JPH056337Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH056337Y2
JPH056337Y2 JP9806387U JP9806387U JPH056337Y2 JP H056337 Y2 JPH056337 Y2 JP H056337Y2 JP 9806387 U JP9806387 U JP 9806387U JP 9806387 U JP9806387 U JP 9806387U JP H056337 Y2 JPH056337 Y2 JP H056337Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking piece
horizontal
reinforcing
vertical
reinforcing bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9806387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS642950U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9806387U priority Critical patent/JPH056337Y2/ja
Publication of JPS642950U publication Critical patent/JPS642950U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH056337Y2 publication Critical patent/JPH056337Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄筋コンクリート壁や柱の配筋作業
時にすでに立設されている縦筋や横筋や継足し用
の鉄筋を取付ける場合、結束するまでの仮受けを
行うことができる冶具に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
壁や柱の配筋作業で、従来は大勢の作業員が縦
や横に一列に並び、合図者の合図で結合すべき鉄
筋を所定の位置まで持上げ、結束線での結束が終
わるまでその状態を保持しなければならなかつ
た。
このように人力で鉄筋を保持することは、例え
ば鉄筋径38mmで長さ12mの鉄筋は1本で約107Kg
ほどにもなり、重労働で、また危険な作業とな
る。
なお、第9図に示すような、一枚の金属板20
を折曲げ形成し、片側を鉄筋挿入用の切欠き21
を設けた係止片22とし、他の片側を鉄筋の受け
片23とし、他の片側を鉄筋の受け片23とした
簡易な鉄筋受け金物や、考案者が先に提案した実
公昭61−26500号公報に示されるような鉄筋受け
金物などがあるが、これらはいずれも鉄筋結束後
に取外すことは不可能なものであり、使い捨てと
なるのできわめて不経済である。
また、いずれも1個の切欠きのみで鉄筋に取付
くものであるから、鉄筋に予めこれを取付けてお
いたりするとその位置がずれたりすることもあ
る。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
既設の鉄筋に取付けてこれで結合すべき鉄筋を仮
受けできるので、鉄筋を持ち上げたままでの結束
作業がなくなり、作業員の低減と安全性の向上が
図れ、しかも既設鉄筋の任意の位置に予めしつか
りと取付けておけるので、配筋精度の向上にも役
立ち、さらに鉄筋結束後はこれを取外して転用で
きるので経済的であり、また横筋のみならず縦筋
も仮受けできるので利用範囲が広い鉄筋組立用仮
受け冶具を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、鉄筋挿入の
切欠き状貫通孔を設けた傾斜立上がり部と鉄筋の
受け部を有する水平部からなる上側係止片に、鉄
筋への係止フツク部とこれに一体となる把手部か
らなる下側係止片をスライド自在に軸着し、下側
係止片にはスライド分に対する引戻し用のバネを
設けたことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、上側係止片の傾斜立上がり部
を切欠き状貫通孔を介して縦筋に係止し、次いで
下側係止片を回動かつスライドさせながらそのフ
ツク部内に縦筋を入れれば、該下側係止片はバネ
の力でフツク部が縦筋外周に引掛かる。このよう
にして、上下2つの係止片で本考案の冶具を縦筋
の所定位置にワンタツチで取付けることができ、
あとは上側係止片の水平部の鉄筋受け部に横筋又
は縦筋端を載置すればよい。
一方、鉄筋結束後本考案冶具を取外すには、先
に下側係止片をスライド及び回動させながら縦筋
から外し、次いで傾斜立上がり部を水平にしなが
ら上側係止片を縦筋から外すことにより全体が簡
単に外れる。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の鉄筋組立用仮受け冶具の1実
施例を示す正面図、第2図は同上側面図、第3図
は同上平面図で、本考案の冶具は上側係止片1
と、これに軸体としてのボルト2でスライド自在
に軸着結合する下側係止片3との組合せからな
る。
上側係止片1は、水平部1aとその端から折曲
がり上方へ約45°傾斜立上がり部1bからなり、
この傾斜立上がり部1bには鉄筋の貫通孔4を設
けるが、該貫通孔4は水平部1aの延長線上での
投影面積が鉄筋断面とほぼ同じような大きさとな
るように傾斜立上がり部1bの面上ではその長さ
方向に少し長円になるようにした。しかもこの貫
通孔4は、その長径よりも少し短い巾での欠如部
5を介して傾斜立上がり部1bの側方へ開口する
切欠き状のものである。
上側係止片1の水平部1aの両側には低い立上
がり壁6を形成し、その上端を一部切欠いた横筋
受け凹部7を設ける。また、該立上がり壁6同士
の間は縦筋受け平坦部8となる。
一方、下側係止片3は水平なフツク部3aと、
これに一体的に連続し下斜め方向に折曲がるよう
にした把手部3bとからなり、両者の間に長穴3
cを形成した。該フツク部3aの開口9は鉄筋径
よりもかなり大径であり、また長穴3cはフツク
部3aの先端へ向かつて延びる。
前記上側係止片1に対し下側係止片3を水平部
1aにフツク部3aが重ね合わさり、しかも貫通
孔4の欠如部5を閉鎖可能なようにしてボルト2
で軸着するが、このうち下側係止片3はボルト2
が長穴3cを貫通するのでこの長穴3cの長さ分
だけ上側係止片1に対しスライド自在となる。
また、下側係止片3から穴出するボルト2の部
分に回動片10を取付け、この回動片10と下側
係止片3からの突起11間に引戻し用の巻バネ1
2を設ける。
次に、使用法について説明する。
第4図に示すように下から伸びている既設の縦
筋13に本考案の冶具をセツトするには、下側係
止片3の把手部3bを握り、上側係止片1の傾斜
立上がり部1bを略水平状態にしながら欠如部5
を介して貫通孔4内に縦筋13を取込み、次いで
水平部1aが水平になるように全体を傾ければ、
前記貫通孔4が斜めになつてその内周が縦筋13
の外周面に前後の上下2個所で当接して係止され
る。
この場合、下側係止片3は第6図に示すよう
に、上側係止片1を縦筋13に引掛けながらバネ
12に抗して回動させ、フツク部3aを傾斜立上
がり部1bとずらして邪魔にならないようにす
る。
このようにして、上側係止片1を縦筋13に係
止したならば、さらに下側係止片3のフツク部3
aを縦筋13に引掛けるが、これは下側係止片3
を前方へスライドさせ、フツク部3aを突き出し
ながら回す。
そして、第7図鎖線で示すように開口9を介し
てフツク部3a内に縦筋13を取込んだならば、
把手部3bから手を離せばバネ12の力でフツク
部3aは実線位置まで引戻され、その先端内側が
縦筋13の外周に押圧係止される。
しかも、この状態では貫通孔4の欠如部5はフ
ツク部3aで閉塞されるものとなる。
以上のごとくして本考案の冶具を縦筋13への
所定位置へ予め取付けたならば、第4図,第5図
に示すように上側係止片1の水平部1aの横筋受
け凹部7に横筋14を載置すればよい。
なお、かかる横筋配筋の場合は並列する縦筋1
3の同一高さの所に本考案の冶具を取付けること
になる。
一方、縦筋配筋の場合は第8図に示すように結
束すべき縦筋15の下端を上側係止片1の水平部
1aの縦筋受け平坦部8に載置すればよい。この
場合、立上がり壁6,6は載置する縦筋15の外
れ防止巾としての作用をなす。
また、鉄筋結束後本考案の冶具を取外すには、
まず把手部3aを握り、下側係止片3をバネ12
に抗して前にスライドさせながら回動させ、フツ
ク部3aを縦筋13から外す。次いで、把手部3
bを少し上方へ持ち上げると上側係止片1はその
傾斜立上がり部1bが下向きに回動し水平状体と
なり、そのまま欠如部5を介して縦筋13から外
すことができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の鉄筋組立用仮受け冶
具は、鉄筋にワンタツチで取付けることができ、
これで結束すべき鉄筋を仮受けするので、壁、柱
の配筋作業時、本冶具を利用すれば、鉄筋を持つ
ている必要がないため、少ない作業員で、安全に
しかも楽に施工できるものである。
さらに、鉄筋への取付けは2係止片により所定
位置に確実に行うことができるので、鉄筋の組立
精度も向上する。
また、横筋の仮受けのみならず縦筋の仮受けに
も利用できるので用途範囲が広く、しかも鉄筋の
結束後はこれを簡単に取外して転用できるので、
きわめて経済的なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の鉄筋組立用仮受け冶具の1実
施例を示す正面図、第2図は同上側面図、第3図
は同上一部省略した平面図、第4図は使用状態を
示す正面図、第5図は同上側面図、第6図はセツ
ト時の状態を示す斜視図、第7図はセツト時の他
の状態を示す部分平面図、第8図は他の使用例を
示す正面図、第9図は従来例を示す斜視図であ
る。 1……上側係止片、1a……水平部、1b……
傾斜立上がり部、2……ボルト、3……下側係止
片、3a……フツク部、3b……把手部、3c…
…長穴、4……貫通孔、5……欠如部、6……立
上がり壁、7……横筋受け凹部、8……縦筋受け
平坦部、9……開口、10……回動片、11……
突起、12……バネ、13……縦筋、14……横
筋、15……縦筋、20……金属板、21……鉄
筋挿入用の切欠き、22……係止片、23……鉄
筋の受け片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄筋挿入の切欠き状貫通孔を設けた傾斜立上が
    り部と鉄筋の受け部を有する水平部からなる上側
    係止片に、鉄筋への係止フツク部とこれに一体と
    なる把手部からなる下側係止片をスライド自在に
    軸着し、下側係止片にはスライド分に対する引戻
    し用のバネを設けたことを特徴とする鉄筋組立用
    仮受け冶具。
JP9806387U 1987-06-25 1987-06-25 Expired - Lifetime JPH056337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9806387U JPH056337Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9806387U JPH056337Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS642950U JPS642950U (ja) 1989-01-10
JPH056337Y2 true JPH056337Y2 (ja) 1993-02-18

Family

ID=31323993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9806387U Expired - Lifetime JPH056337Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH056337Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6624412B1 (ja) * 2019-03-27 2019-12-25 株式会社翔栄 免震装置用架台における鉄筋棒の芯出し工法及び芯出し設置治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS642950U (ja) 1989-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3365222A (en) Wall brace
CA2270452C (en) Weldless spacer
US5509636A (en) Retainer clip for reinforcement of concrete walls
US6655105B2 (en) Weldless stirrup spacer
US4640063A (en) Reinforcing bar support clip
AU602944B2 (en) Retaining device
US20190063088A1 (en) Lifting anchor assembly for precast concrete structures
US5832690A (en) Spacer for double cage concrete reinforcement wire grids
JPH056337Y2 (ja)
EP2201194A1 (en) A formwork clamp
JP2833674B2 (ja) 重量物吊上げ用フック装置
US4145024A (en) Form for reinforced concrete wall
AU2008201712A1 (en) An Improved Edge Lifting Anchor
US1331491A (en) Clamp
US3854692A (en) Corner locks for concrete forms
US4030693A (en) Longitudinal joint assembly in combination with a paving form
JPH01317919A (ja) 鉄筋格子の吊り上げ分配工具
JP2617732B2 (ja) スラブ構築用仮設梁の掛止装置
JPH0726414Y2 (ja) アースアンカー定着金物
JPS6041384Y2 (ja) 型枠用パイプ支持装置
JP3980335B2 (ja) プレキャスト側溝
JPH0223327Y2 (ja)
JPH067128Y2 (ja) スペーサ
US4131262A (en) Device for retaining hot top lining slabs
JPS6324165Y2 (ja)