JPH0565781B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0565781B2 JPH0565781B2 JP1206274A JP20627489A JPH0565781B2 JP H0565781 B2 JPH0565781 B2 JP H0565781B2 JP 1206274 A JP1206274 A JP 1206274A JP 20627489 A JP20627489 A JP 20627489A JP H0565781 B2 JPH0565781 B2 JP H0565781B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ice
- low
- water
- temperature
- refrigerated space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 53
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 claims description 27
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 20
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 11
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 6
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 3
- 230000008014 freezing Effects 0.000 claims description 2
- 238000007710 freezing Methods 0.000 claims description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 6
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 239000005457 ice water Substances 0.000 description 4
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 4
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 3
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 2
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 2
- 239000003651 drinking water Substances 0.000 description 2
- 235000020188 drinking water Nutrition 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P80/00—Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
- Y02P80/20—Climate change mitigation technologies for sector-wide applications using renewable energy
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は山岳部地中を活用し、冬期降雪地帯の
降雪を有効に利用する方法及び装置に関する。
降雪を有効に利用する方法及び装置に関する。
(従来の技術)
日本列島を縦断する山岳地帯を境にして、冬期
日本海側は低温降雪地域となるが太平洋側は非降
雪地域であり気候も温暖である。
日本海側は低温降雪地域となるが太平洋側は非降
雪地域であり気候も温暖である。
裏日本の降雪地帯の大部分の地域では、冬期の
道路の除雪と建物の屋根の雪落しが重要かつ不可
欠な労働である。そして更に、その除去した雪を
どこに捨てるかも深刻な問題である。冬期に降雪
地帯において、このような克雪活動に費されてい
る費用と労力は膨大なものである。
道路の除雪と建物の屋根の雪落しが重要かつ不可
欠な労働である。そして更に、その除去した雪を
どこに捨てるかも深刻な問題である。冬期に降雪
地帯において、このような克雪活動に費されてい
る費用と労力は膨大なものである。
一方、冬期に降り積つた雪を収集して、この雪
を圧縮固化して高密度の雪氷塊を作り、これを貯
蔵しておき暖暑に低温エネルギー源として利用す
ることは従来知られている(特開昭54−149235号
公報)。
を圧縮固化して高密度の雪氷塊を作り、これを貯
蔵しておき暖暑に低温エネルギー源として利用す
ることは従来知られている(特開昭54−149235号
公報)。
また、大型の貯雪槽を地中に構築し、地上での
積雪を前記貯雪槽内に堆積することにより前記貯
雪槽内の下部に形成した物質貯蔵槽を冷却するこ
とも従来知られている(特開昭59−134475号公
報)。
積雪を前記貯雪槽内に堆積することにより前記貯
雪槽内の下部に形成した物質貯蔵槽を冷却するこ
とも従来知られている(特開昭59−134475号公
報)。
更に冬期の外気がマイナス温度となることをヒ
ートパイプにより利用し、この外気の冷熱エネル
ギーにより岩盤内空間で製氷し、この氷により該
空間内に低温度を保持することも従来知られてい
る(特開昭60−207876号公報)。
ートパイプにより利用し、この外気の冷熱エネル
ギーにより岩盤内空間で製氷し、この氷により該
空間内に低温度を保持することも従来知られてい
る(特開昭60−207876号公報)。
(発明が解決しようとする課題)
裏日本の降雪地帯の大部分の地域では、前記の
ように雪に伴なう大きな障害があつた。本発明は
山岳部地中が天然の大容量冷蔵空間であることを
活用し、雪を利用して物質貯蔵のための地中基地
を建設することによつて前記従来技術より大規模
であるとともに冷蔵力にもすぐれた物資冷蔵方法
及び装置を得ることを目的とする。
ように雪に伴なう大きな障害があつた。本発明は
山岳部地中が天然の大容量冷蔵空間であることを
活用し、雪を利用して物質貯蔵のための地中基地
を建設することによつて前記従来技術より大規模
であるとともに冷蔵力にもすぐれた物資冷蔵方法
及び装置を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明の山岳部地中を利用する物資冷蔵方法は
前記目的を達成するために次の手段からなる。
前記目的を達成するために次の手段からなる。
降雪地域を含む山岳部の地中に、前記山岳部を
貫通して設けられた交通用の道路又はトンネルに
接するか道路又はトンネルから分岐して物資冷蔵
空間を形成し、降雪地域の降雪を圧縮し比重が通
常氷の半分以上となるようにした氷塊を前記冷蔵
空間の地中壁面近傍に積み上げ氷壁を形成し、こ
の氷塊又は氷壁の融解熱を利用する冷蔵空間内に
貯蔵される物資を冷蔵するとともに、前記の物資
冷蔵空間の氷塊又は氷壁の融氷水を高熱源とし低
温冷蔵空間の大気を低熱源とする冷凍サイクルを
作動させて該低温冷蔵空間に貯蔵される物資を氷
温以下に冷蔵すること。
貫通して設けられた交通用の道路又はトンネルに
接するか道路又はトンネルから分岐して物資冷蔵
空間を形成し、降雪地域の降雪を圧縮し比重が通
常氷の半分以上となるようにした氷塊を前記冷蔵
空間の地中壁面近傍に積み上げ氷壁を形成し、こ
の氷塊又は氷壁の融解熱を利用する冷蔵空間内に
貯蔵される物資を冷蔵するとともに、前記の物資
冷蔵空間の氷塊又は氷壁の融氷水を高熱源とし低
温冷蔵空間の大気を低熱源とする冷凍サイクルを
作動させて該低温冷蔵空間に貯蔵される物資を氷
温以下に冷蔵すること。
また、本発明の山岳部地中を利用する物資冷蔵
方法に使用される装置は前記目的を達成するため
に次の構成からなる。
方法に使用される装置は前記目的を達成するため
に次の構成からなる。
山岳部の一方が降雪地域、他方が非降雪地域を
形成する地形の地中に前記山岳部を貫通しかつ前
記両地域を結ぶ交通用の道路又はトンネルに接す
るか道路又はトンネルから分岐して形成された物
資冷蔵空間において生ずる氷塊又は氷壁の融氷水
を低熱源とし非降雪地域の大気又は太陽熱を高熱
源とする逆冷凍サイクルを有し、高温高圧の冷媒
を低温低圧の状態に膨脹させる膨脹機によつて駆
動される発電機と余剰電力を蓄える蓄電池とを有
する、冷蔵空間内の照明及び物流活動のための電
力供給装置であること。
形成する地形の地中に前記山岳部を貫通しかつ前
記両地域を結ぶ交通用の道路又はトンネルに接す
るか道路又はトンネルから分岐して形成された物
資冷蔵空間において生ずる氷塊又は氷壁の融氷水
を低熱源とし非降雪地域の大気又は太陽熱を高熱
源とする逆冷凍サイクルを有し、高温高圧の冷媒
を低温低圧の状態に膨脹させる膨脹機によつて駆
動される発電機と余剰電力を蓄える蓄電池とを有
する、冷蔵空間内の照明及び物流活動のための電
力供給装置であること。
(作用)
降雪地域を含む山岳部の地中に該山岳部の道路
またはトンネルに接してまたそれから分岐して形
成される天然の冷却力を利用する物資冷蔵空間に
氷塊(圧縮雪水)を利用する冷蔵庫を設けること
により、雪害を解消し天然の地形利用及び物資貯
蔵の機能を発揮できるとともに、前記冷蔵庫の融
氷水を高熱源とし低温冷蔵空間の大気を低熱源と
する冷凍サイクルを作動させることにより大量に
存在する融氷水の冷却力を利用して容易に低温冷
蔵が可能となる。
またはトンネルに接してまたそれから分岐して形
成される天然の冷却力を利用する物資冷蔵空間に
氷塊(圧縮雪水)を利用する冷蔵庫を設けること
により、雪害を解消し天然の地形利用及び物資貯
蔵の機能を発揮できるとともに、前記冷蔵庫の融
氷水を高熱源とし低温冷蔵空間の大気を低熱源と
する冷凍サイクルを作動させることにより大量に
存在する融氷水の冷却力を利用して容易に低温冷
蔵が可能となる。
前記冷蔵庫の融氷水を低熱源とし非降雪地域の
大気または太陽熱を高熱源とする逆冷凍サイクル
を作動させることにより、大量に得られる融氷水
と無限に存する太陽熱等により能率よく大電力が
得られ、地中基地の照明及びすべての物流活動の
ための電力をまかなうことができる。
大気または太陽熱を高熱源とする逆冷凍サイクル
を作動させることにより、大量に得られる融氷水
と無限に存する太陽熱等により能率よく大電力が
得られ、地中基地の照明及びすべての物流活動の
ための電力をまかなうことができる。
(実施例)
第1図及び第2図は本発明の方法及び装置に用
いる実施例の全体的な系統図である。
いる実施例の全体的な系統図である。
山岳地帯1を挟んで日本海側の降雪地帯Aと太
平洋側の非降雪地帯Bがあり、両地帯を結ぶトン
ネル2と道路3とがある。降雪地帯Aには氷塊製
造所4が設けられ、ここに降雪、除雪によつて得
られた雪がトラツク5等の運搬手段により搬入さ
れる。
平洋側の非降雪地帯Bがあり、両地帯を結ぶトン
ネル2と道路3とがある。降雪地帯Aには氷塊製
造所4が設けられ、ここに降雪、除雪によつて得
られた雪がトラツク5等の運搬手段により搬入さ
れる。
ここで機械を用いて雪を圧縮し少量の水を加え
る等して水氷に比べて若干比重の小さい氷塊(圧
縮雪氷)を製造する。このようにして製造された
氷塊は、トラツク5等によりトンネル2内の道路
3に接した空間または横路等の空間に形成された
冷蔵庫6に運び込んで積み重ねて貯氷するととも
に冷蔵用として利用する。庫内の氷塊が融けてで
きる低温水は融氷水用貯水池7に貯める。冷蔵庫
6内の温度が0℃以上の場合は貯氷の融解熱によ
り庫内の冷蔵物資を保冷することができる。
る等して水氷に比べて若干比重の小さい氷塊(圧
縮雪氷)を製造する。このようにして製造された
氷塊は、トラツク5等によりトンネル2内の道路
3に接した空間または横路等の空間に形成された
冷蔵庫6に運び込んで積み重ねて貯氷するととも
に冷蔵用として利用する。庫内の氷塊が融けてで
きる低温水は融氷水用貯水池7に貯める。冷蔵庫
6内の温度が0℃以上の場合は貯氷の融解熱によ
り庫内の冷蔵物資を保冷することができる。
0℃以下の低温を必要とするときは、冷凍機8
を運転して冷蔵庫6を低温冷蔵庫とする。冷凍機
8の凝縮器用の冷却水は融氷水用貯水池7の冷却
水を使用することとし送水ポンプ9により該水を
凝縮器に送る。凝縮器を出た冷却水は導水路10
を経て浄水場貯水池11に放出する。12は冷蔵
庫6及び融氷水用貯水池7の扉である。
を運転して冷蔵庫6を低温冷蔵庫とする。冷凍機
8の凝縮器用の冷却水は融氷水用貯水池7の冷却
水を使用することとし送水ポンプ9により該水を
凝縮器に送る。凝縮器を出た冷却水は導水路10
を経て浄水場貯水池11に放出する。12は冷蔵
庫6及び融氷水用貯水池7の扉である。
非降雪地帯Bにはソーラパネル15、発電ユニ
ツト16等からなる発電所17が設けられ、太陽
熱と大気とを熱源として冷凍用冷媒を用いて逆冷
凍サイクルを運転し発電に供する。逆冷凍サイク
ルの凝縮器用の冷却水は送水ポンプ9により供給
され、凝縮器を出た冷却水は導水路10を経て浄
水場貯水池11に放出する。浄水場貯水池11の
水は飲料水として利用する。
ツト16等からなる発電所17が設けられ、太陽
熱と大気とを熱源として冷凍用冷媒を用いて逆冷
凍サイクルを運転し発電に供する。逆冷凍サイク
ルの凝縮器用の冷却水は送水ポンプ9により供給
され、凝縮器を出た冷却水は導水路10を経て浄
水場貯水池11に放出する。浄水場貯水池11の
水は飲料水として利用する。
第3図ないし第6図は本発明の方法の実施例に
おいて氷塊または氷壁の融解熱を利用する冷蔵空
間について示すものである。
おいて氷塊または氷壁の融解熱を利用する冷蔵空
間について示すものである。
一般に山岳部のトンネル2は強固な岩盤構造が
多い。これはトンネル2内に形成される冷蔵空間
の強度を増大するとともに岩盤自体が優れた断熱
材となるので、断熱材も不要であるか、通常の冷
蔵庫に比べて遥かに簡単なものとすることができ
る。冷蔵空間近傍の岩盤の総てが同一温度の巨大
な低温塊を形成するため熱容量が無限大となり、
各冷蔵空間の全周壁が常に一定温度の低温パネル
となるので、優れた冷蔵空間を実現することがで
きる。
多い。これはトンネル2内に形成される冷蔵空間
の強度を増大するとともに岩盤自体が優れた断熱
材となるので、断熱材も不要であるか、通常の冷
蔵庫に比べて遥かに簡単なものとすることができ
る。冷蔵空間近傍の岩盤の総てが同一温度の巨大
な低温塊を形成するため熱容量が無限大となり、
各冷蔵空間の全周壁が常に一定温度の低温パネル
となるので、優れた冷蔵空間を実現することがで
きる。
氷塊製造所4で製造された氷塊20をトラツク
5等により冷蔵庫6内に運搬し、庫内の壁際に第
5図のように氷を積み上げる。庫内には貯蔵用の
棚21を設け、ここに冷蔵物22を貯蔵する。庫
内の天井と床との間に温度差が生ずるので空気循
環フアン23をつけて庫内温度を均一にするとと
もに空気流を生ぜしめて冷蔵物22の冷却効果を
増大する。庫内の壁際には融氷水用の溝24を作
り、融水を集める。この融水は融氷水誘導路25
によつて融氷水用貯水池7に導き、ここに貯水す
る。26は岩盤であり、27は積卸し用プラツト
ホームである。
5等により冷蔵庫6内に運搬し、庫内の壁際に第
5図のように氷を積み上げる。庫内には貯蔵用の
棚21を設け、ここに冷蔵物22を貯蔵する。庫
内の天井と床との間に温度差が生ずるので空気循
環フアン23をつけて庫内温度を均一にするとと
もに空気流を生ぜしめて冷蔵物22の冷却効果を
増大する。庫内の壁際には融氷水用の溝24を作
り、融水を集める。この融水は融氷水誘導路25
によつて融氷水用貯水池7に導き、ここに貯水す
る。26は岩盤であり、27は積卸し用プラツト
ホームである。
第3図において、冷蔵庫6と積卸し用プラツト
ホーム27との間には断熱壁28を設けてトンネ
ル内の気温との断熱を行う。融氷水用貯水池7に
も断熱用の隔壁29を設ける。
ホーム27との間には断熱壁28を設けてトンネ
ル内の気温との断熱を行う。融氷水用貯水池7に
も断熱用の隔壁29を設ける。
第7図ないし第9図は本発明の方法の実施例に
おいて氷塊または氷壁の融氷水を高熱源とし低温
冷蔵空間の大気を低熱源とする冷凍サイクルを作
動させることについて示すものであつて、冷蔵庫
6が0℃より低い低温冷蔵庫となる場合である。
おいて氷塊または氷壁の融氷水を高熱源とし低温
冷蔵空間の大気を低熱源とする冷凍サイクルを作
動させることについて示すものであつて、冷蔵庫
6が0℃より低い低温冷蔵庫となる場合である。
29は断熱層である。冷蔵庫6の外に冷凍機8
(コンデンシングユニツト)を設け、冷蔵庫6内
にユニツトクーラー38を置いて庫内を強制的に
冷却する。ユニツトクーラー38内には空気循環
フアン23と蒸発器37とが設けられる。41,
42は冷媒配管である。
(コンデンシングユニツト)を設け、冷蔵庫6内
にユニツトクーラー38を置いて庫内を強制的に
冷却する。ユニツトクーラー38内には空気循環
フアン23と蒸発器37とが設けられる。41,
42は冷媒配管である。
第9図は冷凍機8(コンデンシングユニツト)
の詳細を示すもので、蒸発器37で蒸発した冷媒
は冷媒配管42を通つて圧縮機34に吸込されて
圧縮され、凝縮器35において液化された後、膨
脹弁36を経て冷媒配管41より再び蒸発器に流
入する。凝縮器35を冷却するために冷却水配管
31,32と送水ポンプ33が設けられている。
冷却水には融氷水用貯水池7の冷却水が用いられ
ている。冷凍機8からの冷却水は冷却水配管32
を経て導水路10に放流される。融氷水用貯水池
7からポンプ9により汲上げられる冷却水の水温
が0℃近傍のためこれに近い冷媒凝縮温度が得ら
れることにより、−40℃以下の超低温冷蔵の要求
に対しても単段圧縮の冷凍機で十分であり、しか
も通常の大気熱源のクーリングタワーによる冷却
水より遥かに少い動力で足りる。
の詳細を示すもので、蒸発器37で蒸発した冷媒
は冷媒配管42を通つて圧縮機34に吸込されて
圧縮され、凝縮器35において液化された後、膨
脹弁36を経て冷媒配管41より再び蒸発器に流
入する。凝縮器35を冷却するために冷却水配管
31,32と送水ポンプ33が設けられている。
冷却水には融氷水用貯水池7の冷却水が用いられ
ている。冷凍機8からの冷却水は冷却水配管32
を経て導水路10に放流される。融氷水用貯水池
7からポンプ9により汲上げられる冷却水の水温
が0℃近傍のためこれに近い冷媒凝縮温度が得ら
れることにより、−40℃以下の超低温冷蔵の要求
に対しても単段圧縮の冷凍機で十分であり、しか
も通常の大気熱源のクーリングタワーによる冷却
水より遥かに少い動力で足りる。
本発明においては冷蔵庫内の照明、冷凍機の運
転、冷蔵庫内への氷塊の運搬と配列、貯蔵物の出
し入れのための移動運搬等のための動力(電気式
プラツター、自動倉庫用電力)、管理用電力等の
供給のため、非降雪地域に発電装置を設置する必
要がある。施設内動力用原動機として内燃機関を
用いると燃料エネルギーの1/3程度が動力として
利用され、残り2/3は排気ガスとして大気中に放
出されてしまう。本発明の場合におけるような低
温空間において前記排気ガスは冷熱に損失を生ぜ
しめるので、施設内動力手段としては電気自動車
等の電動機の使用が適しており、このために逆冷
凍サイクルを用いて発電を行う。
転、冷蔵庫内への氷塊の運搬と配列、貯蔵物の出
し入れのための移動運搬等のための動力(電気式
プラツター、自動倉庫用電力)、管理用電力等の
供給のため、非降雪地域に発電装置を設置する必
要がある。施設内動力用原動機として内燃機関を
用いると燃料エネルギーの1/3程度が動力として
利用され、残り2/3は排気ガスとして大気中に放
出されてしまう。本発明の場合におけるような低
温空間において前記排気ガスは冷熱に損失を生ぜ
しめるので、施設内動力手段としては電気自動車
等の電動機の使用が適しており、このために逆冷
凍サイクルを用いて発電を行う。
第10図は逆冷凍サイクルのP−i線図であ
り、a−bは加圧、b−cは蒸発、c−dは膨
脹、b−aは凝縮の過程を示す。
り、a−bは加圧、b−cは蒸発、c−dは膨
脹、b−aは凝縮の過程を示す。
第11図ないし第13図は本発明の装置の実施
例を示すものである。ソーラパネル15において
太陽熱及び大気を熱源として蒸発器52により高
圧冷媒ガスを作り、これを膨脹機43に導入して
これを回転させ、発電機44を運転する。発電さ
れた電力の余分は蓄電池45に蓄電し、夜間等の
動力用として利用する。51は送電ケーブルであ
る。
例を示すものである。ソーラパネル15において
太陽熱及び大気を熱源として蒸発器52により高
圧冷媒ガスを作り、これを膨脹機43に導入して
これを回転させ、発電機44を運転する。発電さ
れた電力の余分は蓄電池45に蓄電し、夜間等の
動力用として利用する。51は送電ケーブルであ
る。
膨脹機43から流出する低圧冷媒ガスは凝縮器
49において、融氷水用貯水池7からの冷却水が
管47を経て凝縮器49内に流入されることによ
り冷却凝縮せしめられ、冷媒液は冷媒ポンプ50
によつて再び蒸発器52に導入せしめられる。凝
縮器49を出た冷却水は管48より導水路10に
放出する。冷却水の温度が0℃近傍の低温のた
め、冬期でもきわめて良好な発電効率が得られ
る。冷却水は導水路10より浄水場貯水池11に
流入し、全て飲料水として利用する。
49において、融氷水用貯水池7からの冷却水が
管47を経て凝縮器49内に流入されることによ
り冷却凝縮せしめられ、冷媒液は冷媒ポンプ50
によつて再び蒸発器52に導入せしめられる。凝
縮器49を出た冷却水は管48より導水路10に
放出する。冷却水の温度が0℃近傍の低温のた
め、冬期でもきわめて良好な発電効率が得られ
る。冷却水は導水路10より浄水場貯水池11に
流入し、全て飲料水として利用する。
このような電力供給装置により得られた電力
は、前記のようなトンネル内の物流作業等に必要
なエネルギーを総て供給することができる。
は、前記のようなトンネル内の物流作業等に必要
なエネルギーを総て供給することができる。
次に、融氷水の有効利用について考える。融氷
水の熱的な利用については前記のとおりである
が、融氷水用貯水池7で顕熱を利用した水は導水
路10を通つて浄水場貯水池11に導き、日常の
生活用水として利用できる。この水は汚れが少な
い清潔な水であるからトンネル内に浄水場を作る
ことも費用設備から考えて容易である。また、幹
線道路の上にあるときは夏季の水不足に際して都
市部へトラツク輸送することも経済的に可能であ
る。
水の熱的な利用については前記のとおりである
が、融氷水用貯水池7で顕熱を利用した水は導水
路10を通つて浄水場貯水池11に導き、日常の
生活用水として利用できる。この水は汚れが少な
い清潔な水であるからトンネル内に浄水場を作る
ことも費用設備から考えて容易である。また、幹
線道路の上にあるときは夏季の水不足に際して都
市部へトラツク輸送することも経済的に可能であ
る。
本発明によれば、降雪地域の雪の捨て場が確保
されるとともに、圧縮雪氷(氷塊)の冷却力と天
然地形の冷蔵力とを利用してきわめて大規模の物
資貯蔵を能率よくしかも経済的に行うことができ
るとともに、圧縮雪氷の融氷水を高熱源とし低温
冷蔵空間の大気を低熱源とする冷凍サイクルを運
転し、また圧縮雪氷の融氷水を低熱源とし非降雪
地域の大気または太陽熱を高熱源とする逆冷凍サ
イクルを運転することにより熱エネルギーをきわ
めて有効に利用できるとともに、逆冷凍サイクル
の膨脹機によつて発電機を駆動することにより地
中基地の電力を十分にまかなうことができる。
されるとともに、圧縮雪氷(氷塊)の冷却力と天
然地形の冷蔵力とを利用してきわめて大規模の物
資貯蔵を能率よくしかも経済的に行うことができ
るとともに、圧縮雪氷の融氷水を高熱源とし低温
冷蔵空間の大気を低熱源とする冷凍サイクルを運
転し、また圧縮雪氷の融氷水を低熱源とし非降雪
地域の大気または太陽熱を高熱源とする逆冷凍サ
イクルを運転することにより熱エネルギーをきわ
めて有効に利用できるとともに、逆冷凍サイクル
の膨脹機によつて発電機を駆動することにより地
中基地の電力を十分にまかなうことができる。
第1図は本発明の方法及び装置に用いる実施例
の全体的な系統図の概要立面図、第2図は第1図
の平面図、第3図は本発明における冷蔵方法を実
施するための実施例の概要平面図、第4図は第3
図の−断面図、第5図は第3図の−断面
図、第6図は第3図の−断面図、第7図は本
発明における低温冷蔵方法を実施するための実施
例の概要平面図、第8図は第7図の−断面
図、第9図は冷凍サイクルのフローシートダイヤ
グラム、第10図は本発明の逆冷凍サイクルのP
−i線図、第11図は本発明による発電設備の概
要立面図、第12図は第11図の平面図、第13
図は発電ユニツトのフローシートダイヤグラムで
ある。 1……山岳地帯、2……トンネル、3……道
路、4……氷塊製造所、6……物資冷蔵空間とし
ての冷蔵庫、7……融氷水用貯水池、8……冷凍
機、11……浄水場貯水池、15……ソーラパネ
ル、16……発電ユニツト、20……氷塊、43
……膨脹機、44……発電機、45……蓄電池。
の全体的な系統図の概要立面図、第2図は第1図
の平面図、第3図は本発明における冷蔵方法を実
施するための実施例の概要平面図、第4図は第3
図の−断面図、第5図は第3図の−断面
図、第6図は第3図の−断面図、第7図は本
発明における低温冷蔵方法を実施するための実施
例の概要平面図、第8図は第7図の−断面
図、第9図は冷凍サイクルのフローシートダイヤ
グラム、第10図は本発明の逆冷凍サイクルのP
−i線図、第11図は本発明による発電設備の概
要立面図、第12図は第11図の平面図、第13
図は発電ユニツトのフローシートダイヤグラムで
ある。 1……山岳地帯、2……トンネル、3……道
路、4……氷塊製造所、6……物資冷蔵空間とし
ての冷蔵庫、7……融氷水用貯水池、8……冷凍
機、11……浄水場貯水池、15……ソーラパネ
ル、16……発電ユニツト、20……氷塊、43
……膨脹機、44……発電機、45……蓄電池。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 降雪地域を含む山岳部の地中に、前記山岳部
を貫通して設けられた交通用の道路又はトンネル
に接するか道路又はトンネルから分岐して物資冷
蔵空間を形成し、降雪地域の降雪を圧縮し比重が
通常氷の半分以上となるようにした氷塊を前記冷
蔵空間の地中壁面近傍に積み上げ氷壁を形成し、
この氷塊又は氷壁の融解熱を利用する冷蔵空間内
に貯蔵される物資を冷蔵するとともに、前記の物
資冷蔵空間の氷塊又は氷壁の融氷水を高熱源とし
低温冷蔵空間の大気を低熱源とする冷凍サイクル
を作動させて該低温冷蔵空間に貯蔵される物資を
氷温以下に冷蔵することを特徴とする山岳部地中
を利用する物資冷蔵方法。 2 山岳部の一方が降雪地域、他方が非降雪地域
を形成する地形の地中に前記山岳部を貫通しかつ
前記両地域を結ぶ交通用の道路又はトンネルに接
するか道路又はトンネルから分岐して形成された
物資冷蔵空間において生ずる氷塊又は氷壁の融氷
水を低熱源とし非降雪地域の大気又は太陽熱を高
熱源とする逆冷凍サイクルを有し、高温高圧の冷
媒を低温低圧の状態に膨脹させる膨脹機によつて
駆動される発電機と余剰電力を蓄える蓄電池とを
有する、山岳部地中を利用する物資冷蔵方法に使
用される冷蔵又は低温の冷蔵空間内の照明及び物
流活動のための電力供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206274A JPH0370957A (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 山岳部地中を利用する物資冷蔵方法及び該方法に使用される装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1206274A JPH0370957A (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 山岳部地中を利用する物資冷蔵方法及び該方法に使用される装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0370957A JPH0370957A (ja) | 1991-03-26 |
JPH0565781B2 true JPH0565781B2 (ja) | 1993-09-20 |
Family
ID=16520612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1206274A Granted JPH0370957A (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 山岳部地中を利用する物資冷蔵方法及び該方法に使用される装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0370957A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4781731B2 (ja) * | 2004-06-21 | 2011-09-28 | 国策建設株式会社 | 雪堆積場を利用した雪氷エネルギー利用システム |
JP4761738B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2011-08-31 | 株式会社前川製作所 | 生鮮食品冷蔵用空調装置 |
JP6502979B2 (ja) * | 2017-03-06 | 2019-04-17 | 親臣 伊藤 | 食料貯蔵方法及びその貯蔵設備 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54149235A (en) * | 1978-05-15 | 1979-11-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Facilities that utilize fallen snow |
JPS59134475A (ja) * | 1983-01-21 | 1984-08-02 | 鹿島建設株式会社 | 雪利用による冷蔵システム |
-
1989
- 1989-08-09 JP JP1206274A patent/JPH0370957A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54149235A (en) * | 1978-05-15 | 1979-11-22 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Facilities that utilize fallen snow |
JPS59134475A (ja) * | 1983-01-21 | 1984-08-02 | 鹿島建設株式会社 | 雪利用による冷蔵システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0370957A (ja) | 1991-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR840000358B1 (ko) | 저장식 저온 냉동장치 | |
US5317904A (en) | Method of and apparatus for conditioning air | |
JP6368314B2 (ja) | 冷凍の改良 | |
CN101040156A (zh) | 带有次级制冷剂隔离的热能存储和冷却系统 | |
CA3110361C (en) | Hybrid thermosiphon system | |
JPH0565781B2 (ja) | ||
EP1647709A2 (en) | Power system using natural temperature differences | |
JPH06207755A (ja) | 空気式冷凍サイクル装置 | |
CN110656969B (zh) | 一种用于特长公路隧道施工时的降温方法 | |
CN205025513U (zh) | 一种天然气管网压力能回收综合利用系统 | |
EP1744111A1 (en) | Combined heat utilization method employing snow ice as heat source and heat pump system | |
JP4654069B2 (ja) | 氷雪を利用した水蒸気圧縮冷凍機による氷スラリー製造システム | |
JP2006200820A (ja) | 太陽光発電装置搭載冷凍車 | |
CN114087827A (zh) | 一种冷库耦合光伏储能的综合能源系统及其运行方法 | |
JPH06147563A (ja) | 氷蓄熱設備 | |
JPH1047829A (ja) | 冷凍倉庫における被冷凍物の冷凍方法及び装置 | |
CN1064923A (zh) | 风管式自然冷能贮存器 | |
JPH10225018A (ja) | 深夜蓄圧方法および装置 | |
KR100284658B1 (ko) | 이동식제빙장치 | |
KR102717756B1 (ko) | 무시동 냉동기를 구비한 냉동탑차 | |
JPH04194103A (ja) | 風力を利用した蓄熱型路面融雪装置 | |
RU2520972C2 (ru) | Транспортно-энергетическая система россии | |
CN215892864U (zh) | 一种水产品冷藏车制冷机组及水产品冷藏车 | |
JP4096587B2 (ja) | 低温貯蔵施設 | |
KR890000558B1 (ko) | 냉동차의 축냉시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |