JPH056510B2 - - Google Patents

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JPH056510B2
JPH056510B2 JP2688585A JP2688585A JPH056510B2 JP H056510 B2 JPH056510 B2 JP H056510B2 JP 2688585 A JP2688585 A JP 2688585A JP 2688585 A JP2688585 A JP 2688585A JP H056510 B2 JPH056510 B2 JP H056510B2
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JP
Japan
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alloy
plating
clad
composite material
weight
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2688585A
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English (en)
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JPS61185440A (ja
Inventor
Hitoshi Tsuji
Seiichi Kawaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP2688585A priority Critical patent/JPS61185440A/ja
Publication of JPS61185440A publication Critical patent/JPS61185440A/ja
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  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、装飾品用複合素材、特に眼鏡フレー
ム、ネクタイピン、時計バンドなどばね性を有し
且つ軽量で、ろう付特製に優れた塗飾品用複合素
材と、その製造方法に関する。 (従来技術とその問題点) 近時、各種装飾品に於いて、活動性を高める意
味や、装飾感を高める意味から軽量且つばね特性
に優れた装飾品用素材が要望されている。 一方、装飾品用素材としての貴金属はばね特性
に劣り、また軽量化という点でも不利であつた。 そこでこれらの欠点を補うべく研究開発がなさ
れ、TiまたはTi合金に貴金属をクラツドした複
合素材の装飾品への応用が検討されている。 ところで装飾品は、複雑形状の部品を組立後、
ろう付して最終製品にされる場合が多く、それ故
装飾品用素材にはろう付特性に優れていることが
不可欠であり、特に眼鏡フレーム、ネクタイピ
ン、ヘアーピンなどの装飾品素材はろう付特性に
優れていることは勿論のこと、ばね特性にも優れ
ていることが要求される。 然るに第3図に示す従来の装飾品用複合素材1
は軽量性を備える為、TiまたはTi合金の芯材2
の外周に直接カラツト金例えばAu83.4重量%、
Ag8.0重量%、Cu8.6重量%のK20合金の外被金属
3をクラツドしたもので、これを第4図に示す如
く眼鏡フレーム用リム線4に加工してろう付けす
ると、ろう付時600〜900℃の高温にさらられる
為、ろう付部分5側で外被金属3中のAuがTiと
非常に脆い金属間化合物6を形成することとな
る。その結果この金属間化合物6で外被金属3と
芯材2とが剥離し、使用不能となるものである。 また前記装飾品用複合素材1は、外被金属3の
K20合金がばね性に乏しく、芯材2であるTiもば
ね特性に劣る。Tiのばね特性を向上させる為に、
各種金属を添加して合金化したTi合金も種々開
発されているが、これらは装飾品用素材に要求さ
れる加工性に乏しいものである。 (発明の目的) 本発明は上記の問題点を解決すべくなされたも
のであり、軽量でろう付特性に優れ且つ良好な加
工性とばね性を有する装飾品用複合素材とその製
造方法を提供することを目的とするものである。 (発明の構成) 本発明の装飾品用複合素材は、Ti又はTi合金
を芯材とし、これにMoが介在されてCu5〜60重
量%を含むNi合金が中間材としてクラツドされ、
さらに貴金属合金が外被金属としてクラツドされ
ていることを特徴とするものである。 本発明の装飾品用複合素材の製造方法は、Ti
またはTi合金材の外周面にMoめつきを施し、Ni
合金パイプの外周面及び内周面、貴金属合金パイ
プの内周面にAuめつき、AgめつきまたはNiめつ
きを施した後、Ti又はTi合金材にMoを介在して
Ni合金パイプを嵌装し、次いで貴金属合金パイ
プを嵌装し、然る後押出、引抜加工等の塑性加工
を行つてクラツドすることを特徴とするものであ
る。 上記構成の装飾品用複合素材において、Ti又
はTi合金の芯材にMoを介して中間材がクラツド
されているのは、熱処理時の過剰な拡散を防止
し、芯材と中間材との接合強度を低下させないた
めである。また中間材をNi−Cu合金にしている
のは、ばね性を十分もたせるためである。 中間材のNi−Cu合金のCu含有量を5〜60重量
%と限定された理由は、5重量%未満ではばね性
が不充分であり、60重量%を越えると共晶組織が
生ぜず、脆化を起すからである。 芯材と中間材と外被金属の厚みは、ばね性、軽
さを保たせる為に、10〜50:3〜20:1が望まし
い。 さらに上記の装飾品用複合素材の製造方法にお
いて、TiまたはTi合金線材の外周面にMoめつき
を施し、Ni合金パイプの外周面及び内周面、貴
金属合金パイプの内周面にAuめつき、Agめつき
またはNiめつきを施す理由は、製造工程途中の
酸化が防止され、工程が簡略化されるからであ
る。 (実施例) 本発明の具体的な実施例を従来例と共に説明す
る。 第1図に示す装飾品用複合素材10は、直径
2.73mmのTiを芯材11とし、これに厚さ3μのMo
層14が介在されて厚さ0.10mmのNi−Cu10重量
%合金が中間材12としてクラツドされ、さらに
厚さ0.034mm、外径3.0mmのAg−Pd30重量%合金
が外被金属13としてクラツドされて、これらの
厚み比が40:0.1:3:1となつているものであ
る。これの製作は、直径45.4mmのTi棒材の外周面
にスパツタリングにてMoめつき5μ施し、内径
45.6mm、外径49.0mmのNi−Cu10重量%合金パイプ
の外周面及び内周面にNiめつき10μ施し、内径
49.1mm、外径50.2mmのAg−Pd30重量%合金パイ
プの内週面にNiめつき10μ施した後、Ti棒材に厚
さ0.05mmのMoの箔を介在してNi−Cu10重量%合
金パイプを嵌装し、これにAg−Pd30重量%合金
パイプを嵌装し、然る後押出加工を行つてこれら
をクラツドし、さらに引抜加工を行つて前記寸法
となしたものである。 第1図に示す装飾品用複合素材10は、直径
2.32mmのTiを芯材11とし、これに厚み3μのMo
層14が介在されて厚み0.34mmのNi−Cu35重量
%合金が中間材12としてクラツドされ、さらに
厚さ0.034mm、外径3.07mmのK20合金が外被金属1
3としてクラツドされ、これらの厚み比が34:
0.1:10:1となつているものである、これの製
作は、直径37.7mmのTi棒材の外周面にスパツタリ
ングにてMoめつき5μ施し、内径37.9mm、外径
49.0mmのNi−Cu35重量%合金パイプの外周面及
び内周面にNiめつき10μ施し、内径49.1mm、外径
50.1mmのK20合金パイプの内周面にNiめつき5μ施
した後、Ti棒材にMoの厚さ0.05mmの薄肉パイプ
を介在してNi−Cu35重量%合金パイプを嵌装し、
これにK20合金パイプを嵌装し、然る後押出加工
を行つてこれらをクラツドし、さらに引抜加工を
行つて前記寸法となしたものである。 一方、従来の第3図に示す如き装飾品用複合素
材1の一例は、直径2.97mmのTiを芯材2とし、こ
れに厚み0.015mm、外径3.0mmのK20合金が外被金
属3としてクラツドされて、これらの厚み比が
105:1となつているものである。これの製作は、
直径49.5mmのTi棒材に内径49.6mm、外径50.1mmの
K20金合金パイプを嵌装した後、押出加工を行つ
てクラツドし、引き続き引抜加工を行つて前記寸
法としたものである。 かように製作された第1実施例、第2実施例及
び従来例の装飾品用複合素材の比重及び引張強度
を測定し、さらに第1実施例、第2実施例の装飾
品用複合素材を第2図に示す如く眼鏡フレーム用
リム線15に加工してろう付けし、従来例の装飾
品用複合素材を第4図に示す如く眼鏡フレーム用
リム線4に加工してろう付けし、これらのろう付
け部の強度を測定し且つ品質検査した処、下記の
表に示すような結果を得た。
【表】 上記の表で明らかなように第1実施例、第2実
施例の装飾品用複合素材は、従来例の装飾品用複
合素材に比べ比重は略同等であるにもかかわら
ず、引張強度及びろう付け部の強度は著しく向上
し、しかも外被金属の剥離が無く強固に接合され
ていることが判る。 (発明の効果) 以上詳記した通り本発明の装飾品用複合素材
は、比重が低くて軽量であり、引張強度とろう付
け部の強度が高くて、ばね性、ろう付特性に優
れ、その上良好な加工性を有するので、従来の装
飾品用複合素材にとつて代わることのできるもの
と言える。 また本発明の装飾品用複合素材の製造方法によ
れば、上記の優れた装飾品用複合素材を容易に製
造できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は夫々本発明の装飾品用複合素材の実施
例を示す断面図、第2図は第1図の装飾品用複合
素材を眼鏡フレーム用リム線に加工してろう付け
した状態を示す断面図、第3図は従来の装飾品用
複合素材を示す断面図、第4図は第3図の装飾品
用複合素材を眼鏡フレーム用リム線に加工してろ
う付けした状態を示す断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 TiまたはTi合金を芯材とし、これにMoが介
    在されてCu5〜60重量%を含むNi合金が中間材と
    してクラツドされ、さらに貴金属合金が外被金属
    としてクラツドされていることを特徴とする装飾
    品用複合素材。 2 TiまたはTi合金材の外周面にMoめつきを施
    し、Ni合金パイプの外周面及び内周面、貴金属
    合金パイプの内周面にAuめつき、Agめつきまた
    はNiめつきを施した後、Ti又はTi合金材にMo
    を介在してNi合金パイプを嵌装し、次いで貴金
    属合金パイプを嵌装し、然る後塑性加工を行つて
    クラツドすることを特徴とする装飾品用複合素材
    の製造方法。
JP2688585A 1985-02-14 1985-02-14 装飾品用複合素材及びその製造方法 Granted JPS61185440A (ja)

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JP2688585A JPS61185440A (ja) 1985-02-14 1985-02-14 装飾品用複合素材及びその製造方法

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JPS61185440A JPS61185440A (ja) 1986-08-19
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