JPH056380Y2 - - Google Patents

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JPH056380Y2
JPH056380Y2 JP375986U JP375986U JPH056380Y2 JP H056380 Y2 JPH056380 Y2 JP H056380Y2 JP 375986 U JP375986 U JP 375986U JP 375986 U JP375986 U JP 375986U JP H056380 Y2 JPH056380 Y2 JP H056380Y2
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piston
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compression spring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、換気窓の機能と排煙窓の機能とを兼
ね備えた窓の開閉シリンダ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の開閉シリンダ装置としては、実
公昭58−23903号公報に示されたものがある。こ
れは、第3図に示すように、開閉シリンダ装置2
0のシリンダ本体21側を窓22の本体に回動自
在に取付け、ピストンロツド23側を建物本体、
つまり窓枠24に設けられたブラケツト25の回
転軸26に軸支し、反ロツド側室27内に窓22
を開放する方向に作用するばね28を内臓し、ロ
ツド側室29をピストンロツド23に形成した通
路30を介して前記回転軸26の給排口(図示せ
ず)に接続した構成である。いま、回転軸26の
給排口から圧力流体を供給すると、圧力流体がピ
ストンロツド23の通路30を通つてロツド側室
29内に流入し、シリンダ本体21をばね28に
抗して後退させる。即ち、開閉シリンダ装置20
が収縮して窓22を全閉する。そして、室内の換
気または火災等の非常時の排煙を行なうために、
手動または自動操作によりロツド側室29内の圧
力流体をピストンロツド23の通路30、回転軸
26の給排口を介して排出すると、ロツド側室2
9内の流体圧力による開閉シリンダ装置20の収
縮作用が解除されるため、ばね28のばね力によ
りシリンダ本体21が前進し、即ち、開閉シリン
ダ装置20が伸張して窓22が開放し、室内の換
気または排煙が行なわれる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、一般に、建物に設けられた換気窓
は、強風時に少しだけ窓を開放し、弱風時に大き
く開放すると言つたように窓の開き角度をその時
の状況に合わせて変更する必要があり、排煙窓
は、自然排煙作用を起こさせるための有効開口面
積を得るために窓を所定の全開位置まで開放させ
る必要があり、このような2つの機能を兼ね備え
た窓の開閉装置として、窓の開き角度を必要に応
じて変更できる機能と、窓を所定の全開位置まで
開放させる機能とを持たなければならない。
ところが、前述の従来装置にあつては、シリン
ダ構造が単なるばね付の単動シリンダであるた
め、圧力流体をロツド側室に供給して窓を全閉位
置に保持し、圧力流体をロツド側室から排出して
ばねのばね力により窓を所定の全開位置に開放・
保持すると言つたように全閉・全開の2位置でし
か窓を保持できず、結局、換気窓の開閉装置とし
ての機能は持つていなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案は上述の問題点に鑑み、窓の開
き角度を必要に応じて変更できる機能と、窓を所
定の全開位置まで開放させる機能とを持つた窓の
開閉シリンダ装置を提供することを技術的課題と
する。
この課題を達成するための技術的手段は、長さ
の異なるピストンロツドを備えた第1、第2ピス
トンを相対向させてシリンダ本体内に摺動自在に
嵌入し、この第1、第2ピストン間に形成される
反ロツド側室に圧縮ばねを挿入する一方、各ロツ
ド側室に圧力流体の給排通路を接続し、各ピスト
ンロツド端にピストン後退方向のストロークを規
制するストツパ部材を設けると共に、このストツ
パ部材を介して第1ピストンのピストンロツド端
を窓側本体に、第2ピストンのピストンロツド端
を建物本体に回動自在に軸支したことである。
〔作用〕
上記手段によれば、給排通路を介して両方のロ
ツド側室に圧力流体を供給すると、対向する第
1、第2ピストンが圧縮ばねに抗して摺動し、
各々のピストンロツドがシリンダ本体内に収納さ
れて窓が全閉位置に保持される。この時、各ピス
トンロツド端に設けたストツパ部材がシリンダ本
体に当接して第1、第2ピストンの後退を規制す
るので、第1、第2ピストンのストローク量は
各々のピストンロツドの長さに応じて異なつてい
る。この全閉状態から第1ピストンに作用するロ
ツド側室の圧力流体を排出すると、第1ピストン
が圧縮ばねのばね力によつて前進し、窓側本体に
軸支したピストンロツドが第1ピストンのストロ
ーク量だけ押し出され、窓がそのストローク量に
応じた開放位置まで開放される。また、全閉状態
から第2ピストンに作用するロツド側室の圧力流
体を排出した場合には、そのロツド側室の流体圧
力による開閉シリンダ装置の収縮作用が解除され
るため、圧縮ばねのばね力によりシリンダ本体が
前進し、即ち、建物側本体に軸支したピストンロ
ツドが第2ピストンのストローク量だけ押し出さ
れ、窓がそのストローク量に応じた開放位置まで
開放される。両方のロツド側室の圧力流体を同時
に排出した場合には、第1、第2ピストンのスト
ローク量を加算した開放位置、即ち、所定の全開
位置まで大きく開放される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第2図に基
いて説明する。
第1図は本考案開閉シリンダ装置の第1実施例
を示し、窓1の本体と窓枠2との間に開閉シリン
ダ装置3が設けられている。この開閉シリンダ装
置3は、長さの異なるピストンロツド4a,4b
を備えた第1、第2ピストン5a,5bを相対向
させてシリンダ本体6内に摺動自在に嵌入し、一
方のピストンロツド4aの端部を窓1の本体に設
けたブラケツト7aの回転軸8aに軸支し、他方
のピストンロツド4bの端部を建物本体、つまり
窓枠2に設けられたブラケツト7bの回転軸8b
に軸支している。第1ピストン5aと第2ピスト
ン5bとの間に形成される反ロツド側室9内には
窓1を開放する方向に作用する圧縮ばね10を挿
入しており、各ロツド側室11a,11bには圧
力流体の給排通路12a,12bを接続してい
る。この給排通路12a,12bは、配管を極力
外部に出さないようにした構造で、ロツド側室1
1a,11bに常時連通する通路13a,13b
をピストンロツド4a,4b内に形成し、通路1
3a,13bを前記回転軸8a,8bの軸方向に
設けた給排口(図示せず)から切換弁等を介して
圧力流体源に接続している。給排通路12a,1
2bは、上記の構造に限るものではなく、例え
ば、シリンダ本体6の両側を閉鎖するカバーに常
時ロツド側室11a,11bに接続する給排口を
形成し、この給排口から切換弁等を介して圧力流
体源に接続しても良い。前記ピストンロツド4
a,4bの端部には、回転軸8a,8bとの連結
部となるストツパ部材14a,14bが設けられ
ており、このストツパ部材14a,14bは、ピ
ストン5a,5bが圧縮ばね10に抗して摺動す
る時、即ち、後退方向にストロークする時、シリ
ンダ本体6のカバーと当接してそのストローク量
S1,S2を規制している。この実施例では、ピスト
ンロツド4bの長さがロツド4aのものよりも大
きく、従つて、第2ピストン5bのストロークS2
は第1ピストン5aのストロークS1よりも大きく
設定されている。
この構成から成る開閉シリンダ装置は、通常、
圧力流体源から配管を通して回転軸8a,8bの
給排口およびピストンロツド4a,4bの通路1
3a,13bから両方のロツド側室11a,11
bに圧力流体を供給すると、第1、第2ピストン
5a,5bは圧縮ばね10に抗して後退し、ピス
トンロツド4a,4bはシリンダ本体6内に収納
され、開閉シリンダ装置3は収縮して窓1を全閉
する。
いま、室内の換気を行なうために、手動または
自動操作によりロツド側室11aの圧力流体をピ
ストンロツド4aの内部通路13a、回転軸8a
の給排口を介して排出すると、第1ピストン5a
が圧縮ばね10のばね力によつて前進し、ピスト
ンロツド4aがストローク量S1分だけ押し出さ
れ、窓1はそのストローク量S1に応じた開放位置
(図中鎖線の位置1a)まで開放される。また、
一方、ロツド側室11bの圧力流体をピストンロ
ツド4bの内部通路13b、回転軸8bの給排口
を介して排出すると、そのロツド側室11bの流
体圧力による開閉シリンダ装置3の収縮作用が解
除されるため、圧縮ばね10のばね力によつてシ
リンダ本体6が前進し、即ち、第2ピストン5b
が前進してピストンロツド4bがストローク量S2
分だけ押し出され、窓1はそのストローク量S2
応じた開放位置(図中鎖線の位置1b)まで開放
される。この時、窓1の開き角度が開放位置1a
よりも1bの方が大きいのは、ストローク量S2
S1よりも大きく設定されているからであり、各ロ
ツド側室11a,11bの圧力流体を適宜選択し
て排出することにより、強風時の窓1の開き具合
を必要に応じて変更できる。弱風時の室内の換気
を行なう場合には、両方のロツド側室11a,1
1bの圧力流体を同時に排出すれば良く、窓1は
ストロークS1とS2とを加算した値に応じた開放位
置(図中鎖線の位置1c)まで大きく開放され
る。また、火災時の非常時の排煙を行なう場合に
は、各ロツド側室11a,11bの圧力流体を排
出する切換弁を火災発生時の非常信号に基いて同
時に切換え、前述と同様に両方のロツド側室11
a,11bの圧力流体を排出すれば良く、窓1は
所定の全開位置、即ち開放位置1cまで大きく開
放される。
第2図は、本考案開閉シリンダ装置の第2実施
例を示し、前述の第1実施例と異なる点は、圧縮
ばね10が、シリンダ本体6内に設けられる隔壁
15と、この隔壁15の両側に支持される第1、
第2圧縮ばね10a,10bと、から成る点にあ
る。この実施例では、ロツド側室11aの圧力流
体を排出すると、第1ピストン5aが第1圧縮ば
ね10aのばね力によつて前進し、ピストンロツ
ド4aがストローク量S1分だけ押し出され、窓1
はそのストローク量S1に応じた開放位置1aまで
開放される。また、ロツド側室11bの圧力流体
を排出すると、第2ピストン5bが第2圧縮ばね
10bのばね力によつて前進し、ピストンロツド
4bがストローク量S2分だけ押し出され、窓1は
そのストローク量S2に応じた開放位置1bまで開
放される。即ち、この実施例では、1本の圧縮ば
ね10を2本の第1、第2圧縮ばね10a,10
bに分けているので、開放位置1aでの窓1の開
放保持力を第1圧縮ばね10aのばね力によつ
て、また、開放位置1bでの窓1の開放保持力を
第2圧縮ばね10bによつて各々別個に設定でき
る。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の窓開
閉シリンダ装置によれば、長さの異なるピストン
ロツドを備えた第1、第2ピストンをシリンダ本
体内に摺動自在に嵌入し、第1、第2ピストン間
に形成される反ロツド側室に圧縮ばねを挿入する
一方、各ロツド側室に圧力流体の給排通路を接続
し、各ピストンロツド端にピストン後退方向のス
トロークを規制するストツパ部材を設けると共
に、このストツパ部材を介して第1ピストンのピ
ストンロツド端を窓側本体に、第2ピストンのピ
ストンロツド端を建物本体に回動自在に軸支した
構成であるため、各ロツド側室の圧力流体を適宜
選択して排出することにより、全閉位置と所定の
全開位置との間で窓を保持できると共に、両方の
ロツド側室の圧力流体を同時に排出することによ
り、所定の全開位置まで開放させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の窓開閉シリンダ装置の第1実
施例を示す断面図、第2図は同第2実施例を示す
断面図、第3図は従来の窓開閉シリンダ装置の一
例を示す断面図である。 1……窓、2……窓枠、3……開閉シリンダ装
置、4a,4b……ピストンロツド、5a,5b
……第1、第2ピストン、6……シリンダ本体、
9……反ロツド側室、10……圧縮ばね{10a
……第1圧縮ばね、10b……第2圧縮ばね}、
11a,11b……ロツド側室、12a,12b
……給排通路、14a,14b……ストツパ部
材、15……隔壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 長さの異なるピストンロツドを備えた第1、
    第2ピストンを相対向させてシリンダ本体内に
    摺動自在に嵌入し、この第1、第2ピストン間
    に形成される反ロツド側室に圧縮ばねを挿入す
    る一方、各ロツド側室に圧力流体の給排通路を
    接続し、各ピストンロツド端にピストン後退方
    向のストロークを規制するストツパ部材を設け
    ると共に、このストツパ部材を介して第1ピス
    トンのピストンロツド端を窓側本体に、第2ピ
    ストンのピストンロツド端を建物側本体に回動
    自在に軸支した窓の開閉シリンダ装置。 (2) 前記圧縮ばねが、シリンダ本体内に設けられ
    る隔壁と、この隔壁の両側に支持される第1、
    第2圧縮ばねと、から成る実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載の窓の開閉シリンダ装置。
JP375986U 1986-01-14 1986-01-14 Expired - Lifetime JPH056380Y2 (ja)

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JPS62115482U JPS62115482U (ja) 1987-07-22
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