JPH0564637A - 生体機能測定装置 - Google Patents

生体機能測定装置

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JPH0564637A
JPH0564637A JP3102812A JP10281291A JPH0564637A JP H0564637 A JPH0564637 A JP H0564637A JP 3102812 A JP3102812 A JP 3102812A JP 10281291 A JP10281291 A JP 10281291A JP H0564637 A JPH0564637 A JP H0564637A
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JP
Japan
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circuit
subject
eye
unit
orbicularis
Prior art date
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Pending
Application number
JP3102812A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Nishio
恭幸 西尾
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPH0564637A publication Critical patent/JPH0564637A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】立体的な眼輪筋の微小振動を完全な形で把握し
て、被験者の眼輪筋反応を適切に検査できる装置を提供
することを目的にする。 【構成】本発明では、3方向センサ部を設けることによ
って、立体的な眼輪筋の微小振動を完全な形で把握して
いる。3方向センサとは、光刺激によって生じる眼輪筋
の振動を、互いに直交する3軸方向で検出して、この各
軸成分に対応した3種の眼輪筋反射信号を出力する素子
をいう。この発明は、被験者の眼輪筋反射を誘発するた
めの光刺激部と、上記3方向センサ部と、このセンサ部
が出力する眼輪筋反射信号を各軸成分ごとに記憶する信
号検出部と、上記被験者についてのデータを予め記憶し
ているデータ記憶部と、データ記憶部のデータと信号検
出部のデータを比較し解析する演算部と、演算部の演算
結果を表示する表示部とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光源により眼輪筋反
射を誘発刺激し、その眼輪筋反射信号を計測し、この信
号を解析することで被験者の生体機能等を検査する検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被験者に種々の刺激を与えて眼輪筋を反
応させ、その眼輪筋反射を解析することで被験者の生体
機能(例えば、疲労度や老化度)を評価する場合、従来
は、例えば特願平2−183094に示す装置を使用し
ていた。図6はこの健康度測定装置を示すブロック図で
ある。この健康度測定装置は、光刺激部20と、被験者
の眼輪筋の微小振動を電気信号に変換する加速度ピック
アップ21と、この加速度ピックアップ21の出力電圧
を解析する解析部22とで構成されている。ここで、光
刺激部20は、光源23と、この光源23を光らせる光
刺激部24と、光源23の点灯タイミング等を制御する
トリガー回路25とで構成され、また、解析部22は、
加速度ピックアップ21の出力を増幅する増幅器26
と、その増幅出力を記憶する反射成分検出回路27と、
演算回路28と、しきい値設定回路29と、表示器30
とで構成されている。
【0003】ところで、この装置は、次の通り動作す
る。光源23は、トリガー回路25の制御に従って一定
時間(例えば10秒)ごとに被験者を光刺激する。する
と被験者はまばたきで反応するが、そのまばたきに対応
してピックアップ21に眼輪筋反射信号が出力されるの
で、この信号を(光源23の照射のたびに)反射成分検
出回路27に記憶する。そして、演算回路28では眼輪
筋反射信号のピーク潜時(光刺激から眼輪筋反射信号が
立ち上がるまでの時間)を加算平均し、この値をしきい
値設定回路29のデータと比較し、その比較結果に応じ
て表示器30に被験者の健康状態を表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の装置の
場合、被験者の眼瞼部に装着する加速度ピックアップ2
1は、単一方向の振動にのみ感度を持つセンサである。
そのため、このようなセンサでは、立体的な眼輪筋の微
小振動を完全な形では把握できないことになる。また眼
輪筋は立体的に微小振動するのであるから、センサを装
着する眼瞼部の位置によっても大きな影響をうけること
になる。さらに、眼の形や眼輪筋の反応の仕方は被験者
ごとに相違するはずであるから、センサの装着位置によ
っては眼輪筋の反応をとり逃がす恐れもある。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決するための
ものであって、立体的な眼輪筋の微小振動を完全な形で
は把握して、被験者の眼輪筋反応を適切に検査できる装
置を提供することを目的にする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る生体機能測定装置は、被験者の眼輪筋
反射を誘発する光刺激部と、光刺激によって生じる眼輪
筋の振動を直交する3軸方向で検出し、この各軸成分に
対応した3種の眼輪筋反射信号に変換する3方向センサ
部と、このセンサ部が出力する眼輪筋反射信号を各軸成
分ごとに記憶する信号検出部と、上記被験者についての
データを予め記憶しているデータ記憶部と、データ記憶
部のデータと信号検出部のデータを比較し解析する演算
部と、演算部の演算結果を表示する表示部とで構成して
いる。
【0007】
【作用】光刺激部は一定時間ごとに光を照射して被験者
を光刺激する。すると被験者はその刺激に反応して、ま
ばたきをする。このまばたき反応の仕方は、個々の被験
者ごとに個性を有する立体的で微小な振動であが、被験
者の疲労度などによって相違する振動である。この被験
者の眼瞼部には3方向センサ部が接触しているので、3
方向センサ部は、疲労度などを反映する上述の振動を、
3軸方向の各軸ごとの眼輪筋反射信号に変換して出力す
る。そして、信号検出部は、この3種類の眼輪筋反射信
号を、光刺激部の光照射のたびに記憶する。ところで、
データ記憶部は、例えば前回の検査時における、この被
験者の眼輪筋反射信号を記憶している。そこで、演算部
は、データ記憶部に記憶されている被験者の過去の検査
データと、信号検出部に入力された今回の検査データと
を比較等して、被験者の疲労度などを表示部に表示す
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。この生体機能測定装置は、光刺激部1と、3方向
センサ2と、データ処理部3とから構成されている。そ
して、光刺激部1は、被験者に光を照射する刺激回路4
と、刺激回路4の点灯のタイミング等を制御するトリガ
ー回路5とで構成される。また、データ処理部3は、3
方向センサ2からの3種類の眼輪筋反射信号を増幅する
増幅回路6と、この増幅回路6の出力を刺激回路4の点
灯のタイミングごとに記憶する検出回路7と、この被験
者の眼輪筋反射信号についての過去のデータや解析デー
タなどを記憶しているデータ記憶回路8と、データ記憶
回路8のデータと今回入力した検出回路7のデータにつ
いて比較などの演算をする演算回路9と、演算回路9の
演算結果を表示する表示回路10とで構成されている。
【0009】次に、図1に示す装置の動作を説明する
と、刺激回路4は、トリガー回路5の制御に従って、一
定時間ごとに光を被験者に照射する。すると、この光刺
激は、被験者の眼球より視神経を通じて脳幹に達し、脳
幹は顔面神経を通じて眼輪筋にまばたき反応を起こさせ
る(図5参照)。ところで、この眼輪筋は、眼球を外来
刺激から保護する防衛筋であって、その反応(眼輪筋反
射)は、脳幹レベルの活動状態に影響されることが知ら
れている。従って、被験者の精神的緊張などを反映して
眼輪筋反射が生じるのであるが、被験者の上眼瞼には3
方向センサ2が接触している。そして、この3方向セン
サ2は、被験者の眼輪筋の立体的な振動を、互いに直交
する3軸の方向成分について、その3軸方向の振動成分
に比例した電気信号に変換するセンサである。そのた
め、3方向センサ2は、被験者の眼輪筋反射(まばたき
振動)の状態を、直交する3軸方向の眼輪筋反射信号と
して出力する。この3種類の眼輪筋反射信号は、増幅回
路6で各々増幅され、検出回路7に記憶されてゆく。そ
して、演算回路9はこの眼輪筋反射信号を解析し、例え
ば眼輪筋反射信号を加算平均してその平均値から例えば
ピーク潜時を求め、これを検出回路7に記憶する。一
方、データ記憶回路8には、上記ピーク潜時などについ
て、同じ被験者の過去のデータ(例えば被験者が体調万
全であった時のデータ)が記憶されている。そこで、演
算回路9は、検出回路7に記憶した今回のデータと、デ
ータ記憶回路8に記憶されている過去のデータを比較等
して被験者の生体機能を判定し、判定結果を表示回路1
0に表示する。なお、以上の説明では演算をピーク潜時
の比較などに限って説明したが、これらに限定されず被
験者の生体機能をチェックするためのあらゆる演算が可
能である。
【0010】図2は、3方向センサ2を模型的に図示し
たものであり、図中のx、y、zの記号は、被験者に対
する装着方向を示すためセンサに表示されている記号で
ある。また、この3方向センサ2の前面に表示されてい
るマークは、眼瞼と接触する面を示すマークである。従
って、この図の場合は、xが被験者の左右方向、yが前
後方向、zが上下方向を示していることになり、このセ
ンサからは、眼瞼の各々の向きの振動に比例した3種類
の電気信号が出力されることになる。図3はこの3方向
センサ2から出力された電気信号を示しており、(a)
はx方向、(b)はy方向、(c)はz方向をそれぞれ
示している。このような波形のデータが刺激回路4の光
の照射のたびに得られるので、そのたびに例えば、立ち
上がり時間、ピーク時間、信号振幅、立ち上がり傾きを
3軸の各成分ごとに計算し、入力データの解析等に利用
する。
【0011】続いて、本装置を使用してオフィス作業で
の疲労度計測をする場合を説明する。まず、被験者がオ
フィス作業をする前に、本装置により眼輪筋反射信号を
計測し、xyzの各方向成分について、例えばピーク潜
時を求め各軸成分についての値を記憶しておく。そし
て、オフィス作業中で疲労感を感じた時点で、何回か眼
輪筋反射信号を計測し、そのたびにxyzの方向成分に
ついてのピーク潜時を求め各々を記憶してゆく。そし
て、オフィス作業が終了した時点で各測定時におけるピ
ーク潜時についてxyzの方向成分をベクトル合成し、
その結果を表示部10に表示する。図4はその結果を示
した図である。図4の横軸方向は時間軸であり、この例
では9時にオフィス作業を開始し、18時に終了してい
る。図4の破線で示すaは、従来の装置で求めたピーク
潜時の時間的推移を示している。図4のbは、本発明に
係る生体機能測定装置でピーク潜時の合成ベクトルを求
め、この時間的推移を図示したものである。図4のc
は、被験者の感じた疲労感の時間的推移を図示したもの
である。このaとbとcの図形を見ると、従来の装置に
よる計測結果は(aの図形)、被験者の感じる疲労感と
必ずしも対応しないが、本発明に係る装置による計測結
果(bの図形)は、被験者の感じる疲労感(cの図形)
に対応していることが分かる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る生体
機能測定装置は、眼瞼の微小振動を3次元データとして
入力するので、より正確に被験者の眼輪筋振動を把握で
き、従って被験者の生体機能をより客観的に評価でき
る。また、眼瞼の微小振動を3次元データとして入力し
ているので、従来のようにセンサ装着方向と眼瞼の振動
の不一致によって被験者の眼輪筋振動をとり逃がすとい
うこともない。さらに、眼瞼の微小振動を立体的に入力
するのでセンサの装着位置がずれた場合でもその影響が
少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生体機能測定装置の一実施例であ
る。
【図2】3方向センサを模型的に示す図面である。
【図3】3方向センサからの出力波形である。
【図4】本発明に係る生体機能測定装置によってオフィ
ス作業中のピーク潜時を求めた結果図である。
【図5】被験者の眼球に光刺激が加わってから、被験者
の眼輪筋が振動するまでを示す参考図である。
【図6】従来例の健康度測定装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 光刺激部 2 3方向センサ部 3 データ処理部 4 刺激回路 5 トリガー回路 6 増幅回路 7 検出回路 8 データ記憶回路 9 演算回路 10 表示回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生体機能測定装置の一実施例であ
る。
【図2】3方向センサを模型的に示す図面である。
【図3】3方向センサからの出力波形である。
【図4】本発明に係る生体機能測定装置によってオフィ
ス作業中のピ−ク潜時を求めた結果を示す図である。
【図5】被験者の眼球に光刺激が加わってから、被験者
の眼輪筋が振動するまでを示す図である。
【図6】従来例の健康度測定装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】 1 光刺激部 2 3方向センサ部 3 デ−タ処理部 4 刺激回路 5 トリガ−回路 6 増幅回路 7 検出回路 8 デ−タ記憶回路 9 演算回路 10 表示回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被験者の眼輪筋反射を誘発する光刺激部
    と、光刺激によって生じる眼輪筋の振動を直交する3軸
    方向で検出し、この各軸成分に対応した3種の眼輪筋反
    射信号に変換する3方向センサ部と、このセンサ部が出
    力する眼輪筋反射信号を各軸成分ごとに記憶する信号検
    出部と、上記被験者についてのデータを予め記憶してい
    るデータ記憶部と、データ記憶部のデータと信号検出部
    のデータを比較し解析する演算部と、演算部の演算結果
    を表示する表示部とからなる生体機能測定装置。
JP3102812A 1991-05-08 1991-05-08 生体機能測定装置 Pending JPH0564637A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3102812A JPH0564637A (ja) 1991-05-08 1991-05-08 生体機能測定装置

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JP3102812A JPH0564637A (ja) 1991-05-08 1991-05-08 生体機能測定装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002177281A (ja) * 2000-12-11 2002-06-25 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
JP2013545523A (ja) * 2010-11-08 2013-12-26 オプタラート・オーストラリア・プロプライエタリー・リミテッド 作業テストへの適応性
JP2015533549A (ja) * 2012-10-02 2015-11-26 デプトラッカ−・アンパルトセルスカブDeptracker ApS 睡眠状態を分析するためのモニタリング装置

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