JPH0563296A - 光導波路の形成方法 - Google Patents

光導波路の形成方法

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JPH0563296A
JPH0563296A JP22282491A JP22282491A JPH0563296A JP H0563296 A JPH0563296 A JP H0563296A JP 22282491 A JP22282491 A JP 22282491A JP 22282491 A JP22282491 A JP 22282491A JP H0563296 A JPH0563296 A JP H0563296A
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JP
Japan
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optical waveguide
etching
width
masks
mask
Prior art date
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Pending
Application number
JP22282491A
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English (en)
Inventor
Yasushi Sakakibara
靖 榊原
Yoshito Ikuwa
義人 生和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋込み形半導体レーザ等の光デバイスの光導
波路の幅を精度良く、かつ再現性良く形成する。 【構成】 半導体ウエハ上に光導波路の幅を制御するた
めのサイドエッチングの少ない誘電体マスク14a,1
4bと、その上にそれより幅が広く光導波路16の両側
のエッチング溝15の深さを制御するためのホトレジス
トマスク24a,24bを形成し、臭素メタノール液に
より2段階エッチングを行うことにより、幅1μm程
度、深さ4μm程度の光導波路16を形成する。 【効果】 光導波路の形成の精度,再現性が向上し、半
導体レーザを作製した場合、均一性に優れ、歩留りが向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、埋込み形半導体レーザ
等の光デバイスにおける光導波路の幅を精度良く、かつ
再現性良く形成する光導波路の形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2(a)〜(c)は、従来から用いら
れている埋込み形半導体レーザの光導波路の形成方法の
一例を説明する断面図である。この図において、1は第
1導電形のInP基板、2はInGaAsP活性層、3
は第2導電形のInPクラッド層、4a,4bはホトレ
ジストマスク、5はエッチング溝、6は光導波路、7は
結晶がサイドエッチングされた部分(以下、サイドエッ
チ領域という)を示す。
【0003】次に、光導波路6の形成方法について説明
する。光導波路6は図2の紙面に垂直方向に形成され、
図2はその一断面を示している。また、形成する光導波
路6の両側には、後の工程で結晶成長を行い、光導波路
6を結晶中に埋込むため、3〜5μm深さのエッチング
溝5を形成しておく必要がある。
【0004】まず、図2(a)に示すように、第1導電
形のInp基板1上にInGaAsP活性層2,第2導
電形のInPクラッド層3を積層した半導体ウエハ(以
下、単にウエハという)に、ホトレジストを用いた写真
製版を行うことにより、ホトレジストマスク4a,4b
を形成する。光導波路形成に用いるウエハとしては、I
nGaAsP活性層2の厚さは0.05〜0.2μm程
度、InPクラッド層3の厚さは0.5〜1μm程度が
適している。光導波路形成のための化学エッチングには
臭素メタノール液を用いるため、ホトレジストとしては
それに耐性がある環化ゴム系ネガレジストを用いてい
る。図2(a)においては、ホトレジストマスク4aは
厚さ0.7μm,幅5μm程度である。また、ホトレジ
ストマスク4aと4bの間の開口部は8μm程度であ
る。
【0005】次に、0.5%程度の臭素濃度の臭素メタ
ノール液を用いて、ホトレジストマスク4aの両側の開
口部をエッチングし、図2(b)に示すようなエッチン
グ溝5を形成する。臭素メタノールはInP結晶とIn
GaAsP結晶を同じ速度でエッチングするため、エッ
チング溝5のエッチングは滑らかに進む。この場合、ウ
エハとホトレジストマスク4a,4bとの密着性が十分
でなく、エッチングに際してホトレジストマスク4a,
4bの下でサイドエッチ領域7が生じる。実験において
は、サイドエッチ領域7はウエハ面内でほぼ均一に生じ
ており、エッチング溝5はサイドエッチ幅:深さ=1:
2の割合でほぼ進み形成される。このサイドエッチ領域
7を利用して、従来の方法では幅1μm程度の狭い光導
波路6を形成する。この時、エッチング溝5としては、
4μm程度の深さに形成される。最後に、ホトレジスト
マスク4a,4bを除去し、図2(c)に示すような断
面構造の光導波路6を有するウエハが得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光導波路6の形
成方法では、以上のようにホトレジストマスク4a,4
bを用い、サイドエッチにより光導波路6の幅を1μm
程度に制御しているので、制御性が悪いという問題点が
あった。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、光導波路の両側に4μm程度の
深さの溝を有し、幅1μm程度の光導波路を高精度に再
現性よく形成する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光導波路の
形成方法は、精密に制御されサイドエッチングの少ない
第1のエッチングマスクと、この第1のエッチングマス
クを覆い、これより幅の広いサイドエッチングされやす
い第2のエッチングマスクを形成し、第2のエッチング
マスクを用いて光導波路の両側の溝を深くエッチングす
る工程と、第2のエッチングマスクを用いて光導波路幅
を高精度に制御する工程とを備えたものである。
【0009】
【作用】本発明においては、第2のエッチングマスクを
用いて第1回目のエッチングで結晶の埋込み成長に用い
るための深い溝を光導波路の両側に形成し、第2回目の
エッチングでサイドエッチングの少ないマスクを用いて
浅いエッチングを行い、光導波路幅を制御するので、幅
の狭い光導波路が精度良く、かつ再現性良く形成でき
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1について説明
する。図1において、14a,14bは第1のエッチン
グマスクである誘電体マスク、24a,24bは第2の
エッチングマスクであるホトレジストマスク、15,2
5はエッチング溝、16、26は光導波路である。な
お、その他の図2と同一符号は同一構成部分を示す。
【0011】本実施例の光導波路の形成方法について、
図1(a)〜(f)により説明する。まず、図1(a)
に示すように、第1導電形のInP基板1上にInGa
AsP活性層2、第2導電形のInPクラッド層3を積
層したウエハ上に、SiN膜等の誘電体マスク14a,
14bを形成する。誘電体マスク14a,14b用の誘
電体膜の形成は、プラズマCVD,熱CVDあるいはE
CR−CVD等を用いて行い、厚さは1000Å程度で
よい。光導波路16を形成するための誘電体マスク14
aはパターン精度の良いポジレジストによる写真製版を
行い、誘電体膜をエッチングして幅1.5μm程度の高
精度なものを形成する。誘電体マスク14aと誘電体マ
スク14bの間隔は12μm程度とする。
【0012】次に、環化ゴム系のネガレジストを用いて
図1(b)に示すようなパターンのホトレジストマスク
24a,24bを形成する。レジストの形成条件等は従
来例の場合と同様でよい。
【0013】次に、0.5%程度の臭素濃度の臭素メタ
ノール液を用いて、ホトレジストマスク24aの両側の
開口部をエッチングし、図1(c)に示すようなエッチ
ング溝25を形成する。この1回目のエッチングでは、
埋込み形レーザの埋込み層を成長するための深い溝を形
成することを目的としてエッチングを行う(実際は後述
する2回目のエッチングを含めて溝の深さが決定され
る)。この場合、ホトレジストマスク24a,24bの
下ではサイドエッチが進み、幅がある程度狭くなった光
導波路26が形成される(導波路幅の粗調)。
【0014】次に、ホトレジストマスク24a,24b
を除去し、図1(d)に示すウエハに対し、さらに臭素
メタノールを用いて、2回目のエッチングを行う。エッ
チング量としては、誘電体マスク14aをマスクとし
て、InGaAsP活性層2のわずか下までエッチング
できるくらいの浅いエッチング(0.7〜1.3μm程
度)を行う。エッチング結果は図1(e)のようにな
る。誘電体マスク14aでのエッチングでサイドエッチ
がほとんど生じないため、誘電体マスク14aの結晶は
エッチングにより逆メサ形状になり、光導波路16の幅
は、誘電体マスク14aの幅で決定される。誘電体マス
ク14aは、精度良く幅の制御がなされているので、結
果として光導波路16は幅が精度良く、かつ再現性良く
形成される(導波路幅の精調)。最後に、誘電体マスク
14a,14bをエッチングし、図1(f)に示すよう
な断面構造の光導波路16を有するウエハが得られる。
【0015】なお、上記実施例では、結晶としてInP
系の結晶を用いた場合について記述したが、GaAs系
の結晶を用いた場合でも良く、同様の効果を奏する。ま
た、上記実施例では、第2のエッチングマスク、すなわ
ち1回目のエッチングのホトレジストマスク24a,2
4bとして環化ゴム系ネガレジスト、第1のエッチング
マスク、すなわち2回目のエッチングマスクとして誘電
体マスク14a,14bを用いてエッチングを行った場
合について示したが、第2のエッチングマスクとして他
の使用可能なレジスト等、第1のマスクとして結晶また
は金属マスクを用いた場合でもよく、同様な効果を奏す
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、埋込み
形半導体レーザなどの光デバイスの光導波路形成を、サ
イドエッチングされやすい第2のエッチングマスクを用
いて光導波路の両側に深い溝を形成するための1回目の
エッチングと、精密に制御されサイドエッチングが少な
い第1のエッチングマスクを用いて光導波路幅を精密に
制御する2回目のエッチングを含む2段階エッチングに
より形成するので、光導波路形成の精度,再現性が向上
でき、この方法で作製した、例えば半導体レーザの場
合、均一性に優れ、歩留りが向上する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光導波路の形成方法を
示す工程断面図である。
【図2】従来の光導波路の形成方法を示す工程断面図で
ある。
【符号の説明】
1 InP基板 2 InGaAsP活性層 3 InPクラッド層 14a 誘電体マスク 14b 誘電体マスク 15 エッチング溝 16 光導波路 24a ホトレジストマスク 24b ホトレジストマスク 25 エッチング溝 26 光導波路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層とクラッド層を有する半導体ウエ
    ハを用い、前記活性層の両側に溝を有する光導波路を形
    成する工程において、前記半導体ウエハ上に幅が精密に
    制御され、サイドエッチングが少ない第1のエッチング
    マスクと、この第1のエッチングマスクを覆い前記第1
    のエッチングマスクより幅が広く、サイドエッチングさ
    れやすい第2のエッチングマスクを形成する工程と、こ
    の第2のエッチングマスクで1回目のエッチングを行
    い、前記活性層の両側に溝を形成した後、第2のエッチ
    ングマスクを除去し、次いで、前記第1のエッチングマ
    スクで2回目のエッチングを行い、前記光導波路を形成
    する工程とを備えたことを特徴とする光導波路の形成方
    法。
JP22282491A 1991-09-03 1991-09-03 光導波路の形成方法 Pending JPH0563296A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100509510B1 (ko) * 1997-07-15 2005-10-21 삼성전자주식회사 균일한 평면 광도파로 제작방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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