JPH0565810A - エンジンのタペツトクリアランス調整方法 - Google Patents

エンジンのタペツトクリアランス調整方法

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Publication number
JPH0565810A
JPH0565810A JP22730291A JP22730291A JPH0565810A JP H0565810 A JPH0565810 A JP H0565810A JP 22730291 A JP22730291 A JP 22730291A JP 22730291 A JP22730291 A JP 22730291A JP H0565810 A JPH0565810 A JP H0565810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rocker arm
displacement
valve
adjusting
tappet clearance
Prior art date
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Pending
Application number
JP22730291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyasu Sugimoto
公保 杉本
Osamu Sumiya
修 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP22730291A priority Critical patent/JPH0565810A/ja
Publication of JPH0565810A publication Critical patent/JPH0565810A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 支点位置を調整するアジャストスクリューa
1を有する支点調整式ロッカアームaにおけるタペット
クリアランスの調整を作業性良く正確に行ない得られる
ようにする。 【構成】 ロッカアームaのスリッパ面a3を動弁カム
cに当接させた状態アジャストスクリューa1を螺挿す
るロッカアームaの一端部を該スクリューa1の締込み
で引上げ、ロッカアームaの他端の作用点部a4を下降
させてバルブdを押下げる。リテーナd1に当接する測
定子10aを有する変位計によりバルブdの変位量γを
計測し、γが所定値になったところでスクリューa1の
締込みを停止する。このときのロッカアームaの位置を
原点位置として、ロッカアーム変位量βを該アーム上の
当座a5に当接する測定子11aを有する変位計で計測
しつつ、原点位置から上方への変位量βが前記所定値に
規定タペットクリアランス値を加えた値になるまで、ス
クリューa1を弛める。これにより、タペットクリアラ
ンスは規定値に正確に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支点位置を調整するア
ジャストスクリューを有する支点調整式ロッカアームを
備えるエンジンのタペットクリアランス調整方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、バルブに対する作用点位置を調整
するアジャストスクリューを有する作用点調整式ロッカ
アームを備えるエンジンのタペットクリアランス調整方
法として、ロッカアームの変位量をロッカアーム変位計
で計測しつつアジャストスクリューを締込み、動弁系の
がたが吸収されてバルブがアジャストスクリューにより
押下げられ、それ以上ロッカアームが変位しなくなった
時点のアジャストスクリューの位置を調整用原点位置と
して、そこから所定のタペットクリアランス量だけアジ
ャストスクリューを弛めるようにした方法が知られてい
る(特開昭63−25308号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、支点調整式
のロッカアームでは、アジャストスクリューの締込みに
よる支点位置の変化によりロッカアームがバルブを押下
げつつ変位して、変位量が一定になる状態が得られず、
上記従来の方法ではタペットクリアランスを調整できな
い。そのため、支点調整式ロッカアームを備えるエンジ
ンのタペットクリアランスは、隙間ゲージを用いる旧来
の方法で調整している。然し、この方法は精度及び作業
性が悪く、支点調整式ロッカアームにおけるタペットク
リアランスの調整を高精度で作業性良く行い得られる方
法の開発が望まれている。本発明は、かかる要望に適合
したタペットクリアランスの調整方法を提供することを
その目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、支点位置を調整するアジャストスクリューを
有する支点調整式ロッカアームを備えるエンジンのタペ
ットクリアランスを調整する方法において、ロッカアー
ムのスリッパ面を動弁カムに当接させた状態でアジャス
トスクリューを締込み、このときのバルブの変位量をバ
ルブ変位計で計測して、この変位量が所定値になったと
きのロッカアームの位置を調整用の原点位置とし、次に
ロッカアームの変位量をロッカアーム変位計で計測しつ
つロッカアームの前記原点位置からの変位量が前記所定
値に規定タペットクリアランス値を加えた値になるまで
アジャストスクリューを弛めることを特徴とする。
【0005】
【作用】アジャストスクリューを締込むとロッカアーム
の支点位置が変化し、バルブとこれに対向するロッカア
ームの作用点部との間の隙間が次第に減少し、遂には作
用点部がバルブに当接してバルブが押下げられる。そし
て、バルブの押下げ量即ち変位量が所定値になったとき
これをバルブ変位計で検出し、このときのロッカアーム
の位置を調整用原点位置として、以後ロッカアーム変位
計によりロッカアームの該原点位置からの変位量を計測
しつつこれが上記所定値に規定タペットクリアランス値
を加えた値になるまでアジャストスクリューを弛めるこ
とにより、タペットクリアランスを規定値に正確に調整
できる。
【0006】
【実施例】図2を参照して、aはエンジンのシリンダヘ
ッドbに設けたロッカアームを示し、ロッカアームaの
一端に、シリンダヘッドb上の受座b1に下端を支持さ
せた支点位置調整用のアジャストスクリューa1を螺挿
して、ロッカアームaをアジャストスクリューa1に対
しロックナットa2で固定自在とし、又、ロッカアーム
aの中間部上面に動弁カムcに当接するスリッパ面a3
を形成して、動弁カムcの回転によりロッカアームaを
アジャストスクリューa1の下端を支点にして揺動さ
せ、ロッカアームaの他端の作用点部a4を介してバル
ブdを開閉するように構成されており、図1に示す調整
装置によりタペットクリアランスの調整を行うようにし
た。
【0007】該調整装置は、機枠1にシリンダ2により
昇降されるように設けた昇降枠3に、アジャストスクリ
ューa1用とロックナットa2用の駆動手段を搭載した
調整ヘッド4を、シリンダ5により昇降枠3に固定の円
弧状ガイドレール6に案内させて、ロッカアームaの揺
動支点と略同心の支点回りに揺動可能に支持し、更に機
枠1の下部に、ストッパ7で規制される下側の計測位置
にシリンダ8によって進退される可動枠9を設けて、該
可動枠9に、バルブdのリテーナd1に当接する測定子
10aを有するバルブ変位計10と、ロッカアームaの
作用点部a5に形成した当座a5に当接する測定子11
aを有するロッカアーム変位計11とを設けて成るもの
とした。図中6aは調整ヘッド4にガイドレール6を上
下から挾むように取付けたガイドローラである。
【0008】調整ヘッド4に搭載するアジャストスクリ
ューa1用の駆動手段は、サーボモータから成る第1駆
動源12と、その下方にのびる第1駆動軸13と、該駆
動軸13の下端に回り止めして且つばね14に抗して上
動自在にフローティング支持させたドライバ15とで構
成され、又ロックナットa2用の駆動手段は、ナットラ
ンナから成る第2駆動源16と、これにギア17を介し
て連結される、前記第1駆動軸13の外周の筒状の第2
駆動軸18と、該第2駆動軸18の下端にピン19を介
して回り止めして且つばね20に抗して上動自在にフロ
ーティング支持させたソケット21とで構成されてお
り、更にソケット21内にドライバ15に外挿させてア
ジャストスクリューa1に調心機能を持って外嵌可能な
ガイドスリーブ22を設け、該スリーブ22を第1駆動
軸13又は第2駆動軸14に固着した。
【0009】タペットクリアランスの調整に際しては、
先ず、ドライバ15とソケット21を緩やかに回転させ
ながら昇降枠3の動きで調整ヘッド4を下降させ、ドラ
イバ15をアジャストスクリューa1の頂部の溝に係合
させると共にソケット21をロックナットa2に外嵌係
合させる。この際、アジャストスクリューa1の軸線が
ドライバ15やソケット21の軸線に合致していない
と、ドライバ15とソケット21がアジャストスクリュ
ーa1やロックナットa2に干渉してこれにうまく係合
しなくなるが、この場合本実施例では、ドライバ15と
ソケット21が夫々駆動軸13、18に対しばね14、
20に抗して上動し、一方、ガイドスリーブ22にその
下端のテーパ穴部を介してアジャストスクリューa1が
挿入され、アジャストスクリューa1の芯ずれが解消さ
れて、ドライバ15とソケット21はアジャストスクリ
ューa1とロックナットa2に確実に係合する。次に、
ソケット21の回転でロックナットa2を弛めると共
に、調整ヘッド4を図1で時計方向に揺動させる。これ
によれば、ソケット21やガイドスリーブ22を介して
アジャストスクリューa1に揺動モーメントが作用し、
ロッカアームaが揺動されてそのスリッパ面a3が動弁
カムcのベース円部に当接する。この状態で可動枠9を
計測位置に下降させて、バルブ変位計10の測定子10
aをバルブdのリテーナd1と、ロッカアーム変位計1
1の測定子11aをロッカアームaの当座a5とに当接
させる。次に、ドライバ15の回転でアジャストスクリ
ューa1を締込み、ロッカアームaの一端を引上げて他
端の作用点部a4を下降させる。ここで、ロッカアーム
aの一端の上方への変位量をα、作用点部a4の下方へ
の変位量をβ、バルブdの下方への変位量をγとする
と、αに対するβとγの変化は図3に示す通りになる。
そして、γをバルブ変位計10で計測しつつアジャスト
スクリューa1を締込んで、γが所定値Aになったとき
締込みを停止すると共にロッカアーム変位計11を零点
にセットし、次いでドライバ15を逆転させてアジャス
トスクリューa1を弛め、ロッカアーム変位計11の計
測値が前記所定値Aにタペットクリアランスの規定値B
を加えた調整目標値Cになったとき、ドライバ15の逆
転を停止してロックナットa2を締込む。これによれ
ば、タペットクリアランスは規定値Bに正確に調整され
る。次に、シリンダ5による調整ヘッド4の揺動付勢力
を解いて、昇降枠3を上昇させると共に可動枠9を上昇
させて、調整作業を完了する。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、支点調整式のロッカアームにおけるタペット
クリアランスの調整を作業性良く正確に行ない得られる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に用いるタペットクリアラン
ス調整装置の一例の側面図
【図2】 調整作業時の要部の拡大図
【図3】 ロッカアームとバルブの変位量を示す図
【符号の説明】
a ロッカアーム a1 アジャストスクリュ
ー a3 スリッパ面 c 動弁カム 10 バルブ変位計 11 ロッカアーム変位

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支点位置を調整するアジャストスクリュ
    ーを有する支点調整式ロッカアームを備えるエンジンの
    タペットクリアランスを調整する方法において、ロッカ
    アームのスリッパ面を動弁カムに当接させた状態でアジ
    ャストスクリューを締込み、このときのバルブの変位量
    をバルブ変位計で計測して、この変位量が所定値になっ
    たときのロッカアームの位置を調整用の原点位置とし、
    次にロッカアームの変位量をロッカアーム変位計で計測
    しつつロッカアームの前記原点位置からの変位量が前記
    所定値に規定タペットクリアランス値を加えた値になる
    までアジャストスクリューを弛めることを特徴とするエ
    ンジンのタペットクリアランス調整方法。
JP22730291A 1991-09-06 1991-09-06 エンジンのタペツトクリアランス調整方法 Pending JPH0565810A (ja)

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Cited By (4)

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CN100400804C (zh) * 2003-06-03 2008-07-09 本田技研工业株式会社 发动机的气门传动装置
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