JPH0564708A - 汚水濾過用フイルタ - Google Patents

汚水濾過用フイルタ

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Publication number
JPH0564708A
JPH0564708A JP25473391A JP25473391A JPH0564708A JP H0564708 A JPH0564708 A JP H0564708A JP 25473391 A JP25473391 A JP 25473391A JP 25473391 A JP25473391 A JP 25473391A JP H0564708 A JPH0564708 A JP H0564708A
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JP
Japan
Prior art keywords
filter
water
connection port
pipe connection
sludge
Prior art date
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Pending
Application number
JP25473391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kato
康弘 加藤
Takayuki Morioka
崇行 森岡
Masatake Tanaka
賢勇 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH0564708A publication Critical patent/JPH0564708A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】濾過面上の捕捉煤じんの除去を容易にする。 【構成】洗浄水注入用の配管接続口6Aを濾過体1の上
部中央に設けて洗浄効果を大きくし、また汚水の吸引、
真空引き及び加圧空気の吹き込みに共通の下部配管接続
口6Bを下部に一方の側に片寄せて設けて濾液を吸引し
易くし、かつ剥離、落下する汚泥の落下面積を小さくす
る。更に、濾過材3の上縁部、下縁部及び下部配管接続
口6Bがある側の端縁部の表面に非通水性の被膜8を施
し、洗浄効果の悪いこれらの箇所に煤じんが慢性的に残
留しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吸引濾過により汚水
中の煤じんを取り除く汚水濾過用フィルタに関し、特に
電気集じん機の洗浄汚水の処理に適したフィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車道トンネルには電気集じん
機が設置され、車道空間から抽気された汚染空気は電気
集じん機を通して清浄化され再び車道空間に戻されてい
る。電気集じん機の電極に捕集された煤じんは空気ある
いは水を吹き付けて適時に取り除く必要があるが、自動
車道トンネル内の煤じんは特に粘着性が高いことから、
自動車道トンネル用電気集じん機には洗浄力の高い水洗
浄が多く採用される傾向にあり、その場合には洗浄汚水
の処理が必要となる。
【0003】発明者らは上記洗浄汚水の処理手段に関し
てこれまで種々研究を重ねてきたが、その一つとして汚
水を吸引濾過するシステムを開発し、これについて先に
本出願人により出願した(特願平2−296603
号)。このシステムは、フィルタを通して濾過タンク内
の汚水を吸引し、次いでフィルタ上に付着した煤じんを
汚水の吸引方向に真空引きして乾燥させ、その後、生じ
た汚泥を汚水の吸引方向と逆方向に加圧空気を吹き付け
て剥離し、最後に加圧空気の吹き付け方向と同方向に静
水を通過させてフィルタの洗浄を行うという一連の工程
からなるものである。
【0004】上記出願ではフィルタとして、多数の小孔
を設けた支持管上に濾過材を被覆して濾過体を構成した
ものを示したが、この発明はこれに代わる板状のフィル
タに関するものであり、このフィルタは管状のものより
も製作費が安価で取扱いが容易であるという利点があ
る。以下、図2により上記板状フィルタの従来構成につ
いて説明する。ここで、図2の(A)は一部分を破断し
た正面図、(B)はその側面図である。
【0005】図2において、濾過体1は網目状に編まれ
た樹脂製の支持板2と、これをその両面から被覆する濾
布からなる濾過材3とで構成されている。支持板2の両
側の濾過材3はその周縁が樹脂製の糸4で互いに縫い合
わされ、その内側は中空状となっている。濾過体1の上
部及び下部には鳩目状の取付リング5が装着され、また
一方の面の上部中央に配管接続口6が設けられている。
【0006】このようなフィルタは図示しない濾過タン
ク内に取付リング5を用いて図示姿勢で支持され、配管
接続口6に配管が接続される。そして、汚水濾過工程で
は濾過タンク内に汚水が満たされ、配管接続口6から汚
水が吸引される。そこで、濾過タンク内の汚水は濾過材
3を外側から内側に通り抜け、汚水中の煤じんは濾過材
3の外表面に捕捉される。
【0007】濾過材3上にある程度煤じんが付着したら
真空脱水工程に入る。濾過タンクから汚水を抜液した
後、配管接続口6から汚水の吸引方向と同方向に真空引
きし、付着煤じんを乾燥させる。次いで、汚泥剥離工程
に入り、配管接続口6から真空引き方向と逆方向、すな
わち濾過材3の内側から外側に加圧空気を吹き付け、濾
過材3の外表面に乾燥生成した汚泥を濾過タンク底部の
汚泥排出口に向かって払い落とす。最後の洗浄工程で
は、配管接続口6から加圧空気と同方向に清水を送り込
み濾過材3を逆洗する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記一連の
工程に図2の従来のフィルタを用いた場合、次のような
問題が生じた。 (1) 洗浄工程をにおいて、濾過体1の上端部及び下端
部、更に配管接続口6の周縁部で煤じんが慢性的に除去
されず、この部分に残留した煤じんは処理の繰り返しに
より益々堆積し、有効濾過面積の減少、汚水中への煤じ
んの再落下を生じて濾過効率の低下を招く。 (2) 真空脱水工程で濾過体1の下部に濾液が滞留し、汚
泥濃度が低下するとともに、次の汚泥剥離工程で濾液が
吹き出てくる。 (3) 汚泥剥離工程で落下した汚泥が濾過タンクの内壁面
に張り付き、排出不良が生じる。 そこで、この発明は、洗浄工程後の煤じんの残留がな
く、また真空脱水工程で濾過体下部に濾液が滞留せず、
更に汚泥剥離工程で汚泥が円滑に排出されるようにした
汚水濾過用フィルタを提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、濾過体の上部中央に洗浄水注入用の上
部配管接続口を設け、また下部に一方の側に片寄せて汚
水の吸引、真空引き及び加圧空気の吹き込みに共通の下
部配管接続口を設け、更に濾過材の上縁部、下縁部及び
前記下部配管接続口がある側の端縁部の表面に非通水性
の被膜を施すものとする。
【0010】
【作用】洗浄工程において煤じんが慢性的に残留する箇
所は濾過体の上端部あるいは下端部で、それは取付リン
グや配管接続口があって濾過面が凹凸状であったり、濾
過材を縫い合わせている糸のために通気量が部分的に少
なくなっていると考えられる部分である。そこで、この
ような箇所は非通水性の被膜で濾過材を覆い、汚水の濾
過及び付着煤じんの脱水は平坦な濾過面だけで行うよう
にする。これにより、慢性的に残留する煤じんを未然に
防止することができる。なお、汚泥の剥離の際には、加
圧空気を断続的に繰り返し吹き込むのがよい。
【0011】真空脱水工程において濾過体下部に濾液が
滞留するのは、濾液吸引口が濾過体上部に設けられてい
るため、若干量の吸い上げきれない濾液が濾過体下部に
残ってしまうためである。したがって、真空引き用の配
管接続口を濾過体下部に設ければ濾液が吸い上げ易くな
り滞留がなくなる。
【0012】汚泥剥離工程では、剥離用の加圧空気の吹
き込み位置によって、汚泥の剥離及び落下の状況に差が
生じる。図3(A)は濾過体1の上部から加圧空気を吹
き込む従来の場合で、矢印Aのように加圧空気を吹き込
むと、汚泥7には矢印Bのように力が作用し、汚泥7は
上部から開くような形で落下する。そのため、落下面積
が大きく先に述べたように濾過タンクの内壁に汚泥が張
り付いて排出不良を生じることになる。これに対して、
図3(B)に示すように濾過体1の下部から吹き込むと
汚泥7は下部から開くため落下面積が小さくて済み、排
出不良は起こりにくい。
【0013】濾過工程での汚水の吸引は濾過体上部でも
下部でも作用に特に差異はない。そこで、以上を総合し
て濾過体下部に汚水の吸引、真空引き及び加圧空気の吹
き込みに共通の配管接続口を設けるものとする。ただ
し、その場合に下部配管接続口を濾過体下部の中央に設
けると、汚泥剥離工程で落下する汚泥が下部配管に妨げ
られるので、下部配管接続口は濾過体下部の一方の側に
片寄せて設けるものとする。また、洗浄工程で煤じんが
慢性的に残留する箇所の非通水性の被膜は、濾過材の上
縁部、下縁部に加えて下部配管接続口がある側の端縁部
の表面にも施し、下部配管上に汚泥が落下しないように
する。
【0014】一方、洗浄工程で洗浄水を濾過体内に流し
込む際に下部から注入すると、濾過体の大きさによって
は洗浄水が濾過体上部まで到達しない可能性がある。そ
うかといって水圧を無闇に上げると濾過体自体の耐久性
に問題が出てくる。これに対して、上部から注入する
と、洗浄水は濾過面全体を流れ落ちるので洗浄効果が良
くなる。そこで、洗浄水注入用の配管接続口は濾過体上
部の中央に設けるものとする。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示すもので、図1
の(A)は正面図、(B)はその側面図である。なお、
従来例と対応する部分には同一の符号を用いてある。図
において、従来例と相違するのは、濾過体1の上部中央
に洗浄水注入用の上部配管接続口6Aを設け、また下部
に図の左側に片寄せて汚水の吸引、真空引き及び加圧空
気の吹き込みに共通の下部配管接続口6Bを設け、更に
濾過材3の上縁部、下縁部及び下部配管接続口6Bがあ
る側の端縁部の表面をビニールなどからなる非通水性被
膜8で覆った点である。非通水性被膜8は糸4で濾過材
3と一緒に縫い合わされている。
【0016】濾過体1の上端部及び下端部はすでに述べ
たように煤じんが残留し易いが、図示実施例では非通水
性被膜8に妨げられてこの箇所は汚水が通過しないため
煤じんの付着がない。非通水性被膜7は下部配管接続口
6Bの上方に位置する箇所にも併せて施されているた
め、この部分の煤じんの付着もなく、したがって汚泥剥
離工程で下部配管上に汚泥が落下して配管が汚される心
配がない。非通水性被膜8を除く平坦な濾過面に付着し
た煤じんは、洗浄工程で上部配管接続口6Aに接続され
た上部配管を介して注入される洗浄水で洗い流され、ほ
ぼ100%除去される。一方、汚水の吸引、真空引き及
び加圧空気の吹き込みは下部配管接続口6Bに接続され
た下部配管を介して行われる。したがって、真空脱水工
程での濾過体1の下部で濾液の残留が生じず、また汚泥
剥離工程で汚泥の排出不良も生じない。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、真空脱水工程での濾
液の残留による汚泥濃度の低下、汚泥剥離及び洗浄工程
での残留煤じんの堆積による濾過面積の減少、堆積煤じ
んの再落下、汚泥の排出不良などの現象がなくなり、濾
過性能が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の実施例の正面図、(B)は
その側面図である。
【図2】(A)は従来例の正面図、(B)はその側面図
である。
【図3】濾過体から汚泥が剥離、落下する状況を説明す
る図で、(A)は加圧空気を上方から吹き込んだ場合、
(B)は同じく下方から吹き込んだ場合である。
【符号の説明】
1 濾過体 2 支持板 3 濾過材 6A 上部配管接続口 6B 下部配管接続口 8 非通水性被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 35/16 6953−4D B03C 3/78 8925−4D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】網目を有する支持板を濾過材で中空状に被
    覆して濾過体を構成し、この濾過体で汚水を吸引して前
    記濾過材の外表面に汚水中の煤じんを付着させ、続いて
    この煤じんを真空引きにより乾燥させ、生じた汚泥を加
    圧空気で前記濾過材から剥離し、更に前記濾過材を清水
    で洗浄するようにした汚水濾過用フィルタにおいて、 濾過体の上部中央に洗浄水注入用の上部配管接続口を設
    け、また下部に一方の側に片寄せて汚水の吸引、真空引
    き及び加圧空気の吹き込みに共通の下部配管接続口を設
    け、更に濾過材の上縁部、下縁部及び前記下部配管接続
    口がある側の端縁部の表面に非通水性の被膜を施したこ
    とを特徴とする汚水濾過用フィルタ。
JP25473391A 1991-09-05 1991-09-05 汚水濾過用フイルタ Pending JPH0564708A (ja)

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JPH0564708A true JPH0564708A (ja) 1993-03-19

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