JPH0563663A - 受信信号強度測定装置 - Google Patents

受信信号強度測定装置

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JPH0563663A
JPH0563663A JP3250489A JP25048991A JPH0563663A JP H0563663 A JPH0563663 A JP H0563663A JP 3250489 A JP3250489 A JP 3250489A JP 25048991 A JP25048991 A JP 25048991A JP H0563663 A JPH0563663 A JP H0563663A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な受信信号強度の測定を、簡単な構成の
装置で実現する。 【構成】 受信アンテナ11と、基準レベルの発生源1
2とを切り換えるスイッチ13を設ける。スイッチ13
を基準レベルの発生源12側に切り換え、可変ゲインア
ンプ19,23,24のゲインをステップ的に変化さ
せ、各利得制御状態における電力検出器32の検出出力
から可変ゲインアンプ19,23,24の真のゲインを
求め、その値を記憶するようにするキャリブレーション
手段33を設ける。また、スイッチ13が受信アンテナ
11側に切り換えられているとき、可変ゲインアンプ1
9,23,24により利得制御がなされた状態におい
て、電力検出器32の検出電力と、前記利得制御信号
と、前記記憶された真のゲインとを参照して受信信号強
度を求める手段33とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば移動無線通信
システムの移動無線機に用いて好適な受信信号強度測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、移動無線電話などの移動通信シ
ステムに用いる移動無線送受信機においては、受信信号
レベルを正確に測定する必要がある。
【0003】すなわち、例えば受信信号レベルが低いと
きは、その移動無線送受信機から基地局が遠いことがわ
かるので、この無線送受信機から発信を行なうとき、発
信出力レベルも高レベルにするほうが良い。
【0004】また、他チャンネルとの間での混信を考え
ると、受信レベルが高いときにはクロストークを避ける
ため、無線チャンネル回線を切り換えたほうが良い。さ
らには、基地局を切り換える必要がある場合に、受信信
号レベルに応じて高いほうのレベルの基地局に対するチ
ャンネル無線回線に切り換えを行なうようにするほうが
良い。
【0005】このため、この種の送受信機においては、
受信信号強度を測定し、上記のような判定を行えるよう
にしている。図4は、従来の受信信号強度測定装置の一
実施例のブロック図である。
【0006】図4において、1は受信アンテナで、この
受信アンテナで受信された信号は、ローノイズアンプ2
を介して、可変ゲインアンプ3に供給され、この可変ゲ
インアンプ3においてAGC(自動利得制御)が行われ
る。そして、この可変ゲインアンプ3からのゲインコン
トロールされた信号が、復調部(図示せず)に供給され
る。
【0007】可変ゲインアンプ3の出力信号は、また、
電力検出器4に供給され、その信号レベルが検出され
る。そして、この電力検出器4の検出電圧が、比較回路
5の一方の入力入力端に供給されると共に、基準電力が
入力端6を通じて、この比較回路5の他方の入力端に供
給される。そして、この比較回路5からの両電力の誤差
が、ループフィルタ7に供給され、このループフィルタ
7の出力信号が可変ゲインアンプ3に、その利得制御信
号として供給される。このAGCフィードバックループ
により、可変ゲインアンプ3の出力信号は、常に一定レ
ベルになるように利得制御される。
【0008】この場合、ループフィルタ7の出力信号、
すなわち利得制御信号は、受信信号レベルに応じたもの
となっている。そこで、この図4の例においては、ルー
プフィルタ7の出力信号がA/D変換器8により、デジ
タル信号に変換され、そのデジタル信号が変換テーブル
9に供給される。この変換テーブル9には、ループフィ
ルタ7の出力利得制御信号の大きさと受信信号レベルと
の対応テーブルが記憶されており、この変換テーブル9
から、ループフィルタ7の出力利得制御信号に対応した
受信信号レベルが求められる。
【0009】こうして求められた受信信号レベルは、前
述したように、例えば無線チャンネルの切り換えや、送
信機の出力レベルの変更のための基準信号として、図示
しないコントローラに供給される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、移動無線通
信においては、測定対象となる受信信号レベルは基地局
からの距離の変化などを考慮すると、−110dBm〜
−10dBmほど大きく変化することがある。さらに
は、測定精度として、絶対精度±4dB、相対精度±1
dBが要求されることがある。
【0011】ところが、前述した従来の図4の受信信号
強度測定装置の場合、可変ゲインアンプ3の制御電圧対
ゲイン特性が、経年変化や温度変化を受けるため、ルー
プフィルタ7の出力に対する可変ゲインアンプ3の利得
が変化してしまうことがある。これは、可変ゲインアン
プが、半導体の非線形制を利用している関係上、温度変
化を受けやすいことなどに原因している。
【0012】このため、上述のような高精度の測定精度
を実現するには、図4の回路に対して、温度変化や経年
変化に対する補償回路が必要となり、回路構成の規模の
増大を招く欠点がある。また、このように高精度のレベ
ル測定を行なうようにしても、回路が非常に複雑になる
ことから、移動無線電話機などの移動無線送受信機とし
ては、構成が困難になってしまう。
【0013】図4の可変ゲインアンプ3の代わりに、固
定アンプと複数個のアッテネータを用いるようにしても
よいが、その場合には、精度を上げるには、細かくレベ
ル調整するためにアッテネータを大量に設けなければな
らず、回路構成が複雑になるとともに、調整が各送受信
機ごとに必要となるという欠点がある。
【0014】この発明は、以上の点に鑑み、常に正確な
受信信号強度の測定を可能とすることができ、しかも構
成が簡単な受信信号強度測定装置を提供しようとするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、後述する実施例の参照符号を用いると、受信ア
ンテナ11と、基準レベルの発生源12と、アンテナ1
1と、基準レベルの発生源12とを切り換えるスイッチ
13と、スイッチ13の出力信号を利得制御するもので
あって、利得制御信号を受けてゲインがステップ的に変
化する可変ゲインアンプ19,23,24と、この可変
ゲインアンプ19,23,24の出力信号のレベルを検
出する電力検出器32と、この電力検出器32の検出電
力に基づいて前記可変ゲインアンプ19,23,24に
供給する利得制御信号を発生する利得制御器35,3
6,37と、スイッチ13を基準レベルの発生源12側
に切り換え、可変ゲインアンプ19,23,24のゲイ
ンをステップ的に変化させ、各利得制御状態における電
力検出器32の検出出力から可変ゲインアンプ19,2
3,24の真のゲインを求め、その値を記憶するように
するキャリブレーション手段33と、スイッチ13が受
信アンテナ側に切り換えられ、可変ゲインアンプ19,
23,24により利得制御がなされた状態において、電
力検出器32の検出電力と、前記利得制御信号と、前記
記憶された真のゲインとを参照して受信信号強度を求め
る手段33とを備える。
【0016】
【作用】上述の構成のこの発明においては、基準レベル
の発生源12側にスイッチが切り換えられ、キャリブレ
ーション手段33により、利得制御信号に対する可変ゲ
インアンプ19,23,24の真のゲインが求められ、
これがメモリ34に記憶される。すなわち、可変ゲイン
アンプ19,23,24の制御電圧対ゲイン特性が、キ
ャリブレーション手段33により、監視される。
【0017】そして、受信アンテナ11からの受信信号
強度の測定時には、電力検出器32で検出した可変ゲイ
ンアンプ19,23,24の出力信号のレベルと、利得
制御信号と、前記メモリ34に記憶した真のゲインとを
参照して、実際の受信信号レベルを測定する。
【0018】
【実施例】図1は、この発明による受信信号強度測定装
置を備えた受信装置の一実施例のブロック図である。こ
の例は、移動無線電話機の場合の例である。
【0019】図1において、11は受信アンテナであ
る。12は、後述するように受信信号強度測定の基準レ
ベルを発生するための終端抵抗である。13は、受信ア
ンテナと終端抵抗12とを切り換えるためのスイッチで
ある。
【0020】スイッチ13の出力信号は、ローノイズア
ンプ14を介して、バンドパスフィルタ15に供給され
て、不要信号成分が除去された後、第1ミキサ16に供
給される。この第1ミキサ16には、第1局部発信器1
7からの第1局部発信信号が供給されて、周波数変換さ
れ、これよりは、第1中間周波数150MHzの第1中
間周波信号が得られ、これがバンドパスフィルタ18に
供給されて、不要成分が除去された後、第1の可変ゲイ
ンアンプ19に供給される。
【0021】この可変ゲインアンプ19の出力信号は、
第2ミキサ22に供給される。この第2ミキサ22は第
2局部発信器21からの第2局部発信信号が供給され、
この第2ミキサからは第2中間周波数10MHzの第2
中間周波信号が得られ、これがバンドパスフィルタ22
により不要成分が除去された後、可変ゲインアンプ23
に供給される。
【0022】この可変ゲインアンプ23の出力信号は、
また、可変ゲインアンプ24を介してA/Dコンバータ
25に供給され、デジタル信号に変換される。そして、
このデジタル信号に変換された受信信号がDSP(デジ
タル・シグナル・プロセッサ)30に供給される。
【0023】このDSP30は、汎用の通信用のプロセ
ッサで、復調部31、電力検出部32、CPUを有する
コントローラ33、メモリ34、AGC制御部35,3
6,37などを備えている。
【0024】そして、A/Dコンバータ25からの入力
デジタル信号は、復調部31において復調される。ま
た、入力デジタル信号は、電力検出部32において、信
号レベル(電力)が検出される。そして、この電力検出
部32で検出された信号電力は、コントローラ33に供
給される。
【0025】このコントローラ33は、可変ゲインアン
プ19,23,25を利得制御して、可変ゲインアンプ
24の出力信号レベルを一定に保つような、利得制御信
号を発生するためのコントロール信号を作成する。ま
た、このコントローラ33は、後述するように、可変ゲ
インアップ19,23,24の真のゲインを検出するた
めのキャリブレーションを行う。さらに、受信信号強度
の測定も行う。
【0026】この場合、可変利得アンプ19,23およ
び24は、そのゲインをステップ的に変更することがで
きるようなタイプのアンプで構成されている。
【0027】そして、コントローラ33は、電力検出部
32の検出電力に応じて、各可変ゲインアンプ19,2
3および24に対する利得制御信号を供給するAGC制
御部35,36,37に、コントロール信号を供給す
る。各AGC制御部35,36,37は、コントローラ
33からのこのコントロール信号を受けて、それぞれ各
可変ゲインアンプ19,23および24の利得制御信号
を発生し、これが、それぞれD/Aコンバータ41,4
2,43を介して、各可変ゲインアンプ19,23,2
4のゲインコントロール端子に供給される。そして、こ
のAGCループにより、常に、アンプ24の出力信号レ
ベルが一定になるように、ゲインコントロールされるも
のである。
【0028】また、図1の例においては、コントローラ
33は、例えば10分毎周期や、基地局を切り換えたと
き、その他必要なタイミングにおいて、スイッチ13を
終端抵抗12側に切り換えるための切り換え信号を発生
する。そしてスイッチ13が、終端抵抗13側に切り換
えられたときには、図1の装置は、可変ゲインアンプ1
9,23及び24の、その時の真のゲイン(延いては制
御電圧対ゲイン特性)を検出するキャリブレーション動
作を行うものである。
【0029】図2は、このキャリブレーション動作の一
例のフローチャートである。すなわち、先ず、ステップ
101において、コントローラ33からの切り換え信号
により、スイッチ13が終端抵抗12側に切り換えられ
る。
【0030】この場合、終端抵抗12は、熱雑音を発生
する。その熱雑音電力の大きさNは、N=kTB[W]
である。ただし、kはボルツマン定数、Tは温度、Bは
周波数帯域で、常温においてB=300kHzとすると、
N=kTB=約−110dBm=1.0×10
-14 [W]となる。ここで、使用温度範囲を、例えば−
30℃〜+60℃とすると、この値Nは、1.3dB程
度変動するが、前述した絶対精度の範囲±4dBの中に
は入っており、これで十分にキャリブレーションのため
の基準電力として用いることができるものである。
【0031】こうして終端抵抗12は、基準レベル−1
10dBmのレベルの発生源として動作するものであ
る。そして、この例では、説明の簡単のため、アンプ1
4のゲインを20dB、可変ゲインアンプ19,23及
び30をそれぞれ最大ゲイン30dBと仮定する。この
ようにすると、可変ゲインアップ24の出力信号すなわ
ちA/Dコンバータ25の入力信号レベルは、可変ゲイ
ンアンプ19,23,24の最大ゲインでは、約0dB
mとなる。
【0032】また、この例の場合、各可変ゲインアンプ
19,23,24は、誤差がなければ例えば1dBずつ
ステップ的にゲインが変わるようなもので構成する。
【0033】このような条件において、ステップ101
からステップ102に進み、可変ゲインアンプ19,2
3及び24をフルゲインに制御する。次に、ステップ1
03に進み、この時の電力を測定する。次に、ステップ
104に進み、可変ゲインアンプ19のゲインを、1ス
テップ分(1dB)小さくする。そして、ステップ10
5に進み、その時のA/Dコンバータ25の出力信号か
ら電力検出部32で電力測定を行なう。
【0034】コントローラ33は、電力検出部32から
の電力測定値から、可変ゲインアンプ19の30dBか
ら29dBに変化時の真の利得の変化を検出し、その情
報をメモリ34に書き込む(ステップ106)。次に、
ステップ107に進み、可変ゲインアンプ19のゲイン
を0dBまで落としたか否か、すなわち、全ステップの
キャリブレーションが終了したか否か判別し、未だ終了
していなければ、ステップ104に進み、さらに1ステ
ップだけゲインを落とし、電力測定を行い、その時の可
変ゲインアップの真の利得の変化を検出し、そのゲイン
情報をメモリに記憶する動作を繰り返す。
【0035】そして、ステップ107で、可変ゲインア
ンプ19のゲインの全てのステップについてのキャリブ
レーションが終了したと判別されたときは、ステップ1
08に進み、今度は可変ゲインアンプ23のゲインを1
ステップ分、落とす。そして、可変ゲインアンプ19の
場合と同様にして、ステップ109で電力測定を行な
い、可変ゲインアンプ23のその間の1ステップゲイン
の真の値を求め、それをメモリに記憶する(ステップ1
10)。
【0036】そして、ステップ111に進み、可変ゲイ
ンアンプ23についての全ステップのキャリブレーショ
ンが終了したか否か検出し、終了していなければ、前述
のステップ108〜110までの動作を繰り返し、終了
していれば、ステップ112に進む。
【0037】ステップ112では、可変ゲインアンプ2
4のゲインを1ステップ分落とし、前述と同様に、ステ
ップ113で、その時の電力測定を行ない、ステップ1
14で、その1ステップでの真のゲインを検出し、それ
をメモリに記憶する。そして、ステップ115で、可変
ゲインアンプ24についての全ステップのキャリブレー
ションが終了したか否か検出し、終了していなければ、
前述のステップ112〜114の動作を繰り返し、終了
したと判別したとき、ステップ116に進んで、スイッ
チ13をアンテナ13側に切り換え、このフローを終了
する。
【0038】なお、この場合、可変ゲインアンプ19の
キャリブレーションが終了したとき、可変ゲインアンプ
19のゲインは、フルゲインに戻す。同様に、可変ゲイ
ンアンプ23のキャリブレーションが終了したときは、
この可変ゲインアンプ23のゲインをフルゲインに戻
し、可変ゲインアンプ24のキャリブレーションを行な
う。
【0039】図の例のように、可変ゲインアンプを3段
の構成とすることにより、キャリブレーションを行うと
きには、A/Dコンバータ25のダイナミックレンジ
は、最大30dBでよくなり、安価なA/Dコンバータ
を使用することができる。換言すれば、可変ゲインアン
プを3段にせず、1個の構成とした場合には、−110
dBm〜−10dBmまでの受信レベルの範囲をダイナ
ミックレンジとするA/Dコンバ−タが必要となり、こ
れは、現行では、殆ど手に入れることができず、実用的
でない。これに対して、この例では、3段、あるいはさ
らに段数を増やすことにより、A/Dコンバータのダイ
ナミックレンジは少なくてよい。
【0040】以上のようにして、終端抵抗12を基準レ
ベルの発生源として、各可変ゲインアンプ19,23及
び24のゲインのキャリブレーションを行い、各アンプ
19,23,24の正しい制御信号対ゲイン特性を常に
メモリに蓄えておくことができる。したがって、経年変
化や温度変化があったとしても、その情報はメモリに蓄
えられた制御信号対ゲイン特性に盛り込まれることにな
る。
【0041】そして、スイッチ13が受信アンテナ11
側に切り換えられている通常の受信状態においては、こ
のメモリ34に蓄えられた情報に基づいて、正確な受信
信号強度の測定が行われる。
【0042】図3は、その受信信号強度の測定のフロー
チャートの一例を示すものである。先ず、ステップ20
1において、A/Dコンバータ25からの受信信号のデ
ジタル信号に基づいて、電力検出部32において電力測
定を行なう。次に、ステップ202に進み、この測定電
力値から、各可変ゲインアンプ19,23及び24に対
するAGC制御信号を発生するためのコントロール信号
を生成し、それをAGC制御部35,36,37に供給
する。
【0043】AGC制御部35,36,37は、可変ゲ
インアンプ19,23,24を制御し、受信信号に対
し、AGCがかけられる。こうしてAGCが掛けられた
状態において、ステップ203において、電力検出部3
2の検出電力と、各利得制御信号と、メモリ34に蓄え
られた制御信号対利得特性の情報とから、受信信号強度
が決定される。
【0044】こうして求められた受信信号強度に基づい
て、前述もしたように、送信レベルの切り換えや無線チ
ャンネルの切り換えその他が、行われるものである。
【0045】以上のようにして、メモリ34に蓄えられ
た各可変ゲインアンプ19,23及び24の制御信号対
ゲイン特性に基づいて受信信号強度の測定が行われるの
で、常に正確な受信信号強度の測定が行われるものであ
る。
【0046】なお、上述したキャリブレーションは、経
時変化や温度変化を考慮して、十分に頻繁に行なう必要
があり、前述もしたように例えば10分に1回の割合で
行うようにする。この場合に、移動無線電話機において
は、TDD/TDMA方式であり、間欠的なスロット単
位で送受信を行なうので、無線送受信を行なわない期間
が存在する。そこで、前記のキャリブレーションは、そ
の送信または受信の行われていない期間を利用して、行
なうことができる。
【0047】なお、以上の例では、DSPを用いてこの
発明を実現した実施例について説明したが、DSPでな
くディスクリート回路で構成してもよいし、また、アナ
ログ処理を行なうこともできる。
【0048】また、基準レベルの発生源としては、終端
抵抗に限らず、その他種々のものが使用できることは言
うまでもない。さらに、可変ゲインアンプは、上記の例
のように、アンプ19,23,24として複数段に分割
する必要がなく、1個で構成するようにすることも、も
ちろんできる。
【0049】また、さらにこの発明は、移動無線システ
ムに限らず、種々の受信信号強度の測定に適応できるこ
とは、もちろんである。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、可変ゲインアンプの利得制御信号対利得特性をキャ
リブレーションして、その情報を記憶しておき、その記
憶情報をも参照して、受信信号強度の測定を行なうよう
にしたので、常に正確な受信信号強度の測定を行なうこ
とができる。したがって、可変ゲインアンプとして、経
時変化や温度変化があっても使用でき、しかも、従来の
ような温度補償や、経時変化補償のための補償回路を必
要とせず、簡単な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による、受信信号強度測定装置を用い
た受信装置の一実施例のブロック図である。
【図2】可変ゲインアンプの利得制御信号対ゲイン特性
のキャリブレーション動作の一例を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】この発明による受信信号強度の測定動作の一例
を示すフローチャートである。
【図4】従来の受信信号強度測定装置の一例のブロック
図である。
【符号の説明】
11 受信アンテナ 12 終端抵抗 13 スイッチ 19,23,24 可変ゲインアンプ 32 電力検出部 33 コントローラ 34 メモリ 35,36,37 AGC制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信アンテナと、 基準レベルの発生源と、 前記アンテナと、前記基準レベルの発生源とを切り換え
    るスイッチと、 前記スイッチの出力信号を利得制御するものであって、
    利得制御信号を受けてゲインがステップ的に変化する可
    変ゲインアンプと、 この可変ゲインアンプの出力信号のレベルを検出する電
    力検出器と、 前記電力検出器の検出電力に基づいて前記可変ゲインア
    ンプに供給する利得制御信号を発生する利得制御器と、 前記スイッチを前記基準レベルの発生源側に切り換え、
    前記可変ゲインアンプのゲインをステップ的に変化さ
    せ、各利得制御状態における前記電力検出器の検出出力
    から前記可変ゲインアンプの真のゲインを求め、その値
    を記憶するようにするキャリブレーション手段と、 前記スイッチが受信アンテナ側に切り換えられ、前記可
    変ゲインアンプにより利得制御がなされた状態におい
    て、前記電力検出器の検出電力と、前記利得制御信号
    と、前記記憶された真のゲインとを参照して受信信号強
    度を求める手段とを備えてなる受信信号強度測定装置。
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