JPH0565025A - スライドドアの支持構造 - Google Patents

スライドドアの支持構造

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Publication number
JPH0565025A
JPH0565025A JP25435391A JP25435391A JPH0565025A JP H0565025 A JPH0565025 A JP H0565025A JP 25435391 A JP25435391 A JP 25435391A JP 25435391 A JP25435391 A JP 25435391A JP H0565025 A JPH0565025 A JP H0565025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide door
rail
rear end
upper rail
guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP25435391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Fujiwara
賢二 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH0565025A publication Critical patent/JPH0565025A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ガイドレール自体の剛性を
高め、スライドドアの脱落を防止でき、かつ組付性の向
上を図ることが可能なスライドドアの支持構造を提供す
るとにある。 【構成】 本発明に係るスライドドアの支持構造では、
車体2の側部に複数のガイドレール13,14,15を
上下に間隔を置いて配設し、これらガイドレール13,
14,15にてスライドドア4を車体前後方向に沿って
摺動可能に支持しており、前記ガイドレール13,1
4,15のうち、アッパレール13の基本断面を下端に
フランジ部18を有する下向きのコ字状に形成すると共
に、前記アッパレール13の後端部13aに位置するフ
ランジ部18のみを下方へ折り曲げて伸ばし、前記アッ
パレール13の後端部13aより前記スライドドア4を
組付けるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車におけるスライ
ドドアの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図9に示すようなキャブオー
バタイプの自動車51の後部ドアとしては、車体52の
側面に形成された乗降口53を前後にスライドして開閉
するスライドドア54が知られている。このスライドド
ア54は、図9および図10に示す如く、前端部の上下
部と後端部の上下方向中間部がそれぞれ対応して車体5
2側に配設された3本のガイドレール55,56,57
によりスライド可能に支持されている。
【0003】詳しくは、スライドドア54の前端上部に
は、図11および図12に示す如く、アッパアーム58
を介して一対のガイドローラ59が垂直軸心回りに回転
可能に取付けられ、これらガイドローラ59をアッパレ
ール55に組込んで脱落防止のためのフランジ部55a
と係合させることにより、スライドドア54の上部が案
内支持されている。そして、アッパレール55の途中に
は、図13〜図16に示す如く、アッパアーム58のガ
イドローラ59を組込むための切欠き60が設けられて
いる。この切欠き60は、種々の形状に形成されている
が、その位置はすべてアッパアーム58のスライド軌道
上に設けられている。
【0004】また、スライドドア54の後端上下方向中
間部には、図17および図18に示す如く、センタヒン
ジ61を介してガイドローラ62が水平軸心回りに回転
可能に取付けられ、このガイドローラ62がセンタレー
ル56に組込まれて案内支持されている。さらに、スラ
イドドア54の前端下部には、図19および図20に示
す如く、ロアアーム63を介して上部ガイドローラ64
が垂直軸心回りに回転可能に取付けられていると共に、
下部ガイドローラ65が水平軸心回りに回転可能に取付
けられ、これら上下ガイドローラ64,65がロアレー
ル57に組込まれて案内支持されている。ロアレール5
7はフロアパネル67の下面に固着されることから、フ
ロアパネル67には、ロアアーム63の上下ガイドロー
ラ64,65を組込むための切欠き68が設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の支持構造では、特にアッパレール55の切欠き60
がアッパアーム58のスライド軌道上に設けられている
ので、アッパアーム58の組付寸法精度にバラツキがあ
ると、これによりスライドドア54がアッパレール55
から脱落するおそれがあった。また、切欠き60は車体
前後方向へ延びる一定断面のアッパレール55に形成さ
れているので、当該切欠き部分の剛性が極端に低下し、
レール変形によってスライドドア54が脱落する可能性
もある。しかも、切欠き60は、スライドドア54の開
時において外部から見えるため、自動車51の外観も悪
くなるという不具合を有している。
【0006】さらに、スライドドア54の組付手順は、
最初にセンタヒンジ61のガイドローラ62を図17に
示す如くセンタレール56の後端から組込み、次いでス
ライドドア54を図13に示す如く車体前方に移動さ
せ、アッパアーム58のガイドローラ59を切欠き60
よりアッパレール55に組込む。そして、スライドドア
54を図19に示す如く車体後方に移動させ、最後にロ
アアーム63の上下ガイドローラ64,65を切欠き6
8よりロアレール57に組付けている。したがって、従
来の支持構造では、スライドドア54の組付けに際し
て、当該スライドドア54を車体52の前後方向に移動
させる必要があり、組付作業性に問題があった。
【0007】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ガイドレール自体の剛性を
高め、スライドドアの脱落を防止でき、かつ組付性の向
上を図ることが可能なスライドドアの支持構造を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、車体の側部に
複数のガイドレールを上下に間隔を置いて配設し、これ
らガイドレールにてスライドドアを車体前後方向に沿っ
て摺動可能に支持するスライドドアの支持構造におい
て、前記ガイドレールのうち、アッパレールの基本断面
を下端にフランジ部を有する下向きのコ字状に形成する
と共に、前記アッパレールの後端部に位置するフランジ
部のみを下方へ折り曲げて伸ばし、前記アッパレールの
後端部より前記スライドドアを組付けるように構成して
いる。
【0009】
【作用】本発明に係るスライドドアの支持構造では、ア
ッパレールの後端部の形状を変更することにより基本断
面の形状と異ならしめ、アッパレールの後端部をスライ
ドドアの組付け部として構成しているため、従来の支持
構造に必要なレール中間部の切欠きを廃止できる上、ス
ライドドアの支持部をすべて車体前方向への移動で組付
けることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
で、図において1はキャブオーバタイプの自動車であ
り、この種の自動車1の車体2の側面には乗降口3を開
閉するスライドドア4が設けられている。
【0012】このため、スライドドア4の前端上部には
アッパアーム5が取付けられ、該アッパアーム5の先端
上面には垂直軸心回りに回転可能な一対のガイドローラ
6が装着されている。また、スライドドア4の後端の上
下方向中間部にはセンタヒンジ7が取付けられ、該セン
タヒンジ7の先端には垂直軸心回りに回転可能な一対の
ガイドローラ8が間隔を置いて装着されていると共に、
これらガイドローラ8間には水平軸心回りに回転可能な
支持ローラ9が装着されている。さらに、スライドドア
4の前端下部にはロアアーム10が取付けられ、該ロア
アーム10の先端上面には垂直軸心回りに回転可能なガ
イドローラ11が装着されていると共に、先端下面には
水平軸心回りに回転可能な支持ローラ12が装着されて
いる。
【0013】一方、車体2の側面に形成された乗降口3
の上下部には、ガイドレールたるアッパレール13およ
びロアレール14が配設され、かつ乗降口3の車体後方
に位置する車体2の上下方向中間部には、ガイドレール
たるセンタレール15が配設されている。しかして、ス
ライドドア4の前端上下部および後端上下方向中間部
は、ガイドローラ6,8、11および支持ローラ9,1
2をそれぞれ対応するガイドレール13,14,15に
組込むことによりアッパアーム5,ロアアーム10およ
びセンタヒンジ7を介して車体前後方向に沿って摺動可
能に支持されている。
【0014】上記アッパレール13は、上面部16と左
右両側の対向片部17とからなり、これら対向片部17
の下端には、図1および図2に示す如く、これを内方へ
ほぼ直角に折り曲げたフランジ部18がそれぞれ形成さ
れている。フランジ部18は、スライドドア4の脱落防
止のために設けられ、ガイドローラ6と係合することに
よりアッパアーム5を支持するようになっている。しか
して、アッパレール13の基本断面は、左右両側の下端
にフランジ部18を有する略コ字状に形成されており、
その開口が下向きに配置されている。
【0015】また、アッパレール13の後端部13a
は、前端部13bおよび中間部13cの基本断面形状と
異なる断面形状に変更されて形成されている。すなわ
ち、アッパレール13の後端部13aに位置するフラン
ジ部18は、図3および図4に示す如く、下方へ折り曲
げられて伸ばされており、アッパアーム5のガイドロー
ラ6が当該アッパレール13の後端部13aより組付け
られるように構成されている。
【0016】なお、ロアレール14およびセンタレール
15は従来例で説明したものと実質的に同一に構成され
ており、ロアレール14はフロアパネル19の下面に固
着されている。このため、フロアパネル19にはロアア
ーム10のガイドローラ11および支持ローラ12を組
込むための切欠き20が設けられている。
【0017】本実施例の支持構造においては、スライド
ドア4を持ち上げ、センタヒンジ7のガイドローラ8お
よび支持ローラ9を図7に示す如くセンタレール15の
後端から組込む。そして、スライドドア4を図8に示す
如く車体前方に若干移動させ、アッパアーム5のガイド
ローラ6をアッパレール13の後端部13aより組込む
と共に、ロアアーム10のガイドローラ11および支持
ローラ12をロアレール14の後端から切欠き20を介
して組込めば、スライドドア4が車体2の側面に組付け
られ、車体前後方向に沿って摺動可能に支持される。
【0018】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0019】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係るスライドドア
の支持構造は、車体の側部に配設される複数のガイドレ
ールのうち、アッパレールの基本断面を下端にフランジ
部を有する下向きのコ字状に形成すると共に、前記アッ
パレールの後端部に位置するフランジ部のみを下方へ折
り曲げて伸ばし、前記アッパレールの後端部より前記ス
ライドドアを組付けるように構成したので、従来の支持
構造においてガイドローラ等をアッパレールに組込むた
めに必要であったレール中間部の切欠きをなくすことが
可能となり、基本断面がアッパレールの前後に延びるこ
とによってレール自体の剛性を高めることができ、その
上スライドドアの支持部における組付寸法精度のバラツ
キがあってもスライドドアの脱落防止が図れると共に、
自動車の車体側部の外観を向上させることができる。
【0020】また、本発明の支持構造では、すべてのガ
イドレールにおいてその後端からスライドドアを組付け
ているため、車体前方向への移動のみでスライドドアを
組付けることができる。しかも、上記スライドドアの支
持部の組付位置を合わせれば、スライドドアを各ガイド
レールに同時に組付けることができるため、スライドド
アの組付性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアッパレールの全体を
示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】上記アッパレールの後端部を示す斜視図であ
る。
【図5】上記アッパレールおよびロアレールに組付けら
れるアッパアームおよびロアアームを示す斜視図であ
る。
【図6】センタレールに組付けられるセンタヒンジを示
す斜視図である。
【図7】本発明の一実施例に係るスライドドアの支持構
造を適用した自動車において、センタレールに支持部材
を組込むスライドドアを示す斜視図である。
【図8】上記自動車において、アッパレールおよびロア
レールに支持部材を組込むスライドドアを示す斜視図で
ある。
【図9】従来のスライドドアの支持構造を適用した自動
車を示す斜視図である。
【図10】ガイドレールとこれに支持されるスライドド
アを示す斜視図である。
【図11】アッパアームのガイドローラを組込んだ状態
のアッパレールを示す断面図である。
【図12】アッパレールとこれに組付けられるアッパア
ームを示す斜視図である。
【図13】従来のスライドドアの支持構造を適用した自
動車において、アッパレールに支持部材を組込むスライ
ドドアを示す斜視図である。
【図14】アッパレールとこれに組付けられるアッパア
ームを示す斜視図である。
【図15】図12におけるアッパレールの切欠き付近を
示すC−C線断面図である。
【図16】図12におけるアッパレールの他の形状の切
欠き付近を示すC−C線断面図である。
【図17】従来のスライドドアの支持構造を適用した自
動車において、センタレールに支持部材を組込むスライ
ドドアを示す斜視図である。
【図18】センタレールとこれに組付けられるセンタヒ
ンジを示す斜視図である。
【図19】従来のスライドドアの支持構造を適用した自
動車において、ロアレールに支持部材を組込むスライド
ドアを示す斜視図である。
【図20】ロアレールとこれに組付けられるロアアーム
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 車体 3 乗降口 4 スライドドア 5 アッパアーム 6 ガイドローラ 7 センタヒンジ 8 ガイドローラ 9 支持ローラ 10 ロアアーム 11 ガイドローラ 12 支持ローラ 13 アッパレール 14 ロアレール 15 センタレール 16 上面部 17 対向片部 18 フランジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側部に複数のガイドレールを上下
    に間隔を置いて配設し、これらガイドレールにてスライ
    ドドアを車体前後方向に沿って摺動可能に支持するスラ
    イドドアの支持構造において、前記ガイドレールのう
    ち、アッパレールの基本断面を下端にフランジ部を有す
    る下向きのコ字状に形成すると共に、前記アッパレール
    の後端部に位置するフランジ部のみを下方へ折り曲げて
    伸ばし、前記アッパレールの後端部より前記スライドド
    アを組付けるように構成したことを特徴とするスライド
    ドアの支持構造。
JP25435391A 1991-09-06 1991-09-06 スライドドアの支持構造 Pending JPH0565025A (ja)

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JP25435391A JPH0565025A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 スライドドアの支持構造

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JP25435391A JPH0565025A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 スライドドアの支持構造

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JPH0565025A true JPH0565025A (ja) 1993-03-19

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ID=17263816

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JP25435391A Pending JPH0565025A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 スライドドアの支持構造

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JP (1) JPH0565025A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5992097A (en) * 1997-05-16 1999-11-30 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Sliding door structure
US8777296B2 (en) * 2011-02-22 2014-07-15 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Step unit
JP2021041768A (ja) * 2019-09-09 2021-03-18 アイシン精機株式会社 車両用ステップ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8777296B2 (en) * 2011-02-22 2014-07-15 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Step unit
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