JPH0565474U - 噴流式自動半田付け装置の半田槽 - Google Patents

噴流式自動半田付け装置の半田槽

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JPH0565474U
JPH0565474U JP1058092U JP1058092U JPH0565474U JP H0565474 U JPH0565474 U JP H0565474U JP 1058092 U JP1058092 U JP 1058092U JP 1058092 U JP1058092 U JP 1058092U JP H0565474 U JPH0565474 U JP H0565474U
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仙一 横田
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横田機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半田槽を半田槽本体とノズル部とから構成す
ると共に半田槽をワンタッチで分解及び組立が行えるよ
うにして半田槽の掃除を極めて容易にする。 【構成】 半田槽本体に水平なV字溝を設けると共に、
該V字溝と同一断面形状の下向きの堤状突起をノズル部
に設け、ノズル部の堤状突起を半田槽本体のV字溝に係
合させて半田槽本体に載置するようにした構成を特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、噴流式自動半田付け装置の半田槽に係り、特にノズル部に設けられ た堤状突起を半田槽本体のV字溝に係合させて半田槽本体に載置するだけで、ね じなどによって固定することなく組み立てられるように構成して、半田槽の分解 をワンタッチで行えるようにし、半田槽の掃除を極めて容易にした噴流式自動半 田付け装置の半田槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
噴流式自動半田付け装置においては、一対のチェーンベルトからなる搬送装置 に基板を積載して搬送し、基板の下面にフラックスを塗布した後、ヒータによっ て該基板を予備加熱する。
【0003】 予備加熱された基板を溶融した半田を貯溜する半田槽に配設した第1ノズルか ら溶融半田を噴出させて基板の下面に接触させ、塗布されたフラックスをガスと して除去しながら予備半田付けを行い、ついで第2ノズルから噴出する溶融半田 に接触させて仕上げ半田付けを行っていた。
【0004】 従来の半田槽1は、図7を参照して、溶融した半田を貯溜する半田槽本体2に 第1ノズル3及び第2ノズル4を夫々ねじ5で固定した構造とされていた。
【0005】 半田槽1に貯溜されている溶融半田は、作業中は常に高温状態にあり、その表 面は、酸化作用のある空気と接触しているので酸化されて半田付け性能が次第に 劣化したり、また長期間使用していると半田槽本体2内に不純物が溜まるので、 定期的に半田槽本体2を空にして分解掃除をする必要が生じる。
【0006】 しかし従来の半田槽1の分解には、相当多数のねじ5をいちいち半田槽1から 取り外して半田槽本体2と第1ノズル3及び第2ノズル4とを分離させなければ ならず、分解に多くの工数を要し、作業を効率的に行うことができないという欠 点があった。
【0007】 またねじ5には半田が付着しており、特にねじ5のねじ溝5a中に入り込んで 固まった半田を取り除くことは非常に面倒であり、大変な作業であった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は,上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その 目的とするところは、半田槽本体に水平なV字溝を設けると共に、該V字溝と同 一断面形状の下向きの堤状突起をノズル部に設けることにより、ノズル部の堤状 突起をV字溝に係合させて半田槽本体に載置し又は該半田槽を持ち上げるだけで 半田槽の組立、分解が完了するようにし、該半田槽の組立、分解をワンタッチで 行うことができるようにすることであり、またこれによって多くのねじなどを着 脱することなく、容易に半田槽本体と第1及び第2ノズルとを分離させることが できるようにして、半田槽の掃除を容易化し、作業効率の大幅な向上を図ること である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
要するに本考案は、噴流式自動半田付け装置の半田槽において、水平なV字溝 が適所に設けられ溶融した半田を貯溜する半田槽本体と、前記V字溝に係合する ように該V字溝と同一断面形状の堤状突起が下向きに設けられ該堤状突起を前記 V字溝に係合させて前記半田槽本体に載置するように構成されたノズル部とを備 えたことを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。図1から図6において、本 考案に係る噴流式自動半田付け装置の半田槽10は、半田槽本体11と、ノズル 部12とを備えている。
【0011】 半田槽本体11は、溶融した半田を貯溜するためのものであって、ステンレス 鋼板により上方が開放された箱として製作されており、底部11aから半田槽本 体11の深さの略2/5程度上方の内周部には、水平で上方が開口したV字溝1 1cが上面に設けられたリブ11bが全周にわたって形成されている。
【0012】 底部11aには、同じく上面にV字溝11cが設けられた直線状のリブ11d が形成されている。
【0013】 また半田槽本体11の外側面11eには、上下方向に貫通する角穴13aと該 角穴13aに直角に3本の保持ピン14が植設されたインペラホルダ13が固定 されている。
【0014】 インペラホルダ13には、保持ピン14と直角方向に設けられた2つのねじ穴 13bにボルト15が螺合し、3本の保持ピン14で上下方向位置が決められ角 穴13aに嵌合された後述するインペラ駆動装置16の台板18をボルト15に よって側方から押圧して固定するようになっている。
【0015】 インペラ駆動装置16は、半田槽本体11内に貯溜した溶融半田をノズル部1 2に圧送するためのものであって、台板18にねじ19で固定された軸受部20 に、先端にインペラ21が固定されたインペラ軸22が回動自在に配設されてい る。
【0016】 インペラ軸22の上端には、プーリ23が固定されており、台板18にねじ2 4で固定されたモータ25の回転軸26に固定されたプーリ28との間にベルト 29が巻き掛けられている。
【0017】 軸受部20には、ボルト30によって支持脚31が固定されており、インペラ 駆動装置16をインペラホルダ13に装着したとき、支持脚31がノズル部12 に当接してインペラ駆動装置16をしっかりと装着できるようになっている。
【0018】 ノズル部12は、半田槽本体11に貯溜した溶融半田を上方に噴出させるため のものであって、上下方向に貫通する断面矩形状の開口12a及び12bが形成 された第1ノズル12c及び第2ノズル12dが、半田槽本体11の横断面と同 じ大きさを持つ台板12eに配設されている。
【0019】 ノズル部12は、その台板12eを半田槽本体11の内部に挿入してリブ11 b上に載置して組立て、半田槽10を構成するようになっている。
【0020】 リブ11bに対向する台板12eの下面には、全周にわたってV字溝11cと 同一断面形状の堤状突起12fが下向きに設けられている。
【0021】 また半田槽本体11の底部11aに設けられた直線状のリブ11dに対向して 、台板12eの下面に隔壁12gが凸設されており、該隔壁12gの先端は、直 線状のリブ11dのV字溝11cと同一断面形状の堤状突起12hが形成されて いる。
【0022】 そしてノズル部12を半田槽本体11に挿入して組み立てたとき、半田槽本体 11を隔壁12gで二分し、第1ノズル12cに連通する第1半田槽10aと第 2ノズル12dに連通する第2半田槽10bとを形成するように構成されている 。
【0023】 台板12eには、角穴12iが設けられており、該角穴12iからインペラ2 1を第1半田槽10a及び第2半田槽10bに挿入してインペラ駆動装置16を 半田槽本体11に装着できるようになっている。
【0024】 そしてノズル部12を半田槽本体11の内部に挿入し、V字溝11cと堤状突 起12h及び12fとを係合させて台板12eをリブ11b上に載置し、更にイ ンペラ駆動装置16の台板18を角穴13aに嵌合させ、支持脚31をノズル部 12上に積載してボルト15によって台板18を側方から押圧してしっかりと固 定して組み立てるように構成されている。
【0025】 本考案は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図 4から図6において、半田槽10の内部を掃除などのために分解するときには、 先ずボルト15を弛めて台板18を角穴13aから引き抜き、インペラ駆動装置 16を矢印C方向に分解する。
【0026】 次いでノズル部12を矢印D方向に引き上げて半田槽本体11から分離させた 後、該半田槽本体11から溶融半田を流出させて半田槽本体11の内部、ノズル 部12及びインペラ21をきれいに掃除して酸化した半田カスや内部に溜まった ごみ等を除去する。
【0027】 次に掃除された半田槽10の組立は、図2及び図3も参照して、半田槽本体1 1のリブ11bのV字溝11c及び直線状のリブ11dのV字溝11cに異物が ないことを確認し、ノズル部12の台板12eを半田槽本体11の内部に挿入し てリブ11bのV字溝11cと堤状突起12fとを、また直線状のリブ11dの V字溝11cと隔壁12gの堤状突起12hとを係合させながら矢印A方向にリ ブ11b上に載置する。
【0028】 次にインペラ21を角穴12iから下方(矢印B方向)に挿通させながら台板 18を保持ピン14に当接するまで角穴13a内に挿入し、支持脚31をノズル 部12に当接させ、台板18をボルト15によって側方から押圧して固定してイ ンペラ駆動装置16を半田槽本体11に装着し、半田槽10の組立を終了する。
【0029】 本考案の半田槽10は、上記した如くボルト15を弛め、又は締め付けるのみ で容易に組立、分解を行うことができ、しかもその相対位置はV字溝11c及び 堤状突起12f、12hにより位置決めされるので、特別の注意を要することな く極めて容易に行うことができる。
【0030】
【考案の効果】
本考案は、上記のように半田槽本体に水平なV字溝を設けると共に、該V字溝 と同一断面形状の下向きの堤状突起をノズル部に設けたので、ノズル部の堤状突 起をV字溝に係合させて半田槽本体に載置し又は該半田槽を持ち上げるだけで半 田槽の組立、分解が完了するため、該半田槽の組立、分解をワンタッチで行うこ とができる効果があり、またこの結果多くのねじなどを着脱することなく、容易 に半田槽本体と第1及び第2ノズルとを分離させることができることとなり、半 田槽の掃除が容易化され、作業効率の大幅な向上を図ることができる効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図6は本考案の実施例に係り、図1は
噴流式自動半田付け装置の半田槽の全体斜視図である。
【図2】噴流式自動半田付け装置の半田槽の図1におけ
るIIーII矢視縦断面図である。
【図3】噴流式自動半田付け装置の半田槽の図1におけ
るIIIーIII矢視縦断面図である。
【図4】噴流式自動半田付け装置の半田槽及びインペラ
駆動部の分解縦断面図である。
【図5】噴流式自動半田付け装置の半田槽及びインペラ
駆動部の分解斜視図である。
【図6】噴流式自動半田付け装置の半田槽の分解縦断面
図である。
【図7】従来例に係る噴流式自動半田付け装置の半田槽
の縦断面図である。
【符号の説明】
10 噴流式自動半田付け装置の半田槽 11 半田槽本体 11c V字溝 12 ノズル部 12f 堤状突起 12h 堤状突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項】 噴流式自動半田付け装置の半田槽におい
    て、水平なV字溝が適所に設けられ溶融した半田を貯溜
    する半田槽本体と、前記V字溝に係合するように該V字
    溝と同一断面形状の堤状突起が下向きに設けられ該堤状
    突起を前記V字溝に係合させて前記半田槽本体に載置す
    るように構成されたノズル部とを備えたことを特徴とす
    る噴流式自動半田付け装置の半田槽。
JP1992010580U 1992-01-31 1992-01-31 噴流式自動半田付け装置の半田槽 Expired - Lifetime JP2579070Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006114555A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Senju System Technology Kk 噴流はんだ槽

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