JPH0563711B2 - - Google Patents

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JPH0563711B2
JPH0563711B2 JP13874488A JP13874488A JPH0563711B2 JP H0563711 B2 JPH0563711 B2 JP H0563711B2 JP 13874488 A JP13874488 A JP 13874488A JP 13874488 A JP13874488 A JP 13874488A JP H0563711 B2 JPH0563711 B2 JP H0563711B2
Authority
JP
Japan
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ozone
ice
water
tank
cooling
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13874488A
Other languages
English (en)
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JPH01306787A (ja
Inventor
Kosaburo Negishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はオゾンを含有した氷の製造方法に関す
るものである。
(従来の技術) 滅菌及び脱臭効果に優れるオゾン(O3)を氷
中に含有させることで、食料の冷却保存や飲料水
の冷却等に有効な氷を生成するオゾン含有氷の製
造方法に関して種々の提案がなされている。
例えば、特公昭42−23758号公報には、原料水
を脱気して窒素分を除去した後、該原料水を冷却
してオゾンを溶解し、次いでこの冷水を製氷工程
に送るようにしたオゾン含有氷の製造方法が開示
されており、また特開昭60−29569号公報には、
オゾンを含有した冷水を冷却回路の蒸発器に散布
して氷を製造するオゾン氷の製造方法が開示され
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の製造方法ではいずれも原
料水を氷点(0℃)程度に冷却し該冷水にオゾン
を溶解しているだけなので、オゾンの溶解度が低
く、また製氷工程に至るまでに冷水の温度が上昇
してオゾンが放出しその溶解度が低減するという
問題点がある。また、後者の場合ではオゾンを含
んだ冷水を蒸発器に散布する際に冷水中のオゾン
が放出されるとともに、製氷に時間を要するため
に冷水中のオゾンが放出されてその溶解度が著し
く低減するという問題点があつた。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであ
り、原料水に対するオゾンの溶解度を増加させる
ことができ、しかも製氷時におけるオゾンの放出
を防止することができるオゾン含有氷の製造方法
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記目的を達成するために、原料水を
氷点直前に冷却し該冷水にオゾンを溶解した後、
該冷水を氷点以下に冷却し該過冷水にオゾンを溶
解し、該過冷水に衝撃を加えて結氷させるように
したことを特徴としている。
(作用) 本発明によれば、原料水を氷点直前と氷点以下
に段階的に冷却し、各冷却段階でオゾンを溶解し
ているので、冷却と同時に多量のオゾンが原料水
に溶解されることになる。また、過冷水に衝撃を
加えることにより結氷させているので、製氷が瞬
時に行なわれることから製氷時においてオゾンが
放出されることがない。
(実施例) 以下、図に従つて本発明の一実施例を説明す
る。
第1図はオゾン含有氷の製造装置を示すもの
で、図において1は冷却タンク、10は過冷却
部、20は冷却回路、30はオゾン発生器、40
は氷生成部、50は貯氷部である。
前記冷却タンク1は耐オゾン性が高いステンレ
ス等の材料から形成され、冷水を貯留可能な内部
空間を有している。この冷却タンク1の上部に
は、フイルタ2aを備えた浄化器2と脱窒素装置
3とを順に介在する原料水給送用の給送パイプ4
が接続されている。前記給送パイプ4の冷却タン
ク1内に突出する一端には噴霧用のノズル5が取
付けられており、また他端は水道の蛇口等に接続
されている。また、前記冷却タンク1には循環ポ
ンプ6を介在した循環パイプ7がその上下位置に
接続されている。
前記過冷却部10は耐オゾン性が高いステンレ
ス等の材料から中空筒状に形成され、一端に設け
られた流入口11を前記冷却タンク1の底部に接
続し、他端に流出口12を備えている。
前記冷却回路20は、圧縮機21と、凝縮器2
2と、膨張弁23と、前記冷却タンク1内に配置
されたパイプ状の第1冷却器24aと、前記過冷
却部10の外周に巻回配置されたパイプ状の第2
冷却器24bとから構成されており、回路内を循
環する冷媒によつて前記第1・第2冷却器24
a,24bにおいて吸熱作用を生じさせ、前記冷
却タンク1内及び過冷却部10内の水を冷却でき
るようになつている。
前記オゾン発生器30は、内部で生成したオゾ
ンを2本の供給管31,32から供給できるよう
になつており、一方の供給管31は前記冷却タン
ク1の底部に、また他方の供給管32は前記過冷
却部10の流出口12寄りの底部に夫々接続され
ている。前記オゾン発生器30としては周知の
種々製法の採用が可能であるが、不純物の発生が
少ない酸素ガス放電方式が好ましい。
前記氷生成部40は、前記過冷却部10の流出
口12の下方に所定間隔をおいて配置された有底
状の氷生成槽41と、該氷生成槽41内の底部に
沿つて摺動自在に配置された成形杆42とから構
成されており、前記氷生成槽41の一側下部には
氷排出用の通孔41aが設けられ、また該通孔4
1aには開閉自在な扉43が設けられている。前
記成形杆42は図示省略の駆動装置によつて往復
摺動する。
前記貯氷部50は、上部開口51aを前記通孔
41aの下方に位置した箱型の貯留槽51と、該
貯留槽51内の上部に配置された冷却器52とか
ら構成されており、前記貯留槽51の一側には氷
取出口51bが設けられ、また該氷取出口51b
には開閉自在な扉53が設けられている。また、
前記冷却器52には図示省略の冷却回路が接続さ
れており、貯留槽51内は該冷却器52により−
5℃〜−20℃に冷却されている。
次に、前記製造装置の動作を説明する。
原料水となる水道水は水分中の不純物をフイル
タ2で除去され、また水分中の窒素を脱窒素装置
3で除去された後、ノズル5によつて冷却タンク
1内に噴霧される。この冷却タンク1内に貯留さ
れた原料水は第1冷却器24aで氷点(0℃)直
前に冷却されるとともに、供給管31を通じて供
給されたオゾンが溶解される。この時、循環ポン
プ6を作動させて冷却タンク1内の冷水を循環パ
イプ7を通じて循環させ、第1冷却器24aにお
ける熱交換及び冷水へのオゾンの溶解を促進させ
る。
過冷却部10には流入口11を通じて前述のオ
ゾン含有の冷水が供給され、該冷水は第1冷却器
24aで氷点以下、例えば−3℃に冷却されると
ともに、供給管32を通じて供給されたオゾンが
溶解される。この過冷却部10内の冷水の流れは
静水とし、過冷却部10内へのオゾンの吐出量も
前記過冷却に支障が及ばぬ程度にすることが望ま
しい。
前記過冷却部10の流出口12から氷生成槽4
1の底部に落下したオゾン含有の過冷水は、該底
部に当つた際の衝撃で瞬時に結氷する。ここで生
成される氷は低密度のものであるので、次いで成
形杆42を摺動させてその先端で前記低体密度の
氷を集めて例えば正方形に圧縮成形し、高密度の
氷に変換する。そして、この高密度の氷を氷生成
槽41の通孔41aを通じて貯氷槽51内に落下
させる。この氷は氷生成槽41内において冷却保
存されるので、必要に応じて扉53を解放して内
部の氷を取出して利用する。
このように本実施例によれば、原料水を冷却タ
ンク1内において氷点直前に冷却して該冷水にオ
ゾンを溶解させた後、該冷水を過冷却部10内で
氷点以下(−3℃)に過冷却して更にオゾンを溶
解しているので、冷却と同時に多量のオゾンを原
料水に溶解することができる。また、オゾン含有
の過冷水を過冷却部10の流出口12から氷生成
槽41の底部に落下させ、該過冷水に衝撃を加え
ることにより結氷させているので、製氷が瞬時に
行なわれることから製氷時においてオゾンが放出
されることがなく、高濃度のオゾン含有氷を製造
することができる。
第2図は氷生成部の他の実施例を示すもので、
前記実施例とは、過冷却部10の流出口12に弁
13を介して、過冷水を衝撃を与えぬようにして
氷生成浴槽41の底部に導く導水路14を設けた
点と、氷生成槽41の一部に図示省略の駆動装置
により駆動されるハンマ44を回動自在に設けた
点で異なる。
本実施例では、氷生成時には弁13を一定時間
開いて過冷却部10の導水路14から過冷水を静
かに流出して氷生成槽41内に所定量溜めた後、
その水面をハンマ44で衝打してその衝撃で過冷
水を瞬時に結氷させるようにしており、前記実施
例とは過冷水に衝撃を与える方法が異なるが、前
記同様の効果を発揮することができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、原料水を
氷点直前と氷点以下に段階的に冷却し、各冷却段
階でオゾンを溶解しているので、冷却と同時に多
量のオゾンを原料水に溶解して、オゾンの溶解度
を増加させることができる。また、オゾン含有の
過冷水に衝撃を加えることにより結氷させている
ので、製氷が瞬時に行なわれることから製氷時に
おいてオゾンが放出されることがなく、高濃度の
オゾン含有氷を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るオゾン含有氷の製造装置
の構成図、第2図は氷生成部の他の実施例を示す
要部側面図である。 1……冷却タンク、10……過冷却部、20…
…冷却回路、30……オゾン発生器、40……氷
生成部、50……貯氷部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原料水を氷点直前に冷却し該冷水にオゾンを
    溶解した後、該冷水を氷点以下に冷却し該過冷水
    にオゾンを溶解し、該過冷水に衝撃を加えて結氷
    させるようにしたことを特徴とするオゾン含有氷
    の製造方法。
JP13874488A 1988-06-06 1988-06-06 オゾン含有氷の製造方法 Granted JPH01306787A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13874488A JPH01306787A (ja) 1988-06-06 1988-06-06 オゾン含有氷の製造方法

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JP13874488A JPH01306787A (ja) 1988-06-06 1988-06-06 オゾン含有氷の製造方法

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JPH01306787A JPH01306787A (ja) 1989-12-11
JPH0563711B2 true JPH0563711B2 (ja) 1993-09-13

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US5971368A (en) * 1997-10-29 1999-10-26 Fsi International, Inc. System to increase the quantity of dissolved gas in a liquid and to maintain the increased quantity of dissolved gas in the liquid until utilized
US6235641B1 (en) 1998-10-30 2001-05-22 Fsi International Inc. Method and system to control the concentration of dissolved gas in a liquid
US6274506B1 (en) 1999-05-14 2001-08-14 Fsi International, Inc. Apparatus and method for dispensing processing fluid toward a substrate surface
US6406551B1 (en) 1999-05-14 2002-06-18 Fsi International, Inc. Method for treating a substrate with heat sensitive agents
JP5354141B2 (ja) * 2006-01-10 2013-11-27 栗田工業株式会社 オゾンの貯蔵方法、オゾンを取り込んだ固体状物質の製造方法、食品保存材料及び食品の保存方法

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JPH01306787A (ja) 1989-12-11

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