JPH0564533A - 海水を用いた魚介類の飼育施設 - Google Patents
海水を用いた魚介類の飼育施設Info
- Publication number
- JPH0564533A JPH0564533A JP22446691A JP22446691A JPH0564533A JP H0564533 A JPH0564533 A JP H0564533A JP 22446691 A JP22446691 A JP 22446691A JP 22446691 A JP22446691 A JP 22446691A JP H0564533 A JPH0564533 A JP H0564533A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seawater
- ozone
- ammonia
- breeding
- facility
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】海水を用いて魚介類を飼育する水族館や養魚場
などで、海水をオゾン処理するとき発生する魚介類に有
害な次亜臭素酸イオンを蓄積させることなく、アンモニ
アを完全に分解する。 【構成】海水を用いた魚介類の飼育施設のオゾン接触塔
の出口近くに、オゾン処理した海水の酸化還元電位を測
定する酸化還元電位測定電極を設け、アンモニアが分解
され、次亜臭素酸イオンが僅かしか存在しなくなる状態
の酸化還元電位として、50〜650mVの範囲、好ま
しくは、550〜600mVの範囲に入るようにオゾナ
イザーにフィードバックし、オゾン発生量を制御するこ
とにより、オゾン発生量を最小限に抑え、次亜臭素酸イ
オンを取り除くための還元槽が不要となる。
などで、海水をオゾン処理するとき発生する魚介類に有
害な次亜臭素酸イオンを蓄積させることなく、アンモニ
アを完全に分解する。 【構成】海水を用いた魚介類の飼育施設のオゾン接触塔
の出口近くに、オゾン処理した海水の酸化還元電位を測
定する酸化還元電位測定電極を設け、アンモニアが分解
され、次亜臭素酸イオンが僅かしか存在しなくなる状態
の酸化還元電位として、50〜650mVの範囲、好ま
しくは、550〜600mVの範囲に入るようにオゾナ
イザーにフィードバックし、オゾン発生量を制御するこ
とにより、オゾン発生量を最小限に抑え、次亜臭素酸イ
オンを取り除くための還元槽が不要となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海水を用いて魚介類を飼
育する水族館や養魚場などの施設に関する。
育する水族館や養魚場などの施設に関する。
【0002】
【従来の技術】水族館や養魚場などの水槽は、残餌や飼
育魚の排泄物からアンモニアが発生する。このアンモニ
ア濃度が高くなると、飼育魚に対して悪影響を及ぼすた
めに、海水を循環しながら使用する水槽では、一般にア
ンモニアを除去する装置が付設されている。図4はこの
ような魚介類の飼育施設の構成を示す模式図である。図
4において、この施設は飼育水槽1から海水を循環させ
るポンプ2により、海水を前濾過糟3を通し、さらに浄
化用濾過糟7を経て再び飼育水槽1に戻す循環経路を形
成している。そしてこの循環経路内に設けた前濾過糟3
でごみや残餌を取り除き、浄化用濾過糟7で濾材表面に
棲息している微生物により、アンモニアを硝化(酸
化),脱窒(還元)してアンモニアを分解する。
育魚の排泄物からアンモニアが発生する。このアンモニ
ア濃度が高くなると、飼育魚に対して悪影響を及ぼすた
めに、海水を循環しながら使用する水槽では、一般にア
ンモニアを除去する装置が付設されている。図4はこの
ような魚介類の飼育施設の構成を示す模式図である。図
4において、この施設は飼育水槽1から海水を循環させ
るポンプ2により、海水を前濾過糟3を通し、さらに浄
化用濾過糟7を経て再び飼育水槽1に戻す循環経路を形
成している。そしてこの循環経路内に設けた前濾過糟3
でごみや残餌を取り除き、浄化用濾過糟7で濾材表面に
棲息している微生物により、アンモニアを硝化(酸
化),脱窒(還元)してアンモニアを分解する。
【0003】ところが、以上のようにしてアンモニアを
除去するには、大きな容積の浄化用濾過糟7を必要とす
ることや、スタート時点および負荷の増加時に、微生物
が増殖するまで時間がかかり、それまでの間は十分な処
理を行なうことができない。そこで、最近、図5の模式
図に示すように、飼育施設の循環経路に濾過目的のみの
前濾過糟3,オゾン接触塔4とオゾナイザー5,および
還元槽8を設け、オゾンを用いたアンモニアの除去が行
なわれるようになった。これは、海水を使用している施
設で行なわれるものであり、海水とオゾンの反応によっ
て生じた次亜臭素酸イオン(BrO- )が、アンモニア
と反応して、アンモニアを窒素ガスに分解することを利
用している。
除去するには、大きな容積の浄化用濾過糟7を必要とす
ることや、スタート時点および負荷の増加時に、微生物
が増殖するまで時間がかかり、それまでの間は十分な処
理を行なうことができない。そこで、最近、図5の模式
図に示すように、飼育施設の循環経路に濾過目的のみの
前濾過糟3,オゾン接触塔4とオゾナイザー5,および
還元槽8を設け、オゾンを用いたアンモニアの除去が行
なわれるようになった。これは、海水を使用している施
設で行なわれるものであり、海水とオゾンの反応によっ
て生じた次亜臭素酸イオン(BrO- )が、アンモニア
と反応して、アンモニアを窒素ガスに分解することを利
用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オゾンを用い
てアンモニアを除去するには、以下のような問題もあ
る。それは、アンモニアと反応させるのに必要な量以上
のオゾンを注入してしまうと、アンモニアと未反応の次
亜臭素酸イオンが増加し、この次亜臭素酸イオンは魚類
に対して僅かな濃度で毒性を有するので、次亜臭素酸イ
オンを無害の臭化物イオン(Br- )に還元するため
に、活性炭などを濾過材とする還元槽8をオゾン接触塔
4の後段に設けなければならないことである。したがっ
て、次亜臭素酸イオンが蓄積することなく、アンモニア
を完全に分解する処理を行なうことにより、還元槽8の
設置を省くことが、その設置場所の確保,設備費,保守
などの面から望まれる。
てアンモニアを除去するには、以下のような問題もあ
る。それは、アンモニアと反応させるのに必要な量以上
のオゾンを注入してしまうと、アンモニアと未反応の次
亜臭素酸イオンが増加し、この次亜臭素酸イオンは魚類
に対して僅かな濃度で毒性を有するので、次亜臭素酸イ
オンを無害の臭化物イオン(Br- )に還元するため
に、活性炭などを濾過材とする還元槽8をオゾン接触塔
4の後段に設けなければならないことである。したがっ
て、次亜臭素酸イオンが蓄積することなく、アンモニア
を完全に分解する処理を行なうことにより、還元槽8の
設置を省くことが、その設置場所の確保,設備費,保守
などの面から望まれる。
【0005】ここで、 次亜臭素酸イオンが蓄積するこ
となく、アンモニアを完全に分解処理するためには、通
常次のことが考えられる。 オゾン接触塔4の入口の海水中のアンモニア濃度を
測定し、アンモニアを分解するのに必要なオゾン量を計
算して、フォワード制御する。 オゾン接触塔4内の海水、もしくはオゾン接触塔4
出口の海水のアンモニア濃度および次亜臭素酸イオン濃
度を測定して、フィードバック制御する。
となく、アンモニアを完全に分解処理するためには、通
常次のことが考えられる。 オゾン接触塔4の入口の海水中のアンモニア濃度を
測定し、アンモニアを分解するのに必要なオゾン量を計
算して、フォワード制御する。 オゾン接触塔4内の海水、もしくはオゾン接触塔4
出口の海水のアンモニア濃度および次亜臭素酸イオン濃
度を測定して、フィードバック制御する。
【0006】しかしながら、アンモニア濃度を連続的に
測定することは非常に困難である。即ち、淡水の場合は
隔膜式のアンモニア電極などを用いて可能であり、他の
方法に比べて妨害成分の影響を受け難いが、この方法で
は、海水の場合は塩分濃度が高いために、蒸留操作を加
える必要があるので、連続測定が困難となる。また、海
水中の次亜臭素酸イオンを連続的に測定する手段はな
い。
測定することは非常に困難である。即ち、淡水の場合は
隔膜式のアンモニア電極などを用いて可能であり、他の
方法に比べて妨害成分の影響を受け難いが、この方法で
は、海水の場合は塩分濃度が高いために、蒸留操作を加
える必要があるので、連続測定が困難となる。また、海
水中の次亜臭素酸イオンを連続的に測定する手段はな
い。
【0007】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり。その目的は次亜臭素酸イオンが蓄積することな
く、アンモニアをほぼ完全に分解処理するという条件を
満たすことができる海水を用いた魚介類の飼育施設を提
供することにある。
あり。その目的は次亜臭素酸イオンが蓄積することな
く、アンモニアをほぼ完全に分解処理するという条件を
満たすことができる海水を用いた魚介類の飼育施設を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の海水を用いた魚介類の飼育施設は、オゾ
ン接触塔の出口近くに、オゾン処理した海水の酸化還元
電位を測定する酸化還元電位測定電極を設け、その酸化
還元電位が450〜650mVの範囲に入るようにオゾ
ン発生量を制御する。
めに、本発明の海水を用いた魚介類の飼育施設は、オゾ
ン接触塔の出口近くに、オゾン処理した海水の酸化還元
電位を測定する酸化還元電位測定電極を設け、その酸化
還元電位が450〜650mVの範囲に入るようにオゾ
ン発生量を制御する。
【0009】
【作用】オゾン消費量とアンモニア濃度,次亜臭素酸イ
オン濃度および酸化還元電位の関係線図(図2)から、
アンモニアが分解されて、次亜臭素酸イオンが僅かしか
存在しなくなる状態の酸化還元電位は、450〜650
mVの範囲であり、さらに好ましくは、アンモニア濃度
と次亜臭素酸イオン濃度を0に近づけるためには、55
0〜600mVの範囲であることがわかる。
オン濃度および酸化還元電位の関係線図(図2)から、
アンモニアが分解されて、次亜臭素酸イオンが僅かしか
存在しなくなる状態の酸化還元電位は、450〜650
mVの範囲であり、さらに好ましくは、アンモニア濃度
と次亜臭素酸イオン濃度を0に近づけるためには、55
0〜600mVの範囲であることがわかる。
【0010】
【実施例】以下本発明を実施例に基づき説明する。はじ
めに、本発明を実施するに当たり本発明者らは、アンモ
ニアを含んだ海水をオゾン処理した場合のアンモニア,
臭化物イオン,次亜臭素酸イオンおよび酸化還元電位の
挙動を詳しく検討した。その結果、次のことが判明し
た。 臭化物イオンとオゾンは直ちに反応して、次亜臭素
酸イオンになる。 次亜臭素酸イオンとアンモニアの反応は速いので、
アンモニアが存在するうちは、次亜臭素酸イオンは蓄積
しない。 アンモニアが完全に無くなると、次亜臭素酸イオン
が急激に蓄積し、それに伴い、酸化還元電位も400〜
550mVから700〜800mVに急上昇する。 本発明らは、以上の知見を基にして本発明を達成するこ
とができたのである。
めに、本発明を実施するに当たり本発明者らは、アンモ
ニアを含んだ海水をオゾン処理した場合のアンモニア,
臭化物イオン,次亜臭素酸イオンおよび酸化還元電位の
挙動を詳しく検討した。その結果、次のことが判明し
た。 臭化物イオンとオゾンは直ちに反応して、次亜臭素
酸イオンになる。 次亜臭素酸イオンとアンモニアの反応は速いので、
アンモニアが存在するうちは、次亜臭素酸イオンは蓄積
しない。 アンモニアが完全に無くなると、次亜臭素酸イオン
が急激に蓄積し、それに伴い、酸化還元電位も400〜
550mVから700〜800mVに急上昇する。 本発明らは、以上の知見を基にして本発明を達成するこ
とができたのである。
【0011】図1は本発明の海水を用いた魚介類の飼育
施設の構成を示す模式図であり、図4,図5と共通部分
を同一符号で表わしてある。図1が図5と異なる点は、
本発明の施設は、循環経路内のオゾン接触塔4の出口近
くに酸化還元電位測定電極6を設置して、海水の酸化還
元電位を連続的に測定し、測定電位の情報をフィードバ
ックすることにより、オゾナイザー5のオゾン発生量を
制御しており、とくに図5に示した還元槽8を設置して
ないことにある。
施設の構成を示す模式図であり、図4,図5と共通部分
を同一符号で表わしてある。図1が図5と異なる点は、
本発明の施設は、循環経路内のオゾン接触塔4の出口近
くに酸化還元電位測定電極6を設置して、海水の酸化還
元電位を連続的に測定し、測定電位の情報をフィードバ
ックすることにより、オゾナイザー5のオゾン発生量を
制御しており、とくに図5に示した還元槽8を設置して
ないことにある。
【0012】本発明は海水で生育する魚介類を飼育する
施設に適用されるものであり、飼育水槽1の海水を循環
させるポンプ2によって、海水を前濾過糟3に導き、ご
みや残餌を取り除いた後、さらにオゾン接触塔4に導入
するが、このときオゾン接触塔4では、アンモニアを分
解するのに必要な量だけのオゾンを、オゾナイザー5か
ら注入することができる。この時のオゾン注入量の制御
は、酸化還元電位測定電極6により測定した酸化還元電
位を目安にして行ない、この電位が450〜650m
V、好ましくは550〜600mVを保つように、オゾ
ナイザー5のオゾン発生量を調節する。そして、オゾン
接触塔4から流出した海水は、再び飼育水槽1に戻る。
施設に適用されるものであり、飼育水槽1の海水を循環
させるポンプ2によって、海水を前濾過糟3に導き、ご
みや残餌を取り除いた後、さらにオゾン接触塔4に導入
するが、このときオゾン接触塔4では、アンモニアを分
解するのに必要な量だけのオゾンを、オゾナイザー5か
ら注入することができる。この時のオゾン注入量の制御
は、酸化還元電位測定電極6により測定した酸化還元電
位を目安にして行ない、この電位が450〜650m
V、好ましくは550〜600mVを保つように、オゾ
ナイザー5のオゾン発生量を調節する。そして、オゾン
接触塔4から流出した海水は、再び飼育水槽1に戻る。
【0013】ここで用いる450〜650mVという酸
化還元電位は、実験により求めた結果であり、これを図
2の関係線図に示す。図2は単位体積当たりの累積オゾ
ン消費量に対するアンモニア濃度,次亜臭素酸イオン濃
度および酸化還元電位の関係を表わした線図である。図
2からアンモニアが分解されて、次亜臭素酸イオンが僅
かしか存在しなくなる状態の酸化還元電位は、その水平
なライン(450mV)より上の450〜650mVの
範囲とみてよい。さらに好ましくは、アンモニア濃度と
次亜臭素酸イオン濃度を0に近づけ、アンモニア濃度を
1mg/l以下、次亜臭素酸イオン濃度を0.2mg/
l以下とするために、酸化還元電位はその立ち上がり始
める領域の550〜600mVとするのがよい。
化還元電位は、実験により求めた結果であり、これを図
2の関係線図に示す。図2は単位体積当たりの累積オゾ
ン消費量に対するアンモニア濃度,次亜臭素酸イオン濃
度および酸化還元電位の関係を表わした線図である。図
2からアンモニアが分解されて、次亜臭素酸イオンが僅
かしか存在しなくなる状態の酸化還元電位は、その水平
なライン(450mV)より上の450〜650mVの
範囲とみてよい。さらに好ましくは、アンモニア濃度と
次亜臭素酸イオン濃度を0に近づけ、アンモニア濃度を
1mg/l以下、次亜臭素酸イオン濃度を0.2mg/
l以下とするために、酸化還元電位はその立ち上がり始
める領域の550〜600mVとするのがよい。
【0014】図3は本発明の魚介類飼育施設の図1とは
異なる構成を示す模式図であり、アンモニアを含んだ海
水を循環させる方式ではなく、海水貯留槽9を設けて、
海水をワンパスで処理する場合に適用されるが、処理方
法は図1に示したものと同じであるから、その説明は省
略する。
異なる構成を示す模式図であり、アンモニアを含んだ海
水を循環させる方式ではなく、海水貯留槽9を設けて、
海水をワンパスで処理する場合に適用されるが、処理方
法は図1に示したものと同じであるから、その説明は省
略する。
【0015】
【発明の効果】本発明の魚介類飼育施設は、実施例で述
べた如く、オゾン接触塔の出口近傍に設置した酸化還元
電位測定電極を用いて、オゾン処理した海水の酸化還元
電位を測定し、この情報をオゾナイザーにフィードバッ
クして、酸化還元電位が450〜650mV、好ましく
は550〜600mVの範囲となるように、オゾン発生
量を制御することにより、次亜臭素酸イオンを蓄積する
ことなく、かつアンモニアをほぼ完全に分解するという
条件を満足する処理を、簡単に実施できるようにしたも
のである。このことによって、オゾン発生量を最小限に
抑えることができるばかりでなく、次亜臭素酸イオンを
取り除くための還元槽が不要となり、その設置場所,設
備費,保守管理などの点で大きな経済的効果が得られ
る。
べた如く、オゾン接触塔の出口近傍に設置した酸化還元
電位測定電極を用いて、オゾン処理した海水の酸化還元
電位を測定し、この情報をオゾナイザーにフィードバッ
クして、酸化還元電位が450〜650mV、好ましく
は550〜600mVの範囲となるように、オゾン発生
量を制御することにより、次亜臭素酸イオンを蓄積する
ことなく、かつアンモニアをほぼ完全に分解するという
条件を満足する処理を、簡単に実施できるようにしたも
のである。このことによって、オゾン発生量を最小限に
抑えることができるばかりでなく、次亜臭素酸イオンを
取り除くための還元槽が不要となり、その設置場所,設
備費,保守管理などの点で大きな経済的効果が得られ
る。
【図1】本発明の海水を用いた魚介類の飼育施設の構成
を示す模式図
を示す模式図
【図2】累積オゾン消費量に対するアンモニア濃度,次
亜臭素酸イオン濃度および酸化還元電位の関係を表わす
線図
亜臭素酸イオン濃度および酸化還元電位の関係を表わす
線図
【図3】図1とは異なる魚介類飼育施設の構成を示す模
式図
式図
【図4】従来の魚介類飼育施設の構成を示す模式図
【図5】オゾンを用いた従来の魚介類飼育施設の構成を
示す模式図
示す模式図
1 飼育水槽 2 ポンプ 3 前濾過糟 4 オゾン接触塔 5 オゾナイザー 6 酸化還元電位測定電極 7 浄化用濾過糟 8 還元槽 9 海水貯留槽
Claims (4)
- 【請求項1】前濾過槽とオゾン接触塔を通って海水が流
入する飼育水槽を有し、前記オゾン接触塔の出口近く
に、オゾンと反応してアンモニアが分解除去された海水
の酸化還元電位を測定する酸化還元電位測定電極を備え
たことを特徴とする海水を用いた魚介類の飼育施設。 - 【請求項2】請求項1記載の飼育施設において、オゾン
接触塔に通気するオゾン発生量をオゾン処理した海水の
酸化還元電位により制御することを特徴とする海水を用
いた魚介類の飼育施設。 - 【請求項3】請求項1または2記載の飼育施設におい
て、オゾン処理した海水の酸化還元電位を450〜65
0mVとすることを特徴とする海水を用いた魚介類の飼
育施設。 - 【請求項4】請求項1または2記載の飼育施設におい
て、オゾン処理した海水の酸化還元電位を550〜60
0mVとすることを特徴とする海水を用いた魚介類の飼
育施設。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22446691A JPH0564533A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 海水を用いた魚介類の飼育施設 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22446691A JPH0564533A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 海水を用いた魚介類の飼育施設 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564533A true JPH0564533A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16814234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22446691A Pending JPH0564533A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | 海水を用いた魚介類の飼育施設 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0564533A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015192627A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 株式会社キッツ | 閉鎖型養殖システム及び養殖水の浄化方法 |
US9756838B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-09-12 | Kitz Corporation | Circulation type aquaculture method and circulation type aquaculture device |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP22446691A patent/JPH0564533A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015192627A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 株式会社キッツ | 閉鎖型養殖システム及び養殖水の浄化方法 |
US9756838B2 (en) | 2014-03-31 | 2017-09-12 | Kitz Corporation | Circulation type aquaculture method and circulation type aquaculture device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5822972B2 (ja) | 循環型養殖方法及び循環型養殖装置 | |
US6722314B1 (en) | Method for improving conditions in closed circuit fish farming | |
TWI568688B (zh) | 水處理方法以及超純水製造方法 | |
JP6251095B2 (ja) | 膜ろ過システム、膜ろ過方法、および水中生物の飼育水の製造装置 | |
TWI568683B (zh) | 水處理方法以及超純水製造方法 | |
JP2003158953A (ja) | 循環式養殖装置 | |
JPH0564533A (ja) | 海水を用いた魚介類の飼育施設 | |
JP6742128B2 (ja) | オゾン処理と生物ろ過処理とを併存させた閉鎖循環型陸上養殖システムとその制御方法 | |
Park et al. | Effects of two different ozone doses on total residual oxidants, nitrogen compounds and nitrification rate in seawater recirculating systems for black seabream Acanthopagrus schlegelii (Bleeker) | |
JP2015192627A (ja) | 閉鎖型養殖システム及び養殖水の浄化方法 | |
JPH07124593A (ja) | 高度浄水処理方法 | |
JP3840190B2 (ja) | 魚介類の養殖方法 | |
JP5339054B2 (ja) | 水処理方法 | |
JP7017491B2 (ja) | 被処理水の白濁浄化処理方法及びその装置 | |
JP2020037059A (ja) | 膜ろ過システムおよび膜ろ過方法 | |
JP2002159984A (ja) | Toc成分の生物分解方法 | |
FR2835825A1 (fr) | Systeme et procede de purification electrochimique des composes azotes de l'eau | |
JP2004160349A (ja) | 魚介類用水浄化装置 | |
JP2001179296A (ja) | 硝酸イオン及び/又は亜硝酸イオン含有水の処理方法 | |
JPH06233990A (ja) | 魚介類の飼育施設 | |
JP2013063036A (ja) | 水棲動物の飼育方法及び硝酸性窒素の除去方法 | |
JP2542292B2 (ja) | 魚類水槽水の浄化方法 | |
JPH03181391A (ja) | アンモニア性窒素を分解する水処理装置 | |
JPH06154774A (ja) | 淡水魚飼育水の浄化方法 | |
JPH0755116B2 (ja) | 循環濾過養殖システム |