JPH0563155A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH0563155A
JPH0563155A JP3245021A JP24502191A JPH0563155A JP H0563155 A JPH0563155 A JP H0563155A JP 3245021 A JP3245021 A JP 3245021A JP 24502191 A JP24502191 A JP 24502191A JP H0563155 A JPH0563155 A JP H0563155A
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JP
Japan
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layer
semiconductor layer
type
film
polysilicon
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Application number
JP3245021A
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English (en)
Inventor
Masayuki Moroi
政幸 諸井
Muneomi Enomoto
統臣 榎本
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Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
Texas Instruments Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 深いトレンチ状の凹部104 の下部の壁面に形
成された誘電体膜105 とこの誘電体膜を介して前記凹部
の前記下部に充填された導電層106 (ストレージノー
ド)と第1半導体層101 (プレート電極)とによってキ
ャパシタ構造が形成されており、このキャパシタ構造が
前記第1半導体層内に完全に埋め込まれていると共に、
前記導電層が前記凹部の上部に充填された導電材料層10
8 を介して取り出されて前記第2半導体層内の不純物拡
散領域110 に導電層114 によって接続され、前記導電材
料層は前記第2半導体層に反転層が生じないようにこの
第2半導体層とは絶縁分離されている半導体装置。 【効果】 蓄積電荷のリークがなく、表面を平坦化で
き、しかも配線や製膜上で製造工程が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置、例えばダイ
ナミックRAM(Random Access Memory)及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、半導体集積回路装置、例えばダイナ
ミックRAMでは、図36に示すような構造のスタック型
メモリーセルが知られている。
【0003】即ち、P- 型シリコン基板1(具体的に
は、シリコン基板に形成されたウエルであってよい。)
の一主面に形成されたフィールド酸化膜2により区画さ
れたセル領域に、N+ 型ソース領域3及びドレイン領域
4、これら両領域間上のゲート絶縁膜5、このゲート絶
縁膜上のポリシリコンゲート電極6(ワードライン)が
夫々形成され、横型の伝達用のNチャネル絶縁ゲート電
界効果トランジスタ(トランスファゲート)Tr1 が構
成されている(図中の7は、コンタトクホール8に被着
されたビットラインである)。
【0004】他方、ソース領域3上では、層間絶縁膜9
に設けたコンタクトホール10を介してポリシリコン電極
11が被着され、このポリシリコン電極の表面には絶縁膜
12、更には対向電極(アースライン)13が設けられ、記
憶用キャパシタC1 が構成されている。なお、両ライン
7−13間は層間絶縁膜14で絶縁されている。
【0005】このようにして、上記の伝達用トランジス
タと記憶用キャパシタとで単位素子としてのスタック型
メモリーセルが構成されることになる。しかしながら、
このメモリーセルでは、次のような利点と同時に欠点も
あり、十分なものではない。
【0006】利点:電荷を蓄えるコンデンサ(キャパシ
タ)を半導体基板1上に作り込み、その外壁を絶縁膜14
及び9で覆っているため、隣接するセル間(又はコンデ
ンサ間)のスペースを小さくしてもパンチスルーは生じ
ない。 欠点:コンデンサを半導体基板1上に作り込むため、表
面は起伏の大きな形状となり、金属膜7等の形成時の被
着性やパターニングに故障が生じることがある。
【0007】一方、図37に示す如きトレンチ型のメモリ
ーセル構造も知られている。このメモリーセルによれ
ば、半導体基体板1内に所定深さのトレンチ状の深い凹
部20が設けられ、この凹部20には絶縁膜25を介してN+
型ポリシリコン(フィールドプレート)33が充填されて
いる。
【0008】そして、凹部20の外側全面に拡散形成され
たN+ 型拡散領域23をストレージノード電極として用い
てキャパシタC2が形成されている。また、凹部20の側
方(図では左側)の表面には、N+ 型ソース領域23、及
びビットライン17に接続されたN+ 型ドレイン領域24が
所定のパターンに拡散形成されていて、これらの間には
ゲート酸化膜15を介してワード線としてゲート電極16が
設けられ、横型の伝達用のNチャネル絶縁ゲート電界効
果トランジスタ(トランスファゲート)Tr2 が接続さ
れている。
【0009】こうしたメモリーセルはトレンチ型と称さ
れるものであるが、トレンチ状の凹部20を用いてキャパ
シタを構成しているため、次の利点を有してはいるが、
同時に欠点もある。
【0010】利点:電荷を蓄えるコンデンサを半導体基
板1中に作り込むので、半導体基板表面の起伏を比較的
に小さく抑え、かつ、隣接するセル間の距離も可能な限
り縮めることができる。
【0011】欠点:しかし、半導体基板1内の拡散領域
23を電荷蓄積に用いているので、隣接するトレンチ間の
スペースを小さくしてゆくと、拡散領域間でパンチスル
ーが生じ、電荷を失うことがある。
【0012】更に、トレンチ内にキャパシタをスタック
型に作り込んだメモリーセルとして、図38に示す如きS
TT(Stacked in Trench )構造のデバイスが知られて
いる。
【0013】このSTT型のメモリーセルでは、N+
拡散領域53は絶縁膜35の壁面上に被着されたキャパシタ
用N+ 型ポリシリコン電極63に接続されている。溝20の
側方には、拡散領域53に連設されたN+ 型ソース領域32
及びビットラインに接続されるN+ 型ドレイン領域24が
所定のパターンに拡散形成されていて、これらの間には
ゲート酸化膜15を介してワード線としてのゲート電極16
が設けられ、横型の伝達用Nチャネル絶縁ゲート電界効
果トランジスタ(トランスファゲート)Tr3 が接続さ
れている。トランスファゲートTr3 は1つのセル領域
において2個設けられ、これらに共通にビット線を設
け、かつ、隣接するキャパシタC3 間は誘電体膜65上の
+ 型ポリシリコン電極(フィールドプレート)66によ
って互いに連結されている(図中の26はポリシリコンの
酸化膜である)。
【0014】こうしたSTT型のメモリーセルも、次の
ような利点と欠点を有している。 利点:トレンチ内の内壁に絶縁膜35を形成し、その内側
に電荷を蓄えるコンデンサを作り込んでいるので、蓄積
電荷がリークすることがなく、トレンチ間の距離を詰め
ても差支えない。 欠点:電荷を蓄積するポリシリコン電極63(ストレージ
ノード)とポリシリコン電極66(プレート電極)とを良
好な絶縁を保ちながら引き出すのが難しい。特に、トレ
ンチ内に各膜や層を順次形成する構造であるから、互い
の絶縁分離を十分に出すことがその複雑な製造工程から
して困難となり、工程数も多くて複雑である。
【0015】以上に説明したように、従来のメモリーセ
ルはいずれも一長一短があり、これは集積度を高めるに
従って顕著となる。
【0016】
【発明の目的】本発明の目的は、蓄積電荷のリークがな
く、表面を平坦化でき、しかも配線や製膜上で製造工程
が容易となる半導体装置及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0017】
【発明の構成】即ち、本発明は、第1導電型の第1半導
体層上に第2導電型の第2半導体層が設けられ、この第
2半導体層の表面側から前記第1半導体層の十分深い位
置まで凹部が形成され、この凹部の下部の壁面に形成さ
れた誘電体膜とこの誘電体膜を介して前記凹部の前記下
部に充填された導電層と前記第1半導体層とによってキ
ャパシタ構造が形成されており、このキャパシタ構造が
前記第1半導体層内に完全に埋め込まれていると共に、
前記導電層が前記凹部の上部に充填された導電材料層を
介して取り出されて前記第2半導体層内の不純物拡散領
域に接続され、前記導電材料層は前記第2半導体層に反
転層が生じないようにこの第2半導体層とは絶縁分離さ
れている半導体装置に係るものである。
【0018】また、本発明は、キャパシタを組み込んだ
半導体装置を製造するに際し、(a)第1導電型の第1
半導体層上に第2導電型の第2半導体層を形成する工程
と、(b)前記第2半導体層の表面側から前記第1半導
体層の十分深い位置まで凹部を形成する工程と、(c)
前記凹部の壁面に誘電体膜を形成する工程と、(d)前
記誘電体膜の内側において、前記第2半導体層よりも深
い位置に導電層を充填する工程と、(e)前記導電層の
上部において前記凹部の壁面に、前記誘電体膜よりも厚
い絶縁膜を形成する工程と、(f)前記絶縁膜の内側に
おいて、前記導電層に接する導電材料層を充填する工程
と、(g)前記第2半導体層内に不純物拡散領域を形成
する工程と、(h)前記導電材料層と前記不純物拡散領
域とを接続する工程とを有する半導体装置の製造方法も
提供するものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0020】図1〜図3は、本発明の第1の実施例によ
るダイナミックRAM(例えば64メガビット用)を示す
ものである。
【0021】本実施例のダイナミックRAMのメモリー
セルによれば、図1のように、P- 型シリコン半導体基
板100 の一主面側にN+ 型半導体層101 が例えばエピタ
キシャル法で厚さ10〜15μmに形成され、この半導体層
101 上には深さ2〜3μmのP- 型半導体層102 及びP
型ウエル103 が例えばエピタキシャル法又は熱拡散法で
夫々形成されている。半導体層101 は後記のキャパシタ
(コンデンサ)のプレート電極となるものである。
【0022】そして、半導体層103 の表面から半導体層
101 の十分深い位置に至る迄、トレンチ状の深い凹部10
4 が例えば深さ10〜15μmに形成され、この凹部を用い
てキャパシタCが構成されている。
【0023】即ち、凹部104 の下部(半導体層101 中に
埋没された部分)の壁面に誘電体膜105 (SiO2
等)が厚さ50〜150 Åに形成され、この誘電体膜105 の
内側にはN+ 型ポリシリコンのストレージノード106 が
充填され、このポリシリコン層106 −誘電体膜105 −半
導体層101 によって、トランスファゲートTrに接続さ
れたキャパシタCが構成されている。
【0024】このキャパシタCの部分はプレート電極と
しての半導体層101内に完全に埋め込まれた状態となっ
ていること、及び半導体層101 はメモリーセル部の各キ
ャパシタに共通の単一層からなっていることが重要であ
る。半導体層101 はプレート電極として1018〜1019cm
3 の高不純物濃度を有していることが好ましく、また通
常は接地されるか或いは負極に接続される。また、P型
層102 (更には103 )の不純物濃度は1016〜10
17cm 3 、半導体基板100 の不純物濃度は1015〜1016
cm 3 とするのがよい。更に、N+ 型拡散領域110 、111
の不純物濃度は5×1018〜5×1019cm 3 とするのがよ
い。
【0025】そして、凹部104 の上部(ポリシリコン層
106 上)においては、壁面(実際には誘電体膜105 )上
に比較的厚い、例えば500 〜1000Åの反転防止用の絶縁
膜107 (SiO2 膜等)が形成され、この内側にはN+
型ポリシリコン層108 がストレージノード106 の取り出
し若しくは引出しのために充填されている。
【0026】ウエル103 においては、各キャパシタ間は
フィールドSiO2 膜109 で分離されており、分離され
た各セル領域ではN+ 型ソース領域110 とドレイン領域
111とが夫々拡散法で形成されている。そのうち、ソー
ス領域110 は、ポリシリコン層108 上のSiO2 膜112
に設けた開口113 に被着されたN+ 型ポリシリコン層11
4 を介して、ポリシリコン層108 からストレージノード
106 に接続されている。ドレイン領域111 は絶縁膜121
のコンタクトホール122 を介してポリシリコンのビット
ライン115 に接続されている。
【0027】なお、ウエル103 上には、トランスファゲ
ートTrを構成すべく、ゲート酸化膜116 を介してポリ
シリコンゲート電極117 (ワードライン)とSiO2
118とが積層されている。ゲート電極の側面にはシリコ
ン酸化膜119 とナイトライド膜120 (サイドウォール)
とが設けられている。そして、ポリシリコン層114 の表
面と、更にはコンタクトホール122 を除く全面には、S
iO2膜123 、124 が設けられ、更に全面に絶縁膜121
が被着されている。
【0028】図2は、上記したメモリーセル部の平面図
であり、また図3は同メモリーセル部Aと周辺回路部B
を共に示した断面図である。
【0029】メモリーセル部Aの周辺回路部Bとの近傍
領域では、上記と同様の凹部104 の下部に絶縁膜105 を
介してポリシリコン層106が充填されているが、その上
部は絶縁膜105 及び107 はなく、プラグ用のポリシリコ
ン125 が充填されている。そして、このポリシリコン層
125 からオートドープされて形成されたN+ 型半導体領
域126 を通して、プレート電極としての半導体層101 が
ポリシリコン層125 へ、更にはポリシリコン電極127 へ
と取り出されている。
【0030】周辺回路部Bは、公知のように、各ウエル
128 、129内に、N+ 型拡散領域130 、131 、ゲート酸
化膜116 及びポリシリコンゲート電極132 からなるNチ
ャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタと、P+ 型拡散
領域133 、134 、ゲート酸化膜116 及びポリシリコンゲ
ート電極135からなるPチャネル絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタとが夫々設けられている。
【0031】なお、上記のポリシリコン層115 、127 、
更には拡散領域130 に接続されたポリシリコン電極136
の表面にはチタンシリサイド膜137 を設け、その上部に
被着した絶縁膜138 に形成したコンタクトホール139 、
140 、141 を用いて周辺回路部BではAl配線142 、14
3 が設けられている。メモリーセル部Aでは、絶縁膜13
8 上にAl配線143 が設けられ、更に絶縁膜144 を被着
し、その上に上層のAl配線145 が設けられている。周
辺回路部Bではコンタクトホール146 、147 にAl配線
148 や上記の143 に接続された149 が被着されている。
【0032】上記した如くに構成されたダイナミックR
AM、特にそのメモリーセルによれば、本発明に基い
て、キャパシタCをプレート電極101 中に完全に埋め込
み、そのストレージノード106 を厚い絶縁膜107 でP型
層102 、103 とは絶縁分離した状態で取り出し、トラン
スファゲートのソース領域110 に接続しているので、次
の(1)〜(5)に示す特長を有している。
【0033】(1)キャパシタCのプレート電極とし
て、高不純物濃度のN+ 型半導体層101を単一層として
各キャパシタに共通に設けているので、プレート電極自
体の配線は極めて単純なものとなり、従来のようにセル
内で複雑な配線を設ける必要がない。
【0034】(2)プレート電極101 が半導体層中に
(P型層102下に)埋め込まれた状態となっているの
で、半導体基板の表面のトポロジー(形状変化や段差)
が小さくて平坦となり、従ってセルの微細化、高集積化
に好適となり、またデバイスの製造プロセスを簡略化で
きる。
【0035】(3)凹部104 内には単に誘電体膜105 、
ポリシリコン層106 や108 を埋め込んだいわばシンプル
トレンチ構造であり、キャパシタC全体を半導体層101
中に包含させ、この半導体層101 は他の層102 、103 と
は分離させた構成であるため、構造的にみて製造工程が
容易であり、多くの膜や層をトレンチ内に作り込む必要
はない。
【0036】(4)上記のシンプルトレンチ構造のた
め、凹部104 の下部の全壁面に亘ってキャパシタを形成
でき、そのキャパシタ面積を大きくできる。そして、キ
ャパシタの容量(キャパシタ面積)は凹部104 の深さに
よって容易に制御できる。
【0037】(5)ストレージノード106 を上部へ取り
出すためのポリシリコン層108 の周囲は厚い絶縁膜107
で覆われていてP型層102 、103 とは完全に分離されて
いるので、P型層102 、103 側では電界が緩和され、反
転層が生じることはなく、蓄積電荷がリークすることが
なく、電荷保持能力が高くなる。これは、N+ 型領域11
0 がP型層103 で完全に囲まれていて空乏層が延びても
+ 型層101 に到達することはないことからも、一層有
利である。
【0038】次に、上記したデバイスの製造方法の一例
を図4〜図23について説明する。
【0039】まず図4のように、P- 型基板100 上にN
+ 型半導体層101 をエピタキシャル成長させ、更にこの
上にP- 型半導体層102 をエピタキシャル成長させる。
そして、表面にSiO2 膜150 を形成し、ナイトライド
膜151を周辺回路部B上にのみ設ける。メモリーセル部
Aでは、ナイトライド膜151 をマスクにP型不純物(例
えばボロン)をイオン注入し、P型イオン注入層152 を
形成する。
【0040】次いで図5のように、ナイトライド膜151
のない領域を酸化し、酸化膜153 を形成すると同時に、
メモリーセル部AにP型ウエル103 を形成する。そし
て、新たにナイトライド膜154 を付け直し、フォトレジ
スト155 でパターニングした後、N型不純物(例えばア
ンチモン)をイオン注入し、N型イオン注入層156 を形
成する。
【0041】次いで図6のように、イオン注入層156 上
のみ酸化して酸化膜157 を形成すると同時に、N型ウエ
ル129 を形成する。更に、ナイトライド膜154 の除去後
に、P型不純物(例えばボロン)のイオン注入でP型イ
オン注入層158 を選択的に形成する。
【0042】次いで熱処理によりP型ウエル128 を図7
のように形成した後、シリコン表面にあるSiO2 膜15
0 、153 、157 を除去してから、SiO2 膜159 とSi
34 (ナイトライド)膜160 を積層し、これらをフォ
トエッチングでパターニングし、更に残ったナイトライ
ド膜160 をマスクにしてシリコン表面をエッチングし、
フィールド酸化膜用の浅い凹部161 を形成する。
【0043】次いで図8のように、ナイトライド膜160
をマスクとしたLOCOS(LocalOxidation of Silico
n)法により素子分離用のフィールド酸化膜109 を選択
的に成長させる。そして次に、ナイトライド膜160 及び
SiO2 膜159 を除去し、SiO2 膜162 を付け直し、
フォトレジスト163でメモリーセル部Aを覆い、この状
態で周辺回路部Bのトランジスタのしきい値調整のため
にイオン注入(図示せず)を行う。
【0044】次いで図9のように、レジスト163 を除去
してから、再度ナイトライド膜164を被着し、これを所
定パターンにエッチングした後、ナイトライド膜164 を
マスクにしてシリコン層103 、102、101 を深くエッチ
ングする。これによってメモリーセル部において、深さ
10〜15μmのトレンチ状の凹部104 を多数形成する。
【0045】次いで図10のようにCVD法(化学反応気
相成長法)又は熱酸化法によって凹部104 の壁面に厚さ
30ÅのSiO2 膜と厚さ40Åのナイトライド膜を積層
し、更にナイトライド膜を酸化し、これによって誘電体
膜105 を形成する。
【0046】次いで全面にN型ポリシリコン(ヒ素をド
ープしたもの)をCVD法によって全面に堆積させ、更
にRIE(Reactive ion etching)によるエッチバック
技術で一様にエッチングして、凹部104 内の下部に(N
+ 型層101 内に埋没するように)図11の如くにポリシリ
コン106 を選択的に残す。このエッチバック量は、ポリ
シリコン97自体がステップカバレッジ性(即ち、段差が
あってもこの上に一様に堆積し、均一厚みの膜を形成す
る性質)が良いために場所的に均一な量となり、従って
常に安定した均一深さ(これはストレージノードに対応
するもの)にポリシリコン106 を残すことができる。
【0047】次いで図12のように、CVDによって全面
にSiO2 膜107 を厚めに形成し、エッチバック技術に
よって凹部104 の上部壁面にのみSiO2 膜107 を例え
ば1000Åの厚さに残す。
【0048】次いで図13のように、フォトレジスト165
を所定パターンに設け、これをマスクにして凹部104 の
上部にある絶縁膜107 と105 を除去し、窓181 を形成す
る。
【0049】次いで図14のように、レジスト165 の除去
後に、CVDで全面に堆積させたN型ポリシリコンをエ
ッチバックし、凹部104 の上部を埋めるように、下部の
ポリシリコン106 と接続してポリシリコン層108 と125
を残す。
【0050】次いで図15のように、酸化処理によってポ
リシリコン層108 と125 の各表面にSiO2 層112 を選
択的に成長させる。このとき、上記の窓181 を介してポ
リシリコン層125 から不純物をオートドーピングし、N
+ 型領域126 をP型層内に円筒状に形成する。SiO2
層112 はその上部との絶縁分離に必要なものである。
【0051】次いで全面のSiO2 膜162 とナイトライ
ド膜164 を除去し、更に図16のように、ゲート酸化膜11
6 を形成し、この上にリンドープドポリシリコン層166
とSiO2 層167 を順次CVDで成長させる。なお、上
記のゲート酸化膜形成前に、トランジスタのしきい値調
整のために(或いは素子分離用に)イオン注入を行って
もよい。
【0052】次いで図17のように、所定パターンのフォ
トレジスト168 をマスクにしてSiO2 層167 とポリシ
リコン層166 を同一パターンに順次エッチングし、各ゲ
ート電極形状にSiO2 層118 −ポリシリコン層117 、
SiO2 層118 −ポリシリコン層132 、135 の積層構造
を夫々形成する。
【0053】次いで図18のように、フォトレジスト168
の除去後にポリシリコンゲート117、132 、135 の側面
を酸化して薄いSiO2 膜119 を形成し、更に全面にC
VDで堆積させたナイトライド膜をエッチバックし、各
ゲートの側面にのみサイドウオール120 として残す。
【0054】次いで、メモリーセル部にN型不純物(例
えばヒ素)169 を、周辺回路部ではP型不純物(例えば
ボロン)170 、N型不純物(例えばヒ素)171 を交互に
イオン注入し、各注入層を夫々セルフアラインに(自己
整合的に)形成する。これらは、各トランスファゲート
のソース、ドレイン領域(図3の110 、111 、130 、13
1 、133 、134 )となるものである。
【0055】次いで図19のように、表面に塗布したフォ
トレジスト172 をパターニングし、メモリーセル部の電
荷蓄積用のポリシリコン層106 (更には108 )上のSi
2 膜112 の不要部分及びN+ 型領域110 上のSiO2
膜116をエッチングで除去する。
【0056】次いで図20のように、CVDで全面に被着
したリンドープドポリシリコン114を所定パターンのフ
ォトレジストマスク173 をマスクにしてエッチングし、
キャパシタ−ソース領域接続用として選択的に残す。
【0057】次いで図21のように、レジスト173 を除去
し、熱処理によってポリシリコン層114 の表面に薄いS
iO2 膜123 を形成し、更にCVDで全面にSiO2
124を堆積させる。そして、この過程で上記のポリシリ
コン層114 中の不純物がSiO2 層112 の除去部分から
シリコン中にオートドーピングされ、各N+ 型領域110
が所定深さに形成される。
【0058】次いで図21においてCVDで全面に堆積さ
せたSiO2層121 にコンタクトホール122 、174 、175
(175 ではその直下のSiO2 層112 も除去する。)
を夫々形成し、しかる後、図22のようにCVDで全面に
堆積させたリンドープドポリシリコンをエッチングし、
ビットライン115 、ポリシリコン電極127 、136 として
残す。
【0059】次いで図23のように、スパッタリングで全
面にチタンを被着し、アニールしてポリシリコン115 、
127 、136 と反応させてシリサイド膜137 を形成し、残
りのチタンをエッチングで除去する。そして、全面にC
VDでSiO2 層138 を堆積させ、これをエッチングし
てコンタクトホール139 、140 、141を夫々形成する。
なお、ポリシリコン層115 からは不純物がオートドーピ
ングされてN+ 型領域111 が形成される。
【0060】次いで図3に示したように、全面に被着し
たアルミニウムのエッチングで各配線142 を形成し、更
にSiO2 層144 を堆積させ、そのコンタクトホール14
6 、147 を介してアルミニウム配線145 、148 、149 を
夫々形成する。
【0061】なお、上記において、ソース、ドレインの
形成を図18の段階で行ったが、これを図20の次に行って
もよい。即ち、ポリシリコン層114 上にSiO2 膜123
、124 を形成後に、N型不純物とP型不純物と交互に
イオン注入し、目的とする注入層(ソース、ドレイン
用)を形成してもよい。この場合も、ポリシリコン層11
4からはN型不純物のオートドーピングがやはり生じる
ために、領域110 は所定通りに形成可能である。
【0062】以上に説明した製造方法によって、上述し
たシンプルトレンチ構造による簡略な製膜及び充填工程
を経るのみでデバイスを作製できるので、工程が容易に
実施可能であり、しかも目的とするデバイスを再現性よ
く得ることができる。また、キャパシタのストレージノ
ード106 及びその引出し構造が簡単であり、かつプレー
ト電極101 は単一の共通層として取出せるために、製造
工程が一層容易となっている。
【0063】図24は、本発明の第2の実施例を示すもの
である。
【0064】この例では、上述の図1の例とは異なり、
メモリーセルのビットラインをポリシリコンではなくア
ルミニウム層185 で形成し、コンタクトホール122 下に
は、ダイレクトコンタクト方式でN+ 型領域111 に接続
されたポリシリコン層115 (これはポリシリコン層114
と同時に形成可能であって、表面の酸化膜123 、124は
コンタクトホール122 の形成時に除去されている。)を
形成し、これらのアルミニウム層185 とポリシリコン層
115 を互いに接続させている。その他の構成は不純物濃
度及びトレンチの深さについても上述した実施例と同様
である。
【0065】このように構成しても、上述した実施例と
同様の作用効果が得られると同時に、ビット線が低抵抗
のアルミニウムからなっているために動作速度が速くな
るという利点がある。
【0066】図25〜図35は、本発明の第3の実施例を示
すものである。
【0067】この実施例によるダイナミックRAMのメ
モリーセルは、図1の例と比べて、キャパシタのストレ
ージノード106 の取り出し構造としていわゆるサイドコ
ンタクト方式を採用している。
【0068】即ち、図25に示すように、基本的には図1
のものと同様ではあるが、ストレージノード106 の取り
出し構造として、絶縁膜107の上端部に窓180 を開け、
ここからポリシリコン層108 中の不純物の(例えばヒ
素)のオートドーピングを生ぜしめて不純物拡散領域11
0 を形成し、ソース領域とポリシリコン層108 (従って
ストレージノード106 )とを接続している。その他の構
成は不純物濃度及びトレンチの深さについても上述した
実施例と同様である。
【0069】こうしたサイドコンタクト方式によっても
トランスファゲートTrにキャパシタCを良好に接続で
きることになる。しかも、図1の接続方式と比べると、
ポリシリコン層114 、更にはSiO2 層118 が不要であ
るから、表面の平坦さが一層改善される。
【0070】次に、図25のデバイスの製造方法を周辺回
路部も含めて図26〜図35に例示する。
【0071】この製造方法では、上述した図4〜図11ま
での工程は同様に実施される。そして、次工程として、
図26のように、SiO2 膜107 及び105 のエッチングを
一層行い、その上端に窓180 を形成する。
【0072】次いで、図13に示したようにして周辺回路
部側の凹部104 の上部にあるSiO2 膜107 及び105 を
エッチングで除去して窓181 を形成した後、図27のよう
に、N型(特にヒ素ドープド)ポリシリコンをCVDで
堆積させてエッチバックし、窓180 を含む凹部104 の上
部に同ポリシリコン108 、125を夫々埋め込む。
【0073】次いで図28のように、ポリシリコン層108
、125 の上面を酸化して酸化膜112を形成すると同時
に、ポリシリコン層108 、125 から窓180 、181 を介し
て不純物をP型層103 又は102 内にオートドーピング
し、メモリーセル部にN+ 型拡散領域110 、126 を夫々
形成する。
【0074】次いで図29のように、上記のナイトライド
膜164 の除去後に新たなナイトライド膜をCVDで全面
に堆積させ、これをエッチバックしてSiO2 層112 の
サイドウォールSi3 4 膜182 を形成する。
【0075】次いで、図16〜図17で述べたと同様にし
て、図30のように、全面のSiO2 膜をエッチング除去
し、熱酸化法でゲートSiO2 膜116 を形成し、この上
にポリシリコン層をCVDで堆積させ、フォトレジスト
168 をマスクしてパターニングし、ゲート電極117 、13
2 、135 を夫々形成する。
【0076】次いで図31のように、フォトレジスト168
を除去した後、CVDで全面にSiO2 膜184 を被着
し、更に周辺回路の一部をフォトレジスト183 で覆い、
N型不純物189 をイオン注入し、N型注入層110 、111
、130 、131 を夫々形成する。
【0077】そして、周辺回路部のウエル128 には更に
N型不純物をイオン注入した後、図32のように、CVD
で全面に堆積させたナイトライドをエッチバックしてサ
イドウォール188 を形成し、周辺回路部の一部以外をフ
ォトレジスト186 で覆い、P型不純物187 をイオン注入
し、P型イオン注入層133 、134 を形成する。
【0078】次いで図33のように、フオトレジスト186
の除去後にSiO2 層121 をCVDで全面に堆積させ、
エッチングして各コンタクトホール122 、174 、175 を
夫々形成する。ホール175 では下部のSiO2 層112 も
除去する。
【0079】次いで図34のように、全面にCVDで堆積
したリンドープドポリシリコンをエッチングし、各コン
タクトホールにポリシリコン層115 (ビットライン)、
ポリシリコン電極127 、136 を夫々被着する。
【0080】次いで図35のように、ポリシリコン層115
、127 、136 の表面に図23で述べたと同様にしてチタ
ンシリサイド膜137 を選択的に形成し、更に全面にCV
Dで堆積したSiO2 層138 にコンタクトホール139 、
140 、141 を夫々形成する。この後の工程は上述したも
のと同様である。
【0081】上記したように、本例の製造方法によっ
て、キャパシタのストレージノードの取り出しをサイド
コンタクト方式で行う構造を再現性よく作製することが
できる。
【0082】以上、本発明を実施例について説明した
が、上述の実施例は本発明の技術的思想に基いて種々変
形可能である。
【0083】例えば、上述したキャパシタ構造におい
て、誘電体膜105 をSiO2 膜又は窒化膜のみで形成し
てもよく、その形成方法も熱酸化法によってもよい。そ
の他、反転防止用の絶縁膜107 もSiO2に限られるこ
となく、窒化膜でもよく、両者の積層膜でもよい。
【0084】ストレージノード106 や上部の導電層108
も種々の材質で形成してよく、またトランスファゲート
との接続方式も種々考えられる。ポリシリコン層114 の
代りにアルミニウム等の金属層を形成することができ
る。
【0085】プレート電極としての半導体層101 の形成
方法は、上述したエピタキシャル法以外にも、P- 型基
板中にN型不純物(アンチモンやヒ素等)を深くイオン
注入したり、表面にイオン注入後にP型層をエピタキシ
ャル成長させ、埋め込み層として形成する方法や、高濃
度拡散によるN+ 型ウエルとして形成する方法によって
もよい。
【0086】また、上述した各半導体領域の導電型を逆
に変換してもよく、使用する不純物も種々のものから選
択可能である。
【0087】なお、本発明は、上述したダイナミックR
AM以外の種々のデバイスにも適用可能である。
【0088】
【発明の作用効果】本発明は上述したように、深い凹部
を用いたキャパシタを完全に埋め込んだ第1半導体層を
プレート電極として用いることができるようにしたの
で、プレート電極自体の配線は極めて単純なものとな
り、従来のようにセル内で複雑な配線を設ける必要がな
い。
【0089】しかも、この第1半導体層が第2半導体層
下に埋め込まれた状態となっているので、表面のトポロ
ジー(形状変化や段差)が小さくて平坦となり、従って
セルの微細化、高集積化に好適となり、またデバイスの
製造プロセスを簡略化できる。
【0090】また、上記凹部内には単に誘電体膜、導電
層を埋め込んだいわばシンプルトレンチ構造であるた
め、構造的にみて製造工程が容易であり、多くの膜や層
をトレンチ内に作り込む必要はない。
【0091】また、上記の凹部内の導電層を取り出すた
めの部分の周囲は第2半導体層とは反転層が生じないよ
うに絶縁分離され、かつ第2半導体層内に不純物拡散領
域が含まれる構造であるため、第2半導体層側での電界
が緩和され、空乏層もあまり延びなくなり、蓄積電荷が
リークすることがなく、電荷保持能力が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるダイナミックRA
Mのメモリーセルの一部の断面図である。
【図2】同メモリーセル部の要部平面図である。
【図3】同ダイナミックRAMの要部断面図である。
【図4】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図5】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図6】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図7】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図8】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図9】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図10】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図11】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図12】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図13】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図14】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図15】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図16】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図17】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図18】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図19】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図20】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図21】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図22】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図23】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図24】本発明の第2の実施例によるダイナミックRA
Mのメモリーセルの一部分の断面図である。
【図25】本発明の第3の実施例によるダイナミックRA
Mのメモリーセルの一部分の断面図である。
【図26】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図27】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図28】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図29】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図30】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図31】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図32】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図33】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図34】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図35】同ダイナミックRAMの製造方法の一段階を示
す要部断面図である。
【図36】従来例によるダイナミックRAMのメモリーセ
ルの一部分の断面図である。
【図37】他の従来例によるダイナミックRAMのメモリ
ーセルの一部分の断面図である。
【図38】更に他の従来例によるダイナミックRAMのメ
モリーセルの一部分の断面図である。
【符号の説明】
100 P- 型半導体基板 101 N+ 型半導体層(プレート電極) 102 P- 型半導体層 103 P型ウエル 104 凹部 105 誘電体膜 106 ポリシリコン層(ストレージノード) 107 絶縁膜 108 、114 ポリシリコン層 110 N+ 型拡散領域(ソース領域) 111 N+ 型拡散領域(ドレイン領域) 112 、118 SiO2 層 115 ビット線 117 ゲート電極(ワード線) Tr トランスファゲート C キャパシタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の第1半導体層上に第2導電
    型の第2半導体層が設けられ、この第2半導体層の表面
    側から前記第1半導体層の十分深い位置まで凹部が形成
    され、この凹部の下部の壁面に形成された誘電体膜とこ
    の誘電体膜を介して前記凹部の前記下部に充填された導
    電層と前記第1半導体層とによってキャパシタ構造が形
    成されており、このキャパシタ構造が前記第1半導体層
    内に完全に埋め込まれていると共に、前記導電層が前記
    凹部の上部に充填された導電材料層を介して取り出され
    て前記第2半導体層内の不純物拡散領域に接続され、前
    記導電材料層は前記第2半導体層に反転層が生じないよ
    うにこの第2半導体層とは絶縁分離されている半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 キャパシタを組み込んだ半導体装置を製
    造するに際し、 (a)第1導電型の第1半導体層上に第2導電型の第2
    半導体層を形成する工程と、 (b)前記第2半導体層の表面側から前記第1半導体層
    の十分深い位置まで凹部を形成する工程と、 (c)前記凹部の壁面に誘電体膜を形成する工程と、 (d)前記誘電体膜の内側において、前記第2半導体層
    よりも深い位置に導電層を充填する工程と、 (e)前記導電層の上部において前記凹部の壁面に、前
    記誘電体膜よりも厚い絶縁膜を形成する工程と、 (f)前記絶縁膜の内側において、前記導電層に接する
    導電材料層を充填する工程と、 (g)前記第2半導体層内に不純物拡散領域を形成する
    工程と、 (h)前記導電材料層と前記不純物拡散領域とを接続す
    る工程とを有する半導体装置の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06326269A (ja) * 1993-04-22 1994-11-25 Internatl Business Mach Corp <Ibm> メモリ・セル
US6534814B2 (en) 1993-09-16 2003-03-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing a semiconductor memory device having a trench capacitor with sufficient capacitance and small junction leak current
JP2006253684A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> トレンチ・キャパシタ・アレイを含む構造およびその形成方法(soiチップ用の簡略化した埋込プレート構造およびプロセス)
CN111630655A (zh) * 2018-01-23 2020-09-04 德克萨斯仪器股份有限公司 翘曲减少的沟槽电容
JP2021518052A (ja) * 2018-01-23 2021-07-29 テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド エピタキシャル層に形成される集積トレンチコンデンサ

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