JPH0564897A - インクジエツトプリンタのインク加圧機構 - Google Patents

インクジエツトプリンタのインク加圧機構

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JPH0564897A
JPH0564897A JP22891491A JP22891491A JPH0564897A JP H0564897 A JPH0564897 A JP H0564897A JP 22891491 A JP22891491 A JP 22891491A JP 22891491 A JP22891491 A JP 22891491A JP H0564897 A JPH0564897 A JP H0564897A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
pump
diaphragm
pressurizing mechanism
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP22891491A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiichi Ono
泰一 小野
Yoshio Koide
好夫 小出
Nobuyasu Sugaya
暢康 菅ケ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】インクジェットプリンタのダイヤフラムポンプ
によるインク加圧機構において、インクに対する選択性
を広め、ノズルの目詰まりが無く、しかも安価で高圧力
を発生する前記機構を提供することを目的とする。 【構成】インク加圧機構が、一次側系の圧力源として正
圧側が出力約20〜25kgf/cm2 のポンプと、負
圧側が出力約400〜700mmHgのポンプを有し、
作動流体の流量制御弁を備えており、他方、前記ダイヤ
フラムポンプは、チェックバルブを備え、前期一次側系
により駆動されるダイヤフラム膜よりなり、さらにイン
クが接するすべて部分が、インクとは反応しない材質に
より構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タでインクを加圧してノズル側へ供給するインク加圧機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタのインク
加圧機構は、市販の電磁ポンプを使用しており、これは
シリンダー内を電磁力により駆動されるピストンの往復
運動を用いて、インクをシリンダー内に吸入した後にノ
ズル側管路へ吐出することを繰り返すことにより、イン
クを加圧して供給する機構であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記電磁
ポンプの多くは、インクと接する部分の材質に銅系合金
等を使用しており、この部分とインクに含まれる微量成
分とが反応し、インク中に微小な結晶物が折出してしま
い、これがノズル目詰まりの原因となっていた。さらに
前記電磁ポンプは出力不足のため、前記電磁ポンプ2台
を直列に連結して、所望する高圧力を得るようにして使
用していた。一方、ステンレス等を使用した前記電磁ポ
ンプでは、必要とする高圧を得られるものは少なく、そ
のうえに高価であり、インクジェットプリンタのインク
加圧機構用ポンプとしては不適当であった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、インクに対する選択性を広め、ノズルの目詰ま
りが無く、しかも安価で高圧力を有するインク加圧機構
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、インクジェットプリンタのダイヤフラム
ポンプによるインク加圧機構において、該インク加圧機
構は、一次側系の圧力源として、正圧側ポンプと負圧側
ポンプとを有し、そして作動流体の流量制御弁を備えて
おり、他方、二次側系となる該ダイヤフラムポンプは、
チェックバルブを備え、前期一次側系により駆動される
ダイヤフラム膜よりなり、前期ダイヤフラムポンプでイ
ンクが接するすべての部分には、インクの成分とは反応
しない材質を用いて構成されていることを特徴とするイ
ンクジェットプリンタのインク加圧機構を提供する。
【0006】さらに好ましい実施形態としては、前記イ
ンク加圧機構において、一次側系は圧力源として正圧側
が出力約20〜25kgf/cm2 のポンプと、負圧側
が出力約400〜700mmHgのポンプを有すること
を特徴とするインクジェットプリンタのインク加圧機構
を提供する。
【0007】ここでポンプの出力として、正圧側は約2
0〜25kgf/cm2 であり、負圧側は約400〜7
00mmHgである理由は、プリント時に噴出されるイ
ンクの圧力(通常は約15kgf/cm2 )や、動作流
体の粘性、ダイヤフラム膜の機械的特性である剛性およ
び弾性について、それらの一般的に使用されるものの数
値を考慮して、余裕をもって正常に稼働するための適性
範囲から定めたものである。
【0008】
【作用】本発明のダイヤフラムポンプの作用は以下のよ
うになる。まず、一次側系の各圧力源であるベーンポン
プ4、および真空ポンプ5により、それぞれ正圧及び負
圧を発生させる、次に、インク7の吸入のために前記一
次側系の負圧側の電磁弁3aを開くと、ダイヤフラム膜10
が一次側へ吸い寄せられて動き、このときインクタンク
6中に蓄えられていたインク7が、二次側系の吸入用の
チェックバルブ(逆止弁)2aを通過してダイヤフラムポ
ンプ本体1内に吸い込まれ蓄えられる。次にインク7の
吐出のために前記一次側の正圧側の電磁弁3を開くと、
前記ダイヤフラム膜10が二次側へ押されて動き、このと
きダイヤフラムポンプ本体1内に蓄えられていたインク
7が加圧されて、二次側系の吐出用のチェックバルブ2
を通過してノズル側へ供給される。
【0009】この吸入と吐出との一連の工程を適宜回数
だけ繰り返すことにより、加圧されたインク7をノズル
側に設けてあるアキュムレーター(ここでは図示しな
い)に蓄えていく。やがて所望する適性圧力範囲に達し
たら、前記一次側系の吸入用電磁弁3a及び吐出用電磁弁
3を閉じる。以降は、前記アキュムレーター内の圧力が
減少し、適性圧力範囲を下回り始めると、再び前記の吸
入及び吐出の工程を繰り返すことによりインクを加圧し
て供給し、印字に供する直前待機中のインクの適性圧力
と溜め量とを容易に制御することができる。
【0010】さらに、この系ではインクが接する部分
が、全てステンレス、バイトン−ゴム、テフロン等、の
ようにインクの成分とは反応しないものを使用している
ため、前記結晶物を析出させることがない。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は、本発明に係わるインクジェットプリ
ンタのインク加圧機構を示した概略図である。ダイヤフ
ラムポンプ本体1は、バイトン−ゴム製のダイヤフラム
膜10を内装している。チェックバルブ(逆止弁)2は、
加圧側でノズルへ、同じくチェックバルブ2aは吸入側で
インクタンク6に配管されている。電磁弁3は、加圧側
で、電磁弁3aは吸入側である。ベーンポンプ4は市販の
ものであるが、出力が約20〜25kgf/cm2 の圧
力であれば他の種類のポンプでも構わない。真空ポンプ
5は、エチレングリコール8の入った容器内を真空の状
態にし、負圧を発生させるためのものである。
【0012】この実施例では、まず一次側ポンプとして
正圧及び負圧を作るため、エチレングリコール8の入っ
た密閉された容器に、加圧側としてエチレングリコール
8中に配管されたベーンポンプ4により、約20〜25
kgf/cm2 の正圧を発生させ、また吸入側として、
密閉された容器内に配管された真空ポンプ5により、容
器内が真空の状態になり、約400〜700mmHgの
負圧を発生させる。吐出側は電磁弁3を介して、吸入側
は電磁弁3aを介してそれぞれダイヤフラムポンプ本体1
に配管され、それぞれ電磁弁を開閉することにより、こ
の正圧及び負圧を交互に使用して、ダイヤフラムポンプ
本体1内のダイヤフラム膜10が動き、吸入と吐出の動作
を繰り返す。
【0013】図2は、ダイヤフラムポンプ本体1の断面
図である。ダイヤフラム膜10は円盤状で厚さ約2mmの
バイトン−ゴム製である。ステンレスネット11は、吸入
及び吐出の際の動作からダイヤフラム膜10を保護し、破
損を防ぐ為のものである。このダイヤフラムポンプ本体
1は、ダイヤフラム膜10を除き全てステンレスで出来て
おり、いずれにしてもインクと反応する材質は、インク
と接する部分に使用していない。尚、インクジェットプ
リンタでは、ノズルから噴出されるインクの液量は、非
常に微量であることから、本発明のダイヤフラムポンプ
による吸入及び吐出動作で加圧しノズル側へ供給される
インク量も少なくてすみ、装置の小型化が可能である。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、ダイヤフラムポンプ
を用い、インク加圧機構を一次側と二次側に分けること
により、一次側は、インクと接しないので、圧力源とし
ての選択正が広くなり、融通を効かせる事が出来る。他
方、二次側である前記ダイヤフラムポンプは、前記ダイ
ヤフラム膜をはじめとして、インクと反応して結晶物を
析出しない材質を使用し、インクの液中への銅合金等の
溶け込みを防止した。これにより、インクによるノズル
目詰まりの問題がなくなり、インクの選択性が広がっ
た。さらに圧力や供給量制御も容易になり、しかも小型
で安価なインクジェットプリンタのインク加圧機構を得
ることができた。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる一実施例のインクジェットプリ
ンタのインク加圧機構を示した概略図である。
【図2】図1の図中のダイヤフラムポンプ1を示す断面
図である。
【符号の説明】
1・・・ダイヤフラムポンプ 2・・・吐出用チェックバルブ(逆止弁) 2a・・・吸入用チェックバルブ(逆止弁) 3・・・吐出用電磁弁 3a・・・吸入用電磁弁 4・・・ベーンポンプ 5・・・真空ポンプ 6・・・インクタンク 7・・・インク 8・・・エチレングリコール 10・・・ダイヤフラム膜 11・・・ステンレスネット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクジェットプリンタのダイヤフラムポ
    ンプによるインク加圧機構において、該インク加圧機構
    が、一次側系は圧力源として正圧側ポンプと、負圧側ポ
    ンプとを有し、そして作動流体の流量制御弁を備えてお
    り、他方、二次側系となる該ダイヤフラムポンプは、チ
    ェックバルブを備え、前期一次側系により駆動されるダ
    イヤフラム膜よりなり、前期ダイヤフラムポンプでイン
    クが接するすべての部分には、インクの成分とは反応し
    ない材質を用いて構成されていることを特徴とするイン
    クジェットプリンタのインク加圧機構。
  2. 【請求項2】前記インク加圧機構において、一次側系は
    圧力源として正圧側が出力約20〜25kgf/cm2
    のポンプと、負圧側が出力約400〜700mmHgの
    ポンプを有することを特徴とするインクジェットプリン
    タのインク加圧機構。
JP22891491A 1991-09-09 1991-09-09 インクジエツトプリンタのインク加圧機構 Pending JPH0564897A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1527885A1 (en) * 2003-10-31 2005-05-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet printer and controlling method thereof
KR100507885B1 (ko) * 1997-04-30 2005-10-24 휴렛-팩커드 컴퍼니(델라웨어주법인) 잉크공급장치및다이어프램펌프형성방법
WO2010146868A1 (ja) 2009-06-17 2010-12-23 株式会社ブリヂストン 作動液およびそれを用いた装置
WO2015151334A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 富士フイルム株式会社 液体供給装置及び画像記録装置

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