JPH0563075A - 多孔質半導体層の製造方法 - Google Patents
多孔質半導体層の製造方法Info
- Publication number
- JPH0563075A JPH0563075A JP3221487A JP22148791A JPH0563075A JP H0563075 A JPH0563075 A JP H0563075A JP 3221487 A JP3221487 A JP 3221487A JP 22148791 A JP22148791 A JP 22148791A JP H0563075 A JPH0563075 A JP H0563075A
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- JP
- Japan
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- semiconductor layer
- porous semiconductor
- type part
- hydrofluoric acid
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 安価で汚染が無く均一な多孔質半導体層の製
造方法を提供する。 【構成】 シリコン単結晶の基板を弗化水素酸で陽極化
成して多孔質半導体層を形成する多孔質半導体層の製造
方法において、以下の工程を有する事を特徴とする多孔
質半導体層の製造方法を採用したものである。 (a)前記半導体基板にpn接合部を形成する工程。 (b)該半導体基板を弗化水素酸に浸す工程。 (c)前記半導体基板に光を照射して陽極化成して多孔
質半導体層を形成する工程。
造方法を提供する。 【構成】 シリコン単結晶の基板を弗化水素酸で陽極化
成して多孔質半導体層を形成する多孔質半導体層の製造
方法において、以下の工程を有する事を特徴とする多孔
質半導体層の製造方法を採用したものである。 (a)前記半導体基板にpn接合部を形成する工程。 (b)該半導体基板を弗化水素酸に浸す工程。 (c)前記半導体基板に光を照射して陽極化成して多孔
質半導体層を形成する工程。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安価で汚染が無く均一
な多孔質半導体層の製造方法に関するものである。
な多孔質半導体層の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来より一般に使用されている従
来例の要部構成説明図で、例えば、特開昭58−140
131号、特願昭57−23062号、発明の名称「半
導体装置の製造方法」、昭和57年2月16日出願、昭
和58年8月19日出願公開に示されている。
来例の要部構成説明図で、例えば、特開昭58−140
131号、特願昭57−23062号、発明の名称「半
導体装置の製造方法」、昭和57年2月16日出願、昭
和58年8月19日出願公開に示されている。
【0003】図において、1はシリコン基板支持体、2
は酸化シリコン層、3はシリコン基板、4はステンレス
電極板、5は白金板、6は沸化水素酸、7は交流電源で
ある。
は酸化シリコン層、3はシリコン基板、4はステンレス
電極板、5は白金板、6は沸化水素酸、7は交流電源で
ある。
【0004】以上の構成において、交流電源により交流
が印加されると、陽極化成されてシリコン基板に多孔質
半導体層が形成される。
が印加されると、陽極化成されてシリコン基板に多孔質
半導体層が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な製造方法においては、 (1)半導体基板に電極を取付ける必要があり、プロセ
スが複雑になる。 (2)電解を印加するために装置が複雑になる。また、
均一な電界を掛けるための工夫が必要となる。 (3)白金などの金属を陰極に用いる為、半導体基板が
汚染される可能性がある。
な製造方法においては、 (1)半導体基板に電極を取付ける必要があり、プロセ
スが複雑になる。 (2)電解を印加するために装置が複雑になる。また、
均一な電界を掛けるための工夫が必要となる。 (3)白金などの金属を陰極に用いる為、半導体基板が
汚染される可能性がある。
【0006】本発明は、この問題点を解決するものであ
る。本発明の目的は、安価で汚染が無く均一な多孔質半
導体層の製造方法を提供するにある。
る。本発明の目的は、安価で汚染が無く均一な多孔質半
導体層の製造方法を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、シリコン単結晶の基板を沸化水素酸で陽
極化成して多孔質半導体層を形成する多孔質半導体層の
製造方法において、以下の工程を有する事を特徴とする
多孔質半導体層の製造方法を採用した。 (a)前記半導体基板にpn接合部を形成する工程。 (b)該半導体基板を沸化水素酸に浸す工程。 (c)前記半導体基板に光を照射して陽極化成して多孔
質半導体層を形成する工程。
に、本発明は、シリコン単結晶の基板を沸化水素酸で陽
極化成して多孔質半導体層を形成する多孔質半導体層の
製造方法において、以下の工程を有する事を特徴とする
多孔質半導体層の製造方法を採用した。 (a)前記半導体基板にpn接合部を形成する工程。 (b)該半導体基板を沸化水素酸に浸す工程。 (c)前記半導体基板に光を照射して陽極化成して多孔
質半導体層を形成する工程。
【0008】
【作用】以上の製造方法において、pn接合のある半導
体基板に、光が照射された場合、空乏層で発生した電子
正孔対は、pn接合によって作られた電界によって、電
子はn形部、正孔はp形部へと流れ込む、一方、n形部
とp形部とは、沸化水素酸によって短絡されて居る為、
沸化水素酸中をp形部からn形部へ電流が流れる。電流
が流れ出すp形部は、多孔質半導体層化され、流れ込む
n形部は多孔質半導体層化されずに残る。この多孔質半
導体層に寄与する電流は、照射される光の強度に比例す
る。以下、実施例に基づき詳細に説明する。
体基板に、光が照射された場合、空乏層で発生した電子
正孔対は、pn接合によって作られた電界によって、電
子はn形部、正孔はp形部へと流れ込む、一方、n形部
とp形部とは、沸化水素酸によって短絡されて居る為、
沸化水素酸中をp形部からn形部へ電流が流れる。電流
が流れ出すp形部は、多孔質半導体層化され、流れ込む
n形部は多孔質半導体層化されずに残る。この多孔質半
導体層に寄与する電流は、照射される光の強度に比例す
る。以下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1〜図3は、本発明の一実施例の製造方法
説明図である。 (a)図1に示す如く、半導体基板11にpn接合部1
2を形成する。 (b)図2に示す如く、半導体基板11を沸化水素酸1
3中に浸す。14は、容器である。 (c)図2に示す如く、半導体基板11に光源15から
光を照射して陽極化成して、図3に示す如く、多孔質半
導体層16を形成する。 なお、この後、高温中で酸化する事により、多孔質半導
体層16の部分は、酸化され、n形部分が酸化膜中に島
状に残り、素子分離ができる(FIPOS法)。
説明図である。 (a)図1に示す如く、半導体基板11にpn接合部1
2を形成する。 (b)図2に示す如く、半導体基板11を沸化水素酸1
3中に浸す。14は、容器である。 (c)図2に示す如く、半導体基板11に光源15から
光を照射して陽極化成して、図3に示す如く、多孔質半
導体層16を形成する。 なお、この後、高温中で酸化する事により、多孔質半導
体層16の部分は、酸化され、n形部分が酸化膜中に島
状に残り、素子分離ができる(FIPOS法)。
【0010】以上の製造方法において、pn接合のある
半導体基板11に、光15が照射された場合、空乏層で
発生した電子正孔対は、pn接合によって作られた電界
によって、電子はn形部、正孔はp形部へと流れ込む、
一方、n形部とp形部とは、沸化水素酸13によって短
絡されて居る為、沸化水素酸13中をp形部からn形部
へ電流が流れる。電流が流れ出すp形部は、多孔質半導
体層16化され、流れ込むn形部は多孔質半導体層16
化されずに残る。この多孔質半導体層16化に寄与する
電流は、照射される光15の強度に比例する。
半導体基板11に、光15が照射された場合、空乏層で
発生した電子正孔対は、pn接合によって作られた電界
によって、電子はn形部、正孔はp形部へと流れ込む、
一方、n形部とp形部とは、沸化水素酸13によって短
絡されて居る為、沸化水素酸13中をp形部からn形部
へ電流が流れる。電流が流れ出すp形部は、多孔質半導
体層16化され、流れ込むn形部は多孔質半導体層16
化されずに残る。この多孔質半導体層16化に寄与する
電流は、照射される光15の強度に比例する。
【0011】この結果、半導体基板上にpn接合部12
を作り、その基板11に、外部より光を照射する事によ
って、無電界で、しかもp形部のみを多孔質化する事が
出来る。したがって、 (1)装置の構成が単純である。 (2)半導体基板11に電極を構成する必要がない(プ
ロセスが簡略化) (3)均一な多孔質半導体層16が出来る。 (4)汚染がない。 (5)P形部、n形部の形成の仕方によって、必要な構
造が得られる。
を作り、その基板11に、外部より光を照射する事によ
って、無電界で、しかもp形部のみを多孔質化する事が
出来る。したがって、 (1)装置の構成が単純である。 (2)半導体基板11に電極を構成する必要がない(プ
ロセスが簡略化) (3)均一な多孔質半導体層16が出来る。 (4)汚染がない。 (5)P形部、n形部の形成の仕方によって、必要な構
造が得られる。
【0012】なお、多孔質半導体層16を生じさせる電
流が大きくなると、多孔質半導体層16は沸化水素酸中
に溶けだし、エッチングされるようになる。これは電解
エッチングという現象である。本発明の場合、多孔質半
導体層16を生じさせる電流は、光の強度に比例する
為、光源15の強度を変えることによって、電解エッチ
ングを起こす事が可能である。
流が大きくなると、多孔質半導体層16は沸化水素酸中
に溶けだし、エッチングされるようになる。これは電解
エッチングという現象である。本発明の場合、多孔質半
導体層16を生じさせる電流は、光の強度に比例する
為、光源15の強度を変えることによって、電解エッチ
ングを起こす事が可能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シリコ
ン単結晶の基板を沸化水素酸で陽極化成して多孔質半導
体層を形成する多孔質半導体層の製造方法において、以
下の工程を有する事を特徴とする多孔質半導体層の製造
方法を採用した。 (a)前記半導体基板にpn接合部を形成する工程。 (b)該半導体基板を沸化水素酸に浸す工程。 (c)前記半導体基板に光を照射して陽極化成して多孔
質半導体層を形成する工程。
ン単結晶の基板を沸化水素酸で陽極化成して多孔質半導
体層を形成する多孔質半導体層の製造方法において、以
下の工程を有する事を特徴とする多孔質半導体層の製造
方法を採用した。 (a)前記半導体基板にpn接合部を形成する工程。 (b)該半導体基板を沸化水素酸に浸す工程。 (c)前記半導体基板に光を照射して陽極化成して多孔
質半導体層を形成する工程。
【0014】この結果、半導体基板上にpn接合部を作
り、その基板に、外部より光を照射する事によって、無
電界で、しかもp形部のみを多孔質化する事が出来る。
したがって、 (1)装置の構成が単純である。 (2)半導体基板に電極を構成する必要がない(プロセ
スが簡略化) (3)均一な多孔質半導体層が出来る。 (4)汚染がない。 (5)P形部、n形部の形成の仕方によって、必要な構
造が得られる。
り、その基板に、外部より光を照射する事によって、無
電界で、しかもp形部のみを多孔質化する事が出来る。
したがって、 (1)装置の構成が単純である。 (2)半導体基板に電極を構成する必要がない(プロセ
スが簡略化) (3)均一な多孔質半導体層が出来る。 (4)汚染がない。 (5)P形部、n形部の形成の仕方によって、必要な構
造が得られる。
【0015】従って、本発明によれば、安価で汚染が無
く均一な多孔質半導体層の製造方法を実現することが出
来る。
く均一な多孔質半導体層の製造方法を実現することが出
来る。
【図1】本発明の一実施例のpn接合工程説明図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例の陽極化成工程説明図であ
る。
る。
【図3】本発明の一実施例の多孔質半導体層の説明図で
ある。
ある。
【図4】従来より一般に使用されている従来例の製造方
法説明図である。
法説明図である。
11…半導体基板 12…pn接合 13…沸化水素酸 14…容器 15…光源 16…多孔質半導体層
Claims (1)
- 【請求項1】シリコン単結晶の基板を沸化水素酸で陽極
化成して多孔質半導体層を形成する多孔質半導体層の製
造方法において、 以下の工程を有する事を特徴とする多孔質半導体層の製
造方法。 (a)前記半導体基板にpn接合部を形成する工程。 (b)該半導体基板を沸化水素酸に浸す工程。 (c)前記半導体基板に光を照射して陽極化成して多孔
質半導体層を形成する工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3221487A JPH0563075A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 多孔質半導体層の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3221487A JPH0563075A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 多孔質半導体層の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563075A true JPH0563075A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16767487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3221487A Pending JPH0563075A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 多孔質半導体層の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0563075A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086591A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-20 | Fujikura Ltd | 貫通電極の製造方法および貫通電極 |
WO2003062504A1 (fr) * | 2002-01-22 | 2003-07-31 | Tokyo Electron Limited | Dispositif et procédé de traitement de liquide |
WO2003062505A1 (fr) * | 2002-01-21 | 2003-07-31 | Tokyo Electron Limited | Dispositif et procede d'anodisation |
-
1991
- 1991-09-02 JP JP3221487A patent/JPH0563075A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086591A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-20 | Fujikura Ltd | 貫通電極の製造方法および貫通電極 |
JP4717290B2 (ja) * | 2001-09-12 | 2011-07-06 | 株式会社フジクラ | 貫通電極の製造方法 |
WO2003062505A1 (fr) * | 2002-01-21 | 2003-07-31 | Tokyo Electron Limited | Dispositif et procede d'anodisation |
US7169283B2 (en) | 2002-01-21 | 2007-01-30 | Tokyo Electron Limited | Anodization device and anodization method |
WO2003062504A1 (fr) * | 2002-01-22 | 2003-07-31 | Tokyo Electron Limited | Dispositif et procédé de traitement de liquide |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |