JPH056498Y2 - - Google Patents

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JPH056498Y2
JPH056498Y2 JP10932586U JP10932586U JPH056498Y2 JP H056498 Y2 JPH056498 Y2 JP H056498Y2 JP 10932586 U JP10932586 U JP 10932586U JP 10932586 U JP10932586 U JP 10932586U JP H056498 Y2 JPH056498 Y2 JP H056498Y2
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liquid nitrogen
sensor
storage container
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discharge port
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JP10932586U
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、液体窒素を収納容器内に充填する時
に、収納容器からオーバフローする液体窒素を検
知するセンサに関する。
「従来の技術」 例えば原子力発電所においては、放射能の検出
を行うゲルマニウム検出器および他の諸装置にお
いて使用される液体窒素を大型の液体窒素収納容
器内に収納し、液体窒素の減少が検出装置により
検出されたときには、液体窒素が収納容器内に自
動的に供給されるようになつている。液体窒素収
納容器内に液体窒素が一杯に充填されて、その一
部がオーバフローすると、液体窒素検出手段がこ
れを検出して、液体窒素収納容器に対する液体窒
素の供給を自動的に停止している。
従来の液体窒素センサは、一端が液体窒素収納
容器内に連通して接続されている案内管の他端
に、通常の白金抵抗からなるセンサを配置し、こ
れがオーバフローする液体窒素に接触してその抵
抗値が変化したときに、液体窒素収納容器内に液
体窒素が一杯に充填状態であるものとして検知し
ている。上記センサが作動した時の出力により、
液体窒素の供給源に停止指令を出して液体窒素収
納容器への液体窒素の供給を停止させている。
「考案が解決しようとする問題点」 上述した従来の液体窒素センサは、センサ自体
の反応速度が遅くオーバフローする液体窒素の量
が多いという問題がある。すなわち、液体窒素を
液体窒素収納容器内に供給する時に、気化直後の
窒素ガスが大量にセンサに当たると、センサは作
動すべき温度の近傍まで低下するので、液体窒素
がオーバフローしたときの温度であるものとして
誤作動する問題がある。これを回避するために、
センサの反応速度を遅くし、センサがオーバフロ
ーする液体窒素との接触により、その温度の最低
値を比較的長く継続した時に、センサを作動させ
て液体窒素の供給停止指令を出すようにしてい
る。
液体窒素収納容器からオーバフローする液体窒
素を、上記の方法により検出すると、オーバフロ
ーする液体窒素が床上に大量にかかつて、床を損
傷するとともに液体窒素の浪費となる問題点があ
る。
「問題点を解決するための手段」 本考案では、前記案内管の遊端に接続されたセ
ンサーボツクス内に反応速度の速いダイオードか
らなるセンサを配置し、かつ案内管の適所に気化
直後の窒素ガスの一部を外部に排出する排出口を
形成することにより、液体窒素収納容器内に液体
窒素が充填状態となつたときのオーバフローする
液体窒素がセンサにより検知されると同時に液体
窒素の供給を停止するようにしている。これによ
り、気化直後の液体窒素によるセンサの誤動作、
および液体窒素の大量のオーバフロー等が防止さ
れている。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、センサーボツクス1内に延出
しているコネクタ2の上部には、汎用のシリコン
ダイオード等のダイオードからなる反応速度の速
いセンサ3が半田付けされて固着されている。上
記センサ3はコネクタ2を介して図示しない電気
回路に接続されている。
前部に開口部4が形成されているセンサーボツ
クス1は、後述するようにして供給される気化直
後の窒素ガスが分散しうるような適宜の大きさに
形成されている。
センサーボツクス1の後部には案内管5の遊端
(第1図において右端)が連通して接続されてお
り、この接続部は上記センサ3に概ね対向した位
置にある。案内管5の基部(第1図において左
端)は、電磁弁を介して液体窒素収納容器(いづ
れも図示略)に接続されている。案内管5の遊端
から適宜の距離の位置には、1ないし複数個の排
出口6が穿設されており、この排出口6は後述す
るように気化直後の窒素の一部を排出させるとき
に使用される。
上記液体窒素収納容器内の液体窒素が減少して
図示しないセンサにより検知されると、液体窒素
供給源から液体窒素が液体窒素収納容器内に供給
されるようになつている。このとき案内管5の基
部に設けられている電磁弁は解放されていて、液
体窒素収納容器内の気化直後の窒素ガスは案内管
5内を通つてセンサーボツクス1内に移動し、さ
らに開口部4から外部に排出される。
気化直後の低温の窒素ガスの一部は、案内管5
の排出口6から外部に排出され、残りの窒素ガス
の一部がセンサ3にあたるが、これによるセンサ
3の温度低下は最低温度までいかいないので、セ
ンサ3は作動しないようになつている。また、液
体窒素の供給時に液体窒素の一部が液体窒素収納
容器から飛び出してくることがあるが、これは上
記排出口6から排出されてセンサ3にはかからな
いので、センサ3は作動しない。
液体窒素収納容器内に液体窒素が一杯に充填さ
れると、液体窒素はオーバフローして案内管5内
を流出し、その一部は排出口6から排出される
が、残りの液体窒素がセンサ3にかかつて、液体
窒素の充填が検出される。センサ3からの出力信
号により前記の電気回路が液体窒素供給源に供給
停止指令を出して、液体窒素収納容器に対する液
体窒素の供給を停止するとともに、前記電磁弁を
閉塞する。
このように、センサ3の手前側における案内管
5の適所に排出口6を設けて窒素ガスの一部を予
め逃がすことにより、反応速度の速いセンサ3を
用いても窒素ガスで反応するという誤動作を防止
することができ、液体窒素のオーバフローを速や
かに検知し、かつオーバフロー量を少量に抑える
ことができる。
上記の排出口6の面積および遊端からの距離
は、実験によりそれぞれ適正の値に求められて設
定されているが、センサ3の性能のばらつき、あ
るいはその交換による反応温度のばらつき等を考
慮すると、上記各値は調整できることが望まし
い。
第2図に示す案内管5には、遊端から適宜の距
離の位置に、軸線方向に長尺の複数の長孔7がそ
れぞれ形成されている。案内管5に嵌合している
調整管8には、長孔7の幅よりも大径の孔9が、
上記長孔7と同一のピツチで穿設されている。上
記孔9を長孔7に重ねた状態で排出口11を形成
し、かつ調整管8を前後方向に進退させることに
より、排出口11の遊端(第2図において右端)
からの距離の調整が行われ、さらに調整管8を案
内管5の周りに若干回動させることにより、排出
口11の面積の調整が可能である。排出口11が
調整された後の調整管8は、これに螺合されてい
るねじ12により案内管5に固定される。このよ
うにして排出口11の面積および遊端からの距離
を調整することにより、液体窒素のオーバフロー
時におけるセンサ3の検出動作をより正確にする
ことができる。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、センサー
ボツクス内のセンサに概ね対向している案内管の
遊端から適宜の距離で離隔している位置に、適宜
の面積の排出口を設けることにより、気化直後の
窒素ガスによりセンサが誤動作することは防止さ
れているので、反応速度の速いセンサを検出素子
として使用することが可能となり、これにより液
体窒素収納容器から大量の液体窒素がオーバフロ
ーするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す液体窒素セン
サの斜視図、第2図は案内管の排出口の変形例を
示す側面図である。 1……センサーボツクス、2……コネクタ、3
……センサ、4……開口部、5……案内管、6…
…排出口、8……調整管、11……排出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 適所に開口を有するセンサーボツクスと、液体
    窒素との接触時にその温度を検出してこれに対応
    する電気信号を出力するものであつて、上記セン
    サーボツクス内に配設されたダイオードからなる
    センサと、液体窒素収納容器からオーバフローす
    る液体窒素が流動するものであつて、遊端がセン
    サーボツクス内の検出素子に概ね対向する位置に
    おいてセンサーボツクスに連通して接続され、か
    つ遊端から適宜の距離の位置において穿設された
    排出口を有する案内管とを備えることを特徴とす
    る液体窒素センサ。
JP10932586U 1986-07-18 1986-07-18 Expired - Lifetime JPH056498Y2 (ja)

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JP10932586U JPH056498Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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JP10932586U JPH056498Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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JPS6317449U JPS6317449U (ja) 1988-02-05
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JPH0330081Y2 (ja) * 1989-03-31 1991-06-26

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JPS6317449U (ja) 1988-02-05

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