JPH0564524U - ボーデンケーブル用アウタ受け装置 - Google Patents

ボーデンケーブル用アウタ受け装置

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JPH0564524U
JPH0564524U JP1303192U JP1303192U JPH0564524U JP H0564524 U JPH0564524 U JP H0564524U JP 1303192 U JP1303192 U JP 1303192U JP 1303192 U JP1303192 U JP 1303192U JP H0564524 U JPH0564524 U JP H0564524U
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JP
Japan
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outer receiving
bowden cable
receiving device
locking portion
receiving portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP1303192U
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English (en)
Inventor
勝俊 稲垣
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Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットルケーブル36のアウタ38を受けるア
ウタ受け装置22aにおいて、アウタ38がアウタ受け部26a
の嵌挿用孔52から抜けるのを防止する。 【構成】 アウタ係止部28aは、基端部においてアウタ
受け部26aに結合し、先端側において放射方向へ拡開及
び縮閉自在であり、縮閉時は爪部32においてアウタ受け
部26からのアウタ38の露出部分40に突き刺さって、係止
するようになっている。リング34は、軸方向変位自在に
アウタ係止部28aに嵌装され、アウタ係止部28aの先端側
への移動時ではアウタ係止部28aを縮閉させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、刈払機や背負動力散布機等に装備される気化器のスロットル開度 等を遠隔制御するためのボーデンケーブルのアウタ受け装置に係り、詳しくはボ ーデンケーブルのアウタの抜けを防止できるアウタ受け装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
刈払機や背負動力散布機では、エンジンへ混合気を供給する気化器が装備され 、作業者が手元のスロットルレバーを操作することにより、スロットルレバーの 変位がボーデンケーブルを介して気化器の方へ伝達されて、スロットル開度が変 更されるようになっている。気化器は、ボーデンケーブルのアウタを受けるアウ タ受け装置を備え、アウタ受け装置は、ボーデンケーブルのアウタを嵌挿されて 、アウタの端がインナワイヤの端部の引出しの際にインナワイヤと共に引き込ま れるのを阻止する。
【0003】 従来のボーデンケーブル用アウタ受け装置では、ボーデンケーブルのアウタは 、アウタ受け部の嵌挿用孔内に嵌挿されているのみであり、特に嵌挿用孔からの 抜けを阻止する構造を有していない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のボーデンケーブル用アウタ受け装置では、例えばスロットル軸の捻れや 、インナワイヤの伸び等に伴い、ボーデンケーブルのアウタがアウタ受け装置の 嵌挿用孔から抜け易くなっている。抜け出たアウタは、嵌挿用孔の入口側縁部と の当接のために、嵌挿用孔内へ戻れず、その結果、インナワイヤがスロットルレ バー側へ引っ張られた状態と同一になり、エンジン回転速度が増大する恐れがあ る。
【0005】 この考案の目的は、アウタ受け部からのボーデンケーブルのアウタの抜けを防 止して、抜けに伴う弊害を防止できるボーデンケーブル用アウタ受け装置を提供 することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 この考案のボーデンケーブル(36)用アウタ受け装置(22,22a-c)は次の(a)〜 (c)の構成要素を有してなる。 (a)ボーデンケーブル(36)のアウタ(38)の端部を嵌挿されて受けるアウタ受け 部(26,26a-c) (b)基端側においてアウタ受け部(26,26a-c)に結合しかつ先端側において放射 方向へ拡開及び縮閉自在であり縮閉時はアウタ受け部(26,26a-c)からのボーデン ケーブル(36)の露出部分(40)を係止するアウタ係止部(28,28a-c) (c)アウタ係止部(28,28a-c)に軸方向へ移動自在に嵌装されアウタ係止部(28, 28a-c)の先端側への移動に伴ってアウタ係止部(28,28a-c)を縮閉させる環体(34)
【0007】
【作用】
環体(34)は、最初、アウタ受け部(26,26a-c)の方へ十分に移動した位置にあり 、アウタ係止部(28,28a-c)は放射方向外方への拡開を許容されている。次に、ボ ーデンケーブル(36)のアウタ(38)の端部は、放射方向外方へ拡開状態にされたア ウタ係止部(28,28a-c)の内側を通って、アウタ受け部(26,26a-c)へ送られ、アウ タ受け部(26,26a-c)内に嵌挿されて、受けられる。環体(34)は、アウタ受け部(2 6,26a-c)内へのアウタ(38)の嵌挿後、アウタ係止部(28,28a-c)の方へ移動され、 アウタ係止部(28,28a-c)を縮閉する。アウタ(38)は、アウタ係止部(28,28a-c)の 縮閉によりアウタ受け部(26,26a-c)からの露出部分(40)をアウタ係止部(28,28a- c)により係止され、アウタ受け部(26,26a-c)から抜ける方向への移動を拘束され る。
【0008】
【実施例】 以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図8及び図9はそれぞれスロットルケーブル36のアウタ38を受ける前及び受け ている状態におけるアウタ受け装置22の構造図である。気化器10は、例えば刈払 機等に搭載され、小型二サイクルエンジン(図示せず)へ供給する混合気を生成 する。気化器10において、スロットルアーム12は、ボデー14内のスロットル弁( 図示せず)と一体的に回転する。インナ引掛け部16は、スロットルアーム12の端 部に固定されて、スロットルアーム12と一体的に回転し、ボーデンケーブルとし てのスロットルケーブル36の後述のインナワイヤ48の端部を取り付けられる。ア イドル調整ねじ18は、ボデー14の上面に固定されているブラケット20に螺合され 、螺合量の調整により軸方向へ変位するようになっており、先端部におけるスロ ットルアーム12との当接によりスロットルアーム12の回転量を制限して、スロッ トル弁のアイドリング開度を調整するようになっている。
【0009】 アウタ受け装置22は、スロットルアーム12に対してアイドル調整ねじ18とは反 対側に配設され、ロックナット24によりブラケット20に固定されるアウタ受け部 26と、ロックナット24とは反対方向へアウタ受け部26から突出して放射方向へ拡 開及び縮閉自在であるアウタ係止部28とを有している。アウタ係止部28は、周方 向へ等角度間隔に配列された複数個のアウタ係止部28から成り、各アウタ係止部 28は、基端側においてアウタ受け部26に結合し、先端側の内周側には爪部32を有 している。リング34は軸方向へ移動自在にアウタ係止部28の外周側に嵌装され、 内径は、アウタ受け部26の径よりわずかに大きく、かつアウタ係止部28の先端側 位置ではアウタ係止部28を縮閉させるものとなっている。図9において、スロッ トルケーブル36は、アウタ38の端部をアウタ受け部26内へ嵌挿され、露出部分40 をアウタ受け部26から露出させている。
【0010】 アウタ受け装置22の作用について説明する。 リング34は、最初、図8に示されているように、軸方向へアウタ受け部26の周 部の個所にあり、アウタ係止部28は、放射方向へ十分に拡開している。次に、ス ロットルケーブル36のアウタ38が、拡開状態のアウタ係止部28の内側を通って、 アウタ受け部26内へ突き当たるまで嵌挿される。その後、リング34をアウタ係止 部28の先端方向へ移動させ、アウタ係止部28の先端側はリング34の内周面により 縮閉される。これにより、各爪部材30の爪部32は、アウタ38の露出部分40に突き 刺さって、露出部分40をアウタ受け部26に対して係止状態にし、アウタ38はアウ タ受け部26からの抜けを阻止される。
【0011】 図1は第1の例としてのアウタ受け装置22aの縦断面図である。アウタ受け装 置22aは樹脂製であり、アウタ受け部26aとアウタ係止部28aとは一体的に成形さ れている。アウタ受け部26aにおいて、軸部44は、外周側にねじ部42を有し、ブ ラケット20に挿通されてから、ロックナット24を螺合されて、ブラケット20に固 定されている。通孔46は、軸部44の中心線に沿って形成され、スロットルケーブ ル36のインナワイヤ48を挿通される。大径部50は、ねじ部42より大きい径を有し 、スパナ等の工具係止部を兼ねる正六角形の横断面を有し、スロットルケーブル 36のアウタ38の端部を先端側から嵌挿される嵌挿用孔52を中心部に有している。 リング34の内面及びそれに摺接する爪部材30の外面は、共に軸方向へ爪部32側へ 向かって径を増大するテーパ状となっている。リング34は、アウタ受け部26aの 外周側からアウタ係止部28aの先端側への移動に伴って、そのテーパ状内面を爪 部材30のテーパ状外面に当接させて、爪部材30をその弾性力に抗して放射方向内 側へ曲げさせて、アウタ係止部28aを縮閉させる。
【0012】 図2は第2の例としてのアウタ受け装置22bの縦断面図、図3はアウタ受け装 置22bを先端側から見た図、図4は図2のアウタ受け装置22bのアウタ受け部26b の縦断面図、図5はアウタ受け部26bを先端側から見た図、図6は図2の爪部材3 0の側面図である。アウタ受け装置22bでは、アウタ受け部26bとアウタ係止部28b とは別体であり、アウタ受け部26b及びアウタ係止部28bはそれぞれ金属製及び樹 脂製となっている。アウタ受け部26bには、複数個の組付け用長溝54が、周方向 へ等角度間隔で大径部50に形成され、大径部50の先端側の端面に開口している。 各爪部材30は、基端部において、外面側が大径部50の周面に一致するまで、各組 付け用長溝54へ嵌挿される。環状溝56は、組付け用長溝54の縦方向奥側における 大径部50の範囲に形成され、組付け用長溝54より深くなっており、爪部材30の凸 部57を嵌入され、係止する。嵌入溝58は、爪部材30の外面側において凸部57より 先端側に形成され、嵌入溝62(図4)は、爪部材30の嵌入溝58に対応する軸方向 位置においてアウタ受け部26bの大径部50の周部に形成される。組付けリング60 は、爪部材30の嵌入溝58及び大径部50の嵌入溝62に嵌入されて、爪部材30の基端 部を大径部50に固定する。
【0013】 図7は第3の例としてのアウタ受け装置22cの縦断面図である。アウタ受け装 置22cでは、嵌入溝583が軸方向に関して環状溝56に等しい位置にあり、これに より、組付けリング60は、アウタ受け部26cの大径部50において環状溝56の外周 部に嵌挿されることができ、図4のアウタ受け部26bの嵌入溝62の形成を省略す ることができる。
【0014】 図示の実施例では、スロットルケーブル36のアウタ38の露出部分40への爪部32 の突き刺しによりアウタ38を係止するようになっているが、爪部32に代えて面的 な押圧、係合による係止であってもよい。また、リング34の内周面は、テーパ状 でなくても、爪部材30の先端側が放射方向外方へ適当に膨れていれば、適当な径 の円筒面であってもよい。さらに、リング34の代わりにゴムバンドを使用するこ とも可能である。
【0015】
【考案の効果】
この考案のアウタ受け装置では、アウタ係止部は、基端側においてアウタ受け 部に結合し、先端側において放射方向へ拡開及び縮閉自在であり、環体は、アウ タ係止部の先端側の方への移動時では、アウタ係止部を縮閉させ、これにより、 アウタがアウタ係止部を介してアウタ受け部に係止されるようになっている。し たがって、アウタ受け部からのアウタの抜けが防止され、アウタ受け部からのア ウタの抜けに伴う不測の事態を回避することができる。
【提出日】平成4年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 図7は第3の例としてのアウタ受け装置22cの縦断面図である。アウタ受け装 置22cでは、嵌入溝58cが軸方向に関して環状溝56に等しい位置にあり、これによ り、組付けリング60は、アウタ受け部26cの大径部50において環状溝56の外周部 に嵌挿されることができ、図4のアウタ受け部26bの嵌入溝62の形成を省略する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の例としてのアウタ受け装置の縦断面図で
ある。
【図2】第2の例としてのアウタ受け装置の縦断面図で
ある。
【図3】第2の例としてのアウタ受け装置を先端側から
見た図である。
【図4】図2のアウタ受け装置のアウタ受け部の縦断面
図である。
【図5】図2のアウタ受け装置のアウタ受け部を先端側
から見た図である。
【図6】図2の爪部材の側面図である。
【図7】第3の例としてのアウタ受け装置の縦断面図で
ある。
【図8】スロットルケーブルのアウタを受ける前の状態
におけるアウタ受け装置の構造図である。
【図9】スロットルケーブルのアウタを受けている状態
におけるアウタ受け装置の構造図である。
【符号の説明】
22,22a−c アウタ受け装置 26,26a−c アウタ受け部 28,28a−c アウタ係止部 34 リング(環体) 36 スロットルケーブル(ボーデンケーブル) 38 アウタ 40 露出部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボーデンケーブル(36)のアウタ(38)の端
    部を嵌挿されて受けるアウタ受け部(26,26a-c)と、基端
    側において前記アウタ受け部(26,26a-c)に結合しかつ先
    端側において放射方向へ拡開及び縮閉自在であり縮閉時
    は前記アウタ受け部(26,26a-c)からの前記ボーデンケー
    ブル(36)の露出部分(40)を係止するアウタ係止部(28,28
    a-c)と、このアウタ係止部(28,28a-c)に軸方向へ移動自
    在に嵌装され前記アウタ係止部(28,28a-c)の先端側への
    移動に伴って前記アウタ係止部(28,28a-c)を縮閉させる
    環体(34)とを有していることを特徴とするボーデンケー
    ブル用アウタ受け装置。
JP1303192U 1992-02-10 1992-02-10 ボーデンケーブル用アウタ受け装置 Pending JPH0564524U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183745A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 やまと興業株式会社 ボーデンケーブルの端末構造

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