JPH0564968U - カード用コネクタ - Google Patents

カード用コネクタ

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JPH0564968U
JPH0564968U JP297392U JP297392U JPH0564968U JP H0564968 U JPH0564968 U JP H0564968U JP 297392 U JP297392 U JP 297392U JP 297392 U JP297392 U JP 297392U JP H0564968 U JPH0564968 U JP H0564968U
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card
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カードの金属プレートとケーブルコネクタな
どのグランドとを容易に接続可能で、ケーブルコネクタ
などを介してカードと外部機器とを接続する場合に好適
なカード用コネクタを提供すること。 【構成】 EMI対策用の金属シェル10に弾性変形自
在な突出片11を設ける。カード用コネクタ1を金属プ
レート90を備えたカード3へ実装した時、突出片11
が金属プレート90にカード内側から接触する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカード用コネクタに関し、特にICカードやメモリカードなどのカー ドに実装されて使用されるカード用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示すように、カード用コネクタ2は、インシュレータ20に多数 の導電性コンタクト30を並設させて取付けて構成されるものである。また、カ ード用コネクタ2が実装されるカード3は、絶縁部材で作られたフレーム80の 上下、即ち表裏面に金属プレート90をそれぞれ接着するなどして固着される。
【0003】 カード用コネクタ2をカード3に組合せて実装した状態では、金属プレート9 0はインシュレータ20に接着される。また、インシュレータ20の両端には突 出部21が設けられている。突出部21はフレーム80の開口部の両端内側に形 成された溝81に嵌着される。この嵌着により、カード用コネクタ2の離脱力を フレーム80で受ける構造となる。尚、カード3の内部には図示しないプリント 基板が設けられる。またこのプリント基板にはコンタクト30が半田付けなどに より接続される。
【0004】 この種のカード用コネクタ2は、通常はカード3の一端辺に取付けられている 。また、カード3を電子機器などに装着した場合には機器内部に実装された相手 側コネクタに接続される。そして例えばカード3にEMI(電磁妨害)対策や静 電気対策が必要な場合には、機器内部において金属プレート90と機器のグラン ドとを接続する構成が採られている。従ってカード用コネクタ2それ自体にはE MI対策のための構造は特に不要であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、最近の電子機器などの多機能化などに伴い、カード3の一端に更に 別のカード用コネクタ2を設け、カード3を機器とは別の外部機器にケーブルコ ネクタを介して接続したいといった要求がある。
【0006】 ところがその際に、カード用コネクタ2を用いた場合には、カード3の金属プ レート90と、ケーブルコネクタのグランドとの接続をカード用コネクタ2を介 して行うことがでない。したがって、ケーブルコネクタに別途EMI対策などを 施すことが必要となる。このため、ケーブルコネクタの構造が複雑になり、また ケーブルコネクタが厚くなってカード用コネクタ2と接続不能になるなどの問題 がある。
【0007】 それ故に本考案の課題は、カードの金属プレートとケーブルコネクタに設けた グランドとを容易に接続することが可能であり、それ故にケーブルコネクタ等を 介してカードと外部機器とを接続する場合に好適な、カード用コネクタを提供す ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、金属プレートを絶縁性のフレームに備えたカードに実装され るインシュレータと、該インシュレータに配した導電性のコンタクトとを含むカ ード用コネクタにおいて、前記インシュレータは前記コンタクトの接触部を設け た嵌合部を有し、前記嵌合部を覆い前記インシュレータに取り付けた金属シェル を有し、該金属シェルは前記金属プレートに対しのびた弾性変形自在な突出片を 有し、前記突出片は前記金属プレートに接触していることを特徴とするカード用 コネクタが得られる。
【0009】 また、本考案によれば、前記カードは前記フレームの表裏面にそれぞれ前記金 属プレートを有し、前記突出片は前記カードの表裏面に対向する側に少なくとも それぞれ1個づつ設けるとともに、これら2つの突出片の先端間の外寸を、前記 表裏面に設けられた前記金属プレート間の内寸より大きくしたことを特徴とする カード用コネクタが得られる また、本考案によれば、前記金属シェルもしくは前記インシュレータの少なく とも一方の外周に、前記フレームに保持される突出部を設けたことを特徴とする カード用コネクタが得られる。
【0010】 また、本考案によれば、前記金属シェルは、前記カード内に設けられたプリン ト基板に接続する接続部を有しているカード用コネクタが得られる。
【0011】
【作用】
金属プレートに突出片を設けることで、金属プレートと金属シェルとを電気的 に導通することができる。このため、カード用コネクタを介して金属プレートと ケーブルコネクタとを接続することができる。また突出片をカード表裏面に対向 する側に少なくとも1個ずつ設け且つ突出片先端間の外寸を金属プレート間の内 寸より大きくすることで、カード用コネクタをカードに実装した場合において突 出片を確実に金属プレートに接続することができる。
【0012】 更に、金属シェルやインシュレータの外周にカードのフレームに保持される突 出部を設けることで、相手側のケーブルコネクタなどとの嵌合・離脱力をカード のフレームで受けることができる。このため、ケーブルコネクタなどとカード用 コネクタとの嵌合・離脱時においてカード用コネクタのコンタクトとプリント基 板の半田付け部との半田付け部に無理な力が加わるのが防止される。
【0013】 また金属シェルにプリント基板との接続部を設けることで、金属シェルをカー ド内のプリント基板の例えばグランドと接続することができる。このためより確 実なEMI対策が図れる。
【0014】
【実施例】
以下に本考案の実施例を説明する。図1乃至図3に実施例のカード用コネクタ 1を示した。このカード用コネクタ1は、インシュレータ20、このインシュレ ータ20に多数並列させて取付けられた板状の導電性コンタクト30、このコン タクト30の外周に設けられたEMI対策用の金属シェル10とを有している。
【0015】 インシュレータ20は合成樹脂などの絶縁部材で作られる。またICカードや メモリカードなどのカード3に実装される側である下側には、第1の突出部21 が形成されている。一方、カード3内のプリント基板100(図3を参照)に接 続される側である上側には、コンタクト30の係止片22がそれぞれ形成されて いる。コンタクト30は、図2にも示すように、ケーブルコネクタなどとの接触 部31、並びにプリント基板100に半田付けなどにより接続される接続部32 から構成される。接触部31はインシュレータ20の係止片22の片側(図2で は左側)に係止される。
【0016】 金属シェル10は例えば金属板を折曲形成した作られるもので、その下部がイ ンシュレータ20に固着される。また、上部がインシュレータ20の係止片22 およびコンタクト30の接触部31の外周を覆っている。ここで、接触部31、 係止辺22と、これらを覆う金属シェル10との部分を嵌合部という。金属シェ ル10の下端には、弾性変形自在な4個の突出片11が、カード用コネクタ1の 下方向に広がった状態で設けられている。突出片11はは金属シェル10と一体 形成したものであるが、別体の金属板を金属シェル10に一体に接続したもので も良い。これら4個の突出片11は、図1(b) において、金属シェル10の上下 左右の対称位置にそれぞれ設けられる。
【0017】 金属シェル10の両側面にはそれぞれ3個のディンプル部13が設けられてい る。また金属シェル10には、カード3の内部に設けられたプリント基板100 との接続用の接続部12が2ヵ所設けられている。これらの接続部12はプリン ト基板100の例えばグランドに半田付けなどにより接続される。更に金属シェ ル10の下端には広がって第2の突出部14となっている。第2の突出部14は インシュレータ20の第1の突出部21の上面に位置する。
【0018】 以上の構成である実施例のカード用コネクタ1をカード3の一端に実装した状 態を図3に示した。この場合、フレーム80の一端に形成された開口部にカード 用コネクタ1を実装した後、フレーム80の両側に金属プレート90を固着して 組立てる手順が採られる。またフレーム80には、図示は省略したが、このフレ ーム20の第2の突出部21および金属シェル10の第2の突出部14を受容す る、図7に示した溝81と同様な溝が設けられている。そしてこの溝にこれら第 1及び第2の突出部21,14を嵌合することにより、後述するケーブルコネク タ4との嵌合・離脱の際の力がフレーム80で受けられる。
【0019】 カード用コネクタ1をカード3に実装した場合、金属シェル10の突出片11 がカード3の金属プレート90にカード内側から接触する。即ち図2及び図3を 参照して、金属プレート90を上記のように組立てることにより、突出片11間 の内寸がAからBに弾性変形(A>B)し、これにより金属シェル10と金属プ レート90との電気的導通がなされる。より具体的な例を図3を参照して説明す る。カード3の厚さはその基体部において最大で片側、つまりカード用コネクタ 1の中心から一方のカード基体部面の寸法t1 =2.5mmとされているものが多 い。よってこの最大値付近でカード3を構成すると、金属プレート90間の内寸 Bは5mmより少し小さい寸法となる。従って、金属シェル10の突出片11間の 外寸Aを内寸Bより少し大きく設定すれば、金属プレート90を組立てた時、突 出片11が弾性変形して確実な導通が行われる。よって突出片11間の外寸Aは 、3.5〜5.5mmの範囲の適当な値とすれば良い。尚、カード3の例えば他端 には、同様なカード用コネクタ1ないし図7に示したカード用コネクタ2が実装 される。
【0020】 図4、5に、この実施例のカード用コネクタの相手側であるケーブルコネクタ 4の例を示した。このケーブルコネクタ4は、フード70の開口部内側に設けら れた相手金属シェル40、フード70の開口部側壁に設けられ且つ相手金属シェ ル40と接続されたバックシェル41、これら相手金属シェル40とバックシェ ル41の内側に設けられた相手インシュレータ50、並びに相手インシュレータ 50に多数並列させて取付けられた導電性の相手コンタクト60からなるもので ある。ケーブルコネクタの相手金属シェル40は、金属部材から作られたバック シェル41を介してケーブル(図示せず)の編組(ケーブルコネクタ4のグラン ド)と電気的に導通される。相手コンタクト60の先端は図5に示したように折 曲形成されている。
【0021】 このケーブルコネクタ4を上記実施例のカード用コネクタに接続した例を図6 に示した。この場合、カード用コネクタ1の金属シェル10はケーブルコネクタ 4の相手金属シェル40の外側に位置する状態で嵌合される。このように嵌合接 続した場合には、カード用コネクタ1のコンタクト30の接触部31とケーブル コネクタ4の相手コンタクト60の相手接触部61とは、相手接触部61のバネ 性により圧接する。またカード用コネクタ1の金属シェル10に設けられたディ ンプル部13により、嵌合接続時における金属シェル10と相手金属シェル40 との導通を確実に行うことができる。そしてこの接続時には、カード3の金属プ レート90がカード用コネクタ1の突出片11、金属シェル10を介してケーブ ルコネクタ4の相手金属シェル40、バックシェル41、並びにケーブルの編組 に電気的に接続される。
【0022】 尚、以上はカード用コネクタ1とケーブルコネクタ4との嵌合時において、カ ード用コネクタ1の金属シェル10がケーブルコネクタ4の相手金属シェル40 の外側に位置する例で、つまりカード用コネクタ1がプラグタイプの場合の例で あるが、これに限定されず、例えばこれらを逆に構成してもよい。即ちカード用 コネクタ1の金属シェル10をケーブルコネクタ4の相手金属シェル40の内側 に設ける構成であっても良い。
【0023】
【考案の効果】
以上の通り、本考案のカード用コネクタによれば、例えばカードをケーブルコ ネクタを介して外部機器に接続する場合において、カードの金属プレートとケー ブルコネクタの相手金属シェルとを電気的に導通することができる。このため、 ケーブルコネクタなどのグランドとカードの金属プレートとの接続を行うことが 可能となり、ケーブルコネクタなどのEMI対策が可能になるという効果がある 。またその際、ケーブルコネクタのグランドと金属プレートとの接続が、例えば 金属プレートの外側面を介して導通するため、ケーブルコネクタが複雑になった り、あるいは厚くなったりすることがない。このためカード用コネクタを薄く且 つ単純な構成とできるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本考案の実施例のカード用コネクタの正
面図、(b) は上面図、(c) は底面図、(d) は側面図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1のカード用コネクタをカードに組込んだ状
態の説明図である。
【図4】(a) は図1のカード用コネクタの相手側のケー
ブルコネクタの平面図、(b) はその正面図である。
【図5】図4のケーブルコネクタの断面図である。
【図6】図1のカード用コネクタと図4のケーブルコネ
クタとを嵌合接続した状態の説明図である。
【図7】従来例のカードの分解図である。
【符号の説明】
1、2 カード用コネクタ 3 カード 4 ケーブルコネクタ 10、40 金属シェル 11 突出片 14 第2の突出部 21 第1の突出部 12 接続部 31 接触部 20 インシュレータ 30 コンタクト 41 バックシェル 70 フード 80 フレーム 90 金属プレート 100 プリント基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 13/648 9173−5E 23/68 302 A 6901−5E

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属プレートを絶縁性のフレームに備え
    たカードに実装されるインシュレータと、該インシュレ
    ータに配した導電性のコンタクトとを含むカード用コネ
    クタにおいて、前記インシュレータは前記コンタクトの
    接触部を設けた嵌合部を有し、前記嵌合部を覆い前記イ
    ンシュレータに取り付けた金属シェルを有し、該金属シ
    ェルは前記金属プレートに対しのびた弾性変形自在な突
    出片を有し、前記突出片は前記金属プレートに接触して
    いることを特徴とするカード用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記カードは前記フレームの表裏面にそ
    れぞれ前記金属プレートを有し、前記突出片は前記カー
    ドの表裏面に対向する側に少なくともそれぞれ1個づつ
    設けるとともに、これら2つの突出片の先端間の外寸
    を、前記表裏面に設けられた前記金属プレート間の内寸
    より大きくしたことを特徴とする請求項1記載のカード
    用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記金属シェルもしくは前記インシュレ
    ータの少なくとも一方の外周に、前記フレームに保持さ
    れる突出部を設けたことを特徴とする請求項1記載のカ
    ード用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記金属シェルは、前記カード内に設け
    られたプリント基板に接続する接続部を有している請求
    項1記載のカード用コネクタ。
JP1992002973U 1992-01-30 1992-01-30 カード用コネクタ Expired - Lifetime JP2530507Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992002973U JP2530507Y2 (ja) 1992-01-30 1992-01-30 カード用コネクタ
US08/010,658 US5306196A (en) 1992-01-30 1993-01-28 Electric circuit board unit and electric connector and use therein

Applications Claiming Priority (1)

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JPH0564968U true JPH0564968U (ja) 1993-08-27
JP2530507Y2 JP2530507Y2 (ja) 1997-03-26

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02273475A (ja) * 1989-04-12 1990-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリント基板カードエッジコネクタ装置
JP3097758U (ja) * 2003-05-13 2004-02-05 株式会社クレイツ ヘアドライヤー

Patent Citations (2)

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JP2530507Y2 (ja) 1997-03-26

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