JPH056601A - ヘツド装置 - Google Patents
ヘツド装置Info
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- JPH056601A JPH056601A JP3158186A JP15818691A JPH056601A JP H056601 A JPH056601 A JP H056601A JP 3158186 A JP3158186 A JP 3158186A JP 15818691 A JP15818691 A JP 15818691A JP H056601 A JPH056601 A JP H056601A
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- Japan
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- tape
- urging
- biasing
- tape guide
- head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、テープを安定に走行させるヘッド
装置の提供を目的する。 【構成】 テープ入り側に第1の位置規制部2a、第1
の付勢部2b、第2の摺接部2cを設けた第1のテープ
ガイドと、テープ出側に第2の位置規制部3a、第2の
付勢部3b、第2の摺接部3cを設けた第2のテープガ
イドを備え、第1の付勢部2bと第2の付勢部3bで発
生する付勢力を等しく設定する構成を有する。
装置の提供を目的する。 【構成】 テープ入り側に第1の位置規制部2a、第1
の付勢部2b、第2の摺接部2cを設けた第1のテープ
ガイドと、テープ出側に第2の位置規制部3a、第2の
付勢部3b、第2の摺接部3cを設けた第2のテープガ
イドを備え、第1の付勢部2bと第2の付勢部3bで発
生する付勢力を等しく設定する構成を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音楽や情報等の記録・再
生が可能な磁気記録再生装置に用いられ、テープを安定
に走行させることを目的としたヘッド装置に関する。
生が可能な磁気記録再生装置に用いられ、テープを安定
に走行させることを目的としたヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘッド装置としては、例えば実公
平2−30101号公報に示すオーディオ用ヘッド装置
がある。
平2−30101号公報に示すオーディオ用ヘッド装置
がある。
【0003】以下、オーディオ用として従来から用いら
れているヘッド装置について説明する。図8は従来のヘ
ッド装置を斜め上方より見た斜視図であり、図9は同ヘ
ッド装置の側面図、図10は同ヘッド装置の要部拡大図
である。図において30はヘッド1の左右に張り付けら
れたテープガイドであり矢印の方向へ進むテープ4を案
内し、ヘッド1に対して所定の位置に位置決めしてい
る。次に、このテープガイド30によりテープ4のヘッ
ド1に対する位置決めが可能となる原理について説明す
る。図9において位置規制部30aと付勢部30bに挟
まれたテープ摺接部30cの長さがテープ4の幅よりも
短いため図に示すように付勢部30bによりテープ4は
変形する。このテープ4の変形により付勢部30bに力
Nが作用し位置規制部30aに向かう付勢力Qが発生す
る。この付勢力Qによりテープ4は常に位置規制部30
aと摺接しながら走行し、ヘッド1に対するテープ4の
位置を常に一定に保つことができる。
れているヘッド装置について説明する。図8は従来のヘ
ッド装置を斜め上方より見た斜視図であり、図9は同ヘ
ッド装置の側面図、図10は同ヘッド装置の要部拡大図
である。図において30はヘッド1の左右に張り付けら
れたテープガイドであり矢印の方向へ進むテープ4を案
内し、ヘッド1に対して所定の位置に位置決めしてい
る。次に、このテープガイド30によりテープ4のヘッ
ド1に対する位置決めが可能となる原理について説明す
る。図9において位置規制部30aと付勢部30bに挟
まれたテープ摺接部30cの長さがテープ4の幅よりも
短いため図に示すように付勢部30bによりテープ4は
変形する。このテープ4の変形により付勢部30bに力
Nが作用し位置規制部30aに向かう付勢力Qが発生す
る。この付勢力Qによりテープ4は常に位置規制部30
aと摺接しながら走行し、ヘッド1に対するテープ4の
位置を常に一定に保つことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の構成では、ヘッド1の左右に配設されたテープガ
イドのどちらも図9に示す角度Mが同じであるためテー
プ4の変形量は同じであるがヘッド1からテープ4が送
り出されるテープ出側においてはヘッド1とテープ4の
摩擦による負荷が加わりテープに働く張力はヘッド1へ
送り込まれるテープ入り側よりも大きくなる。つまり、
テープ入り側の付勢部30bに作用する力を示した図1
0(a)とテープ出側の付勢部30bに作用する力を示
した図10(b)から明らかなようにテープ4の変形に
より発生する力Nよりも力Rの方が大きくなり、必然的
に位置規制部30a方向にテープ4を付勢する付勢力は
QよりUの方が大きくなってしまう。したがって、テー
プ入り側とテープ出側では付勢力が異なることになり走
行が不安定となる。さらに、テープ出側の付勢部30a
の方が摩耗量が大きく、またテープに与える損傷も大き
いという欠点があった。
従来の構成では、ヘッド1の左右に配設されたテープガ
イドのどちらも図9に示す角度Mが同じであるためテー
プ4の変形量は同じであるがヘッド1からテープ4が送
り出されるテープ出側においてはヘッド1とテープ4の
摩擦による負荷が加わりテープに働く張力はヘッド1へ
送り込まれるテープ入り側よりも大きくなる。つまり、
テープ入り側の付勢部30bに作用する力を示した図1
0(a)とテープ出側の付勢部30bに作用する力を示
した図10(b)から明らかなようにテープ4の変形に
より発生する力Nよりも力Rの方が大きくなり、必然的
に位置規制部30a方向にテープ4を付勢する付勢力は
QよりUの方が大きくなってしまう。したがって、テー
プ入り側とテープ出側では付勢力が異なることになり走
行が不安定となる。さらに、テープ出側の付勢部30a
の方が摩耗量が大きく、またテープに与える損傷も大き
いという欠点があった。
【0005】本発明は上記欠点を解消し、テープ走行の
安定化を図り、かつ付勢部の摩耗量とテープに与えるダ
メージを軽減するヘッド装置を提供することを目的とす
る。
安定化を図り、かつ付勢部の摩耗量とテープに与えるダ
メージを軽減するヘッド装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ヘッドのテープ入り側に設けた第1のテー
プガイドと、第1のテープガイドの一端に設けたテープ
の幅方向端部が摺接する第1の位置規制部と、第1のテ
ープガイドの他端に設けたテープを第1の位置規制部へ
付勢する第1の付勢部と、ヘッドのテープ出側に設けた
第2のテープガイドと、第2のテープガイドの一端に設
けたテープの幅方向端部が摺接する第2の位置規制部
と、第2のテープガイドの他端に設けたテープを第2の
位置規制部へ付勢する第2の付勢部とを備え、第1の付
勢部による第1の位置規制部へのテープ付勢力と第2の
付勢部による第2の位置規制部へのテープ付勢力をほぼ
等しくした構成を有し、また、ヘッドのテープ入り側の
設けた第1のテープガイドと、第1のテープガイドの一
端に設けたテープの幅方向端部が摺接する第1の位置規
制部と、第1のテープガイドの他端に設けたテープを第
1の位置規制部へ付勢する第1の付勢部と、第1の位置
規制部と第1の付勢部の間に設けた第1の摺接部と、ヘ
ッドのテープ出側に設けた第2のテープガイドと、第2
のテープガイドの一端に設けたテープの幅方向端部が摺
接する第2の位置規制部と、第2のテープガイドの他端
に設けたテープを第2の位置規制部へ付勢する第2の付
勢部と、第2の位置規制部と第2の付勢部の間に設け、
第1の付勢部よりもテープを少なく変形させるように形
成した第2の摺接部とを備えた構成を有し、また、一端
にテープの幅方向端部が摺接する第1の位置規制部と、
他端にテープを第1の位置規制部へ付勢する第1の付勢
部とを備え、ヘッドのテープ入り側に設けた第1のテー
プガイドと、一端にテープの幅方向端部が摺接する第2
の位置規制部と、他端にテープを第2の位置規制部へ付
勢する第2の付勢部とを備え、ヘッドのテープ出側に設
け、第1のテープガイドと異なる材質からなる第2のテ
ープガイドとを備えた構成を有する。
するために、ヘッドのテープ入り側に設けた第1のテー
プガイドと、第1のテープガイドの一端に設けたテープ
の幅方向端部が摺接する第1の位置規制部と、第1のテ
ープガイドの他端に設けたテープを第1の位置規制部へ
付勢する第1の付勢部と、ヘッドのテープ出側に設けた
第2のテープガイドと、第2のテープガイドの一端に設
けたテープの幅方向端部が摺接する第2の位置規制部
と、第2のテープガイドの他端に設けたテープを第2の
位置規制部へ付勢する第2の付勢部とを備え、第1の付
勢部による第1の位置規制部へのテープ付勢力と第2の
付勢部による第2の位置規制部へのテープ付勢力をほぼ
等しくした構成を有し、また、ヘッドのテープ入り側の
設けた第1のテープガイドと、第1のテープガイドの一
端に設けたテープの幅方向端部が摺接する第1の位置規
制部と、第1のテープガイドの他端に設けたテープを第
1の位置規制部へ付勢する第1の付勢部と、第1の位置
規制部と第1の付勢部の間に設けた第1の摺接部と、ヘ
ッドのテープ出側に設けた第2のテープガイドと、第2
のテープガイドの一端に設けたテープの幅方向端部が摺
接する第2の位置規制部と、第2のテープガイドの他端
に設けたテープを第2の位置規制部へ付勢する第2の付
勢部と、第2の位置規制部と第2の付勢部の間に設け、
第1の付勢部よりもテープを少なく変形させるように形
成した第2の摺接部とを備えた構成を有し、また、一端
にテープの幅方向端部が摺接する第1の位置規制部と、
他端にテープを第1の位置規制部へ付勢する第1の付勢
部とを備え、ヘッドのテープ入り側に設けた第1のテー
プガイドと、一端にテープの幅方向端部が摺接する第2
の位置規制部と、他端にテープを第2の位置規制部へ付
勢する第2の付勢部とを備え、ヘッドのテープ出側に設
け、第1のテープガイドと異なる材質からなる第2のテ
ープガイドとを備えた構成を有する。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、ヘッドのテープ
入り側に設けたテープガイドで発生する付勢力とヘッド
のテープ出側に設けたテープガイドで発生する付勢力を
等しくし、さらに、テープ入り側に設けたテープガイド
の第1の付勢部で発生せする摩耗量とテープ出側に設け
たテープガイドの第2の付勢部で発生する摩耗量とのバ
ランスをとることとなる。
入り側に設けたテープガイドで発生する付勢力とヘッド
のテープ出側に設けたテープガイドで発生する付勢力を
等しくし、さらに、テープ入り側に設けたテープガイド
の第1の付勢部で発生せする摩耗量とテープ出側に設け
たテープガイドの第2の付勢部で発生する摩耗量とのバ
ランスをとることとなる。
【0008】
【実施例】(実施例1)以下、本発明のヘッド装置の第
1の実施例を図面を参照しながら説明する。
1の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0009】図1は本発明のヘッド装置を正面上方より
見た斜視図、図2,図3は側面図、図4は図2,図3の
詳細な説明のための要部詳細図である。図において、第
1のテープガイド2と第2のテープガイド3はヘッド1
の左右に張り付けられており、矢印の方向へ走行するテ
ープ4を案内し、ヘッド1に対して所定の位置を通過す
るようにテープ4を位置決めしている。図2,図4
(a)に示す第1のテープガイド2において第1の位置
規制部2aと第1の付勢部2bに挟まれた第1のテープ
摺接部2cの長さがテープ4の幅よりも短いため図に示
すようにテープ面に対してある角度を持った第1の付勢
部2bによりテープ4は変形する。このテープ4の変形
により第1の付勢部2bに力C1が作用し第1の位置規
制部2aに向かう付勢力F1が発生する。この付勢力F
1によりテープ4は常に第1の位置規制部2aと摺接し
ながら走行する。
見た斜視図、図2,図3は側面図、図4は図2,図3の
詳細な説明のための要部詳細図である。図において、第
1のテープガイド2と第2のテープガイド3はヘッド1
の左右に張り付けられており、矢印の方向へ走行するテ
ープ4を案内し、ヘッド1に対して所定の位置を通過す
るようにテープ4を位置決めしている。図2,図4
(a)に示す第1のテープガイド2において第1の位置
規制部2aと第1の付勢部2bに挟まれた第1のテープ
摺接部2cの長さがテープ4の幅よりも短いため図に示
すようにテープ面に対してある角度を持った第1の付勢
部2bによりテープ4は変形する。このテープ4の変形
により第1の付勢部2bに力C1が作用し第1の位置規
制部2aに向かう付勢力F1が発生する。この付勢力F
1によりテープ4は常に第1の位置規制部2aと摺接し
ながら走行する。
【0010】次に、テープ4は矢印の方向ほ走行してい
るためテープ出側ではヘッド1とテープ4による摩擦力
のためテープ張力が増える。つまり、第1の付勢部2b
のテープ面に対する角度と第2の付勢部3bのテープ面
に対する角度が同じであれば、発明が解決しようとする
課題において述べたように必然的に第2の付勢部3bで
発生する付勢力の方が大きくなる。しかし、図3,図4
(b)のように第1の付勢部の角度A1よりも第2の付
勢部の角度A2を小さくすることにより、テープ4の変
形量がL1からL2に小さくなるため第2の付勢部3b
に作用する力は小さくなり、発生する付勢力も小さくな
る。したがって、第1の付勢部2bで発生する付勢力F
1と第2の付勢部3bで発生する付勢力F2が等しくな
るように第2の付勢部の角度A2を設定することにより
安定なテープ走行を得ることができる。
るためテープ出側ではヘッド1とテープ4による摩擦力
のためテープ張力が増える。つまり、第1の付勢部2b
のテープ面に対する角度と第2の付勢部3bのテープ面
に対する角度が同じであれば、発明が解決しようとする
課題において述べたように必然的に第2の付勢部3bで
発生する付勢力の方が大きくなる。しかし、図3,図4
(b)のように第1の付勢部の角度A1よりも第2の付
勢部の角度A2を小さくすることにより、テープ4の変
形量がL1からL2に小さくなるため第2の付勢部3b
に作用する力は小さくなり、発生する付勢力も小さくな
る。したがって、第1の付勢部2bで発生する付勢力F
1と第2の付勢部3bで発生する付勢力F2が等しくな
るように第2の付勢部の角度A2を設定することにより
安定なテープ走行を得ることができる。
【0011】このように本第1の実施例によれば、第1
と第2のテープガイドの付勢部の角度を適切な値に選定
することによって、テープに与える付勢力を均等にして
安定なテープ走行を実現する。
と第2のテープガイドの付勢部の角度を適切な値に選定
することによって、テープに与える付勢力を均等にして
安定なテープ走行を実現する。
【0012】(実施例2)本発明のヘッド装置の第2の
実施例を図面を参照しながら説明する。
実施例を図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明のヘッド装置を正面上方より
見た斜視図、図5,図6は側面図、図7は図5,図6の
詳細な説明のための要部詳細図である。図において、第
1のテープガイド2と第2のテープガイド3はヘッド1
の左右に張り付けられており、矢印の方向ほ走行するテ
ープ4を案内し、ヘッド1に対して所定の位置を通過す
るようにテープ4を位置決めしている。図5,図7
(a)に示す第1のテープガイド2において第1の位置
規制部2aと第1の付勢部2bに挟まれた第1のテープ
摺接部2cの長さがテープ4の幅よりも短いため図に示
すようにテープ面に対してある角度を持った第1の付勢
部2bよりテープ4は変形する。このテープ4の変形に
より第1の付勢部2bに力G1が作用し第1の位置規制
部2aに向かう付勢力J1が発生する。この付勢力J1
によりテープ4は常に第1の位置規制部2aと摺接しな
がら走行する。
見た斜視図、図5,図6は側面図、図7は図5,図6の
詳細な説明のための要部詳細図である。図において、第
1のテープガイド2と第2のテープガイド3はヘッド1
の左右に張り付けられており、矢印の方向ほ走行するテ
ープ4を案内し、ヘッド1に対して所定の位置を通過す
るようにテープ4を位置決めしている。図5,図7
(a)に示す第1のテープガイド2において第1の位置
規制部2aと第1の付勢部2bに挟まれた第1のテープ
摺接部2cの長さがテープ4の幅よりも短いため図に示
すようにテープ面に対してある角度を持った第1の付勢
部2bよりテープ4は変形する。このテープ4の変形に
より第1の付勢部2bに力G1が作用し第1の位置規制
部2aに向かう付勢力J1が発生する。この付勢力J1
によりテープ4は常に第1の位置規制部2aと摺接しな
がら走行する。
【0014】次に、テープ4は矢印の方向へ走行してい
るためテープ出側ではヘッド1とテープ4による摩擦力
のためテープ張力が増える。つまり、第1の付勢部2b
のテープ面に対する角度と第2の付勢部3bのテープ面
に対する角度が同じであれば、発明が解決しようとする
課題において述べたように必然的に第2の付勢部3bで
発生する付勢力の方が大きくなる。しかし、図6,図7
(b)のように第1の摺接部2cの長さV1よりも第2
の摺接部3cの長さV2を長くすることによりテープ4
の変形量がK1からK2に小さくなるため第2の付勢部
3bに作用する力は小さくなり、発生する付勢力も小さ
くなる。したがって、第1の付勢部2bで発生する付勢
力J1と第2の付勢部3bで発生する付勢力J2が等し
くなるように第2の摺接部3cの長さV2を設定するこ
とにより安定なテープ走行を得ることができる。
るためテープ出側ではヘッド1とテープ4による摩擦力
のためテープ張力が増える。つまり、第1の付勢部2b
のテープ面に対する角度と第2の付勢部3bのテープ面
に対する角度が同じであれば、発明が解決しようとする
課題において述べたように必然的に第2の付勢部3bで
発生する付勢力の方が大きくなる。しかし、図6,図7
(b)のように第1の摺接部2cの長さV1よりも第2
の摺接部3cの長さV2を長くすることによりテープ4
の変形量がK1からK2に小さくなるため第2の付勢部
3bに作用する力は小さくなり、発生する付勢力も小さ
くなる。したがって、第1の付勢部2bで発生する付勢
力J1と第2の付勢部3bで発生する付勢力J2が等し
くなるように第2の摺接部3cの長さV2を設定するこ
とにより安定なテープ走行を得ることができる。
【0015】このように本第2の実施例によれば、第1
と第2のテープガイドの摺接部の長さを適切な寸法に選
定することによって、テープに与える付勢力を均等にし
て安定なテープ走行を実現する。
と第2のテープガイドの摺接部の長さを適切な寸法に選
定することによって、テープに与える付勢力を均等にし
て安定なテープ走行を実現する。
【0016】なお、第1の付勢部2bと第2付勢部3b
がテープ面に対して垂直であっても摺接部2cと摺接部
3cの長さを適切に設定することにより付勢力をほぼ等
しくすることができることはいうまでもない。
がテープ面に対して垂直であっても摺接部2cと摺接部
3cの長さを適切に設定することにより付勢力をほぼ等
しくすることができることはいうまでもない。
【0017】(実施例3)本発明のヘッド装置の第3の
実施例を図面を参照しながら説明する。
実施例を図面を参照しながら説明する。
【0018】図1は本発明のヘッド装置を正面上方より
見た斜視図、図5,図6は側面図、図7は図5,図6の
詳細な説明のための要部詳細図である。図において、第
1のテープガイド2と第2のテープガイド3はヘッド1
の左右に張り付けられており、矢印の方向へ走行するテ
ープ4を案内し、ヘッド1に対して所定の位置を通過す
るようにテープ4を位置決めしている。図5,図7
(a)に示す第1のテープガイド2において第1の位置
規制部2aと第1の付勢部2bに挟まれた第1のテープ
摺接部2cの長さがテープ4幅よりも短いため図に示す
ようにテープ面に対してある角度を持った第1の付勢部
2bによりテープ4は変形する。このテープ4の変形に
より第1の付勢部2bに力G1が作用し第1の位置規制
部2aに向かう付勢力J1が発生する。この付勢力J1
によりテープ4は常に第1の位置規制部2aと摺接しな
がら走行する。
見た斜視図、図5,図6は側面図、図7は図5,図6の
詳細な説明のための要部詳細図である。図において、第
1のテープガイド2と第2のテープガイド3はヘッド1
の左右に張り付けられており、矢印の方向へ走行するテ
ープ4を案内し、ヘッド1に対して所定の位置を通過す
るようにテープ4を位置決めしている。図5,図7
(a)に示す第1のテープガイド2において第1の位置
規制部2aと第1の付勢部2bに挟まれた第1のテープ
摺接部2cの長さがテープ4幅よりも短いため図に示す
ようにテープ面に対してある角度を持った第1の付勢部
2bによりテープ4は変形する。このテープ4の変形に
より第1の付勢部2bに力G1が作用し第1の位置規制
部2aに向かう付勢力J1が発生する。この付勢力J1
によりテープ4は常に第1の位置規制部2aと摺接しな
がら走行する。
【0019】次に、テープ4は矢印の方向へ走行してい
るためテープ出側ではヘッド1とテープ4による摩擦力
のためテープ張力が増える。つまり、第1の付勢部2b
のテープ面に対する角度と第2の付勢部3bのテープ面
に対する角度が同じであれば、発明が解決しようとする
課題において述べたように必然的に第2の付勢部3bに
作用するテープの変形による力G1よりG2が大きくな
る。つまり、テープ4が付勢部30bを押圧する力もテ
ープ入り側よりテープ出側の方が大きくなる。したがっ
て、材質が同じであればテープ出側の第2の付勢部3b
の方が多く摩耗する。そこで、テープ出側のテープガイ
ド3とテープ入り側のテープガイド2に異なる材料を用
い、特に、テープ出側にはテープ入り側よりも摩耗係数
が小さい材料を使用している。こうすることによりテー
プ入り側の付勢部2bとテープ出側の付勢部3bで発生
する摩耗の量をほぼ等しくできテープ走行の安定化が得
られる。
るためテープ出側ではヘッド1とテープ4による摩擦力
のためテープ張力が増える。つまり、第1の付勢部2b
のテープ面に対する角度と第2の付勢部3bのテープ面
に対する角度が同じであれば、発明が解決しようとする
課題において述べたように必然的に第2の付勢部3bに
作用するテープの変形による力G1よりG2が大きくな
る。つまり、テープ4が付勢部30bを押圧する力もテ
ープ入り側よりテープ出側の方が大きくなる。したがっ
て、材質が同じであればテープ出側の第2の付勢部3b
の方が多く摩耗する。そこで、テープ出側のテープガイ
ド3とテープ入り側のテープガイド2に異なる材料を用
い、特に、テープ出側にはテープ入り側よりも摩耗係数
が小さい材料を使用している。こうすることによりテー
プ入り側の付勢部2bとテープ出側の付勢部3bで発生
する摩耗の量をほぼ等しくできテープ走行の安定化が得
られる。
【0020】このように本第3の実施例によれば、第1
と第2のテープガイドに異なる摩耗係数の材料を用いる
ことによって、両テープガイドの付勢部の摩耗をほぼ等
しくでき、また、テープ付勢力も均等にしてテープ走行
を安定化できる。
と第2のテープガイドに異なる摩耗係数の材料を用いる
ことによって、両テープガイドの付勢部の摩耗をほぼ等
しくでき、また、テープ付勢力も均等にしてテープ走行
を安定化できる。
【0021】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、テープ入り側に設けたテープガイドの付勢
部の角度と、テープ出側に設けたテープガイドの付勢部
の角度を変え、それぞれの付勢部でのテープの変形量を
変えることにより、テープ入り側とテープ出側の付勢部
で生じる付勢力を等しくすることによりテープを安定に
走行させさることができ、さらに、付勢力を生じさせる
原因となる付勢部に作用する力も小さくなるため付勢部
の摩耗量も少なくなり、テープに与える損傷も少なくな
り耐久性と信頼性を向上することが可能なヘッド装置を
提供できる。
明によれば、テープ入り側に設けたテープガイドの付勢
部の角度と、テープ出側に設けたテープガイドの付勢部
の角度を変え、それぞれの付勢部でのテープの変形量を
変えることにより、テープ入り側とテープ出側の付勢部
で生じる付勢力を等しくすることによりテープを安定に
走行させさることができ、さらに、付勢力を生じさせる
原因となる付勢部に作用する力も小さくなるため付勢部
の摩耗量も少なくなり、テープに与える損傷も少なくな
り耐久性と信頼性を向上することが可能なヘッド装置を
提供できる。
【0022】また、本発明によれば、テープ入り側に設
けたテープガイドの摺接部の長さと、テープ出側に設け
たテープガイドの摺接部の長さを変え、それぞれの付勢
部でのテープの変形量を変えることにより、テープ入り
側とテープ出側の付勢部で生じる付勢力を等しくするこ
とによりテープを安定に走行させることができ、さら
に、付勢力を生じさせる原因となる付勢部に作用する力
も小さくなるため付勢部の摩耗量も少なくなり、かつテ
ープに与える損傷も少なくなり耐久性と信頼性を向上す
ることが可能なヘッド装置を提供できる。
けたテープガイドの摺接部の長さと、テープ出側に設け
たテープガイドの摺接部の長さを変え、それぞれの付勢
部でのテープの変形量を変えることにより、テープ入り
側とテープ出側の付勢部で生じる付勢力を等しくするこ
とによりテープを安定に走行させることができ、さら
に、付勢力を生じさせる原因となる付勢部に作用する力
も小さくなるため付勢部の摩耗量も少なくなり、かつテ
ープに与える損傷も少なくなり耐久性と信頼性を向上す
ることが可能なヘッド装置を提供できる。
【0023】また、本発明によれば、テープ入り側に設
けたテープガイドの材質と、テープ出側に設けたテープ
ガイドの材質を変え、それぞれの付勢部で生じる摩耗量
を均一化することによりテープを安定に走行させること
ができ、かつテープに与える損傷も少なくなり耐久性と
信頼性を向上することが可能なヘッド装置を提供でき
る。
けたテープガイドの材質と、テープ出側に設けたテープ
ガイドの材質を変え、それぞれの付勢部で生じる摩耗量
を均一化することによりテープを安定に走行させること
ができ、かつテープに与える損傷も少なくなり耐久性と
信頼性を向上することが可能なヘッド装置を提供でき
る。
【図1】本発明の一実施例のヘッド装置を正面上方より
見た斜視図
見た斜視図
【図2】同装置の第1のテープガイドの側面図
【図3】同装置の第2のテープガイドの側面図
【図4】同装置における付勢部への力の作用を説明する
ための説明図
ための説明図
【図5】同装置第2実施例の第1のテープガイドの側面
図
図
【図6】同装置第2実施例の第2のテープガイドの側面
図
図
【図7】同装置第2実施例の付勢部への力の作用を説明
するための説明図
するための説明図
【図8】従来のヘッド装置を正面上方から見た斜視図
【図9】従来のヘッド装置の側面図
【図10】従来のヘッド装置の付勢部に作用する力を説
明するための説明図
明するための説明図
2 第1のテープガイド
2a 第1の位置規制部
2b 第1の付勢部
2c 第1のテープ摺接部
3 第2のテープガイド
3a 第2の位置規制部
3b 第2の付勢部
3c 第2のテープ摺接部
Claims (4)
- 【請求項1】 ヘッドのテープ入り側に設けた第1のテ
ープガイドと、前記第1のテープガイドの一端に設けた
前記テープの幅方向端部が摺接する第1の位置規制部
と、前記第1のテープガイドの他端に設けた前記テープ
を前記第1の位置規制部へ付勢する第1の付勢部と、前
記ヘッドのテープ出側に設けた第2のテープガイドと、
前記第2のテープガイドの一端に設けた前記テープの幅
方向端部が摺接する第2の位置規制部と、前記第2のテ
ープガイドの他端に設けた前記テープを前記第2の位置
規制部へ付勢する第2の付勢部とを備え、前記第1の付
勢部による前記第1の位置規制部へのテープ付勢力と前
記第2の付勢部による前記第2の位置規制部へのテープ
付勢力をほぼ等しく構成したヘッド装置。 - 【請求項2】 第2のテープガイドの他端に設け、前記
第1の付勢部よりも前記テープを少なく変形させること
により前記テープを前記第2の位置規制部へ付勢する第
2の付勢部を備えた請求項1記載のヘッド装置。 - 【請求項3】 ヘッドのテープ入り側の設けた第1のテ
ープガイドと、前記第1のテープガイドの一端に設けた
前記テープの幅方向端部が摺接する第1の位置規制部
と、前記第1のテープガイドの他端に設けた前記テープ
を前記第1の位置規制部へ付勢する第1の付勢部と、前
記第1の位置規制部と前記第1の付勢部の間に設けた第
1の摺接部と、前記ヘッドのテープ出側に設けた第2の
テープガイドと、前記第2のテープガイドの一端に設け
た前記テープの幅方向端部が摺接する第2の位置規制部
と、前記第2のテープガイドの他端に設けた前記テープ
を前記第2の位置規制部へ付勢する第2の付勢部と、前
記第2の位置規制部と前記第2の付勢部の間に設け前記
第2の付勢部において前記第1の付勢部よりも前記テー
プを少なく変形させるように形成した第2の摺接部とを
備えたヘッド装置。 - 【請求項4】 一端にテープの幅方向端部が摺接する第
1の位置規制部と、他端に前記テープを前記第1の位置
規制部へ付勢する第1の付勢部とを備え、前記ヘッドの
テープ入り側に設けた第1のテープガイドと、一端に前
記テープの幅方向端部が摺接する第2の位置規制部と、
他端に前記テープを前記第2の位置規制部へ付勢する第
2の付勢部とを備え、前記ヘッドのテープ出側に設け、
前記第1のテープガイドと異なる材質からなる第2のテ
ープガイドとを備えたヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3158186A JPH056601A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | ヘツド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3158186A JPH056601A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | ヘツド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056601A true JPH056601A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15666153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3158186A Pending JPH056601A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | ヘツド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056601A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6504277B2 (en) | 2000-03-31 | 2003-01-07 | Asmo Co., Ltd. | Motor having worm and worm wheel |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3158186A patent/JPH056601A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6504277B2 (en) | 2000-03-31 | 2003-01-07 | Asmo Co., Ltd. | Motor having worm and worm wheel |
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