JPH056587U - キースイツチ - Google Patents

キースイツチ

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JPH056587U
JPH056587U JP6220791U JP6220791U JPH056587U JP H056587 U JPH056587 U JP H056587U JP 6220791 U JP6220791 U JP 6220791U JP 6220791 U JP6220791 U JP 6220791U JP H056587 U JPH056587 U JP H056587U
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JP
Japan
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rubber
key top
housing
key
molded product
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秀之 都沢
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリックゴム用に組み込まれるゴム成形品を
利用し、その一部が、横長もしくは縦長のキートップの
傾き防止や消音対策として従来付設されていた緩衝ゴム
と同等の機能を果たすように工夫することにより、該緩
衝ゴムが省略できて部品点数削減ならびに組立性向上が
図れるキースイッチを提供する。 【構成】 キートップ6の底面の長手方向端部と対向す
る個所でハウジング5に切欠き5bを設けるとともに、
クリックゴム3を突設して該ハウジング5に覆われるゴ
ム成形品4に該切欠き5b内を貫通して上記キートップ
6側へ突出する肉厚部4bを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キーボード装置に配設されるキースイッチに係り、特に、キートッ プが横長もしくは縦長で大キーと称せられるキースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の入力装置として用いられるキ ーボード装置には、多数のキースイッチが配設されているが、これらキースイッ チ群のうちキートップが横長もしくは縦長のものは大キーと称せられ、例えばス ペースキーなどとして利用されている。
【0003】 図4は、かかる大キーの従来例を示すもので、キートップの長手方向に沿って 切断して見たキースイッチの断面図である。
【0004】 同図において、金属板等の支持板1上に載置されているメンブレンスイッチ2 は、可撓性を有する上部シートの下面に設けた可動接点と下部シートの上面に設 けた固定接点とを接離可能に対向せしめたスイッチ素子であり、このメンブレン スイッチ2上には、所定位置に略円錐台形状のクリックゴム3を突設して他をシ ート部4aとなしたゴム成形品4が載置されていて、クリックゴム3の天井面に 形成されている押圧突起3aによってメンブレンスイッチ2の上記可動接点が押 圧駆動されるようになっている。なお、クリックゴム3は、上方から所定の押圧 力を受けると座屈してクリック感を生起するという公知のものである。そして、 このゴム成形品4は、所定位置にガイド孔5aを有するハウジング5に覆われて いて、クリックゴム3がガイド孔5aを臨む位置に配置されており、一方、横長 のキートップ6に一体化されて下方へ延びるステム7が、ガイド孔5a内へ挿通 されてクリックゴム3上に載置されているので、キートップ6を押し込むとステ ム7によってクリックゴム3が押圧変形されるようになっている。また、図中の 符号8は線材を略C字形に屈曲させてなる支持レバーで、この支持レバー8が、 キートップ6の底面の長手方向両端部に一体化されているブラケット9に摺動自 在に保持されているとともに、ハウジング5に設けたレバー取付部(図示せず) に軸支されていて、キートップ6の昇降に伴い該支持レバー8の両端部がブラケ ット9のガイド溝(図示せず)内を摺動するようになっている。さらにまた、ハ ウジング5の上面でブラケット9と対向する個所には、キートップ6の傾きやブ ラケット9との衝突音を抑えるための緩衝ゴム10が貼着されている。
【0005】 このように構成されたキースイッチは、操作者がキートップ6を所定ストロー ク押し込むとクリックゴム3が座屈するので、クリック感が生起された直後に押 圧突起3aがメンブレンスイッチ2を押圧駆動してオフからオンへのスイッチン グが行われ、また、かかるオン状態でキートップ6に対する押圧操作力を除去す るとクリックゴム3が自らの弾性で元の形状に復帰するので、キートップ6が初 期位置へと押し上げられてオフ状態に戻る。
【0006】 そして、かかる従来のキースイッチは、キートップ6を長手方向に沿って支持 レバー8が支持しているので、キートップ6の天面の長手方向端部を操作者が押 し込むという端押しが行われたときに該キートップ6が傾きにくくなっており、 また、ハウジング5上に付設した緩衝ゴム10がオン状態でブラケット9と当接 するようになっているので、端押し時にキートップ6が傾いたとしてもその傾き は小さく、よってステム7を破損させるほどキートップ6が大きく傾くことはな い。しかも、緩衝ゴム10を介在させることでブラケット9とハウジング5とが 直接衝突しなくなるので、打鍵時に該ブラケット9が耳障りな衝突音を発生する 虞もない。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のキースイッチは、端押し時に懸念されるキート ップ6の傾き防止や消音対策としてハウジング5上の2個所に緩衝ゴム10を貼 着しなければならないので、部品点数が増加して組立作業も煩雑になってしまう という不具合があり、キーボード装置に配設されるすべての大キーにかかる緩衝 ゴム10を付設するとかなりのコストアップを余儀なくされてしまう。
【0008】 したがって本考案の目的とするところは、横長もしくは縦長のキートップの傾 き防止や消音対策として従来付設されていた緩衝ゴムが省略でき、部品点数削減 ならびに組立性向上が図れるキースイッチを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した本考案の目的は、ガイド孔を有するハウジングと、上記ガイド孔内に 挿通されるステムを突設した横長もしくは縦長のキートップと、上記ステムを介 して押圧変形されるクリックゴムを上記ガイド孔を臨む位置に突設して上記ハウ ジングに覆われたゴム成形品と、上記クリックゴムを介して押圧駆動されるスイ ッチ素子とを備えたキースイッチにおいて、上記キートップの底面の長手方向端 部と対向する個所で上記ハウジングに切欠きを設けるとともに、上記ゴム成形品 に該切欠き内を貫通して上記キートップ側へ突出する肉厚部を設けることによっ て達成される。
【0010】
【作用】
上記手段によれば、クリックゴム用に組み込まれるゴム成形品の一部に形成し た肉厚部が、キートップの傾き防止や消音対策として従来付設されていた緩衝ゴ ムと同等の機能を果たすので、該緩衝ゴムが省略できる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は本考案によるキースイッチの一実施例をキートップの長手方向に沿って 切断して見た断面図、図2は該キースイッチの一端部をキートップの短手方向に 沿って切断して見た断面図、図3はオン状態における該キースイッチを図2と同 じ位置で切断して見た断面図であり、先に説明した図4と対応する部分には同一 符号が付してある。
【0013】 図1〜3に示すキースイッチは、キートップ6の底面の長手方向両端部に一体 化されているブラケット9と対向する個所で、ハウジング5に切欠き5bが穿設 してあり、これら一対の切欠き5b内にそれぞれ、ゴム成形品4のシート部4a に形成した肉厚部4bが貫通させてある。つまり、ゴム成形品4は、ハウジング 5のガイド孔5aと対応する位置に略円錐台形状のクリックゴム3を突設して他 をシート部4aとなすべく成形されるが、この成形時に、シート部4aのうちハ ウジング5の切欠き5bと対応する位置に肉厚部4bを設けておき、ゴム成形品 4およびハウジング5を組み付けたときに該肉厚部4bが該切欠き5bを貫通し て上方へ所定量突出するように設計されている。そして、操作者がキートップ6 を押し込んでオン状態になると、図3に示す如くブラケット9の底面が肉厚部4 bの天面と当接するようになっているので、端押し時に懸念されるキートップ6 の傾きが防止できるとともに、ブラケット9とハウジング5との衝突が回避され て耳障りな衝突音が発生しなくなる。要するに、ゴム成形品4のシート部4aに 設けたこの肉厚部4bは、キートップの傾き防止や消音対策として従来付設され ていた緩衝ゴムと同等の機能を果たす。
【0014】 なお、図中の符号5cは、略C字形の支持レバー8を軸支しているハウジング 5のレバー取付部を示し、また符号9aは、該支持レバー8の両端部を摺動自在 に保持しているブラケット9のガイド溝を示しているが、これらは従来例におい て説明したものである。その他、上記実施例の特に説明しない部分の構成ならび に動作も、従来例と同等である。
【0015】 このように上記実施例にあっては、クリックゴム3用に組み込まれるゴム成形 品4のシート部4aに形成した肉厚部4bが、従来品における緩衝ゴムと同等の 機能を果たすので、該緩衝ゴムが省略できて部品点数が減り、煩雑な貼着作業も 不要となっている。そして、キーボード装置に配設される複数の大キーと対応す る個所にそれぞれ同様の肉厚部4bを設けたゴム成形品4を用いることにより、 該キーボード装置の部品点数が大幅に削減でき、組立性も著しく向上する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、横長もしくは縦長のキートップの底面の長手方 向端部と対向する個所で、クリックゴム用に組み込まれるゴム成形品に肉厚部を 設けておき、該肉厚部が、キートップの傾き防止や消音対策として従来付設され ていた緩衝ゴムと同等の機能を果たすというものなので、該緩衝ゴムが省略でき てキースイッチの部品点数削減ならびに組立性向上が実現できるという優れた効 果を奏し、キーボード装置のコストダウンに寄与するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるキースイッチの一実施例をキート
ップの長手方向に沿って切断して見た断面図である。
【図2】該キースイッチの一端部をキートップの短手方
向に沿って切断して見た断面図である。
【図3】オン状態における該キースイッチを図2と同じ
位置で切断して見た断面図である。
【図4】従来例をキートップの長手方向に沿って切断し
て見た断面図である。
【符号の説明】
2 メンブレンスイッチ(スイッチ素子) 3 クリックゴム 4 ゴム成形品 4a シート部 4b 肉厚部 5 ハウジング 5a ガイド孔 5b 切欠き 6 キートップ 7 ステム 8 支持レバー 9 ブラケット

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ガイド孔を有するハウジングと、上記ガ
    イド孔内に挿通されるステムを突設した横長もしくは縦
    長のキートップと、上記ステムを介して押圧変形される
    クリックゴムを上記ガイド孔を臨む位置に突設して上記
    ハウジングに覆われたゴム成形品と、上記クリックゴム
    を介して押圧駆動されるスイッチ素子とを備えたキース
    イッチにおいて、上記キートップの底面の長手方向端部
    と対向する個所で上記ハウジングに切欠きを設けるとと
    もに、上記ゴム成形品に該切欠き内を貫通して上記キー
    トップ側へ突出する肉厚部を設けたことを特徴とするキ
    ースイッチ。
JP1991062207U 1991-07-12 1991-07-12 キースイッチ Expired - Lifetime JP2589256Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991062207U JP2589256Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 キースイッチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991062207U JP2589256Y2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 キースイッチ

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JPH056587U true JPH056587U (ja) 1993-01-29
JP2589256Y2 JP2589256Y2 (ja) 1999-01-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010267494A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Mitsubishi Plastics Inc 電子機器操作部用の消音シート

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6360221U (ja) * 1986-10-08 1988-04-21
JPS649326U (ja) * 1987-07-06 1989-01-19
JP3057833U (ja) * 1998-09-18 1999-06-08 株式会社協同制作 商品見本用ラベル

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JP2589256Y2 (ja) 1999-01-27

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