JPH0562980U - 可撓性印刷配線基板取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ＦＰＣを有するパネルをコネクターを有する
本体に装着する際のＦＰＣの接続において、ＦＰＣの挿
入不良，コネクターのロック不良などの問題を解決し、
容易かつ確実で省スペース，組立性，サービス性にすぐ
れた可撓性印刷配線基板取付装置の実現を目的とする。 【構成】 ＦＰＣの補強部７を挿着したＦＰＣホルダー
２を機器外郭となるパネル６に摺動自在に取付け、パネ
ル６を本体５に装着する際、ＦＰＣホルダー２が本体５
に取付けられたＰ板４上のＦＰＣ用コネクター３に案内
されて、ＦＰＣの補強部７がコネクター３に接続され
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は可撓性印刷配線基板（以下、ＦＰＣと略する）を有する機器外郭とな るパネルを、ＦＰＣ用コネクターを有する本体に装着する可撓性印刷配線基板取 付装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

通常、ＦＰＣを有するパネルを、ＦＰＣ用コネクターを有する本体に装着する 際には、ＦＰＣをロック付のＦＰＣ用コネクターに接続した後、ＦＰＣを有する パネルをコネクターを有する本体に装着していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、この方法は、ＦＰＣ挿入不足による導通不良、過大な挿入力に よるＦＰＣの変形、ロック付のコネクターを使用することで発生するロック不良 によるＦＰＣの抜けなどの品質的な問題、手でＦＰＣを接続するため、ＦＰＣが 長くなることにより発生するＰ板上及び輸送時におけるスペース効率の悪化、コ ストの向上という問題、また、パネル装着の際、パネルを持ちながらＦＰＣをコ ネクターに接続，ロックし、その後パネルを装着するという組立性及びサービス 性の悪さという問題があった。

【０００４】 本考案は、このような従来の問題点を解消し、容易かつ確実な接続と、省スペ ースで組立性，サービス性のすぐれた可撓性印刷配線基板取付装置を提供するも のである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案の可撓性印刷配線基板取付装置はＦＰＣ導通 部を挿着したＦＰＣホルダーを、機器外郭となるパネルに摺動自在に取付け、パ ネルを本体に装着する際、ＦＰＣホルダーが本体に取付けられたＦＰＣ用コネク ターに案内されて、ＦＰＣ導通部がコネクターに接続されるものである。

【０００６】

【作用】

本考案は上記した構造によって、パネルの装着と同時にＦＰＣ導通部がコネク ターに容易かつ確実に接続される、省スペースで組立性，サービス性にすぐれた 可撓性印刷配線基板取付装置を実現できるものである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例について、図面を用いて説明する。

【０００８】 図１は、本考案の一実施例における可撓性印刷配線基板取付装置を示す断面図 、図２は同実施例における接続動作状態を示す断面図、図３は同実施例における 接続完了状態を示す断面図、図４は同実施例における要部の拡大図である。

【０００９】 図において、１は可撓性印刷配線基板（以下、ＦＰＣと略する）、２はＦＰＣ ホルダー、２ａはＦＰＣホルダー２に設けられたテーパ部、２ｂはＦＰＣホルダ ー２に設けられた孔部で、ピン６ａを挿入しＦＰＣホルダー２が矢印ａ方向へ摺 動可能な大きさを有する。３はＦＰＣ用コネクター、４はプリント基板（以下、 Ｐ板と略する）、５はフレーム、６はフロントパネル、６ａはピン、６ｂは爪部 、７は導通部でもある補強板、８は補強板７を挿入するためにＦＰＣ用コネクタ ー３に設けられた挿入口、９は補強板７に設けられた孔部、１０はＦＰＣホルダ ー２に設けられたピン、１１は補強板７を挿入するためＦＰＣホルダー２に設け られたスリットである。

【００１０】 この構成において、Ｐ板４にＦＰＣ用コネクター３がはんだ付けされており、 Ｐ板４はフレーム５に固定されている。また、図４に示すように、ＦＰＣ１Ｆ補 強板７に設けた孔部９とＦＰＣホルダー２のピン１０及びスリット１１により、 ＦＰＣホルダー２に取付けてある。さらに、ＦＰＣホルダー２は、ピン６ａ及び 爪部６ｂにより、矢印ａ方向に摺動するよう摺動自在に取付けてある。

【００１１】 以上のように構成された可撓性印刷配線基板取付装置について、以下図面を用 いてその機構を説明する。

【００１２】 図１に示す接続準備状態から、図２に示すようにフロントパネル６をフレーム ５に装着する際、ＦＰＣ用コネクター３に対し、ＦＰＣホルダー２が挿入口に設 けてあるテーパ部２ａにより案内されると共に、ＦＰＣホルダー２が矢印ｂ方向 に摺動し、補強板７がＦＰＣ用コネクター３に設けられた挿入口８に向かって移 動する。そして、図３に示すように、ＦＰＣホルダー２の後部２ｃがフロントパ ネル６に当接して、継続する接続動作により補強板７がＦＰＣ用コネクター３に 設けられた挿入口８に挿入されて接続が完了する。よって、フロントパネル６側 の電気器具とフレーム５側の電気器具とを電気的に接続することとなる。

【００１３】 以上のように本実施例によれば、ＦＰＣホルダー２を摺動自在な構成にするこ とにより、ＦＰＣ１とＦＰＣ用コネクター３の接続を容易で確実にできるように なる。

【００１４】

【考案の効果】

以上のように本考案は、ＦＰＣ導通部を挿着したＦＰＣホルダーを、機器外郭 となるパネルに摺動自在に取付け、パネルを本体に装着する際、ＦＰＣホルダー が本体に取付けられたＦＰＣ用コネクターに案内されてＦＰＣ導通部がコネクタ ーに接続されるもので容易かつ確実に接続されるので、省スペースで組立性，サ ービス性にすぐれた可撓性印刷配線基板取付装置が実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例における接続機構の断面図

【図２】本考案の一実施例における接続機構の断面図

【図３】本考案の一実施例における接続機構の断面図

【図４】本考案の可撓性印刷配線基板の要部断面図

【符号の説明】

１ ＦＰＣ ２ ＦＰＣホルダー ３ ＦＰＣ用コネクター ４ Ｐ板 ５ フレーム ６ フロントパネル ７ 補強板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ＦＰＣ導通部を挿着したホルダーを、機
   器外郭となるパネルに摺動自在に取付け、前記パネルを
   本体に装着する際、前記ＦＰＣホルダーが、本体に取付
   けられたＦＰＣ用コネクターに案内されて、前記ＦＰＣ
   導通部がＦＰＣ用コネクターに接続されたことを特徴と
   する可撓性印刷配線基板取付装置。