JPH0566323B2 - - Google Patents

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JPH0566323B2
JPH0566323B2 JP59236574A JP23657484A JPH0566323B2 JP H0566323 B2 JPH0566323 B2 JP H0566323B2 JP 59236574 A JP59236574 A JP 59236574A JP 23657484 A JP23657484 A JP 23657484A JP H0566323 B2 JPH0566323 B2 JP H0566323B2
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mixture
zeolite
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crystallization
batch
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Ii Daburyuu Uoon Deiuitsudo
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Exxon Research and Engineering Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • C01B39/02Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof; Direct preparation thereof; Preparation thereof starting from a reaction mixture containing a crystalline zeolite of another type, or from preformed reactants; After-treatment thereof
    • C01B39/32Type L

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 本発明は、L型ゼオライトの製造方法に関し、
反応混合物の結晶化速度を向上させるために、同
じゼオライト組成を有する熟成した反応混合物
で、反応混合物に結晶種を加える製造方法に関す
るものである。
溶液の結晶化を行なうために、結晶種又は核剤
といわれているものを、その溶液に加えること
は、良く知られている。このことについて、米国
特許3071434には、工業的な方法として、十分に
結晶化した生成物を用いて結晶化を行なわせるこ
とが記載されている。しかしながら、この技術は
ゼオライトの合成における有用性を単に限定する
ことにとどまつている。例えば、この技術は、ゼ
オライトNaAの合成には用いることができるが、
フアウジヤサイト(faujasite)の合成には有効
でないからである。
結晶化を行なわせる他の方法は、米国特許
3433589に記載されており、これは、最初に結晶
の核が形成されるまで結晶化バツチの1部を冷却
熟成し、次に残りのバツチを加えて、最終的にバ
ツチを結晶化させるものである。この方法は、フ
アウジヤサイトの合成を目的として行なわれたも
のである。
第3の方法は、主結晶化バツチとは別に結晶の
核剤スラリーを調製し、これを接種剤として加え
るものである。核剤スラリーの組成は、結晶化バ
ツチの組成とは通常全く異なつており、1種以上
の構造のゼオライトの合成に用いられる。これら
については、米国特許3808326や4340573に記載さ
れている。又、有機のテンプレート(template)
を含む核剤スラリーを調製し、これを用いて、テ
ンプレートのない同じスラリーの結晶化を開始さ
せる方法が米国特許3947482に記載されている。
さらに、結晶種としてゼオライト様の部分的に結
晶化したもの、好ましくはフアウジヤサイトを用
いる方法が米国特許3321272に記載されている。
〔発明の概要〕
本発明は、次の工程を含むL型ゼオライトの製
造方法を提供するものである。
(a) 水、シリカ源及びアルミナ源、水酸化アルリ
リ金属及び場合によつては有機テンプレートカ
チオン源とを含む第1のL型ゼオライト組成の
水性混合物を調製し、 (b) 工程(a)で調製したゼオライト組成混合物を均
質化し、結晶化が開始し、行なわれるのに適し
た高温で十分の時間熟成して部分的に結晶化さ
せ、 (c) 第1の混合物と同じか又は実質的に同一の組
成を有する第2の新たに調製された混合物に、
少なくとも第1の水性混合物を一部を加え、 (d) 完全に又はほぼ完全にゼオライト相の結晶化
が行なわれるのに適した高温に、(c)工程からの
全反応混合物を保持する。
つまり、本発明には、結晶化を行なつているバ
ツチから時間の関数としてサンプリングし、次の
結晶化バツチに結晶種として加えた場合の核剤と
しての効果の測定によつて、L型ゼオライト組成
物の核剤ポテンシヤルを予め実験的に決定してお
くことが必要である。それぞれの組成とL型ゼオ
ライトは、特に最適な結晶化開始時間を有してい
る。
〔好ましい実施態様〕
本発明の方法によつて製造されるゼオライト
は、L型ゼオライトである。ここでいうゼオライ
トとは、Cuk〓放射から得られる特徴的なX線回
折パターンが米国特許3216789の表に示された主
d(Å)ピーク値を有する六方晶形に結晶化した
合成ゼオライトである。つまり通常のゼオライト
構造を有する。ゼオライトLはそれ自体、次の一
般式で表わされる。
0.9〜1.3Mn/2O:Al2O3:5.2〜6.9SiO2:xH2O 式中、Mは少なくとも1種の交換可能なカチオ
ン、nはMの原子価、xは0〜9を示す。米国特
許3216789には、ゼオライトLについて詳しく記
載されている。ゼオライトLは、直径が7〜10Å
の溝形(channel−shaped)の穴を有し、例えば
英国特許出願No82−14147の記載によると平均径
が少なくとも0.1ミクロン、アクペクト比が少な
くとも0.5の円柱形状の結晶形又は他の形態で生
じるとされている。SiO2:Al2O3の比が5.2〜6.9
以外のゼオライトも合成される。つまり、例え
ば、SiO2対Al2O3の比率が5.2以下の上記の定義に
入るL型ゼオライトは、ECR−2ゼオライトと
いわれ、この出願と同日に出願されたバウガン
(D.E.W.Vaughan)の“ECR−2結晶化ゼオラ
イト組成及びその製造方法(Crystalline Zeolite
Composition ECR−2 and Process for its
Preparation)”という標題の米国出願550897に
記載されている。このゼオライトは、ここに記載
された方法で効果的に製造される。
本発明の製造方法においては、水、シリカ源、
アルミナ源、アルカリ金属水酸化物及び場合によ
り有機テンプレートカチオン源とHCl又はAl2
(SO43のような酸や塩を含む第1の水性混合液
を調製する。このようなスラリーの調製方法は当
分野では良く知られており、部分の相対量は、生
成されるゼオライトに基づいて決定される。シリ
カ源としては、シリカゲル、ケイ酸、例えば米国
特許2574902に記載された水性コロイド状シリカ
ゾル、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウムなどが
好ましいが、これらに限定されない。L型ゼオラ
イトとしては、生成物の結晶化度が高いこと及び
比較的安価である点から、ケイ酸カリウムを用い
て製造するのが好ましい。
アルミナ源は種々の源から得られ、例えば
KOHとアルミナとの混合物を加熱して得られる
アルミン酸カリウム溶液、硫酸アルミニウム、カ
オリン、ハロイサイトやメタカオリンがあげられ
る。メタカオリンは、例えばカオリン又は
Al2O3:2SiO2・xH2O(xは1又は2)の酸化物
構成を有するハロイサイトクレーを600℃以上で
約2時間又はそれ以上の時間加熱して水和水を除
いて製造されるもので、無定型の構造を有し、反
応性に富んでいる。L型ゼオライトの製造におい
ては、アルミナ源として、アルミン酸カリウム及
びミヨウバン又はメタカオリンが好ましい。
アルカリ金属水酸化物としては、Li、Na、K、
Rb及びCsの水酸化物が用いられるが、特に合成
されるゼオライトに依存してきめられる。L型ゼ
オライトの製造においては、このうち、水酸化ナ
トリウムや水酸化カリウムが好ましく、さらに好
ましくは場合により少量の水酸化ナトリウムを含
む水酸化カリウムである。
場合により用いられる、水性混合物中に存在で
きる有機テンプレートカチオン源は、ゼオライト
構造を形成する際にテンプレートとして作用する
カチオンをゼオライトの合成において提供する化
合物をいう。本発明において好ましいテンプレー
トは、合成されるゼオライト組成に依存する。こ
のための好適なテンプレートとしては、テトラエ
チルアンモニウム、テトラプロピルアンモニウ
ム、テトラブチルアンモニウム及びビス(2ヒド
ロキシエチル)−ジメチルアンモニウムの水酸化
物やハロゲン化物が例示される。L型ゼオライト
の合成においては、テンプレート源を用いなくと
もよいが、炭素数1以上のアルキル基を少なくと
も2つ有するテトラアルキルアンモニウム塩を用
いると、純粋なL型ゼオライトの結晶が得られる
ので好ましい。
成分の混合順序は重要ではないが、製造するゼ
オライトによつてきまつてくる。水溶液は、金
属、ガラス、プラスチツクなどでできた容器中で
調製され、水の損失を防ぐために密封したり、水
の含有量を一定とするための装置がついているの
がよい。
第1の水性混合物を調製した後、組織的に実質
的に均一となるように徹底的に混合して均質にす
る。この工程は、最終的に得られるゼオライト生
成物が種々の生成物の混合物ではなく、又、不純
物をなくすためにも必要である。混合は、ブレン
ダー又は撹拌機付きの反応器のような混合が効果
的に行われる容器内で行なう。
次に、均質化した第1の水性混合液を反応器に
入れ、高温で熟成する。熟成温度は、通常ゼオラ
イトの結晶化が起こる温度である。そして温度が
低ければ低い程、通常は熟成時間が長くなる。こ
のため、熟成は通常70〜280℃、好ましくは、90
〜150℃の範囲で行われる。それぞれの温度範囲
における好適な熟成時間は、結晶化バツチ(第2
の混合液)に一定の熟成間隔で、熟成した混合物
の一部分を加え、後述する実施例で述べるX線回
折分析によつて結晶化度を求めることによつて容
易に求めることができる。適した熟成時間や温度
で行うことによつて、最短時間で希望のゼオライ
トの純粋な結晶を得ることができる。例えば、ゼ
オライトLの製造において、第1の水溶液を100
℃で熟成した場合は、熟成時間を2〜3日とする
のがよい。この期間内に第1の混合液では、ほん
の部分的な結晶化が起る。第1の混合物に目に見
えるような結晶化が起つていなくても、第1の混
合液を第2の混合液に加えると、第2の混合液の
結晶化速度が増加するということが見出された。
ゼオライトLの製造において部分的な結晶化が起
ると結晶化速度は向上する。しかしながら、第1
の混合液が完全に結晶化が終つていると、これを
加えても第2の混合液の結晶化速度は大きな影響
を受けない。つまり、主反応(第2の)混合物の
結晶化速度を最大にするためには、種の混合物の
結晶化の度合に最適なものがある。一般に、熟成
した混合物の結晶化度は、5〜80%の範囲であ
る。結晶化速度を向上させるためには、第1の混
合物の少なくとも一部分を加えたときに、結晶種
のない第2の混合物の結晶化速度(時間の関数と
しての結晶化の重量%)が向上することが重要で
ある。
第1の混合物を熟成した後、以前の実験から最
適と思われる量にもとずき、その一部分、好まし
くは第2の混合物の重量の約20〜60%の量で、第
2の混合物に添加する。第2の水性混合液は、新
たに調製したL型ゼオライトの組成的な混合物で
あり、第1の混合液と同一又は実質的に同一(約
10%以下の変動で)なもので均質化されたものを
意味する。
本発明の最終工程においては、前の工程からの
結晶種を付された全反応混合物を、完全に又は実
質的に完全な結晶化、すなわち50%以上、好まし
くは70%以上の結晶化が行われるのに適した高温
に保持する。一般に反応混合物が結晶化する温度
は、約70〜280℃、好ましくは90〜150℃、より好
ましくは100℃である。
ゼオライトの結晶が、十分量得られた場合は、
通常反応混合物を濾過してゼオライトを収集し、
次いで洗浄、好ましくは脱イオン水又は蒸留水で
洗浄して過剰な母液を除去する。純度のよい生成
物を得るために、生成物と平衡に達した洗液のPH
が約9〜12の間となるまで洗浄をくり返すべきで
ある。洗浄工程終了後、ゼオライト結晶を乾燥
し、焼成する。
本発明の結晶種を付ける製造法の重要な点は、
連続バツチプロセスのカスケードモードにおいて
用いられることであり、このプロセスでは、部分
的に結晶化したバツチ(N)は次のバツチ(N+1)
に結晶種を付けるのに用いられる。この方法によ
れば、例えば米国特許3639099、3808326及び
4340573に記載されているように別の結晶種成分
をつくつたり、結晶種をつくるためにのみ使用さ
れる非生産的な装置を設ける必要がなくなる。
本発明の方法によつて製造されるゼオライト
が、ゼオライトLのタイプの場合には、このもの
は、吸着剤として、又は、例えばクラツキング、
リホーミング操作、異性化、芳香族化、アルキル
化や滑潤原料、燃料のハイドロクラツキングなど
の炭化水素変換プロセスにおける触媒として用い
られる。このような目的に用いるために、上記の
方法で製造したゼオライトLは、約500℃までの
温度で乾燥した少なくとも部分的に脱水するか、
又はそれ以上の温度で水和水のほとんど又は全部
が除去されるまで脱水するのがよい。
ゼオライト構造におけるカチオンの一部又は全
部を他のカチオンで置換することやカチオンとし
てゼオライトの酸型(水素を含む)を用いるのも
好ましい。このための交換可能なカチオンとして
は、周期表のグループ〜グループから選ばれ
る金属のカチオンが好ましい。このうちでも、バ
リウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、セ
シウム、リチウム、マグネシウム、ストロンチウ
ム、亜鉛イオンのように、及びのグループ
から選ばれる1価、2価、3価の金属イオンを含
むカチオン、他の稀土類、アンモニア及びアルキ
ルアンモニウムカチオンが好ましい。この置換は
通常のイオン交換技術によつて行うことができ、
このことについては例えば米国特許3216789に記
載されている。
次に行なう金属の添加は、交換、塩の含浸、錯
体形成によつて行なうことができ、その後適当な
粉砕や焼成を行なう。
次に実施例により、さらに本発明の実施態様を
説明する。すべての実施例中、特記する場合を除
き、部及び%は重量部及び重量%を意味し、温度
は℃である。
実施例 1 水25gに、20.1gのKOH(85%溶液として)を
溶解し、次に16.2gのアルミナ(Al2O3・3H2O)
を加え、アルミナが溶解するまでこの混合液を加
熱し、その後、混合液を室温まで冷却したアルミ
ン酸カリウム溶液を調製した。又、水35gに25.2
gの硫酸アルミニウム(Al2(SO43・17H2O)を
溶かしてミヨウバン溶液を調製した。
次に撹拌を速く行ないながら、293.7gのケイ
酸カリウムにアルミン酸カリウム溶液を加え、続
いてミヨウバン溶液を加えた。得られたスラリー
に水を加えて全量を500gとし、テトラフルオロ
エチレン製の500mlの容器に移した。スラリーは、
酸化物のモル比として、次の組成を有している。
K2O:Al2O3 3 SiO2:Al2O3 9 H2O:Al2O3 135 分析: 1 結晶種のないバツチ この混合物を100℃のオーブンに入れ、経時
でサンプリングし、X線回折を行ない結晶化度
を分析した。
2 結晶種を入れたバツチ (a) 結晶種添加用のバツチ 上記の方法で調製した混合物を100℃のオ
ーブンに入れ、1日ごとの間隔で、次の反応
混合物に結晶種を加えるのに用いた。
(b) 結晶種を加えたバツチ ●バツチ(1日熟成) 結晶種添加用バツチを調整後、1日後に
上記の方法で調整したバツチに、結晶種添
加用バツチ(現在1日高温で熟成)0.50g
を加えた。得られたスラリーを100℃で加
熱し、10〜20時間の間隔でサンプリングし
た。ゼオライトLの結晶の度合をX線回折
で分析した。
●バツチ(2日熟成) 結晶種添加用バツチを調整後、2日後に
上記の方法で調製したバツチに、結晶種添
加用バツチ(現在2日間高温で熟成)0.50
gを加えた。得られたスラリーを100℃で
加熱し、バツチで述べたのと同様にして
X線回折で分析した。
●バツチ(3日熟成) 結晶種添加用バツチを調製後、3日後に
上記の方法で調製したバツチに、結晶種添
加用バツチ(現在3日間高温で熟成)0.50
gを加えた。得られたスラリーを100℃で
加熱し、バツチで述べたのと同様にして
X線回折で分析した。
●バツチ(4日熟成) 結晶種添加用バツチを調製後、4日後に
上記の方法で調製したバツチに、結晶種添
加用バツチ(現在4日間高温で熟成)0.50
gを加えた。得られたスラリーを100℃で
加熱し、バツチで述べたのと同様にして
X線回折で分析した。
結晶化速度におよぼす高温熟成の効果とし
て、バツチ〜及び結晶種のないバツチに
おける結晶化の度合をまとめて第1図に示し
た。
上記の結果から、少なくとも1日間高温で熟
成した別のバツチの1部分で、新らたに調整し
たバツチに結晶種を加えると、その結晶種添加
用のバツチに見わけられるような結晶がない場
合であつても、新らたに調製されたバツチの結
晶化速度が向上することがわかつた。しかしな
がら、結晶種を加える効果は、加える結晶種が
ある程度の結晶化度を有している場合に最適と
なる。完全に又はほぼ完全に結晶化したもので
は、その結晶種は、結晶種を加える効果又は核
剤としての効果を失う。100℃で1〜4時間熟
成した場合のように結晶が活性な成長表面を有
する場合に、最適な結晶種添加効果が得られ
る。結晶種添加用バツチが2〜3日という最適
な期間で熟成された場合に、これを用いると、
結晶種を加えられたバツチの結晶化速度は非常
に速くなり、完全な結晶が30〜40時間で生成す
る。
実施例 2 実施例1と同様の操作により、ケイ酸カリウム
の代りにSiO2を40%含む市販の水性懸濁液及び
下記の成分とを用いて、同様のゼオライトLのス
ラリー組成物を得た。
57.6g KOH(85%溶液) 23.3g Al2O3・3H2O 201.3g SiO2水性懸濁液 218g 水 実施例1の操作に準じ、結晶種のないバツチ及
びそれぞれ1、2、3、4日間熟成した結晶種添
加用バツチで結晶種を加えたバツチ〜を調製
し、試験を行なつた。得られた結晶化速度を第2
図に示した。3日間熟成したもので結晶種を加え
たものが、ゼオライトLに関して最高の結晶化速
度を示した。
以上のように、本発明は、結晶種添加用組成物
を高温で最適期間熟成し、次に、高温でゼオライ
トの結晶化を開始させるために、個々のゼオライ
ト合成用組成物にこれを添加することを含む、L
型ゼオライトの製造方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ケイ酸カリウムを用いて合成したゼ
オライトLの5つのバツチについての100℃での
結晶化速度を示す。この5つのバツチのうちの1
つは結晶種を添加しなかつたものであり、他の4
つは、それぞれ100℃で1〜4日間熟成した結晶
種添加用バツチで結晶種を加えたものである。第
2図は、コロイダルシリカを用いて合成したゼオ
ライトLの5つのバツチについての100℃での結
晶化速度を示す。この5つのバツチのうち1つは
結晶種を添加しなかつたものであり、他の4つ
は、それぞれ100℃で1〜4日間熟成した結晶種
添加用バツチで結晶種を加えたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の工程、 (a) 水、シリカ源、アルミナ源、アルカリ金属水
    酸化物及び場合によつては有機テンプレートカ
    チオン源とを含有する第1のL型ゼオライトの
    水性組成混合物を調製し、 (b) 工程(a)のゼオライトの組成的混合物を均質化
    し、結晶化が開始又は行われるのに十分な高温
    及び時間熟成して部分的に結晶化させ、 (c) 第1の混合物と同一又は実質的に同一の組成
    を有する新たに調製した第2の混合物に、第1
    の水性混合物の少なくとも一部を加え、 (d) 工程(c)からの全反応混合物を、完全に又は実
    質上完全にゼオライト相の結晶化が行われるの
    に十分な高温に保持する、 工程を有することを特徴とするL型ゼオライトの
    製造方法。 2 ゼオライトが、SiO2:Al2O3の比が5.2〜6.9
    であるゼオライトLである特許請求の範囲第1項
    記載の製造方法。 3 反応混合物中に、有機テンプレートが存在し
    ない特許請求の範囲第1項記載の製造方法。 4 シリカ源が、ケイ酸カリウムであり、アルミ
    ナ源がアルミン酸カリウムであり、アルカリ金属
    水酸化物が水酸化カリウムである特許請求の範囲
    第1項記載の製造方法。 5 第1の水性混合物が工程(b)において、90〜
    150℃で1〜4日間熟成される特許請求の範囲第
    1項記載の製造方法。 6 第1の水性混合物が、工程(b)において約100
    ℃で2〜3日間熟成される特許請求の範囲第1項
    記載の製造方法。 7 工程(b)における全反応混合物が、70〜280℃
    に保持される特許請求の範囲第1項記載の製造方
    法。 8 工程(b)における全反応混合物が、90〜150℃
    に保持される特許請求の範囲第1項記載の製造方
    法。 9 工程(b)から得られた部分的に結晶化したL型
    ゼオライト組成水性第1混合物の一部を、同じ組
    成の次のバツチに、カスケード連続バツチ結晶化
    プロセスで添加する特許請求の範囲第1項記載の
    製造方法。
JP59236574A 1983-11-10 1984-11-09 L型ゼオライトの製造方法 Granted JPS60127223A (ja)

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US550890 1983-11-10

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JP (1) JPS60127223A (ja)
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