JPH0563186B2 - - Google Patents

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JPH0563186B2
JPH0563186B2 JP58052857A JP5285783A JPH0563186B2 JP H0563186 B2 JPH0563186 B2 JP H0563186B2 JP 58052857 A JP58052857 A JP 58052857A JP 5285783 A JP5285783 A JP 5285783A JP H0563186 B2 JPH0563186 B2 JP H0563186B2
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JP
Japan
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pressure
solenoid valve
artificial heart
output end
valve
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Application number
JP58052857A
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English (en)
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JPS59177062A (ja
Inventor
Sanshiro Takamya
Michisuke Yoshizawa
Akira Suzuki
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Shinsangyo Kaihatsu KK
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Shinsangyo Kaihatsu KK
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Shinsangyo Kaihatsu KK filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP58052857A priority Critical patent/JPS59177062A/ja
Priority to DE19843411489 priority patent/DE3411489A1/de
Priority to DE3448191A priority patent/DE3448191C2/de
Priority to US06/594,639 priority patent/US4556997A/en
Publication of JPS59177062A publication Critical patent/JPS59177062A/ja
Priority to US07/427,996 priority patent/USRE35707E/en
Publication of JPH0563186B2 publication Critical patent/JPH0563186B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人工心臓の駆動装置に関し、特に空気
等の流体で人工心臓に陽圧と陰圧とを交互に与え
て駆動を行なう人工心臓駆動装置に関する。
人工心臓は、生体の心臓の脈動によく似た脈動
流を血液に与えるように駆動することが安全性の
面で重要である。人工心臓はダイアフラム型、サ
ツク型、ピストン型等種々のものが知られている
が、これらは一般に空気等の流体から所定の圧力
を受けて駆動される。生体の状態に応じた最良の
条件で人工心臓を駆動するためには、その条件に
応じた正確な圧力を所定のタイミングで出力する
駆動装置が必要である。
特に、この種の駆動装置では、人工心臓に印加
する圧力を立ち上がりの急俊な方形波状に変化さ
せるのが好ましい。
そこで、本出願人はアキユームレータ、アキユ
ームレータ内の圧力を検出する圧力センサ、圧力
センサの出力に応じてアキユームレータ内の圧力
を調整する電磁弁等で所定圧力を発生し、アキユ
ームレータ内の圧力を他の電磁弁のオン/オフに
よつて人工心臓に印加する構成とした人工心臓駆
動装置(特願昭57−52141等)を提案した。これ
によればアキユームレータが圧力の大きな低下を
防ぎ、しかも圧力調整用の電磁弁が圧力変化に対
してすばやく調整を行なうので、人工心臓に印加
される圧力は一定であり、方形波状となる。
しかしながら、上記のようなアキユームレータ
を用いたものでは、アキユームレータ自体がかな
り大型になるので、人工心臓駆動装置を小型化す
るのが難しかつた。しかし、アキユームレータを
無くしてしかも圧力波形を方形波状に維持するた
めには圧力調整用の電磁弁を大型にしなければな
らず結局上記のものと同じ結果になつてしまう。
実験によれば、アキユームレータがある場合には
電磁弁の容量は6で済むのに対し、アキユーム
レータがない場合には電磁弁は18の容量のもの
が必要であつた。
1人の人間に対して人工心臓は1対(すなわち
2系統)必要であり、駆動装置には各系統に正圧
系と負圧系が必要になるので、圧力調整用の電磁
弁は少なくとも4つ必要であり、この電磁弁の容
量のちがいは人工心臓駆動装置の小型化に大きく
影響する。アキユームレータを用いる場合も同様
の大きさになつてしまう。
たとえば、人工心臓駆動装置を電動車椅子に搭
載して患者を移動可能とするためには、人工心臓
駆動装置の小型化が望まれる。
本発明は、人工心臓を最適な状態で駆動すると
ともに、人工心臓駆動装置を小型化することを目
的とする。
上記目的を達成するために本発明においては、
正圧源;入力端が正圧源の出力端に接続された第
1の電磁弁;第1の電磁弁の出力端の圧力を検出
する第1の圧力検出手段;入力端が第1の電磁弁
の出力端に接続され、出力端が人工心臓に接続さ
れた第2の電磁弁;負圧源;入力端が負圧源の出
力端に接続された第3の電磁弁;第3の電磁弁の
出力端の圧力を検出する第2の圧力検出手段;入
力端が第3の電磁弁の出力端に接続され、出力端
が人工心臓に接続された第4の電磁弁;入力端が
正圧源に接続され、出力端が第1の電磁弁の出力
端と人工心臓の間に接続された第5の電磁弁;お
よび第1の圧力検出手段の出力する圧力値が一定
の正圧値になるように第1の電磁弁を開閉制御す
る正圧調圧手段と、第2の圧力検出手段の出力す
る圧力値が一定の負圧値になるように第3の電磁
弁を開閉制御する負圧調圧手段と、第2の電磁弁
と第4の電磁弁を人工心臓の収縮および拡張のタ
イミングにあわせて交互に開閉制御し人工心臓に
調圧された正圧と負圧を供給する圧力切換手段
と、圧力切換手段が第2の電磁弁を開としている
正圧切換時当初に第5の電磁弁を開とする正圧補
償手段とを含む電子制御手段;を設ける。
すなわち、人工心臓の駆動において重要になる
のは、人工心臓に印加する圧力を、正圧と負圧の
一方から他方に切り換える瞬間の立ち上がりおよ
び/又は立ち下がりのタイミングで、急俊に変化
させることがであるが、たとえば人工心臓に負圧
を印加して正圧系の出力弁を閉じている状態で
は、正圧系の出力弁の出力端、人工心臓、負圧系
の出力弁の出力端等を接続する流路には負圧が印
加されており、この状態から圧力を正圧に切り換
える瞬間、つまり立ち上がりのタイミングでは負
荷が非常に大きくなり、アキユームレータがない
と圧力の立ち上がりがなまる。しかし本発明によ
れば、第5の電磁弁が第1の電磁弁(正圧調整
弁)をバイパスするように設けられており、第5
の電磁弁を開くことによつて、正圧源の出力する
高圧を、第1の電磁弁を介さずに直接、人工心臓
に供給できる。即ち、第2の電磁弁を開く期間の
当初、つまり正圧の立ち上がりのタイミングで第
5の電磁弁を開くので、負圧から正圧への切換時
の圧力不足を、第5の電磁弁によつて補償するこ
とができる。この構成によつて、アキユームレー
タを用いた場合と同様の効果が得られることが、
実験により確認されている。
なお、人工心臓の駆動においては、その収縮動
作時間の人体への影響が大きく、拡張動作時の影
響は比較的少ないので、通常は、第5の電磁弁の
ような圧力補償弁は正圧系のみに設けるだけで良
い結果が得られるが、同様の圧力補償弁を負圧系
に更に追加して設けてもよい。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
第1図に人工心臓駆動装置を備える電動車椅子
の斜視図を示し、第2a図,第2b図および第2
c図に、第1図の装置の平面図、側面図および正
面図を示す。第1図、第2a図,第2b図および
第2c図を参照して説明する。この電動車椅子に
は4つの車輪が備わつており、前輪51aは比較
的小形でキヤスター状になつている。後輪51b
は、比較的大形であり、図示しない減速機構を介
して各々の車輪が独立したモータで駆動される。
左右にそれぞれアームレスト52Lおよび52R
が備わつている。53がフツトレスト、54がバ
ツクレストである。
左側アームレスト52Lの支持軸55の付け根
近傍に見える56が、人工心臓駆動チユーブ取り
出し口のカバーである。患者が存在する場合に
は、このカバー56から人工心臓駆動チユーブ5
7Lおよび57Rが突出している。人工心臓駆動
チユーブの先端にはコネクタが接続されており、
これを介して人工心臓と人工心臓駆動装置とを接
続するようになつている。左側アームレスト52
Lの先端表面にあるTVは小型のモニタテレビで
ある。右側アームレスト52Rの先端表面に突出
している58が車椅子運転のための操作レバーで
ある。この操作レバー58は後述するように着脱
自在になつており、これを抜き取ると第1図に示
すようにアームレスト52R上に大きな突起物が
なくなる。
また、後述するように、アームレスト52Lお
よび52Rは、それぞれ支持軸55を中心として
水平方向(52Lは反時計方向、52Rは時計方
向)に90度回動するようになつている。アームレ
スト52Lおよび52Rの各々の下方に備わつて
いるスイツチSW1LおよびSW1Rが、アーム
レストのロツクを解除するための指示スイツチで
ある。59は人工心臓駆動装置の警報表示部であ
り、60が電動車椅子の警報表示部である。これ
らの内部にそれぞれ2つの発光ダイオードが備わ
つており、常時は緑色を表示するが、異常が生ず
ると赤色を表示する。SW2は後述する電動チユ
ーブ巻取機構の巻取指示スイツチであり、これを
操作すると人工心臓駆動チユーブ57Lおよび5
7Rが車椅子の内部に向かつて巻き取られる。6
1が人工心臓用キースイツチ、62が人工心臓駆
動装置の各制御パラメータを設定指示するための
操作ボードを接続するコネクタ、63はアームレ
スト上モニタテレビTVと同様の外部モニタテレ
ビを接続するためのコネクタである。64は異常
の場合に警報を発する警報ブザーである。
第3a図および第3b図に、第1図の装置の分
解斜視図を示す。ただし、これらの図面には細か
い部分までは示してないので注意されたい。第3
a図には主に装置のハウジングを示し、第3b図
には車椅子のシヤーシと人工心臓駆動装置の主要
構成要素を示してある。第3a図および第3b図
を参照して、人工心臓駆動装置および電動車椅子
の主要構成要素を説明する。
71が真空ポンプ、72がコンサプレツサ、7
3がバルブユニツト、74がマフラー(消音器)、
75が車椅子駆動モータ制御ユニツト、76aお
よび76bが人工心臓駆動装置用のバツテリー、
77aおよび77bが車椅子用のバツテリーであ
る。M1およびM2が、右側後輪および左側後輪
をそれぞれ駆動するモータである。なおこれらの
モータは直流モータである。78は、人工心臓駆
動チユーブを巻き取るドラムである。
第4図に装置の断面を示す。第4図を参照して
説明する。コンプレツサ71および真空ポンプ7
2は、騒音防止のため密閉してあり、大気とはマ
フラー74を介して連通するようになつている。
コンプレツサ71および真空ポンプ72を覆う両
サイドおよび上面の部材はゴムである。これらで
覆われる空間は、コンプレツサ71および真空ポ
ンプ72の発する熱によつて温度が上昇するた
め、この例ではコンプレツサ71の流体流入側を
この空間内に露出させて、マフラー74の穴74
aからの温度の低い空気が空間内を循環するよう
にしてある。マフラー74と真空ポンプ72と
は、図示しないパイプを介して接続している。コ
ンプレツサ71および真空ポンプ72の圧力出力
端は、それぞれパイプ79および80を介してバ
ルブユニツト73に接続されている。81および
82が、それぞれ2系統分の人工心臓駆動装置の
圧力出力端である。車椅子駆動モータ制御ユニツ
ト75を除く電子制御装置は、この例ではバツク
レスト54の内部(後側)に装着してある。
ドラム78近傍の構成を第5a図、第5b図、
第5c図、第5d図および第5e図に示す。まず
第5d図を参照して説明する。開口部83および
84に、それぞれ人工心臓駆動装置の圧力出力端
81および82からのパイプが接続されている。
第1部材85は、円筒状になつており、その軸方
向に貫通する穴85aおよび周面に形成した溝8
5bを備えている。第2部材86は、開口部84
の近傍を除き円筒状になつており、穴86aおよ
び開口部84と連通する穴86bが溝85bと対
向するように、第1部材85の外側に嵌合してあ
る。第2部材86の外側に、ベアリング87およ
び88を介して第3部材89を回動自在に嵌め込
んである。第3部材89には、第1部材の溝85
bおよび第2部材の穴86aと対向する位置に、
第2部材86の周囲を囲むように溝89aを形成
し、この溝89aと連通する穴89bを形成して
ある。また、第3部材89には第1部材の穴85
aと連通する穴89cを形成してある。
第3部材89に、チユーブリール94を接続し
てある。第3部材の穴89bおよび89cの圧力
出力端に、それぞれ人工心臓駆動チユーブ57R
および57Lの一端を接続し、ここから引き出し
た駆動チユーブをチウーブリール94の周面に沿
わせて外部に出してある。90,91,92およ
び93はシールリングである。
第5e図をも参照して説明する。M3がチユー
ブ巻取用のモータであり、この例ではステツピン
グモータを使用している。モータM3は板状の支
持部材95に固着されており、駆動軸にリール駆
動ローラ96を備えている。支持部材95は一端
が点Pで回動自在に支持されており、他端は電磁
アクチユエータ97のプランジヤ97aで支持さ
れている。
電磁アクチユエータ97は、通常は圧縮コイル
スプリング97bの力によつて、支持部材95を
上方に引き上げているが、そのソレノイドを付勢
すると、支持部材95を下方に押圧してリール駆
動ローラ96をチユーブリールの周面94aに押
し付ける。
第5a図、第5b図および第5c図を参照して
説明する。チユーブリール94の外側には、人工
心臓駆動チユーブ57Rおよび57Lがチユーブ
リール94から外れないように、周面に沿つて8
つの回動自在なテフロン製ローラ98を配置して
ある。チユーブリール94から引き出される一対
(2本)の人工心臓駆動チユーブ57Rおよび5
7Lは、装置ハウジング内でからまつたり引掛か
つたりすることがないように、各々中央部を凹状
に形成した回動自在な2つのテフロン製ローラ9
9a,99b,100a,100bおよび101
a,101bで、チユーブ通路を形成してある。
この例では、各ローラ対の角度を徐々に傾ける
ようにし、またローラの大きさを先に進むにした
がつて大きくなるようにして人工心臓駆動チユー
ブを案内している。人工心臓駆動チユーブ57
L,57Rの通路に、磁気を検出する近接スイツ
チ(センサ)102が備わつており、人工心臓駆
動チユーブ57Lには、これが完全に巻き取られ
た状態で近接スイツチ102と対向する部分に鉄
片103を装着してある。
第2c図のa−a線から見たアームレスト
支持軸55等の支持構造を第6a図に示し、第6
a図のb−b線から見た断面を第6b図に示
す。第6a図および第6b図を参照して説明す
る。支持軸55は円筒状になつており、下部に半
円状のフランジ55aが備わつている。支持軸5
5の一方向の回動はフランジ55aの一端がハウ
ジング側の突出部110に当たることで規制さ
れ、他方向の回動はハウジング側の突出部111
又はアーム112の突出部112aで規制され
る。
アーム112は、一端がピン113で回動自在
に支持され、他端が電磁アクチユエータ114で
支持されている。アーム112は、常時はスプリ
ング114aによつて支持軸112側に押圧され
ており、この状態すなわち第6a図に示す状態で
は、フランジ55aが、ハウジングの突出部11
0およびアームの突出部112aによつてロツク
される。
電磁アクチユエータ114のソレノイドを付勢
すると、プランジヤ114bが引き込まれて、ア
ーム112が時計方向に回動し、突出部112a
をフランジ55aから外すので支持軸55のロツ
クが外れる。この状態では、フランジ55aの移
動がハウジングの突出部110および111で規
制されるので、支持軸すなわちアームレスト52
Lが回転角90度の範囲で回動自在となる。
また、アーム112の一端には、アーム112
の位置を検出するマイクロスイツチSW3L(他
方のアームレスト側にはSW3Rがある)が備わ
つており、第6a図に示すアームレストロツク状
態でスイツチがオンし、アームレストロツク状態
でスイツチがオフする。なお、アームレスト上の
スイツチ等と装置本体とを接続するコード類は、
支持軸55の穴の内部を通して配線してある。
操作レバー58の近傍を第7a図に示す。第7
a図を参照して説明する。操作レバーの先端58
aは径が小さくなつており、この部分が下方の支
持台115の凹部に嵌合している。操作レバー5
8には、先端58aの一部を残して中央部を軸方
向に貫通する穴が形成したり、その部分にロツド
116が装着されている。ロツド116下端の膨
んだ部分の下側には圧縮コイルスプリング117
が、上側には微小球118aおよび118bがそ
れぞれ備わつている。操作レバー先端58aの微
小球118aおよび118bの近傍には、微小球
118a,118bの経よりも僅かに寸法の小さ
な穴が形成してある。
このため第7a図に示す状態では、ロツド11
6がスプリング117の力で上方に押され、微小
球118aおよび118bを上に押し上げるの
で、微小球118aおよび118bは前記穴から
操作レバー58の外側に僅かに突出する。このと
きの微小球をも含めた操作レバー先端58aの外
径を、支持台115の凹部上方の寸法よりも大き
くなるようにしてある。したがつて、この状態で
は操作レバー58がロツクされ、これを上方に引
く力を与えても操作レバー58は抜けない。
しかし操作レバー58の上面からロツド116
を押し下げる力を与えると、微小球118aおよ
び118bを外側に押す力がなくなるので、これ
らは操作レバー先端58aの穴から外れてロツク
が解除され、操作レバー58は簡単に引き抜け
る。支持台115には操作レバー58を検出する
マイクロスイツチSW4が備わつており、このス
イツチSW4は操作レバー58が第7a図のよう
に装着されている状態では接点がオンし、操作レ
バー58が抜けると接点がオフする。
支持台115は、下方の球状の部分115aで
支持されており、この部分115aを中心として
自由に回動しうるようになつている。この球状の
部分の下方には長いロツド115bが形成してあ
り、この先端は第7b図に示すような構成になつ
ている。
第7b図を参照して説明する。半円状に形成し
た2枚の薄板119および120を直交させて重
ねてある。板119および120には、それぞれ
細長く連続する穴119aおよび120aを形成
してあり、穴119aおよび120aの交叉した
部分にロツド115bを挿入してある。板119
および120は、それぞれ両端で回動自在に支持
されている。板119の一端には可変抵抗器12
1の回動軸を接続し、板120の一端には可変抵
抗器122の回動軸を接続してある。
第8図に、バルブユニツト73の外観を示す。
第8図を参照して説明する。バルブユニツト73
は、多数の電磁弁および圧力検出器でなつてい
る。箱状のケーシングの内部には流路を接続する
ための穴が形成されており、各電磁弁の流路を接
続するためのパイプが不要になつている。この実
施例では、同一構成の電磁弁を12個使用してい
る。圧力検出器は、第8図では示されていないが
4個備わつている。73aが負圧取入口、73b
が正圧取入口、81および82が、それぞれ独立
した系の圧力出力端であり、ここに接続されたパ
イプが、チユーブ巻取機構の開口部83および8
4に接続されている。
また、バルブユニツト73には、図示しない部
分に、それぞれ81および82と同一の系からの
圧力が出力されるようになつており、この出力端
に接続されたパイプがチユーブ巻取機構を介さず
に第2c図に示される緊急時用エアチユーブコネ
クタ123に直接接続されている。これは、人工
心臓駆動チユーブ57L又は57Rに万一異常を
生じた場合に使用するもので、通常、コネクタの
出力端は閉じている。
第8図に示す電磁弁(電磁制御弁)の平面図、
右側面図、左側面図および拡大縦断面図を第9a
図、第9b図、第9c図および第9d図に示す。
第9a図、第9b図、第9c図および第9d図を
参照して説明する。電磁制御弁の弁ハウジング1
1に第1のポート12と第2のポート13が形成
されている。ハウジング11の内空間は弁座14
で、第1のポート12に連通する第1の内室15
と第2のポート13に連通する第2の内室16に
区分されている。弁ハウジング11にはシール材
17を介して磁性体コイルケース18が固着され
ている。
ケース18内にはコイル19を巻回したコイル
ボビン20が挿入されており、これを磁性体ベー
ス21,22が支持している。ベース21には固
定磁性体コア23が固着されている。コア23は
中空であり、それぞれ非磁性体ガイドロツド24
が貫通している。ロツド24には可動磁性体コア
25が固着されている。ロツド24の一端はコイ
ルスプリング26で左方に押されている。ロツド
24の他端は軸受27およびベローズ28を貫通
し、その端部に弁体29が固着されている。ベロ
ーズ28の内空間は、小孔30および37を通し
て第1の内室15(図示状態)又は第2の内室1
6(ロツド24が右方に駆動されたとき)に連通
する。
コイル19が付勢されると、コア23−コア2
5−ベース22−ケース18−ベース21−コア
23と循環する磁束を生じ、コア25にコア23
に向けての吸引力が作用し、ロツド24が、この
吸引力とコイルスプリング26の反発力とがバラ
ンスする点まで右方に移動し、弁体29が弁座1
4より、吸引力に応じた距離離れる。コア23の
端面23aは山の字形であり、コア25の端面2
5aはその中央突部を受ける凹形であり、しかも
山の字形の両端突部内側面23bにはテーパが付
されている。このテーパの存在により、通電レベ
ル対ロツド24移動量(23a−25a間のギヤ
ツプ)が広い範囲で比例関係になつている。ま
た、この種の電磁弁は可動部の応答性が良く高速
で開閉制御を行ないうる。
第10図に、第1図の装置全体の概略構成を示
す。第10図を参照して説明する。1Rおよび1
Lが人工心臓である。これらの人工心臓1R,1
Lは、所定の正圧および負圧を交互に与えること
により、内部のダイアフラムが脈動し、弁の働き
よつて定まる所定方向に血液を送る。人工心臓1
Rおよび1Lに圧力を与えるチユーブ2aおよび
2bが、それぞれ人工心臓駆動チユーブ57Rお
よび57Lと、それらの先端に装着されたコネク
タにより連結されている。
人工心臓1Rおよび1Lに所定圧のエアーを与
える人工心臓駆動機構300は、人工心臓制御ユ
ニツト400によつて電気的に制御される。表示
制御ユニツト500は、人工心臓制御ユニツト4
00から出力される情報をモニタテレビTVに表
示するためのコンポジツトビデオ信号を生成す
る。表示制御ユニツト500は、表示信号メモ
リ、キヤラクタジエネレータ(ROM)、表示制
御LSI等でなる市販のものである。操作ボード6
00は、各種の人工心臓駆動パラメータを変更指
示するためのスイツチボートであり、人工心臓制
御ユニツト400に接続しうるようになつてい
る。ただし、予め人工心臓制御ユニツト400に
は最も好ましい値がユニツト内部の読み出し専用
メモリ(ROM)に駆動パラメータとしてセツト
されており、このスイツチボードを使用する可能
性はほとんどない。
車椅子駆動モータ制御ユニツト75は、車椅子
の2つの後輪51bにそれぞれ連結された直流モ
ータM1およびM2を制御する。システム制御ユ
ニツト200は、各種スイツチの状態を読み取
り、人工心臓制御ユニツト400に信号を送つた
り、車椅子駆動モータ制御ユニツト75のオン/
オフ、モニタテレビTVのオン/オフ等の制御を
行なう。
第10図の人工心臓駆動機構300の詳細を第
11図に示す。第11図を参照して説明する。コ
ンプレツサ71および真空ポンプ72は、マフラ
ー74を介して大気と連通している。コンプレツ
サ71および真空ポンプ72の圧力出力端に、多
数の電磁弁等が接続されているが、これらは2系
統に分かれている。一系統は右側人工心臓1Rを
駆動する系であり、もう一系統は左側人工心臓1
Lを駆動する系であある。
右側の系について説明する。131が人工心臓
に印加する正圧を調整する圧力調整弁であり、こ
れはその出力端流路に配置された圧力検出器PS
1の出力に応じて開閉制御される。132は、圧
力調整弁131等によつて得られる所定の正圧を
人工心臓1Rに印加するのをオン/オフ制御す
る。圧力調整弁131と並列に接続された電磁弁
135は、人工心臓に印加する正力の立ち上がり
時の圧力低下を補償するために備わつている。同
様に、電磁弁133が負圧の圧力調整を行ない、
電磁弁134が負圧の人工心臓へのオン/オフを
行ない、電磁弁136が圧力補償を行なう。PS
3がこの系の負圧を検出する。左側の系も全く同
じであり、電磁弁137,138および141が
それぞれ正圧系の圧力調整弁、圧力オン/オフ弁
および圧力補償弁であり、電磁弁139,140
および142がそれぞれ負圧系の圧力調整弁、圧
力オン/オフ弁および圧力補償弁である。PS2
およびPS4が、それぞれ正圧および負圧系の圧
力を検出する。
第10図の人工心臓制御ユニツト400の構成
を、第12a図および第12b図に示す。まず第
12a図を参照して説明する。この回路は、圧力
調整制御を行なう。すなわち、圧力検出器PS1,
PS2,PS3およびPS4からの信号と予め設定し
た圧力の値とに応じて、電磁弁131,137,
133および139を開閉制御する。この回路の
制御はマイクロコンピユータユニツトCPU1が
行なう。
各圧力検出器PS1,PS2,PS3およびPS4
からのアナログ信号RPP,LPP,RNPおよび
LNPは、コネクタJ5を介してアナログ−デジ
タル変換器Z16に印加される。アナログ−デジ
タル変換器Z16は、入力チヤンネルを8つ備
え、12ビツトの分解能を有している。EOCは変
換終了を示す信号の出力端、STROBEは変換指
示を与える入力端、EN1,EN2およびEN3は
変換デジタルデータの出力許可/禁止を制御する
入力端、A1,A2,A4およびA8は入力チヤ
ンネル指定入力端である。アナログ−デジタル変
換器Z16とマイクロコンピユータユニツト
CPU1は、コネクタJ4を介して接続されてい
る。
コネクタJ3に、圧力調整電磁弁131,13
7,133および139の各ソレノイドが接続さ
れている。SSR1,SSR2,SSR3およびSSR4
が各ソレノイドの通電をオン/オフ制御するソリ
ツドステートリレーであり、これらはバツフアZ
15を介して、マイクロコンピユータユニツト
CPU1の出力ポートで制御される。コネクタJ
1に操作ボード600からの信号ラインの一部が
接続される。J1に印加される信号は、バツフア
BF1およびチヤタリング除去回路CH1を介し
て、マイクロコンピユータユニツトCPU1の入
力ポートに印加される。CPU1の一部の入力ポ
ートに、システム制御ユニツト200からの信号
が印加される。CPU1の他のポートに、表示制
御回路500が接続されている。
第12b図を参照して説明する。この回路は、
圧力オン/オフ制御電磁弁132,138,13
4および140の制御と、圧力補償電磁弁13
5,141,136および142の制御を行な
う。この回路全体の制御は、マイクロコンピユー
タユニツトCPU2が行なう。電磁弁132,1
38,134および140のソレノイドの通電
を、それぞれソリツドステートリレーSSR5,
SSR6,SSR7およびSSR8が制御する。各ソリ
ツドステートリレーSSR5,SSR6,SSR7およ
びSSR8は、マイクロコンピユータユニツト
CPU2の出力ポートで制御される。
ソリツドステートリレーSSR5,SSR6,SSR
7およびSSR8を制御するCPU2の出力ポート
には、それぞれ並列にドライバ回路DV1,DV
2,DV3およびDV4が接続されている。ドラ
イバ回路DV1,DV2,DV3およびDV4は、
全て同一構成である。
コネクタJ6に、操作ボード600からの信号
ラインの一部が接続される。J6に印加される信
号は、バツフアBF2およびチヤタリング除去回
路CH2を介して、マイクロコンピユータユニツ
トCPU2の入力ポートに印加される。CPU2の
他のポートに、システム制御ユニツト200およ
び表示制御ユニツト500が接続されている。ド
ライバ回路DV1について説明する。TGは入力
信号の立ち下がりを検出するトリガ回路、TM1
およびTM2はタイマである。
ドライバ回路DV1の動作タイミング等を、第
12c図に示す。第12c図を参照して説明す
る。ソリツドステートリレーSSR5は所定周期で
オン/オフを繰り返し、それに応じて電磁弁13
2が開閉している。タイマTM1およびTM2
は、SSR5を制御する信号の立ち下がりでトリガ
される。TM1の出力レベルは、トリガされてH
に反転し、それからT1の期間だけHを接続す
る。TM2も同様にトリガされてHに反転し、そ
れからT2の期間だけHを持続する。ただしT1
<T2に設定してある。
電磁弁135を制御するソリツドステートリレ
ーSSR9は、TM1の出力レベルがLでしかも
TM2の出力レベルがHのとき、つまりT3(T
2−T1)の期間だけオンする。T3のタイミン
グは、SSR5がオフすなわち電磁弁132が閉の
期間中であるので、コンプレツサ71からの高い
圧力が直接人工心臓に印加されることはない。電
磁弁131出力端の圧力は、電磁弁135開の
後、設定圧力よりも多少高くなるが、次に電磁弁
132を開にすると直ちに所定圧以下になり、人
工心臓側の圧力が設定圧力よりも高くなることは
ない。この例では圧力調整弁131,137,1
33および139の圧力出力端にアキユームレー
タを設けてないが、電磁弁135,141,13
6および142を、それぞれ電磁弁132,13
8,134および140閉期間中の所定タイミン
グで開とすることにより、人工心臓には第12c
図に示すような立ち上がりの急俊な圧力波形が現
れる。圧力補償用の電磁弁135,141,13
6および142が開とならない場合には、一点鎖
線で示すように立ち上がりが遅れる。なおこの例
では正圧系と負圧系の両者に圧力補償用電磁弁を
設けたが、実際には正圧系のみに補償用電磁弁を
設けた場合でも好ましい結果が得られている。
この実施例で用いているマイクロコンピユータ
ユニツトCPU1およびCPU2は、日立製のシン
グルボードマイクロコンピユータユニツトH62
SC01である。H62SC01の構成概略を第1
3図に示す。第13図を参照すると、このユニツ
トはマイクロプロセツサ6802、I/Oポー
ト、タイマ、RAM,ROM等を備えている。
第14図に操作ボード600の構成を示す。第
14図を参照して説明する。各スイツチSW1,
SW2,SW3,SE4,SW5,SW6,SW7お
よびSW8は圧力設定の指示を発するものであ
り、それぞれ、左側正圧アツプ、左側正圧ダウ
ン、左側負圧アツプ、左側負圧ダウン、右側正圧
アツプ、右側正圧ダウン、右側負圧アツプおよび
右側負圧ダウンを指示するスイツチである。
SW,SW10,SW11およびSW12は、人工
心臓に印加する圧力の正圧と負圧とのデユーテイ
比を設定するものであり、それぞれ、左側デユー
テイアツプ左側デユーテイダウン、右側デユーテ
イアツプおよび右側デユーテイダウンを指示する
スイツチである。SW13およびSW14は、そ
れぞれ心拍数のアツプおよびダウンを指示するス
イツチである。
第10図の車椅子駆動モータ制御ユニツト75
の詳細を第15図に示す。第15図を参照して説
明する。車椅子駆動モータM1およびM2は、そ
れぞれ独立した駆動回路MD1およびMD2に接
続されている。駆動回路MD1およびMD2は、
H型の駆動回路であり、対角線上に位置するいず
れかのスイツチング素子をオンすることにより、
モータの電機子に所定方向に電流を流して、モー
タを所定方向に回転させる。
モータM1の電機子には、並列にリレーRL1
の接点を接続してある。この接点は、モーマリク
ローズタイプのものである。しがつて、リレー
RL1がオンだと接点が開くが、RL1がオフする
と接点が閉じて発電制動が行なわれる。モータM
2にも同様の制動回路が備わつている。
モータ駆動回路MD1およびMD2の制御はマ
イクロコンピユータCPU3が行なう。CPU3の
出力ポートO1,O2およびO3に、バツフア
BF3を介してモータ駆動回路MD1が接続され、
CPU3の出力ポートO4,O5およびO6に、
BF3を介してモータ駆動回路MD2が接続され
ている。マイクロコンピユータCPU3の電源Vcc
は、安定化電源回路RPSから供給される。安定
化電源回路RPSの入力端には、リレーRL3を介
して24Vのバツテリーが接続されている。リレー
RL3は、システム制御ユニツト200によつて
制御される。
操作レバー58に連結される2つのポテンシヨ
メータ121および122の摺動子は、それぞれ
アナログ−デジタル変換器AD2の第1チヤンネ
ルCH1および第2チヤンネルCH2に接続され
ており、AD2の出力端D0〜D7がマイクロコ
ンピユータCPU3の入力ポートに接続されてい
る。ポテンシヨメータ121および122には、
安定化電源回路RPSから、所定の定電圧が印加
される。
第10図に示すシステム制御ユニツト200の
構成詳細を、第16図に示す。第16図を参照し
て説明する。システム制御ユニツト200の制御
はマイクロコンピユータユニツトCPU4が行な
う。CPU4の入力ポートには、バツフアBF4を
介して各種スイツチSW1L,SW1R,SW3
L、SW3R,SW4および102が接続されて
いる。
リール巻取指示スイツチSW2は、バツフア
BF4を介してパルスモータドライバPMDおよび
ソレノイドドライバSD1に接続されている。
PMDはリール巻取モータM3を駆動し、SD1は
電磁アクチユエータ97のソレノイドSL3を駆
動する。CPU4の出力ポートに接続されたソリ
ツドステートリレーSSR13,SSR17等でなる
回路が、第15図に示す電源リレーRL3を駆動
する。CPU4の出力ポートに接続されたソリツ
ドステートリレーSSR14およびSSR15は、そ
れぞれ左および右のアームレストロツク用電磁ア
クチユエータ114のソレノイドを付勢する。
BZはウオーニングブザーである。LE1および
LE2が人工心臓系の警報表示用発光ダイオード
であり、第2a図に示す警報表示部59に備わつ
ている。LE3およびLE4が車椅子系の警報表示
用発光ダイオードであり、警報表示部60に備わ
つている。発光ダイオードLE1およびLE3は発
光色が赤であり、LE2およびLE4は発光色が緑
である。
CPU4の出力ポートに接続されたソリツドス
テートリレーSSR16は、モニタテレビTVの電
源をオン/オフ制御する。スイツチSW5は、モ
ニタテレビTVのオン/オフを行なうためのマニ
ユアルスイツチである。IF1,IF2,IF3およ
びIF4は、他の回路に信号を伝送するためのイ
ンターフエース回路であり、IF1およびIF2が
CPU1に接続されており、IF3およびIF4が
CPU2に接続されている。各インターフエース
回路IF1,IF2,IF3およびIF4は、インバー
タ、フオトカツプラPC1等で構成されている。
第17a図、第17b図および第17c図に、
第15図のマイクロコンピユータCPU3の概略
動作を示し、第17d図に動作タイミングの一例
を示す。第17a図がメインルーチン、第17b
図が電圧サンプリングサブルーチン、第17c図
が割込処理ルーチンである。
概略動作を説明すると、この実施例では、電力
のロスを小さくするために直流モータM1および
M2をスイツチング制御するとともに、このスイ
ツチングパスのパルス幅を、操作レバー58に連
結されたポテンシヨメータ121および122の
位置に応じて変調して、モータ速度を設定するよ
うに動作する。
CPU3の出力ポートO2およびO5に正極性
パルスを印加すると、それぞれモータM1および
M2が正転駆動され、出力ポートO3およびO6
に正極性パルスを印加すると、それぞれモータM
1およびM2が逆転駆動される。この例では、M
1およびM2を同一速度で正転駆動すると車椅子
が前進し、M1およびM2を同一速度で逆転駆動
すると車椅子が後進し、それ以外では前方又は後
方にカーブもしくは回転する。モータM1および
M2を駆動しない場合には、リレーRL1等がオ
フし、モータM1およびM2の電機子が短絡され
て制動がかかる。
第17a図、第17b図,第17c図および第
17d図を参照して、CPU3の動作を順を追つ
て説明する。まず電源がオン、すなわち第15図
に示すリレーRL3がオンすると、CPU3は各出
力ポートを初期レベルにセツトし、読み書きメモ
リ(RAM)の内容をクリアし、読み出し専用メ
モリ(ROM)に予め格納された初期パラメータ
を、各々のパラメータに割り当てられたレジスタ
(メモリ)に格納する。初期状態では、CPU3の
出力ポートO1およびO4がLにセツトされ、制
動モードになる。またこの状態では割込みを禁止
している。
割込み許可にセツトされていると、所定時間毎
にタイマが割り込み要求を発する。割り込みがか
かると、CPU3は第17c図の処理を実行する。
この処理については後で詳細に説明する。
次いで、運転操作レバー58に連結されたポテ
ンシヨメータ121および122の摺動子電位を
読み取る。このサンプリング処理の詳細が第17
b図に示してある。サンプリングの結果、電位が
前回のサンプリングの値と異なる場合、すなわち
操作レバー58が動いた場合、各々のモータの速
度指令データを更新し、次のように動作する。
速度指令データを所定値と比較して、駆動か制
動かを判別する。すなわち、この例ではポテンシ
ヨメータ121および122の一端に12Vの定電
圧を印加してあり、操作レバー58が中立位置
(停止位置)のときの摺動子電位は6V程度であ
る。したがつて6±0.2V程度の範囲を停止領域
とみなすために、その領域の上限および下限を示
すデータ(すなわち所定値)と速度指令データと
を比較するようになつている。電圧が停止領域の
値よりも高いと正転駆動であり、低いと逆転駆動
である。
速度指令データが停止レベル(所定値以下)で
あると、割込を禁止し、出力ポートO2,O3,
O5およびO6に低レベルLをセツトしてモータ
駆動を禁止し、出力ポートO1およびO4にLを
セツトして制動モードにセツトし、制動フラグを
“1”にセツトする。
また速度指令データが駆動レベル(所定値以
上)であると、速度指令データに基づいてモータ
M1およびM2を駆動するパルスの幅(時間)
LDおよびRDを演算する。制動フラグが“1”の
場合には、次のようにして制動モードを解除す
る。すなわち、カウンタCOTの値を0にクリア
し、出力ポートO1およびO4をHにセツトし
(リレーRL1オン)し、制動フラグを“0”にク
リアし、割込み要求を許可する。
電圧サンプリング処理(第17b図)を説明す
る。まずA/Dコンバータの入力チヤンネル指定
をCH1(ポテンシヨメータ121の出力電圧)
にセツトし、A/D変換スタート指示(TRIG)
を発し、A/D変換を終了するのを、すなわち
EOCが出力されるのを待つ。変換が終了したら、
そのデータを読取つて所定のレジスタに格納す
る。次いで入力チヤンネル指定をCH2(122
の出力電圧)にセツトし、A/D変換スタート指
示を発し、A/D変換が終了するのを待つ。変換
が終了したら、そのデータを読み取つて所定のレ
ジスタに格納する。
第17c図の割込み処理を、第17d図の動作
タイミングを参照しながら説明する。カウンタ
COTは、時間をカウントするようになつており、
具体的には0,1,2,……N−1,N,0,1
……とカウントするN進カウンタであつて、割込
み処理を実行する度に1つずつカウントアツプさ
れる。この数値Nに対応する時間が、モータ駆動
パルスの1周期である。
カウンタCOTの値が0になると、各々のモー
タの駆動方向に応じて定まる出力ポートを高レベ
ルHにセツトする。すなわち、左側モータM1の
場合には、正転では出力ポートO2をHに、逆転
では出力ポートO3をHにセツトし、右側モータ
M2の場合には、正転では出力ポートO5をH
に、逆転では出力ポートO6をHにセツトする。
M1を駆動するパルスとM2を駆動するパルスの
立ち上がりは、同一のタイミングである。
カウンタCOTの値が左側モータ付勢パルス幅
LDになると、出力ポートO2およびO3をLに
セツトし、カウンタCOTの値が右側モータ付勢
パルス幅RDになると、出力ポートO5およびO
6をLにセツトする。
したがつて、モータM1を付勢するパルスは、
COTの値が0〜LDの期間Hにセツトされ、それ
以外の期間はLにセツト(すなわち消勢)され
る。モータM2を付勢するパルスは、COTの値
が0〜RDの期間Hにセツトされ、それ以外の期
間はLにセツトされる。モータM1およびM2
は、それぞれに印加される電力、すなわち付勢さ
れる期間と消勢される期間とのデユーテイ比に応
じた速度で回転するので、LDおよびRDを変更す
ることによりモータ速度が変わる。
第12a図のマイクロコンピユータCPU1の
概略動作を、第18a図および第18b図に示
す。第18a図がメインルーチンであり、第18
b図が割込み処理ルーチンである。第18a図お
よび第18b図を参照して説明する。
電源がオンすると、まず出力ポートを初期レベ
ルにセツトし、読み書きメモリ(RAM)の内容
をクリアし、読み出し専用メモリ(ROM)に予
め格納してあるデータを読み出してパラメータに
初期値をセツトする。CPU1のパラメータとし
ては、右側正圧目標値P1、右側負圧目標値P
2、左側正圧目標値P3、左側負圧目標値P4等
があるが、この実施例では、圧力P1,P2,P
3およびP4の初期値を、それぞれ+30、−30、+
100および−50〔mmHg〕にセツトしてある。
またこの処理の後、割り込みを許可する。この
例では内部タイマによつて割込みが4msecの周期
で周期的に発生するようになつている。割り込み
待ちをした後、圧力データのサンプリングを行な
う。このサンプリング処理は、第17b図に示し
た処理と同様であり、サンプリングの対象が圧力
検出器の出力RPP,PNP,LPPおよびLNPで4
種である点、およびデータのビツト数が12ビツト
であるため、1回のサンプリングあたり2回の読
取り処理を行なう点が異なつている。
サンプリングした圧力データをチエツクし、異
常データの有無を判別する。すなわち、検出圧力
が目標値に対して異常に異なる場合には異常とみ
なす。なお、この実施例では圧力補償用の電磁弁
135,141,136および142を設けてあ
り、一時的に圧力が比較的大きくなる可能性があ
るが、複数回のサンプリングを行なつて各々の圧
力データを平均化することで、これをマスクする
ようにしている。
万一、異常が発生すると、異常データを数値コ
ードデータに変換し、このデータと異常の発生し
た部分を示す異常表示データを表示制御ユニツト
500に出力し、モニタテレビTVに表示を行な
う。また、異常発生コードデータを、システム制
御ユニツトのマイクロコンピユータCPU4にシ
リアルデータで転送する。
異常がなければ、読み書きメモリに格納してあ
る過去m回の圧力データを平均化し、平均化した
データを数値コードに変換し、そのコードデータ
を表示制御ユニツト500に送る。システム制御
ユニツトのマイクロコンピユータCPU4がデー
タを送信していれば、そのデータを受信して、受
信したデータを表示制御ユニツト500に送る。
操作ボード600が接続されている場合には、そ
のキーの状態を読み取り、キー操作があれば、操
作されたキーに応じて、右側正圧目標圧力P1、
右側負圧目標圧力P2、左側正圧目標圧力P3又
は左側負圧目標圧力P4の値を所定ステツプづつ
更新する。ただし、上限と下限が設定してあり、
その範囲を越える圧力設定はできないようになつ
ている。
第18b図の割込み処理を説明する。まず右側
人工心臓駆動系の正圧RPPをチエツクする。所
定圧P1よりも小さければ、圧力調整弁131を
開にセツトし、それ以外であれば圧力調整弁13
1を閉にセツトする。次いで右側人工心臓駆動系
の負圧RNPをチエツクする。RNPの値(絶対
値)がP2よりも小さいと圧力調整弁133を開
にセツトし、そうでなければ圧力調整弁133を
閉にセツトする。続いて左側の正圧LPPおよび
負圧LNPを、それぞれP3およびP4と比較し
て、圧力調整弁137および139を開又は閉に
セツトする。すなわち、この実施例では目標圧力
よりも検出圧力(絶対値)が小さくなる場合にの
み圧力調整弁を開くようになつている。
第12b図のマイクロコンピユータCPU2の
概略動作を、第19a図および第19b図に示
す。第19a図がメインルーチンであり、第19
b図が割り込み処理ルーチンである。第19a図
および第19b図を参照して説明する。
電源がオンすると、マイクロコンピユータ
CPU2は、出力ポートを初期レベルにセツトし、
読み書きメモリ(RAM)の内容をクリアし、読
み出し専用メモリ(ROM)に予め格納されてい
る値を読み出してパラメータに初期値をセツトす
る。CPU2のパラメータとしては、心拍数PR、
左側人工心臓のデユーテイDL、右側人工心臓の
デユーテイDR等があるが、この例では初期値
は、PRが100rpm、DLが45%(継続時間
270ms)、DRが55%(継続時間330ms)にそれぞ
れ設定してある。
次いで、割込み待ち、操作ボードからのキー入
力チエツク、パラメータ表示等の処理を含む処理
ループを実行する。キー入力があれば、入力キー
の種別を判別し、パラメータ変更希望値の上限
値、下限値との比較、演算を行ない、変更したパ
ラメータと関連のあるパラメータの演算処理を行
なう。これらの処理は、各種サブルーチンを実行
しながら行なう。
割込み処理を説明する。カウンタCORおよび
COLの値は、割り込み処理を行なう度に1つず
つカウントアツプされる。また、カウント値が
PR(心拍数によつて定まる時間のパラメータ)に
なると、それぞれカウント値が0にクリアされ
る。カウンタCORの値が0になると、弁132
を開、弁134を閉(正圧印加モード)にそれぞ
れセツトし、カウンタCORの値がデユーテイパ
ラメータの値DRになると、弁132を閉、弁1
34を開(負圧印加モード)にそれぞれセツトす
る。この処理の後、カウンタCORがカウントア
ツプされる。
同様に、カウンタCOLの値が0になると、弁
138を開、弁140を閉(正圧印加モード)に
それぞれセツトし、カウンタCOLの値がデユー
テイパラメータの値DLになると、弁138を閉、
弁140を開(負圧印加モード)にそれぞれセツ
トする。
第16図のマイクロコンピユータユニツト
CPU4の概略動作を、第20図に示す。第20
図を参照して説明する。、電源がオンすると、出
力ポートを初期レベルにセツトし、読み書きメモ
リ(RAM)の内容をクリアし、読み出し専用メ
モリに格納されているプログラムデータに応じ
て、装置を初期状態にセツトする。これによつて
発光ダイオードLE1およびLE3が消勢、LE2
およびLE4が付勢にそれぞれセツトされ、車椅
子の異常表示部59および60に、緑色(正常)
が表示される。
この後、各種スイツチの状態を周期的にチエツ
クし、その状態に応じた動作を行なう。アームレ
ストロツク解除スイツチSW1LおよびSW1R
がオンすると、それぞれ電磁アクチユエータ11
4のソレノイドSL1およびSL2を付勢にセツト
し、スイツチがオフになると、それぞれソレノイ
ドSL1およびSL2を消勢にセツトする。ソレノ
イドSL1又はSL2がオンになると、ロツクが解
除されるので左側又は右側のアームレストが90度
の範囲で回動自在になり、ソレノイドを消勢した
状態でアームレストを運転位置にセツトすると、
アームレストはロツクされる。
次いで左側アームレスト位置検出スイツチSW
3L、右側アームレスト位置検出スイツチSW3
R、人工心臓駆動チユーブ位置検出スイツチ10
2、および運転操作レバー有無検出スイツチSW
4の状態をチエツクする。
左側アームレスト52Lおよび右側アームレス
ト52Rが運転位置(SW3LおよびSW3Rが
オン)にあり、人工心臓駆動チユーブ57Lおよ
び57Rが共に格納位置(102がオン)にあ
り、運転操作レバー58が所定位置に装着されて
いる(SW4がオン)と、使用者が車椅子上に存
在し、運転の意志があるものと見なして、リレー
RL3をオンし、車椅子駆動モータ制御ユニツト
75の電源をオンにセツトする。また、動作可を
表示ためのデータを、インターフエース回路IF
1を介してCPU1に送る。CPU1は、送られた
データを表示制御ユニツトに転送する。
左側アームレストがアンロツク位置、右側アー
ムレストがアンロツク位置、人工心臓駆動チユー
ブが引き出し位置又は運転操作レバー無しの状態
にあると、リレーRL3をオフし、車椅子駆動モ
ータ制御ユニツト75の電源をオフにセツトす
る。したがつて、CPU3の出力ポートO1,O
2,O3,O4,O5およびO6のレベルが低レ
ベルLになり、モータM1およびM2に外部から
電力が供給されず、車椅子の動作が禁止される。
またリレーRL1がオフし、RL1の接点が閉じる
ので、モータM1およびM2の電機子が短絡さ
れ、発電制動モードにセツトされる。
次いで動作条件、たとえば“運転操作レバーを
装着して下さい”等を表示するためのデータを
CPU1に送つて、モニタテレビTVに表示を行な
う。また、発光ダイオードLE3を点灯し、LE4
を消灯して、車椅子系の異常表示部60に赤色を
表示する。
CPU1からデータ送信があると、CPU3に割
込みがかかりCPU3は割込み処理を行なう。割
込み処理では、インターフエース回路IF2を介
してデータを受信し、受信を終了すると受信フラ
グを“1”にセツトする。受信フラグが“1”に
なると、メインルーチンで、受信データを判別
し、異常コードが送られたのであれば次のように
異常処理動作を行なう。
すなわち、発光ダイオードLE1を点灯しLE2
を消灯して人工心臓異常表示部59に赤色(異常
発生)を表示し、ウオーニングブザーBZを鳴動
し、モニタテレビTVの電源をオン(SSR16オ
ン)にセツトして受信フラグを“0”にクリアす
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する装置の外観斜視図で
ある。第2a図、第2b図および第2c図は、そ
れぞれ第1図の装置の平面図、側面図および正面
図である。第3a図および第3b図は、それぞれ
第1図の装置の概略分解斜視図である。第4図
は、第1図の装置の内部構造を示す正面図であ
る。第5a図、第5b図,第5c図、第5d図お
よび第5e図はチユーブ巻取機構78を示すもの
であり、それぞれ第5d図のVa−Va線断面図、
第5a図のVb−Vb線断面図、第5a図のVc−
Vc線断面図、第5a図のVd−Vd線断面図およ
び第5d図のVe−Ve線断面図である。第6a図
は第2c図のa−a線断面図、第6b図は第
6a図のb−b線断面図である。第7a図は
運転操作レバー58の近傍を示す断面図、第7b
図は第7a図に示す機構の下に続く部分を示す斜
視図である。第8図は、第3b図のバルブユニツ
ト73を示す斜視図である。第9a図、第9b
図、第9c図および第9d図は、それぞれ実施例
で用いた電磁弁を示す平面図、右側面図、左側面
図および拡大縦断面図である。第10図は、第1
図の装置の概略システム構成を示すブロツク図で
ある。第11図は、第10図の人工心臓駆動機構
300を示すブロツク図である。第12a図およ
び第12b図は第10図の人工心臓制御ユニツト
400のブロツク図、第12c図は第12a図の
回路の動作を示すタイミングチヤートである。第
13図は、マイクロコンピユータユニツトCPU
1およびCPU2の構成を示すブロツク図である。
第14図は、操作ボード600の構成を示す電気
回路図である。第15図は、第10図に示す車椅
子駆動モータ制御ユニツト75のブロツク図であ
る。第16図は、第10図に示すシステム制御ユ
ニツト200のブロツク図である。第17a図、
第17b図および第17c図はマイクロコンピユ
ータユニツトCPU3の概略動作を示すフローチ
ヤート、第17d図は車椅子駆動モータ制御ユニ
ツト75の動作を示すタイミングチヤートであ
る。第18a図および第18b図は、マイクロコ
ンピユータユニツトCPU1の概略動作を示すフ
ローチヤートである。第19a図および第19b
図は、マイクロコンピユータユニツトCPU2の
概略動作を示すフローチヤートである。第20図
は、マイクロコンピユータユニツトCPU4の概
略動作を示すフローチヤートである。 51a……前輪、51b……後輪、52L,5
2R……アームレスト、53……フツトレスト、
54……バツクレスト、55……支持軸、58…
…運転操作レバー、57L,57R……人工心臓
駆動チユーブ、59,60……警報表示部、71
……真空ポンプ、72……コンプレツサ、73…
…バルブユニツト、74……マフラー、75……
車椅子駆動モータ制御ユニツト、76a,76
b,77a,77b……バツテリー、M1,M
2,M3……モータ、78……ドラム、79,8
0……パイプ、81,82……圧力出力端、8
3,84……開口部、85……第1部材、85b
……溝、86……第2部材、86b……穴、8
7,88……ベアリング、89……第3部材、8
9a……溝、89b,89c……穴、94……チ
ユーブリール、90,91,92,93……シー
ルリング、95……支持部材、96……リール駆
動ローラ、97,114……電磁アクチユエー
タ、102……近接スイツチ、103……鉄片、
131,132,133,134,135,13
6,137,138,139,140,141,
142……電磁弁、PS1,PS2,PS3,PS4
……圧力検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 正圧源; 入力端が正圧源の出力端に接続された第1の電
    磁弁; 第1の電磁弁の出力端の圧力を検出する第1の
    圧力検出手段; 入力端が第1の電磁弁の出力端に接続され、出
    力端が人工心臓に接続された第2の電磁弁; 負圧源; 入力端が負圧源の出力端に接続された第3の電
    磁弁; 第3の電磁弁の出力端の圧力を検出する第2の
    圧力検出手段; 入力端が第3の電磁弁の出力端に接続され、出
    力端が人工心臓に接続された第4の電磁弁; 入力端が正圧源に接続され、出力端が第1の電
    磁弁の出力端と人工心臓の間に接続された第5の
    電磁弁;および 第1の圧力検出手段の出力する圧力値が一定の
    正圧値になるように第1の電磁弁を開閉制御する
    正圧調圧手段と、第2の圧力検出手段の出力する
    圧力値が一定の負圧値になるように第3の電磁弁
    を開閉制御する負圧調圧手段と、第2の電磁弁と
    第4の電磁弁を人工心臓の収縮および拡張のタイ
    ミングにあわせて交互に開閉制御し人工心臓に調
    圧された正圧と負圧を供給する圧力切換手段と、
    圧力切換手段が第2の電磁弁を開としている正圧
    切換時当初に第5の電磁弁を開とする正圧補償手
    段とを含む電子制御手段; を備える人工心臓駆動装置。 2 人工心臓駆動装置は、さらに、入力端が負圧
    源に接続され、出力端が第3の電磁弁の出力端と
    人工心臓との間に接続された第6の電磁弁を備
    え、前記電子制御手段は、圧力切換手段が第4の
    電磁弁を開としている負圧切換時当初に第6の電
    磁弁を開とする負圧補償手段を含む、前記特許請
    求の範囲第1項記載の人工心臓駆動装置。
JP58052857A 1983-03-29 1983-03-29 人工心臓駆動装置 Granted JPS59177062A (ja)

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JP58052857A JPS59177062A (ja) 1983-03-29 1983-03-29 人工心臓駆動装置
DE19843411489 DE3411489A1 (de) 1983-03-29 1984-03-28 Einrichtung zum betreiben eines medizinischen geraets
DE3448191A DE3448191C2 (ja) 1983-03-29 1984-03-28
US06/594,639 US4556997A (en) 1983-03-29 1984-03-29 Apparatus for driving medical appliances
US07/427,996 USRE35707E (en) 1983-03-29 1989-10-27 Apparatus for driving medical appliances

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JPS59177062A JPS59177062A (ja) 1984-10-06
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JPS62224359A (ja) * 1986-03-26 1987-10-02 アイシン精機株式会社 血液ポンプ駆動装置

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JPS59177062A (ja) 1984-10-06

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