JPH0565987A - 配管用速結継手 - Google Patents

配管用速結継手

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JPH0565987A
JPH0565987A JP3215438A JP21543891A JPH0565987A JP H0565987 A JPH0565987 A JP H0565987A JP 3215438 A JP3215438 A JP 3215438A JP 21543891 A JP21543891 A JP 21543891A JP H0565987 A JPH0565987 A JP H0565987A
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JP
Japan
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packing
adapter
view
grip ring
sprinkler
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Pending
Application number
JP3215438A
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English (en)
Inventor
Kazuo Morita
一男 森田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0565987A publication Critical patent/JPH0565987A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプリンクラー用配管などの巻き出し配管の
省施工性を図る。 【構成】 チーズ本体40に取り付けられた袋ナット9
のアダプタ挿通口9aからチーズ接続用アダプタ13を
差し込むことにより、袋ナット9内に配されたグリップ
リング12がアダプタ13の先端に設けられたテーパー
部13aで内径を一旦広げられた後、弾性によりグリッ
プリング12内周側部分がアダプタ外周面に設けられた
溝13bに嵌まり込み、このときグリップリング12外
周側部分が袋ナットの内周面の窪み9dに嵌まり込んで
いることによりアダプタ13を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スプリンクラー配管
の巻き出し配管などで使用される配管用速結継手に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スプリンクラー用の配管は、図14にみ
るように、主管81から各階の枝管8に分かれ、枝管8
からチーズ(Tee :ティーまたはティーズということも
ある)400等を用いて巻き出し配管Nを分岐し、巻き
出し配管Nの先端にスプリンクラー71を取り付けてい
る。この巻き出し配管Nは、スプリンクラーの取付位置
にスプリンクラー取付用のレジューサー(reducer )パ
イプ111を持ってくる芯出し作業のために、巻き出し
配管Nの1箇所当たり2〜4個のエルボ(たとえば、図
14中に、110aおよび110bで示す)を使用し、
エルボ返しという配管作業をしてレジューサーパイプ1
11をスプリンクラー取付部まで持ってきている。
【0003】したがって、この巻き出し配管作業には、
熟練工が必要で、業界では巻き出し配管工と呼ばれる熟
練者がこの配管を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここ近年、スプリンク
ラーの設置数が大きく伸びてきている反面、熟練工の不
足、高齢化および巻き出し配管の複雑性〔短管の切断、
ねじ切り、エルボとの接続、芯出し、増し締め(ねじ込
み部より水が漏れないようにパイプレンチを用いて強く
締めつける作業で脚立の上にのぼって行う作業)などの
作業がある〕のため、作業能力が低いという問題があっ
た。
【0005】上記作業の中でも、ねじ切り、増し締めな
どの作業を省略し、管の接続作業を簡略化することがで
きれば作業能率の向上に大きく寄与する。これらの作業
を省略するためには、配管の接続を差し込みによるだけ
で行うことができる速結継手があれば良い。前記のよう
な事情に鑑みて、この発明は、巻き出し配管の施工性の
省力化を図る(省施工性を提供する)ことができる配管
用速結継手を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、配管用の外形円筒状の差し込み体を受
け入れるよう筒状に形成されていて、その一端側には、
内径が一段大きくなっているパッキン収納部を有すると
ともに、外周面におねじを有する本体、断面U字形でリ
ング状に形成され、前記本体のパッキン収納部に断面U
字形の開口を奥に向けるようにして収納されている防水
パッキン、前記本体のパッキン収納部の差し込み体挿入
側の端面に配されて防水パッキンの飛び出しを防ぐパッ
キン保護リング、力を加えられない状態で前記差し込み
体の外径よりも小さい内径を有しているとともに、内側
から押し広げられたときには径を縮めようとする力が働
くようになっており、前記パッキン保護リングの差し込
み体挿入側に配されているグリップリング、および、前
記差し込み体を挿通するように筒状に形成されていて、
その一端側に差し込み体外径より若干大きい内径の差し
込み体挿通口を持っているとともに、他端側では前記差
し込み体挿通口より一段大きく、しかも、前記本体のパ
ッキン収納部の外径よりも大きな内径を持っていて、前
記他端側の内周面に形成されためねじが前記本体のおね
じにねじ嵌合されており、この状態で内側には前記他端
側から前記本体のパッキン収納部、パッキン保護リング
およびグリップリングがこの順で収納されている袋ナッ
ト、を有し、前記袋ナットの差し込み体挿通口から前記
差し込み体を差し込むことにより、前記グリップリング
が前記差し込み体先端に設けられたテーパー部で内径を
一旦広げられた後、弾性によりグリップリング内周側部
分が差し込み体外周面に設けられた溝に嵌まり込み、こ
のときグリップリング外周側部分が前記袋ナットの内周
面の窪みに嵌まり込んでいることにより前記差し込み体
を固定するようになっているとともに、前記防水パッキ
ンの断面U字形の内周側部分が差し込み体外周面に押し
付けられるとともに、防水パッキンの断面U字形の外周
側部分が前記本体内周面に押し付けられることにより防
水性を確保するようになっている配管用速結継手を提供
する。
【0007】
【作用】差し込みにより差し込み体が配管用速結継手に
固定され、しかも、防水性が確保されるので、パイプへ
のねじ切り、増し締めといった作業が省略される。
【0008】
【実施例】以下に、この発明を、その実施例を表す図面
を参照しながら詳しく説明する。ただし、この発明は、
下記実施例に限定されるものではない。図1は、この発
明の配管用速結継手を用いて上記枝管からスプリンクラ
ーまでの配管を行った場合の1実施例を表す。図1にみ
るように、主管から各階に分かれた枝管8からチーズ4
を用いて巻き出し配管を分岐し、巻き出し配管の先端に
スプリンクラー7を取り付けている。ここでは、巻き出
し配管は可とう管(フレキシブル管)1を用いてなされ
ている。可とう管1は、チーズ接続用アダプタ13を介
してチーズ4に接続されているとともに、スプリンクラ
ー接続用アダプタ5を介してスプリンクラー取付け金具
6に接続されている。スプリンクラー取付け金具6には
スプリンクラー7が取り付けられる。チーズ4およびス
プリンクラー接続用アダプタ5が、それぞれ、この発明
の配管用速結継手であり、図中の矢印で示すように差し
込み接続されるようになっている。チーズ4およびスプ
リンクラー接続アダプタ5の両方がこの発明の配管用速
結継手であってもよいが、いずれか一方がこの発明の配
管用速結継手であってもよく、また、これら両者ではな
く、他のものがこの発明の配管用速結継手であってもよ
く、この発明の効果を得ることができる。
【0009】図1中、Mで示したものは、工場で組み立
てて出荷することができるものである。このため、この
発明では、このようにすることにより、この発明の速結
継手による効果に加えて、現場での作業がより簡略化さ
れる。可とう管1を利用することにより、短管の切断、
エルボとの接続などの作業が不要になる。図2は、上記
チーズ4を拡大して表し、Aは正面図、Bは側面図、C
はそのI−I断面図である。図3〜8は、図2に示され
た部品を個別に表す図面である。図3はチーズ本体40
を表し、Aは側面図、BはそのII−II断面図、Cはそれ
と直交する方向の断面図、Dは底面図である。図4は、
Uパッキン10を表し、Aは平面図、Bは側面断面図で
ある。図5は、パッキン保護リング11を表し、Aは平
面図、Bは側面断面図である。図6は、グリップリング
12を表し、Aは平面図、Bは側面断面図である。図7
は、袋ナット9を表し、Aは側面図、Bは平面図(T視
図)、Cは側面断面図、Dは底面図(S視図)、Eは部
分拡大図である。図8は、チーズ接続用アダプタ13を
表し、Aは側面図、Bは側面断面図、Cは端面図であ
る。
【0010】図2〜8にみるように、チーズ4は、全体
的にT形をしているチーズ本体40を有し、本体40の
T形の両翼部が枝管を挿入する筒状部41、本体40の
T形の脚部が巻き出し配管を挿入する筒状部42であ
る。41aは枝管接続用ねじである。その巻き出し配管
側の筒状部42の先端部は、その内径を一段大きくした
パッキン収納部42bを有している。パッキン収納部4
2bには、断面U字形でリング状に形成された防水パッ
キン(Uパッキン)10が、その断面U字形の開口を、
(差し込み体であるチーズ接続用アダプタ13を挿入す
る側から見て)奥に向けるようにして収納され、その外
側(手前側。チーズ接続用アダプタ13を挿入する側)
にはUパッキン10が飛び出さないようにパッキン保護
リング11が配されている。
【0011】本体40のパッキン収納部42bの外周部
には、おねじ42aが施され、そのおねじ42a部に
は、袋ナット9がねじ嵌合されている。袋ナット9は、
筒状に形成されていて、その一端側に、チーズ接続用ア
ダプタ13の外径より若干大きいアダプタ挿通口9aを
持ち、他端側には、このアダプタ挿通口9aよりも一段
大きく、かつ、前記チーズ本体のパッキン収納部42b
の外径よりも若干大きな内径を有するとともにその内周
面に前記おねじ42aに対応するめねじ9cが施されて
いる。袋ナット9のめねじ9cと本体40のおねじ42
aとがねじ嵌合されているのである。
【0012】袋ナット9の内側には、パッキン保護リン
グ11とアダプタ挿通口9aとの中間にグリップリング
12が収納されている。Uパッキン10は、たとえば、
NBRなどのゴム状弾性を有する材料で作られていて、
力を加えられない状態で、その内径がチーズ接続用アダ
プタ13の外径よりも小さくなるように設定されてい
る。
【0013】パッキン保護リング11は、偏平な断面を
有するリングであり、鋼材などの材料で作られている。
このリングの内径はチーズ接続用アダプタ13の外径よ
りも若干大きく設定されており、アダプタ13が難なく
挿通されるようになっている。また、その外径は、袋ナ
ット9の内径の一段大きくなった部分9bのその内径よ
りも小さく設定されている。
【0014】グリップリング12は、力を加えられない
状態でチーズ接続用アダプタ13の外径よりも小さい内
径を有しているとともに、チーズ接続用アダプタ13が
挿通されて内側から押し広げられたときには弾性により
径を縮めようとする力が働くようになっているものであ
り、たとえば、バネ用SUS線材などで作られる。上記
チーズ4からスプリンクラー取付部までは、この実施例
では、上述のように可とう管1を用いて配管を行うよう
にしている。このチーズ4と可とう管1との接続は、チ
ーズ接続用アダプタ13を用いて行う。チーズ接続用ア
ダプタ13は、チーズ4に接続する側が先細になってお
り(図中、13aで示すテーパー部)、グリップリング
12に挿入しやすくなっている。袋ナット9の挿通口9
aからアダプタ13を差し込むと、グリップリング12
とUパッキン10を押し広げて貫通し、チーズ4の管止
め部42cにあたる。このとき、グリップリング12
は、アダプタ13の外周に設けられた溝13bに嵌まり
込み、アダプタ13のチーズ4からの抜けを防ぐ構造に
なっている。
【0015】すなわち、グリップリング12が、アダプ
タ13先端のテーパー部13aで内径を一旦広げられた
後、弾性によりグリップリング12内周側部分がアダプ
タ13外周面に設けられた溝13bに嵌まり込み、この
ときグリップリング12外周側部分が袋ナット9の内周
面の窪み9dに嵌まり込んでいることによりアダプタ1
3を固定するようになっている。そして、Uパッキン1
0の断面U字形の内周側部分10bがアダプタ13外周
面に押し付けられるとともに、Uパッキン10の断面U
字形の外周側部分10aがチーズ本体40内周面に押し
付けられることにより防水性を確保するようになってい
る。
【0016】図9〜11は、可とう管1の他端とスプリ
ンクラー7との接続に用いる部品を表す。図9は、スプ
リンクラー接続用アダプタ5を表し、Aは側面図、Bは
側面断面図、Cは端面図、Dはアダプタ5にスプリンク
ラー取付け金具6を差し込んだ状態を表す側面断面図で
ある。図10は、スプリンクラー接続用アダプタ本体5
0を表し、Aは部分破断側面図、Bは側面断面図、Cは
端面図である。図11は、スプリンクラー取付け金具6
とスプリンクラー7を表し、Aはスプリンクラー取付け
金具6の側面図、Bは側面断面図、Cは端面図、Dはス
プリンクラーの側面図である。
【0017】図9〜11にみるように、可とう管1の他
端に取り付けるスプリンクラー接続用アダプタ5は、ス
プリンクラー取付け金具6を接続する機能を有するもの
で、スプリンクラー接続機能を有している。このスプリ
ンクラー接続用アダプタ5の、可とう管1と接続する側
は、チーズ接続用アダプタ13の可とう管1との接続部
と同じ形状、寸法であり(5eは13dに相当するテー
パー部、5cは13cに相当するおねじである)、接続
方法も、ねじ接続、溶接、ロー付け等が考えられる。こ
のようになっていると、可とう管1は、その両端の接続
部が同じとすることができ、方向性がなくなるため、よ
り施工しやすくなる。スプリンクラー接続用アダプタ本
体50の他端は、先端部の内径が一段が大きくなってい
て、この部分の内側にUパッキン10を収納できるよう
になっており、Uパッキン10から前は、チーズ4と同
じ機能の部品が組込まれている。すなわち、スプリンク
ラー接続用アダプタ5のスプリンクラー取付け金具挿入
側の部分は、チーズ4のアダプタ挿入側の部分と同様の
部品で同様に構成されていて、その部分にスプリンクラ
ー取付け金具6がチーズ接続用アダプタ13と同様にし
て差し込み接続されるのである。なお、スプリンクラー
接続用アダプタ本体50のパッキン収納部5b、袋ナッ
ト9、Uパッキン10、パッキン保護リング11および
グリップリング12は、図2〜8に示したものと同じ構
造であるが、スプリンクラー取付け金具6の寸法に合わ
せて小さく設定されている。
【0018】スプリンクラー7は、あらかじめスプリン
クラー取付け金具6にねじ込んでおき、スプリンクラー
接続用アダプタ5を定位置に固定した後、その取付け金
具6をアダプタ5に差し込むことにより固定される。チ
ーズ4へのチーズ接続用アダプタ13の差し込み、スプ
リンクラー接続用アダプタ5へのスプリンクラー取付け
金具6の差し込みにそれぞれ伴う、グリップリング12
やUパッキン10の動きは図12に示すようになる。図
12ではチーズ4へのチーズ接続用アダプタ13の差し
込みに伴う動作を拡大して部分的に示した。図12にみ
るように、Aは、アダプタ13がグリップリング12に
入り込む状態である。グリップリング12の内径は、ア
ダプタ13の外径より約1mm程度小さくなっているの
で、袋ナット9の中では自由な状況にあり、通常では、
図12のAのようにセンタ(袋ナット9の中心線)より
下になっている場合が大半である。この状態が芯ずれの
一番大きいときである。
【0019】このときでも、アダプタ13のチーズ4へ
の挿入側先端にテーパー部13a設けることなどによ
り、アダプタ13の先端がグリップリング12の内径を
とらえることができる径まで先端を細くしてある。図1
2のBは、アダプタ13の先端がグリップリング12を
とらえ、グリップリング12を押し広げて入り始めた状
態を示す。このときは、グリップリング12の径が一番
大きくなったときであり、袋ナット9のグリップリング
収納部(窪み9d)は、アダプタ13の外径のバラツキ
に対応できるように、グリップリング最大径時の外径寸
法より若干大きい内径を有している。
【0020】この袋ナット9のグリップリング収納部の
内径が大きすぎると、図12のAの状態のとき、グリッ
プリング12が下がりすぎ、アダプタ13の先端面がグ
リップリング12の内側を通らずに、線材にあたり、挿
入ができないという事態になる。袋ナット9の内径A
と、自由時のグリップリング12の外径Bと、アダプタ
13の外径Cの関係は、次のようになる。
【0021】A=C+1±0.5+(φ×2) B=C−1±0.5+(φ×2) 〔ここで、φは、グリップリングの線径(たとえばφ2
mm程度)とする。〕図12のCは、アダプタ13がさら
に進行し、Uパッキン10をシール状態に形成し始めた
状態を示す。
【0022】図12のDは、アダプタ13がチーズの管
止め部(たとえば段差)42cまたはスプリンクラー接
続用アダプタの管止め部(たとえば突起)5dまで完全
に入ったとき、グリップリング12が自力でアダプタ1
3の溝13bやスプリンクラー取付け金具6の溝6bに
入り込み、接続が完了した状態である。水圧によりアダ
プタ13やスプリンクラー取付け金具6を押し出す力が
加わっても、グリップリング12でアダプタ13や取付
け金具6を保持し、確実に接続できる。
【0023】図13は、チーズ4からスプリンクラー取
付け金具6までの概略を表し、Aはチーズ4の側面断面
図(図2のCと同じ)、Bは可とう管1のチーズ側部分
とこれに装着したチーズ接続用アダプタ13の一部断面
側面図、Cは可とう管1の端部に装着した接続ナット2
の正面図、Dは可とう管1のスプリンクラー側部分の側
面図、Eはスプリンクラー接続用アダプタ5の側面図、
Fはスプリンクラー取付け金具6の側面図である。
【0024】図13にみるように、先端をラッパ状に広
げた可とう管(波付き可とう管)1をアダプタ13のお
ねじ13c部側に設けたテーパー部13dと接続ナット
2の内側に設けたテーパー面2dではさみつけるメタル
タッチ式の防水構造である。ブレードの固定は、たとえ
ば、可とう管1の先端のラッパ状広がり部1cと波付部
1bの中間の平滑部分でリング2bを利用してかしめる
ことによりなされる。
【0025】接続ナット2は、その内側に設けた突起部
2cの外側(可とう管側)にブレードかしめ用リング2
bがあり、突起部2cのリング2bとは反対側は、可と
う管シール部となるテーパー面であり、そのテーパー面
の前方(アダプタ挿入側)にはアダプタ接続用のめねじ
2aが施されている。そのめねじ2a部にアダプタ13
をねじ込むとアダプタ先端のテーパー部13dと接続ナ
ット2のテーパー面2dで可とう管のラッパ状広がり部
1cを挟み付けて水の漏れを防ぐことができる。図13
のDの接続ナット2と可とう管1との接続は、同図Bと
同様になされる。
【0026】図13にもみるように、アダプタ13およ
び5と可とう管1の接続は、この実施例では、アダプタ
13および5の後端の外周面に設けられたおねじ13c
および5cと可とう管1の一端に取り付けた接続ナット
2の内周面に設けられためねじ2aとをねじ嵌合するこ
とにより行う、ねじ接続方式になっているが、溶接、ロ
ー付け等の方法でも行うことができる。また、可とう管
も厚肉の波付管を使用すれば、ブレード(編組被覆)1
aを省略することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上述べてきたように、この発明は、枝
管にこの機能を有するチーズを従来どおりの方法で接続
さえすれば、手間のかかっていた巻き出し配管が簡単に
行え、作業能力が大幅に向上できる。従来の工法では、
巻き出し配管に3個のエルボを使用した場合は、4本の
短管を用意し、ねじを8か所切削し、8か所のねじにシ
ール剤を塗布し、脚立の上にのぼってパイプレンチを用
いて配管作業していたが、それらの作業が一切不要にな
る。
【0028】短管を切断するときは、チーズからスプリ
ンクラー取付部までどのように配管するかイメージを描
きながら、寸法取りをしてパイプを切断していたが、可
とう管を使用すると、それらは不要になる。短管の切断
やねじの切削が不要であるため、脚立の昇り下りや、ね
じ切り機までの移動等が不要になるため、肉体的な疲労
も軽減される。
【0029】ねじ切削は枝管だけに限定されるため、巻
き出し配管をする日は、切断機やねじ切り機は不要にな
り、床が汚れて作業終了後その回りを清掃するという付
随作業も軽減される。巻き出し配管作業に熟練性がなく
なるため、熟練工の監督のもとに、経験の浅い作業者で
も作業が可能であり、人手の確保も容易になり、建築工
期の短縮にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の配管用速結継手を用いて可とう管に
よりスプリンクラー用配管をした場合の部分分解斜視図
である。
【図2】チーズ4を表し、Aは正面図、Bは側面図、C
はそのI−I断面図である。
【図3】チーズ本体40を表し、Aは側面図、Bはその
II−II断面図、Cはそれと直交する方向の断面図、Dは
底面図である。
【図4】Uパッキン10を表し、Aは平面図、Bは側面
断面図である。
【図5】パッキン保護リング11を表し、Aは平面図、
Bは側面断面図である。
【図6】グリップリング12を表し、Aは平面図、Bは
側面断面図である。
【図7】袋ナット9を表し、Aは側面図、Bは平面図、
Cは側面断面図、Dは底面図、Eは部分拡大図である。
【図8】チーズ接続用アダプタ13を表し、Aは側面
図、Bは側面断面図、Cは端面図である。
【図9】スプリンクラー接続用アダプタ5を表し、Aは
側面図、Bは側面断面図、Cは端面図、Dはスプリンク
ラー取付け金具を差し込んだ状態を表す側面断面図であ
る。
【図10】スプリンクラー接続用アダプタ本体50を表
し、Aは部分破断側面図、Bは側面断面図、Cは端面図
である。
【図11】スプリンクラー取付け金具6とスプリンクラ
ー7を表し、Aはスプリンクラー取付け金具6の側面
図、Bは側面断面図、Cは端面図、Dはスプリンクラー
の側面図である。
【図12】この発明の配管用速結継手の接続状態を表す
説明図である。
【図13】チーズ4からスプリンクラー取付け金具6ま
での接続状態を分解して表す説明図である。
【図14】エルボを2個使用した比較的簡単な、従来の
スプリンクラー配管の説明図である。
【符号の説明】
1 可とう管 4 チーズ 5 スプリンクラー接続用アダプタ 5a おねじ 5b パッキン収納部 6 スプリンクラー取付け金具 6a テーパー部 6b 外周面の溝 7 スプリンクラー 9 袋ナット 9c めねじ 9d 内周面の窪み 10 防水パッキン 10a U字形の外周側部分 10b U字形の内周側部分 11 パッキン保護リング 12 グリップリング 13 チーズ接続用アダプタ 13a テーパー部 13b 外周面の溝 40 チーズ本体 42a おねじ 42b パッキン収納部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管用の外形円筒状の差し込み体を受け
    入れるよう筒状に形成されていて、その一端側には、内
    径が一段大きくなっているパッキン収納部を有するとと
    もに、外周面におねじを有する本体、断面U字形でリン
    グ状に形成され、前記本体のパッキン収納部に断面U字
    形の開口を奥に向けるようにして収納されている防水パ
    ッキン、前記本体のパッキン収納部の差し込み体挿入側
    の端面に配されて防水パッキンの飛び出しを防ぐパッキ
    ン保護リング、力を加えられない状態で前記差し込み体
    の外径よりも小さい内径を有しているとともに、内側か
    ら押し広げられたときには径を縮めようとする力が働く
    ようになっており、前記パッキン保護リングの差し込み
    体挿入側に配されているグリップリング、および、前記
    差し込み体を挿通するように筒状に形成されていて、そ
    の一端側に差し込み体外径より若干大きい内径の差し込
    み体挿通口を持っているとともに、他端側では前記差し
    込み体挿通口より一段大きく、しかも、前記本体のパッ
    キン収納部の外径よりも大きな内径を持っていて、前記
    他端側の内周面に形成されためねじが前記本体のおねじ
    にねじ嵌合されており、この状態で内側には前記他端側
    から前記本体のパッキン収納部、パッキン保護リングお
    よびグリップリングがこの順で収納されている袋ナッ
    ト、を有し、前記袋ナットの差し込み体挿通口から前記
    差し込み体を差し込むことにより、前記グリップリング
    が前記差し込み体先端に設けられたテーパー部で内径を
    一旦広げられた後、弾性によりグリップリング内周側部
    分が差し込み体外周面に設けられた溝に嵌まり込み、こ
    のときグリップリング外周側部分が前記袋ナットの内周
    面の窪みに嵌まり込んでいることにより前記差し込み体
    を固定するようになっているとともに、前記防水パッキ
    ンの断面U字形の内周側部分が差し込み体外周面に押し
    付けられるとともに、防水パッキンの断面U字形の外周
    側部分が前記本体内周面に押し付けられることにより防
    水性を確保するようになっている配管用速結継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100600072B1 (ko) * 2000-05-03 2006-07-13 미라이 인더스트리 컴퍼니, 리미티드 관체접속구 및, 관체접속구를 구비한 배수밸브

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100600072B1 (ko) * 2000-05-03 2006-07-13 미라이 인더스트리 컴퍼니, 리미티드 관체접속구 및, 관체접속구를 구비한 배수밸브

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