JPH0563727U - 歯車研削装置における歯車検出機構 - Google Patents

歯車研削装置における歯車検出機構

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JPH0563727U
JPH0563727U JP003360U JP336092U JPH0563727U JP H0563727 U JPH0563727 U JP H0563727U JP 003360 U JP003360 U JP 003360U JP 336092 U JP336092 U JP 336092U JP H0563727 U JPH0563727 U JP H0563727U
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JP
Japan
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gear
sensor
detection mechanism
grinding device
teeth
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JP003360U
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正明 宮内
直秀 畑
淳 山田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】歯車の形状が変わっても簡便に且つ正確に歯車
センサを変位できるとともに、歯車の位相、歯数を確実
に検出できる歯車研削装置における歯車検出機構を提供
することを目的とする。 【構成】歯車研削装置において、コントローラから歯車
20の外径に基づいた変位信号がサーボモータ54に伝
達される。サーボモータ54の駆動により、シフトロッ
ド62が変位して、該シフトロッド62の先端部に装着
されたセンサ64が歯車20の歯の先端部66の側面に
対向する位置に自動的に且つ正確に変位される。したが
って、如何なる形状の歯車20であっても、センサ64
において歯車20の歯の山谷、すなわち、位相および歯
数を正確に検出することが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ねじ状の砥石と歯車を自動的に噛合させ、歯車を研削する歯車研削 装置における歯車検出機構に関し、一層詳細には、歯車と砥石との噛合位置を調 整するため、また、不良品や誤った種類の歯車が研削されるのを阻止するために 、歯車の山谷の位置を検出する歯車研削装置における歯車検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、砥石と歯車を噛合させ、歯車を自動的に研削する歯車研削装置にお いては、砥石とワークを噛合させる前に、ワーク保持機構に取り付けられた歯車 の山谷をワークセンサにより検出して歯車の位相を確認し、自動的に噛合可能な 位置まで歯車を回転させて砥石に対する歯車の位相を調節している。さらに歯車 の山谷を検出することで歯車の歯数を確認し、不良品、あるいは異なる種類の歯 車を誤って研削することを阻止している。
【0003】 この場合、歯車センサは、歯車の山谷を確実に検出するため、歯車の歯に対し て所定の位置まで接近させなければならない。従来、例えば、歯車センサの変位 手段に対して、所定の位置にストッパを装着し、該歯車センサが前記歯車に対し て所定の場所に位置決めされるように構成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このようにして歯車センサを歯車に対して位置決めしているが、歯車の種類が 変更された場合、歯車の外径が変化すれば、当然、歯車センサの変位手段のスト ッパの位置も変更しなければならない。したがって、作業員がその度に前記スト ッパの位置を変更するという煩雑な作業が必要となる。また、小型の歯車の場合 、歯形の山谷を識別するのが難しく、該歯車の位相および歯数を確実に検出でき ないというおそれもある。
【0005】 本考案は、この種の問題を解決するためになされたものであって、歯車の種類 が変わっても簡便に且つ正確に歯車センサを変位でき、また、歯車の山谷を確実 に検出できる歯車研削装置における歯車検出機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本考案は、歯車を砥石に噛合させて研削する歯 車研削装置において、 歯車の種類に応じた制御信号に基づいて駆動されるサーボモータと、 前記サーボモータによって回動されるボールねじと、 前記ボールねじに螺合する変位台に取着され、前記歯車に対して近接あるいは 離間することで所定位置に変位され、該歯車の山谷を検出する歯車センサと、 を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案の歯車研削装置における歯車検出機構では、歯車の種類等に応じた変位 量がサーボモータに伝達され、ボールねじを介して、所定量、歯車センサが変位 する。したがって、歯車センサが歯車に対して精度良く、且つ自動的に位置決め される。また、歯車センサにより歯の山谷を確認でき、歯車の位相および歯数を 確実に検出できる。
【0008】
【実施例】
本考案に係る歯車研削装置における歯車検出機構について、好適な実施例を挙 げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0009】 先ず、図1を参照して、本実施例に係る歯車研削装置の概略構成を説明した後 、図2および図3を参照して要部の構成を説明する。
【0010】 図1に示すように、歯車研削装置10は、ベッド11の上面に切込テーブル1 2が配設される。切込テーブル12は、切込モータ14の回転作用下に矢印A方 向に進退自在に構成される。前記切込テーブル12の上面には、さらにトラバー ステーブル16が配設され、このトラバーステーブル16はトラバースモータ1 8により、矢印A方向と直角な矢印B方向に進退自在に構成される。また、トラ バーステーブル16上には、歯車保持機構19が備えられ、歯車、すなわち、歯 車20およびこの歯車20に近接して歯車センサ21が配設される。この歯車2 0は、歯車スピンドルモータ22により回転する。歯車センサ21は、前記モー タ22により回転する歯車20の歯数を、例えば、光学的に検出して、所定のパ ルスを発生させる。これにより、歯車20が所定のものであるか否かを判定して いる。一方、切込テーブル12の進行方向で且つベッド11上にコラム24が配 設され、このコラム24に旋回テーブル26が保持される。旋回テーブル26は 、旋回モータ25により矢印C方向に旋回する。なお、旋回テーブル26の旋回 角度を検出するために、エンコーダ23が備えられている。さらに旋回テーブル 26の前面には、旋回テーブル26に一体的に設けられた溝27にシフトテーブ ル28が嵌合する。このシフトテーブル28は、シフト用モータ30により、矢 印D方向に移動する。シフトテーブル28には、砥石スピンドルユニット32が 係着される。砥石スピンドルユニット32は、砥石回転駆動用モータ34と、こ のモータ34により回動する砥石スピンドル36と、前記砥石スピンドル36の 先端部に保持される砥石38とから構成される。砥石38は、その周縁にねじ状 の溝が刻設されている。
【0011】 このように概略構成される歯車研削装置10において、歯車検出機構を図2お よび図3を参照して説明する。
【0012】 歯車検出機構50は、本体52を切込テーブル12上に設置している。前記本 体52には、図示しないコントローラからの信号により作動するサーボモータ5 4と、該サーボモータ54にカップリング手段56を介して接続されるボールね じ58と、該ボールねじ58に螺合する移動体60とが設けられ、該移動体60 には、接続部材61を介してシフトロッド62が連結され、該シフトロッド62 の先端にセンサ64が装着されている(図2参照)。
【0013】 該シフトロッド62は、移動体60の変位とともに、センサ64を、歯車保持 機構19に保持された歯車20の歯の先端部66の側面に対して所定の位置まで 接近可能に構成されている。
【0014】 なお、センサ64は、例えば、近接型のセンサであり、磁力等で歯の山谷の有 無を検出し、信号処理することにより、歯車20の位相(山谷の位置)および歯 数を検出することができる。
【0015】 このように構成されている歯車研削装置10は、歯車20側で歯車20を歯車 保持機構19に保持させた後、歯車20に対して前記センサ64を所定の位置ま で接近させ位置決めする。
【0016】 すなわち、歯車検出機構50は、図示しないコントローラから歯車20の外径 等に基づいた変位信号をサーボモータ54で受け、該変位信号に基づいてサーボ モータ54が駆動され、カップリング手段56を介してボールねじ58が回動す る。前記ボールねじ58の回動に伴い、移動体60が矢印E方向に変位し、該移 動体60に係合しているシフトロッド62も連動して矢印E方向に変位する。こ のようにして、シフトロッド62の先端に装着されているセンサ64が歯車20 の歯の先端部66の側面に対向する所定の位置に変位される。
【0017】 一方、砥石38側では、予め、旋回テーブル26が矢印C方向に回動され、砥 石38を所定の角度に傾斜させる。さらに、シフトテーブル28が矢印D方向に 変位され、砥石38を位置決めする。これにより、例えば、不良品や、外径が同 じでも歯数が異なる歯車20を誤って研削してしまうこと等が阻止できる。
【0018】 続いて、砥石38と歯車20の初期位相合わせを行う。すなわち、歯車保持機 構19はセンサ64が検出した歯車20の山谷の位置から、砥石38と噛合可能 な位置に歯車20を回動させる。初期位相合わせ完了後、切込テーブル12を矢 印A方向の所定位置まで変位させて歯車20と砥石38を噛合させ、前記砥石ス ピンドルユニット32の砥石用モータ34と歯車保持機構19の歯車スピンドル モータ22を同期運転させることにより、歯車20の研削を行う。
【0019】 このように本実施例に係る歯車研削装置における歯車検出機構50では、サー ボモータ54にコントローラから歯車20の歯数および外径等のデータに基づい た変位量が信号として伝達され、センサ64を歯車20の歯の先端部66の側面 に対向する所定の位置に自動的に、且つ正確に変位させることができる。したが って、作業員が煩雑な作業を行うことなく、歯車の種類の変更とともにセンサ6 4も所定の位置に変位される。また、センサ64を歯車20の歯の先端部66の 側面に位置決めして測定しているため、歯車20が小型であっても、確実に歯の 山谷を検出できる。したがって、容易に、且つ確実に歯車20の位相および歯数 を確認することができる。
【0020】 なお、シフトロッド62の先端部に装着されるセンサ64の方向を変え、歯の 先端に対向する位置から検出するように構成することも勿論、可能である。
【0021】
【考案の効果】
本考案に係る歯車研削装置における歯車検出機構によれば、以下の効果が得ら れる。
【0022】 すなわち、本考案の歯車研削装置における歯車検出機構では、歯車の外径等に 応じた変位量に基づき、サーボモータを駆動し、ボールねじを介して、所定量、 歯車センサを変位させる。したがって、歯車センサが歯車に対して精度良く、且 つ自動的に位置決めされる。また、歯車センサを歯車の歯側面部に対して変位さ せれば、歯車が小型であっても、側面から歯の山と谷が良好に確認でき、歯車の 位相および歯数を確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る歯車検出機構を含む歯車研削装置
の全体構成斜視図である。
【図2】本考案に係る歯車研削装置における歯車検出機
構の断面説明図である。
【図3】本考案に係る歯車研削装置における歯車検出機
構の一部断面説明図である。
【符号の説明】
10…歯車研削装置 50…歯車検出機構 54…サーボモータ 64…センサ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車を砥石に噛合させて研削する歯車研削
    装置において、 歯車の種類に応じた制御信号に基づいて駆動されるサー
    ボモータと、 前記サーボモータによって回動されるボールねじと、 前記ボールねじに螺合する変位台に取着され、前記歯車
    に対して近接あるいは離間することで所定位置に変位さ
    れ、該歯車の山谷を検出する歯車センサと、 を備えたことを特徴とする歯車研削装置における歯車検
    出機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の機構において、 前記歯車センサは、歯車の歯側面部に対する距離を該歯
    車の山谷として検出するように配置されることを特徴と
    する歯車研削装置における歯車検出機構。
JP003360U 1992-01-31 1992-01-31 歯車研削装置における歯車検出機構 Pending JPH0563727U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099714A1 (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. 歯合わせ装置及び歯車加工機械
CN115178808A (zh) * 2022-09-13 2022-10-14 常熟市兆恒众力精密机械有限公司 一种塑料齿轮生产用检测装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02139117A (ja) * 1988-11-17 1990-05-29 Osaka Seimitsu Kikai Kk Nc歯車研削方法とnc歯車研削盤用ギャップエリミネータ
JPH03228519A (ja) * 1990-01-31 1991-10-09 Suzuki Motor Corp 歯車の歯面位置合わせ装置

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