JPH0564963U - カードの保持機構 - Google Patents
カードの保持機構Info
- Publication number
- JPH0564963U JPH0564963U JP1057292U JP1057292U JPH0564963U JP H0564963 U JPH0564963 U JP H0564963U JP 1057292 U JP1057292 U JP 1057292U JP 1057292 U JP1057292 U JP 1057292U JP H0564963 U JPH0564963 U JP H0564963U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- lock lever
- slider
- spring
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】情報記憶カードを読み取り書き込みする装置を
内蔵したボックス内に前記カードを挿入排出する装置に
おいて、カード保持力が大であり、カード挿入に要する
力が小さく、カード保持手段によってカードの化粧面を
著しく損傷させる恐れがなく、また、誤ってカードを引
っ張り出す恐れのないカードの保持機構を提供する。 【構成】ボックス1の入口に設けられ、カード外端係止
爪12aを有するバネ15付きカードロックレバー12
を設ける。ボックス1にカード2とともに押し込まれる
スライダ4と、スライダ4をカード挿入状態にロックな
らびにロック解除するスライダロックレバー7とを有す
る。スライダロックレバー7と連動し、カード排出時に
前記カードロックレバー7を係止爪12aがカード2の
外端より外れる方向に回動させるサブレバー16を設け
る。
内蔵したボックス内に前記カードを挿入排出する装置に
おいて、カード保持力が大であり、カード挿入に要する
力が小さく、カード保持手段によってカードの化粧面を
著しく損傷させる恐れがなく、また、誤ってカードを引
っ張り出す恐れのないカードの保持機構を提供する。 【構成】ボックス1の入口に設けられ、カード外端係止
爪12aを有するバネ15付きカードロックレバー12
を設ける。ボックス1にカード2とともに押し込まれる
スライダ4と、スライダ4をカード挿入状態にロックな
らびにロック解除するスライダロックレバー7とを有す
る。スライダロックレバー7と連動し、カード排出時に
前記カードロックレバー7を係止爪12aがカード2の
外端より外れる方向に回動させるサブレバー16を設け
る。
Description
【0001】
本考案は、ICカード等の情報記憶カードの読み取り書き込み装置に用いられ るカード挿入排出装置のカード保持機構に関する。
【0002】
従来のこの種のカードのロック機構は、図4の縦断面図に示すように、下板1 aと天板1aとからなるボックス1の前記天板1bの内面に、カード2の化粧面 2aに圧接させる板バネ3を取り付けてなる。
【0003】
上述した従来のカードロック機構は、カードの化粧面2aに板ばね3を圧接し 摺動させるため、カード保持力を大きくしなければなならないとき、板バネ3に より化粧面2aを傷つける恐れがあり、また、カード挿入力が大きくなるという 問題点があった。また、カード2がつめみ出せる状態にあるので、情報の読み取 り書き込み中に誤ってカード2を抜き取ってしまう恐れがあるという問題点があ った。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑み、カード保持力が大であり、カード挿入に要する 力が小さく、カード保持手段によってカードの化粧面を著しく損傷させる恐れが なく、また、誤ってカードを引っ張り出す恐れのないカードの保持機構を提供す ることを目的とする。
【0005】
この目的を達成するため、本考案は、情報記憶カードを読み取り書き込みする 装置を内蔵したボックス内に前記カードを挿入排出する装置において、前記ボッ クスの入口に設けられ、カード外端係止爪を有するバネ付きカードロックレバー と、前記ボックスにカードの出入方向に摺動自在に取り付けられ、かつカード受 部を有すると共に、カード排出方向に付勢するバネが取り付けられたスライダと 、該スライダをカード挿入状態にロックならびにロック解除するスライダロック レバーと、該スライダロックレバーと連動し、カード排出時に前記カードロック レバーを前記係止爪がカード外端より外れる方向に回動させる連動手段とを備え たことを特徴とする。
【0006】
本考案のカード保持機構は、上述の構造を有するので、カードをボックス内に 挿入するとカードロックレバーが逃げ、カード挿入終了にてカードロックレバー がバネにより係止位置まで戻り、カードをロックする。また、カード排出時には 、スライドロックレバーを操作してスライダをロック解除すると、連動手段も連 動してカードロックレバーも係止解除方向に回動してカードの係止を解除し、カ ードがスライダに取り付たバネにより排出される。
【0007】
図1は本考案によるカード保持機構の一実施例をカード挿入状態で示す平面図 、図2(A)、(B)はそれぞれ図1のA−A、B−B断面図である。図1、図 2において、4はボックスに設けた溝5に沿ってカード2の摺動自在に取り付け られたスライダである。該スライダ4はカード受部4aを有すると共に、スライ ド4とボックス1との間に取り付けた引張りバネ6により、カード排出方向に付 勢されている。
【0008】 7はボックス1に設けた軸8を中心として回動自在に取り付けられたスライダ ロックレバーである。該スライダロックレバー7はほぼL字形をなし、その先端 にはスライダ4の側面に設けた突起4bを係止する係止部7aを有する。また、 該スライダロックレバー7とボックス1との間には引張りバネ9が取り付けられ 、該引張りバネ9により係止部7aをスライダ4側に押接する方向に付勢してい る。
【0009】 10はボックス1のカード入口部に保持されたカード排出用イジェクトロッド であり、該イジェクトロッド10はイジェクトレバー11を介してスライダロッ クレバー7の前記係止部7aの他端部に係合している。18は電気信号により自 動的にカード排出を行うためのソレノイドであり、そのプランジャ18aはスラ イダロックレバー7に連結されている。
【0010】 12はカード2のカードロックレバーであり、該カードロックレバー12は、 ボックス1内のカード入口側に設けられた軸受13に軸14が支持され、軸14 に取り付けた回転バネ15により、先端のカード係止爪12aがカード2の外端 を係止する方向に付勢している。
【0011】 16はカード2排出時にカードロックレバー12によるカード2の係止を解く 連動手段として設けたサブレバーであり、該サブレバー16は図3(A)の斜視 図に示すように、ボックス1の入口1d側に設けられた軸受17に軸部16aが 回動自在に支持され、先端部16bは前記カードロックレバー12の基端部上面 に当接している。
【0012】 この実施例において、カード2がボックス1内に無いときにはスライダ4は図 1の2点鎖線aで示す位置にあり、またスライダロックレバー7は引張りバネ9 により実線で示す位置、すなわち係止部7aがスライダ4の側面に当接した位置 にあり、カードロックレバー12は、図2(A)の実線に示す位置にある。ここ でカード2を入口1dから挿入すると、その先端がカードロックレバー12の先 端の係止爪12aの傾斜面12bに当接し、摺動するので、カードロックレバー 12を回転バネ15の力に抗して押し上げ、カード2が挿入される。カード2が スライダ4のカード受部4aに当接した後は、カード2でスライダ4を引張りバ ネ6の力に抗してボックス1の奥部へと溝5に沿って図1の矢印Xで示すように 摺動させる。この移動に伴い、スライダ4の突起4bの傾斜面4cが係止部7a に引張りバネ9の力に抗して押し、スライダロックレバー7を図1の矢印bに示 す方向に回動させ、カード2がボックス1内の奥部に当接するまで挿入されると 、突起4bが係止部7aを通り過ぎ、引張りバネ9によりスライダロックレバー 7が図1の実線の位置まで復帰する。この状態でカード2の挿入押し付け力が無 くなると、引張りバネ6の力で排出方向に付勢されているスライダ4は、その突 起4bがスライダロックレバー7の係止部7aに係止される。
【0013】 一方、カード挿入途中ではカードロックレバー12の係止爪12aは化粧面2 aに接触するが、カード2の外端が係止爪12aを通り過ぎると、回転バネ15 の力により、図2(A)の実線位置、すなわち、カード2の外端に係止爪12a が係止または対面し、カード2を抜け止めする。
【0014】 カード2を排出するときには、イジェクトロッド10を押すか、あるいはソレ ノイド18を作動させてプランジャ18aを収縮させると、スライダロックレバ ー7が引張りバネ9および回転バネ15の力に抗して図1の矢印b方向に回動す る。これと同時にスライダロックレバー7に形成された突起7bによりサブレバ ー16が押され、図2(A)、図3において、サブレバー16が軸部16aを中 心に矢印cで示すように回動し、カードロックレバー12の基端部を押圧するこ とにより、カードロックレバー12は2点鎖線のように軸14を中心として回動 し、係止爪12aがカード2の前面から外れるので、引張りバネ6による移動す るスライダ4にカード2が押し出される。
【0015】 ここで、カードロックレバー12の回転バネ15のバネ力は、カードロックレ バー12をスムーズに回転させる程度の小さなものでよく、カード2の化粧面を 傷付けるおそれはない。また、回転バネ15のバネ力をカード2の化粧面に影響 がない程度に大きくすることにより、スライダロックレバー7の引張りバネ9を 省略することも可能である。なお、本考案において、前記引張りバネ6、9の代 わりに圧縮バネ、回転バネまたは板バネを用いることもでき、また、回転バネ1 5の代わりに圧縮バネ、引張りバネまたは板バネを用いることも可能である。
【0016】
【考案の効果】 本考案によれば、カードロックレバーを付勢するバネは、カードロックレバー を回動させる程度の小さなバネ力でよく、また、たとえカードロックレバーを回 動させるバネをスライダロックレバー付勢用に兼用させたとしても、従来の板バ ネに比較してバネ力が小さくてすみ、カードの化粧面損傷等、カード化粧面に対 する影響が少なくなる。また、カードロックレバーにより、カードがロックされ るため、カードを誤って引き抜く恐れがない。
【図1】本考案によるカード保持機構の一実施例をボッ
クスの天板を除いた状態で示す平面図である。
クスの天板を除いた状態で示す平面図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ図1のA−A、B−
B断面図である。
B断面図である。
【図3】本実施例のサブレバーの取り付け構造を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】従来のカード保持機構を示すボックスの縦断面
図である。
図である。
1 ボックス 2 カード 4 スライダ 5 溝 6、9 引張リバネ 8 軸 10 イジェクトロッド 11 イジェクトレバー 12 カードロックレバー 13、17 軸受 14 軸 15 回転バネ 16 サブレバー(連動手段) 16a 軸部 16b 先端部 18 ソレノイド 18a プランジャ
Claims (1)
- 【請求項1】情報記憶カードを読み取り書き込みする装
置を内蔵したボックス内に前記カードを挿入排出する装
置において、前記ボックスの入口に設けられ、カード外
端係止爪を有するバネ付きカードロックレバーと、前記
ボックスにカードの出入方向に摺動自在に取り付けら
れ、かつカード受部を有すると共に、カード排出方向に
付勢するバネが取り付けられたスライダと、該スライダ
をカード挿入状態にロックならびにロック解除するスラ
イダロックレバーと、該スライダロックレバーと連動
し、カード排出時に前記カードロックレバーを前記係止
爪がカード外端より外れる方向に回動させる連動手段と
を備えたことを特徴とするカードの保持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1057292U JPH0564963U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | カードの保持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1057292U JPH0564963U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | カードの保持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564963U true JPH0564963U (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=11753955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1057292U Withdrawn JPH0564963U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | カードの保持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0564963U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010010671A1 (ja) * | 2008-07-22 | 2010-01-28 | 日本電産サンキョー株式会社 | カードリーダ |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1057292U patent/JPH0564963U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010010671A1 (ja) * | 2008-07-22 | 2010-01-28 | 日本電産サンキョー株式会社 | カードリーダ |
GB2474387A (en) * | 2008-07-22 | 2011-04-13 | Nidec Sankyo Corp | Card reader |
GB2474387B (en) * | 2008-07-22 | 2012-12-19 | Nidec Sankyo Corp | Card reader |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960404 |