JPH0564585A - 安定性が改良された変異型大腸菌リボヌクレアーゼh - Google Patents

安定性が改良された変異型大腸菌リボヌクレアーゼh

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JPH0564585A
JPH0564585A JP19770791A JP19770791A JPH0564585A JP H0564585 A JPH0564585 A JP H0564585A JP 19770791 A JP19770791 A JP 19770791A JP 19770791 A JP19770791 A JP 19770791A JP H0564585 A JPH0564585 A JP H0564585A
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JP
Japan
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ribonuclease
mutant
amino acid
phe
escherichia coli
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JP19770791A
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Shigenobu Kimura
成伸 木村
Haruki Nakamura
春木 中村
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TANPAKU KOGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
TANPAKU KOGAKU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 酵素活性を保持し、かつ安定性が改良された
変異型大腸菌リボヌクレアーゼHを提供する。 【構成】 天然型大腸菌リボヌクレアーゼHの第74番
目から第80番目のアミノ酸配列をLeu−Lys−Lys−
Ala−Phe−Thr−Glu−Glyで、第111番目から第
120番目のアミノ酸配列をMet−Ala−Pro−His−
Arg−Val−Arg−Phe−His−Pheで置換すると、酵
素活性を保持し、かつ安定性が改良された変異型大腸菌
リボヌクレアーゼHが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定性が改良された変
異型大腸菌リボヌクレアーゼH、該変異型大腸菌リボヌ
クレアーゼHをコードしている遺伝子、該遺伝子を含有
し、大腸菌内で発現可能な発現ベクター、該発現ベクタ
ーを含有している形質転換体、および該形質転換体を用
いて変異型大腸菌リボヌクレアーゼHを製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】大
腸菌の天然型リボヌクレアーゼH(本明細書に於いて
は、単にリボヌクレアーゼH、またはRNaseHと称す
る場合は、天然型の大腸菌リボヌクレアーゼHを意味す
るものとする)は155アミノ酸からなる分子量約17
Kdの加水分解酵素であって、DNA/RNAハイブリ
ッドのRNA鎖のみを特異的にエンド作用で切断すると
いう基質特異性を有する。この酵素は、その基質特異性
に基づき、下記の如き様々な用途を有し、極めて利用価
値の高い酵素として注目されている。 1) cDNAのクローニングの際の鋳型mRNAの除去。 2) mRNAのポリA領域の除去。 3) RNAの断片化。
【0003】リボヌクレアーゼHの重要性は遺伝子工学
の発展に伴ってますます増大すると思われるが、この酵
素は、大腸菌内での産生量が極めて低いことから、組換
えDNA技術による該酵素の生産が試みられており、既
にBRL、ファルマシアおよび宝酒造等から、組換えD
NA技術により生産されたリボヌクレアーゼHが供給さ
れている。これらの市販の組換えリボヌクレアーゼH
は、大腸菌を宿主として生産されるものである(金谷
ら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリ
ー、264、11546−11549(1989))。
【0004】このように利用価値の高いリボヌクレアー
ゼHの安定性、例えば変性剤や熱に対する耐性を高める
ことができれば、従来の組換えリボヌクレアーゼHでは
利用できなかった条件下での利用が可能となる。
【0005】これまでに、本発明者らは組換えDNA技
術を用いて、変性剤に対して天然型リボヌクレアーゼH
よりも高い耐性を有する変異型リボヌクレアーゼHを製
造したが、その安定化の程度は十分満足し得るものでは
ない(特願平01−284454)。また、大腸菌リボ
ヌクレアーゼHよりも極めて高い安定性を有する好熱菌
リボヌクレアーゼHの大腸菌による製造法も報告されて
いるが(金谷ら、第2回日本蛋白工学会年会プログラム
・要旨集(1990)、69頁;特願平02−1110
65)、大腸菌を用いて産生された好熱菌リボヌクレア
ーゼHの酵素活性は大腸菌リボヌクレアーゼHよりも低
いものであった。尚、後者の場合、精製には尿素を用い
て可溶化するという操作が必要であり、大腸菌リボヌク
レアーゼHの場合に較べてその製造方法が複雑であると
いう欠点もあった。従って、酵素活性を保持し、より安
定性にすぐれた酵素であって、その製造および精製も好
熱菌リボヌクレアーゼHよりも容易である変異リボヌク
レアーゼHをつくることができれば、産業上より利用価
値が高いと考えられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の観点
から酵素活性を保持しながら、その安定性を高めること
を目的として、好熱菌リボヌクレアーゼHのアミノ酸配
列を参考にして種々の改変を試みた結果、該酵素の遺伝
子に部位特異的変異を導入することにより該酵素の第7
4番目から第80番目までのアミノ酸配列および第11
1番目から第120番目までのアミノ酸配列をそれぞれ
Leu−Lys−Lys−Ala−Phe−Thr−Glu−Glyおよ
びMet−Ala−Pro−His−Arg−Val−Arg−Phe−
His−Pheである好熱菌リボヌクレアーゼH型のアミノ
酸配列に置換した変異体が、天然型のリボヌクレアーゼ
Hよりも熱に対する安定性が優れていることを見い出
し、かつ、酵素活性を保持していることを確認し、本発
明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、天然型大腸菌リボヌクレ
アーゼHの第74番目から第80番目のアミノ酸配列を
Leu−Lys−Lys−Ala−Phe−Thr−Glu−Glyで、
また、第111番目から第120番目までのアミノ酸配
列をMet−Ala−Pro−His−Arg−Val−Arg−Phe
−His−Pheで置換したアミノ酸配列からなる変異型大
腸菌リボヌクレアーゼHを提供するものである。
【0008】また、本発明は、天然型大腸菌リボヌクレ
アーゼHの第74番目から第80番目のアミノ酸をコー
ドしているるコドンが、Leu−Lys−Lys−Ala−Phe
−Thr−Glu−Glyをコードするコドンに、また、第1
11番目から第120番目までのアミノ酸をコードして
いるコドンが、Met−Ala−Pro−His−Arg−Val−
Arg−Phe−His−Pheをコードするコドンに変換され
ている変異型リボヌクレアーゼH構造遺伝子を提供する
ものである。また、本発明は上記変異型リボヌクレアー
ゼHを大腸菌で発現させるための発現ベクターを提供す
るものである。
【0009】また本発明は、上記の発現ベクターで形質
転換された変異型リボヌクレアーゼH産生性の形質転換
体を提供するものである。さらに本発明は、該形質転換
体を培養することにより、高い安定性を有する変異型リ
ボヌクレアーゼHを製造する方法を提供するものであ
る。大腸菌を用いての遺伝子操作法は成書(Maniatis
ら、Molecular Cloning(1982):A Laboratoy M
anual, Cold Spring HarborLaboratoy)に詳述され
ており、上記変異型リボヌクレアーゼH構造遺伝子、発
現ベクター、形質転換体は、この成書に記載の一般的手
法に従って、例えば後記実施例に示した様に常法通り作
製することができる。尚、本発明の発現ベクターは、大
腸菌内で機能するものであれば特に制限はないが、バク
テリオファージλのPLおよびPRプロモーターの支配下
に上記変異型リボヌクレアーゼH遺伝子を含有している
ものが好ましい。
【0010】
【発明の効果】本発明により安定性が高められた変異型
大腸菌リボヌクレアーゼHは、従来のリボヌクレアーゼ
Hでは失活してしまう高い温度下でさえも変性すること
がない(実施例3参照)ので、このような条件下での取
扱いが可能である。さらに、本発明の変異型大腸菌リボ
ヌクレアーゼHは、耐久性等も向上していると期待さ
れ、従来のリボヌクレアーゼHよりも失活しにくく、安
定に保存することができるので、取り扱いが容易になる
ことは理解されるであろう。
【0011】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明する。以下に述べる遺伝子操作の一般的手法は、
マニュアル書(Maniatisら、Molecular Cloning(19
82): A Laboratoy Manual, Cold Sping Harbor
Laboratoy)および試薬の仕様書に従った。
【0012】実施例1 プラスミドpJFNCの作製 プラスミドpJFNCの作製の概略を図1、図2および
図3に示す。まず、天然型リボヌクレアーゼHの大腸菌
での発現プラスミドpAK600(特開平03−065
188参照)のrnh遺伝子を鋳型として合成オリゴヌク
レオチドプライマーを用いてPCR法によりrnh遺伝子
への点突然変異の導入を行った。
【0013】合成オリゴヌクレオチドとしては、化学合
成したオリゴヌクレオチドを用いた。用いたオリゴヌク
レオチドを図4に示す。まず、第74位から80位のア
ミノ酸配列を変換した変異体、FNを発現するプラスミ
ドpJFNを構築した。図1に示すように、まず、pAK
600を鋳型DNAとし、SphIの制限酵素部位を含む
5'−プライマー(1)と変異導入用3'−プライマー(4)
により約260bpのDNA断片を、また、変異導入用
5'−プライマー(3)とSalI部位を含む3'−プライマ
ー(2)により約340bpのDNA断片をそれぞれPCR
反応により増幅し、第74−80位のVal−Arg−Gln
−Gly−Ile−Thr−GlnをLeu−Lys−Lys−Ala−
Phe−Thr−Glu−Glyに変換するための変異rnh遺伝
子断片2種を得た。PCR反応は市販のGene Amp Ki
t(Takara)の説明書に従って行った。上記rnh遺伝子断
片をアガロースゲル電気泳動により精製した後、両者を
混合し、5'−プライマー(1)と3'−プライマー(2)を
添加して再度PCR反応を行うことにより、SphI、S
alI制限酵素部位を両端にもつ変異rnh遺伝子断片を得
た。得られた約500bpの変異rnh断片の両端にあるSp
hIおよびSalI部位を制限酵素SphIおよびSalIで
切断した後、消化物を1.5%アガロースゲル電気泳動
にかけ、約500bpの変異rnhSphI−SalI遺伝子断
片を切り出し抽出して精製した。
【0014】このようにして得られた変異遺伝子断片
を、大腸菌での発現ベクターにサブクローニングし、発
現ベクターを作製した。プラスミドpJLA504(ドイ
ツ:Medac社より購入)をSphIおよびSalIで消化
し、約4.9kbの断片を0.7%アガロース電気泳動によ
り精製した後、上記約500bpの変異rnh遺伝子SphI
−SalI断片とライゲーションすることにより環化し
た。ライゲーションは市販のライゲーションキット(Ta
kara)を用い、添付の説明書に正確に従って行った。こ
のようにして得られたプラスミドで大腸菌HB101株
を形質転換し、形質転換体より変異型リボヌクレアーゼ
H発現用プラスミドベクターpJFNを得た。
【0015】次に、第111位から第120位のアミノ
酸配列Leu−Gly−Gln−His−Gln−Ile−Lys−T
rp−Glu−TrpをMet−Ala−Pro−His−Arg−Val
−Arg−Phe−His−Pheに置換した変異体(FC)を
発現するプラスミド、pJFCを構築した。pJFCの構
築は図2に示すように、pJFNの構築と同様にして行
った。ただし、pJFCの構築においてはプライマー
(5)、(6)をpJFNの構築の場合のプライマー
(3)、(4)の代わりにそれぞれ用いた。
【0016】このようにして得られた2種の変異リボヌ
クレアーゼH、FNおよびFCをそれぞれ発現するベク
ターpJFN、pJFCから目的のプラスミドpJFNC
を作成した。図3に示すようにまず、pJFNをBamH
IおよびSalIで消化し、消化物を0.7%アガロース
ゲル電気泳動にかけ、約5.3kbの断片を得た。また、p
JFCについてもBamHIおよびSalIで消化し、消化
物を1.5%アガロースゲル電気泳動にかけ、約250b
pの断片を得た。次に、これら2種のBamHI−SalI
断片をライゲーションすることにより環化した。このよ
うにして得られたプラスミドで大腸菌HB101株を形
質転換し、形質転換体より目的の変異リボヌクレアーゼ
H(FNC)発現用プラスミドベクターpJFNCを得
た。
【0017】上記のようにして得られた形質転換菌エシ
エリシア・コリ(E.coli)HB101/pJFNCは工業
技術院微生物工業技術研究所に寄託されている(微工研
菌寄第12322号、受託日:平成3年6月21日)。
【0018】実施例2 変異型リボヌクレアーゼH(F
NC)の大腸菌における生産と精製 大腸菌形質転換体HB101/pJFNCを100μg/
lのアンピシリンを含むLB培地500ml中、30℃で
振盪培養した。培養液の濁度がクレット値で約80まで
生育した時点で、培養温度を42℃に上げ、更に3.5
時間振盪を続け、次いで遠心して集菌した。この時のク
レット値は約180であった。
【0019】得られた菌体を1mM EDTAを含む10
mMトリス塩酸緩衝液(TE)(pH7.5)15mlに懸濁し
た後、氷中で超音波処理により菌体を破砕した。15,
000rpmで30分間、4℃で遠心して得た遠心上清(粗
抽出液)を、TE(pH7.5)5lに対して4℃で一夜透析
した。透析後の粗抽出液を同緩衝液で平衡化したDE−
52カラム(5ml)およびP−11カラム(2ml)にこの順
序で通した。この条件下、変異型リボヌクレアーゼH
(FNC)は、DE−52カラムを素通りし、P−11カ
ラムに吸着する。TE(pH7.5)を4ml流した後、Na
Cl濃度を0.5Mまで直線的に上昇させることによりP
−11カラムから変異型リボヌクレアーゼH(FNC)を
溶出させた。変異型リボヌクレアーゼH(FNC)を含む
P−11溶出画分をまとめ、精製標品とした。精製標品
は15%SDS−PAGEで単一バンドを与え、逆相H
PLCでも単一ピークを示した。精製収量は約35mg/
l培養液であった。精製標品の同定は、アクロモバクタ
ープロテアーゼIにより消化して得られるペプチドフラ
グメントを逆相HPLCでマッピングして各フラグメン
トピークの溶出位置を確認するとともに、変異部位アミ
ノ酸を含むペプチドを分取後アミノ酸配列分析により行
った。
【0020】得られた精製標品について、以下の方法に
より酵素活性を測定し、比活性を測定したところ、得ら
れた変異型酵素は2.8U/mgの比活性を有しており、
天然型酵素の約14%の酵素活性を保持していた。得ら
れた比較結果を以下の表1に示す。
【0021】活性は、[3H]−M13DNA/RNAを
基質として用い、37℃、1分間に1μmolの酸可溶性
物質を遊離する酵素活性を1ユニット(U)と定義した。
タンパク量はBio−Rad社のプロテインアッセイキット
を用いて、発色率を天然型リボヌクレアーゼと比較する
ことにより求めた分子吸光係数ε280=1089M-1・c
m-1を用いて280nmにおける吸光度を測定することに
より求めた。
【表1】 天然型と変異型リボヌクレアーゼHの酵素活性の比較 酵素名 比活性(U/mg) 天然型リボヌクレアーゼH 20 変異型リボヌクレアーゼH(FNC) 2.8
【0022】実施例3 変異型リボヌクレアーゼH(F
NC)の安定性の評価 天然型リボヌクレアーゼHと変異型リボヌクレアーゼH
(FNC)の熱安定性について測定し、比較した。測定
はpH5.5での変性の割合を220nmにおけるCD値で
熱変性曲線を測定することにより行った。熱変性実験は
光路長2mmのセルを用い、1M塩酸グアニジンおよび1
mMジチオトレイトール(DTT)を含む20mM酢酸ナ
トリウム(pH5.5)中で行った。測定により得られた
変性曲線を図5に示す。変異型リボヌクレアーゼH(F
NC)の熱変性曲線は天然型の熱変性曲線よりも高温側
へシフトしており、明らかに熱安定性が増加していた。
全体の50%が変性するときの温度を比較すると変異型
リボヌクレアーゼH(FNC)は天然型よりも8.2℃
安定化していた。得られた結果を以下の表2に示す。
【表2】 天然型および変異型リボヌクレアーゼHの熱安定性の比較 酵 素 名 50%変性するときの温度(℃) 天然型リボヌクレアーゼH 51.8 変異型リボヌクレアーゼ(FNC) 60.0
【0023】以上の結果から、天然型大腸菌リボヌクレ
アーゼHの第74番目から第80番目のアミノ酸配列を
Leu−Lys−Lys−Ala−Phe−Thr−Glu−Glyに、
第111番目から第120番目までのアミノ酸配列をM
et−Ala−Pro−His−Arg−Val−Arg−Phe−His
−Pheに変換することにより、変性剤および熱に対する
安定性が向上することが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プラスミドpJFNの構築を示す模式図であ
る。
【図2】 プラスミドpJFCの構築を示す模式図であ
る。
【図3】 プラスミドpJFNCの構築を示す模式図で
ある。
【図4】 部位特異的突然変異を導入するための合成オ
リゴヌクレオチドを示す模式図であり、図中、下線は制
限酵素部位を、●印は変異アミノ酸に対応する塩基をそ
れぞれ示すものである。
【図5】 天然型リボヌクレアーゼHおよび変異型リボ
ヌクレアーゼH(FNC)の熱変性曲線を示すグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 15/55 C12R 1:19)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然型大腸菌リボヌクレアーゼHのアミ
    ノ酸配列において、第74番目から第80番目までのア
    ミノ酸配列がLeu−Lys−Lys−Ala−Phe−Thr−G
    lu−Glyで、第111番目から第120番目までのアミ
    ノ酸配列がMet−Ala−Pro−His−Arg−Val−Arg
    −Phe−His−Pheで置換されたアミノ酸配列を有する
    変異型大腸菌リボヌクレアーゼH。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の変異型大腸菌リボヌク
    レアーゼHを暗号化している変異型大腸菌リボヌクレア
    ーゼH構造遺伝子。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の変異型大腸菌リボヌク
    レアーゼH構造遺伝子を大腸菌の遺伝子発現系制御下に
    含有している組換え体プラスミド。
  4. 【請求項4】 pJFNCである請求項3に記載の組換
    え体プラスミド。
  5. 【請求項5】 請求項3または4のいずれかに記載の組
    換え体プラスミドで形質転換された大腸菌株。
  6. 【請求項6】 HB101/pJFNCである請求項5
    に記載の大腸菌株。
  7. 【請求項7】 請求項5または6のいずれかに記載の大
    腸菌株を培養し、得られた培養液から変異型大腸菌リボ
    ヌクレアーゼHを回収することを特徴とする変異型大腸
    菌リボヌクレアーゼHの製造方法。
JP19770791A 1991-08-07 1991-08-07 安定性が改良された変異型大腸菌リボヌクレアーゼh Pending JPH0564585A (ja)

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