JPH0563718U - センタリングドリル - Google Patents
センタリングドリルInfo
- Publication number
- JPH0563718U JPH0563718U JP1056592U JP1056592U JPH0563718U JP H0563718 U JPH0563718 U JP H0563718U JP 1056592 U JP1056592 U JP 1056592U JP 1056592 U JP1056592 U JP 1056592U JP H0563718 U JPH0563718 U JP H0563718U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- cutting edge
- tip
- cutting
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 穿孔ドリルで被加工物に孔明け加工を行う際
の位置決めと面取りを同時に加工できる。 【構成】 ドリル本体1の先端部外周からシャンク部2
の付近まで切屑排出用のねじれ溝3が設けられている。
ドリル本体1に先端角θ1 が120 〜 140°の第1切刃5
aを設ける。第1切刃5aに連続する先端角θ2 が60〜
120°の第2切刃5bを設ける。
の位置決めと面取りを同時に加工できる。 【構成】 ドリル本体1の先端部外周からシャンク部2
の付近まで切屑排出用のねじれ溝3が設けられている。
ドリル本体1に先端角θ1 が120 〜 140°の第1切刃5
aを設ける。第1切刃5aに連続する先端角θ2 が60〜
120°の第2切刃5bを設ける。
Description
【0001】
本考案は穿孔ドリルで被加工物に孔明け加工を行う際に、あらかじめ穿設する 下孔用のセンタリングドリルで、さらに詳しくは穴に必要な面取りと位置決めを 同時に加工できるセンタリングドリルに関するものである。
【0002】
従来、被加工物に孔明け加工をする場合、一般的には、市販の先端角90°の面 取りドリルを使用して図6に示すような中心角が90°の逆円錐状の下孔11が明 けられる。そして、この下孔11の中心点と穿孔ドリル12の軸心を一致させて 所望の孔を穿設していた。
【0003】
しかしながら、この孔明け加工は通常、先端角θ3 が 118°の穿孔ドリル12 を用いるため、該ドリル12をこの下孔11に嵌入させると、図6に示すように ドリル12の先端13より肩部14の方が先に下孔11の壁面に当たることにな り、ドリル先端13が浮いた状態となる。
【0004】 そのため、折角、下孔11を穿設してセンタリングしたにもかかわらず、穿孔 ドリル12の先端13を下孔11の中心点に正確に一致させるのが難しいばかり でなく、切削を開始すれば孔が曲がり直進性が悪く、高精度な孔明け加工ができ なかった。また切削振動も大きく円滑に切削できず、ドリルのチッピングや折れ 等の事故が発生する課題点があった。
【0005】 さらには、孔明け位置が曲面,傾斜面,緩斜面の場合には、ドリルの喰いつき 時に側方からの切削抵抗でドリルが傾き、そのまま削成されるので、やはり直進 性の悪い曲がった孔になった。
【0006】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたもので、穿孔ドリルで被加工物に 孔明け加工を行う際、ドリルの先端から先に切削できるようにした位置決めと面 取りを同時に加工できるセンタリングドリルを提供するものである。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案のセンタリングドリルは、先端部外周から シャンク部2の付近まで切屑排出用のねじれ溝3が設けられたドリル本体1にお いて、該ドリル本体1に先端角θ1 が 120〜 140°の第1切刃5aと該切刃5a に連続する先端角θ2 が 60 〜 120°の第2切刃5bを設けたものである。
【0008】
第1切刃5aにより被加工物に小径の皿孔6が穿設され、つづいて第2切刃5 bがこの皿孔6の外周部を穿孔して大径の皿孔7が加工される。従って、孔明け 時において穿孔ドリル12の先端13が皿孔6の中心点と完全に一致した状態で 切削できるので、切削開始時の切削性が良いと共に、切削中にドリル軸心がずれ にくく、切削抵抗によるガタつきが少なく、穿孔ドリルの寿命や精度を確保でき る。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面にもとずいて説明すると、1は全長に亘って同一 径からなるドリル本体で、先端部外周からシャンク部2の付近までは2条の切屑 排出用のねじれ溝3,3とランド部4,4が形成してある。
【0010】 5はこのドリル本体1の切刃で、先端に形成されている位置決め用の第1切刃 5aとこの第1切刃5aに連続して屈曲する面取り用の第2切刃5bの2段構成 になっている。
【0011】 この第1切刃5aは、最大径がドリル本体1の径の略2/3 を有する先端角θ1 が 120°ないし 140°をなしている。又、第2切刃5bは先端角θ2 が60°ない し 120°の範囲に設定されている。
【0012】 このように構成した本考案のセンタリングドリルは、第1切刃5aで位置決め 用となる小径皿孔6を穿設すると同時に第2切刃5bで面取りとなる大径皿孔7 を形成して、面取りと位置決めを同時に加工できるものである。従って、穿孔ド リル12によって孔明けする時に、穿孔ドリル12の先端13が小径皿孔6の中 心点と合致することにより、先端から切削でき切削性が良くて孔が曲がることな く直進性のよい孔が明けられる。
【0013】
以上のように、本考案は先端部外周からシャンク部2の付近まで切屑用のねじ れ溝3が設けられたドリル本体1において、該ドリル本体1に先端角θ1 が 120 〜 140°の第1切刃5aと該第1切刃5aに連続する先端角θ2 が60〜 120°の 第2切刃5bを形成してなるセンタリングドリルに係るものであるから、通常の 先端角 118°の穿孔ドリルで被加工物に孔明け加工を行う際、穿孔ドリルの先端 から先に切削できるようにした位置決め及び面取り用の2段からなる皿孔6,7 を同時に穿設できるものである。
【0014】 したがって、穿孔ドリル12の先端13を2段からなる皿孔6,7の中心点に 容易に合致させることができ、切削開始時の切削性が良好となり、切削中にドリ ル軸心がずれず、切削抵抗によるガタツキもなく、所望の孔、及び面取りを水平 面に限らず曲面,傾斜面,緩斜面でも正確に形成できるようになるとともに、該 ドリルのチッピング、折れ等の事故も無くなり、耐用年数が大幅に延びるもので ある。
【0015】
【図1】本考案ドリルの正面図
【図2】本考案ドリルの底面図
【図3】本考案ドリルの要部の拡大図
【図4】本考案ドリルによって穿設される皿孔を示す断
面図
面図
【図5】本考案ドリルによって穿設された皿孔に穿孔ド
リルを嵌入した状態を示す断面図
リルを嵌入した状態を示す断面図
【図6】従来の面取りドリルによって穿設された下孔に
穿孔ドリルを嵌入した状態を示す断面図
穿孔ドリルを嵌入した状態を示す断面図
【0016】
1 ドリル本体 5a 第1切刃 5b 第2切刃
Claims (1)
- 【請求項1】 先端部外周からシャンク部2の付近まで
切屑排出用のねじれ溝3が設けられたドリル本体1にお
いて、該ドリル本体1に先端角θ1 が 120〜140°の第
1切刃5aと該第1切刃5aに連続する先端角θ2 が 6
0 〜 120°の第2切刃5bを形成してなるセンタリング
ドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1056592U JPH0563718U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | センタリングドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1056592U JPH0563718U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | センタリングドリル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563718U true JPH0563718U (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=11753776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1056592U Pending JPH0563718U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | センタリングドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0563718U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000317711A (ja) * | 1999-05-10 | 2000-11-21 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 超高圧焼結体チップ付きのドリル |
JP2006231430A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Tungaloy Corp | センタリングドリル及びそれを用いた加工方法 |
JP2015155137A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 京セラ株式会社 | ドリルおよびそれを用いた切削加工物の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56105286A (en) * | 1980-01-23 | 1981-08-21 | Ota Masayuki | Treating device for veneer in hottboard drier |
JPS5813917B2 (ja) * | 1973-09-03 | 1983-03-16 | 富士通株式会社 | プラズマ・デイスプレイ・パネルの駆動方式 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1056592U patent/JPH0563718U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813917B2 (ja) * | 1973-09-03 | 1983-03-16 | 富士通株式会社 | プラズマ・デイスプレイ・パネルの駆動方式 |
JPS56105286A (en) * | 1980-01-23 | 1981-08-21 | Ota Masayuki | Treating device for veneer in hottboard drier |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000317711A (ja) * | 1999-05-10 | 2000-11-21 | Toshiba Tungaloy Co Ltd | 超高圧焼結体チップ付きのドリル |
JP2006231430A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Tungaloy Corp | センタリングドリル及びそれを用いた加工方法 |
JP2015155137A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 京セラ株式会社 | ドリルおよびそれを用いた切削加工物の製造方法 |
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