記複数の回路ブロックB1〜Bnの形成箇所若
しくは装着箇所の直近を通る並走2線を前記基板上に敷
設し、該並走2線の一端側PAでかつ並走2線の一方の
線LAに前記タイミング信号SAを印加するとともに、該
並走2線の他端側PBでかつ並走2線の他方の線LBに前
記タイミング信号と同一の信号SBを印加し、該並走2
線上の複数ポイントP1〜Pnから一方の線LAによって
伝送されたタイミング信号SAと他方の線LBによって伝
送されたタイミング信号SBとを取り出し、これらの信
号対SA1、SB1〜SAn、SBnを各回路ブロックB1〜Bn
に与え、各信号対毎の時間差に基づいて、各回路ブロッ
クの動作タイミングに関する情報を再生することを特徴
とするものである。なお、C 1〜Cnは、タイミングに関
する情報の再生手段である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の回路ブロックへ
のタイミング信号付与方法に関する。近年、電子機器の
実装密度向上に伴って、例えば1つのパッケージ内に複
数のICチップを収めた、いわゆるマルチチップモジュ
ールが多用されるようになってきた。
【0002】こうしたモジュールでは、各ICチップに
対して共通の信号(例えばクロック信号)が与えられる
ことが多く、ICチップの高速化に伴うスキュー(伝送
遅延を主原因とする信号タイミングのずれ)の悪化が問
題となる。
【0003】
【従来の技術】図6はスキュー低減に有効な従来例であ
り、この例では、各回路ブロック10〜13毎の遅延回
路14〜17によって、共通信号の伝送遅延を補償す
る。例えば信号発生源18から回路ブロック10までの
伝送遅延がA、回路ブロック11までの伝送遅延がB、
回路ブロック12までの伝送遅延がC、回路ブロック1
3までの伝送遅延がDとし、かつA<B<C<D(すな
わち遅延Dが最も大きい)と仮定すると、遅延回路14
にD−Aの遅延量を与え、遅延回路15にD−Bの遅延
量を与え、遅延回路16にD−Cの遅延量を与え、遅延
回路17にD−0(ゼロ)の遅延量を与える。こうする
と、すべての伝送遅延が、遅延Dに合わせて均一化さ
れ、スキューが低減される。
【0004】図7は他の従来例であり、周波数の高いク
ロック信号を使用する回路ブロック(すなわち高速動作
する回路ブロック)に適用する例である。図7におい
て、代表して示す1つの回路ブロック20には、位相比
較回路21、遅延発生回路22および分周回路23が併
設されている。これらの併設回路は、所定の位相信号に
含まれる位相情報(一般に信号のエッジ情報)を抽出
し、適切な遅延量を発生してクロック信号に与えるため
のもので、クロック信号よりも遥かに周波数の低い位相
信号を用いることにより、安定的な遅延量設定を実現す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来例にあっては、信号発生源18から各回路ブロック
10〜13までの伝送遅延A〜Dをいちいち測定しなけ
ればならず、しかもこれらをバランスさせる最適な遅延
量を設定する必要があり、測定や設定に多くの手間を要
して面倒であるといった問題点がある。
【0006】また、後者の従来例にあっては、遅延量設
定の精度を向上しようとして位相信号の周波数を上げて
いくと、位相信号の伝送遅延が無視できなくなるといっ
た不具合があり、精度向上に限界があるといった問題点
がある。そこで、本発明は、伝送遅延測定や遅延量設定
の手間を省くとともに、設定精度の向上を図ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためその原理図を図1に示すように、基板上に形
成若しくは装着された複数の回路ブロックB1〜Bnに共
通のタイミング信号を与える方法であって、前記複数の
回路ブロックB1〜Bnの形成箇所若しくは装着箇所の直
近を通る並走2線を前記基板上に敷設し、該並走2線の
一端側PAでかつ並走2線の一方の線LAに前記タイミン
グ信号SAを印加するとともに、該並走2線の他端側PB
でかつ並走2線の他方の線LBに前記タイミング信号と
同一の信号SBを印加し、該並走2線上の複数ポイント
1〜Pnから一方の線LAによって伝送されたタイミン
グ信号SAと他方の線LBによって伝送されたタイミング
信号SBとを取り出し、これらの信号対SA1、SB1〜S
An、SBnを各回路ブロックB1〜Bnに与え、各信号対毎
の時間差に基づいて、各回路ブロックの動作タイミング
に関する情報を再生することを特徴とするものである。
なお、C1〜Cnは、タイミングに関する情報の再生手段
である。
【0008】
【作用】本発明では、2つのタイミング信号が並走2線
を介して逆向きに伝送され、この伝送された信号の対が
並走2線上の複数ポイントから取り出される。ここで、
任意のポイント(便宜的にPx)から取り出された信号
対のうち一方の信号SAxの伝送遅延DAxは、当該一方の
信号SAxを印加した並走2線の一端PAから任意ポイン
トPxまでの距離mAxに対応し、他方の信号SBxの伝送
遅延DBxは、当該他方の信号SBxを印加した並走2線の
他端PBから任意ポイントPxまでの距離m Bxに対応す
る。
【0009】例えば任意ポイントPxを並走2線の線路
長mTOTALのちょうど中間点(mTOTA L/2)とすると、
一方の信号SAの伝送遅延DAと他方の信号SBの伝送遅
延DBは等しく、この場合の信号対の時間差はほぼゼロ
となる。また任意ポイントを上記中間点から距離αだけ
ずらした点とすると、上記の距離mAx、mBxは、それぞ
れmAx+α、mBx−α(またはmAx−α、mBx+α)と
なり、一方の増大分(+α)と他方の減少分(−α)が
釣りあっていわゆる相補的な関係で増減する。
【0010】図2は例として3つのポイントP1、P2
nにおける各信号対の時間差を示す図である。dA1
A2およびdAnは、ポイント毎のタイミング信号SA1
A2、SAnの各伝送遅延、dB1、dB2およびdBnは、ポ
イント毎のタイミング信号S B1、SB2、SBnの各伝送
遅延であり、信号対毎の時間差はそれぞれW1、W2、W
nで示されている。
【0011】図からも理解されるように、W1、W2、W
nの中間点(T0)は、すべての信号対に同一の時間で与
えられる。したがって、このT0を基準とすることによ
り、複数の回路ブロックB1〜Bnに与える各タイミング
信号のスキューを低減できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3〜図4は本発明に係る複数の回路ブロックへ
のタイミング信号付与方法の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。図3において、30は基板であ
る。基板30はマルチチップモジュールの絶縁基板、ま
たはプリント配線板の樹脂基板、あるいは大規模集積回
路の半導体基板であり、この基板30上には、複数の回
路ブロック30 1、302、……30nが実装または装着
(絶縁基板や樹脂基板の場合)若しくは形成(半導体基
板の場合)されている。
【0013】基板30上にはまた、複数の回路ブロック
に直近するように引回された並走2線31が敷設されて
おり、この並走2線31と複数の回路ブロックが、それ
ぞれ最短距離で接続されている。並走2線31の一端P
Aおよび他端PBは基板30の外部に引き出されており、
その一端PAの線31Aに位相信号(発明の要旨に記載の
タイミング信号に相当)SAが印加され、他端PBの他方
の線31Bに上記位相信号と同一の信号SBが印加されて
いる。
【0014】なお、図3では省略しているが、並走2線
31に沿ってクロック信号線が敷設されており、複数の
回路ブロックには、並走2線31から取り出された位相
信号の対(発明の要旨に記載の信号対に相当)ととも
に、クロック信号が与えられる。図4は図3の回路図で
ある。複数のブロック301、302、30nは、それぞ
れ所定の機能を発揮する機能回路部Mと、タイミングに
関する情報の再生回路部Nとを含み、タイミングに関す
る情報の再生回路部Nは、並走2線31から取り込んだ
位相信号対の時間差を検出し、この時間差に基づいて、
機能回路部Mの動作タイミングに関する情報を再生す
る。
【0015】ここで、並走2線31を構成する一方の線
31Aを介して伝送される位相信号SAと、他方の線31
Bを介して伝送される位相信号SBとは、その伝送方向が
逆向きである。このため、信号SAの伝送遅延が図面の
右方向(R方向)に行くにつれて増大するのに対して信
号SBの伝送遅延は減少し、また信号SBの伝送遅延が図
面の左方向(L方向)に行くにつれて増大するのに対し
て信号SAの伝送遅延は減少する。信号SAの増大分(ま
たは減少分)と信号SBの減少分(または増大分)は常
に等しい関係(相補関係)にある。
【0016】並走2線31の線路長mTOTALのちょうど
中間点(mTOTAL/2)における一方の信号SAの伝送遅
延DAと他方の信号SBの伝送遅延DBとは概ね等値であ
るから、この場合の信号対の時間差はほぼゼロとなり、
また上記中間点から距離αだけずらした取り出しポイン
トにおける距離mAx、mBxは、それぞれmAx+α、mBx
−α(またはmAx−α、mBx+α)となる。このため、
一方の増大分(+α)と他方の減少分(−α)が常に釣
り合う関係になり、何れの取り出しポイントにおいて
も、上記中間距離mAx、mBxに対応するタイミングT0
を基準とした位相信号対の時間差が与えられる。
【0017】すなわち、任意の取り出しポイントにおけ
る一方の位相信号のエッジから他方の位相信号のエッジ
までのちょうど中間位置が上記タイミングT0になり、
このT0は、すべての回路ブロック301〜30nに等値
かつ共通で与えられる。したがって、このT0を基準と
して、クロック信号の遅延量を設定することにより、測
定の手間の軽減と設定の容易化を図ることができ、しか
も遅延量設定の精度を向上することができる。
【0018】図5はタイミングに関する情報の再生回路
部Nの一例である。図5において、2つの回路40、5
0は共通の構成を有しており、何れも、2個の可変遅延
回路41、42(略号VDG)と、1個の位相比較回路
43(略号PCC)とを備える(但し、回路50の内容
は省略)。VDGは、遅延パラメータDT1の内容に応
じて、連続的に変化する遅延量を発生し、位相信号SA
(またはSB)を0から徐々に遅延する。PCCは、V
DGによって遅延されたSA(またはSB)とVDGを通
らない非遅延SA(またはSB)との位相を比較して位相
の変化点を検知する。この位相変化点は、2つの信号S
A、SBのエッジの中間点、すなわち前述のタイミングT
0に相当する。回路40、50から出力された2つの位
相検知信号は制御回路60によって着順が判定され、先
に位相変化が検出された方の回路(40または50)を
選択するように、セレクタ61(略号SEL)が切り換
えられる。
【0019】62はセレクタ61の出力と分周回路63
の出力とを位相比較するPCCであり、このPCC62
で位相一致が検出されるように、適切な遅延パラメータ
DT 2が制御回路60で作られる。したがって、かかる
タイミングに関する情報の再生回路部Nによれば、2つ
の位相信号SA、SBの時間差に基づいて、適切な遅延量
(DT2)を発生し、クロック信号CKを遅延して内部
クロック信号DCKを生成することができ、測定や設定
を自動化してスキューの低減化を図ることができると共
に、低周波の位相信号により、高速クロック信号のスキ
ューを低減できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、並走2線の一方の線
(LA)によって伝送されたタイミング信号(SA)と他
方の線(LB)によって伝送されたタイミング信号
(SB)との時間差に基づいて、各回路ブロックの動作
タイミングに関する情報を再生するようにしたので、伝
送遅延の測定や遅延量設定の手間を省くことができる。
また低周波の位相信号との併用によって設定精度の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の信号対の時間差説明図である。
【図3】一実施例の基板配置概念図である。
【図4】一実施例の回路図である。
【図5】一実施例のタイミングに関する情報の再生回路
部の一例構成図である。
【図6】従来例の構成図である。
【図7】他の従来例の構成図である。
【符号の説明】
1〜Bn:回路ブロック PA:一端側 LA:一方の線 SA、SB:タイミング信号 PB:他端側 LB:他方の線 P1〜Pn:複数ポイント SA1、SB1〜SAn、SBn:信号対 C1〜Cn:タイミングに関する情報の再生手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成若しくは装着された複数の回
    路ブロック(B1〜Bn)に共通のタイミング信号を与え
    る方法であって、 前記複数の回路ブロック(B1〜Bn)の形成箇所若しく
    は装着箇所の直近を通る並走2線を前記基板上に敷設
    し、 該並走2線の一端側(PA)でかつ並走2線の一方の線
    (LA)に前記タイミング信号(SA)を印加するととも
    に、 該並走2線の他端側(PB)でかつ並走2線の他方の線
    (LB)に前記タイミング信号と同一の信号(SB)を印
    加し、 該並走2線上の複数ポイント(P1〜Pn)から一方の線
    (LA)によって伝送されたタイミング信号(SA)と他
    方の線(LB)によって伝送されたタイミング信号
    (SB)とを取り出し、 これらの信号対(SA1、SB1〜SAn、SBn)を各回路ブ
    ロック(B1〜Bn)に与え、 各信号対毎の時間差に基づいて、各回路ブロックの動作
    タイミングに関する情報を再生することを特徴とする複
    数の回路ブロックへのタイミング信号付与方法。
JP3229906A 1991-09-10 1991-09-10 複数の回路ブロツクへのタイミング信号付与方法 Pending JPH0566851A (ja)

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Cited By (3)

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Effective date: 19990608