JPH0562952U - 水平点灯メタルハライド放電ランプ - Google Patents
水平点灯メタルハライド放電ランプInfo
- Publication number
- JPH0562952U JPH0562952U JP782592U JP782592U JPH0562952U JP H0562952 U JPH0562952 U JP H0562952U JP 782592 U JP782592 U JP 782592U JP 782592 U JP782592 U JP 782592U JP H0562952 U JPH0562952 U JP H0562952U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal halide
- discharge lamp
- halide discharge
- bulging portion
- maximum distance
- Prior art date
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- Pending
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- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 寿命が長く、発光効率の高いショートアーク
型の水平点灯メタルハライド放電ランプを提供する。 【構成】 中央の発光空間膨出部内で一対の電極が対向
配置され、水平姿勢で点灯されるショートアーク型のメ
タルハライド放電ランプにおいて、前記発光空間膨出部
は略球形状に形成され、電極軸に対して下側内壁への最
大距離をA、同じく電極軸に対して上側内壁への最大距
離をBとするとき、 A/B=0.5〜0.8 の関係を満足させるものであることを特徴とする。
型の水平点灯メタルハライド放電ランプを提供する。 【構成】 中央の発光空間膨出部内で一対の電極が対向
配置され、水平姿勢で点灯されるショートアーク型のメ
タルハライド放電ランプにおいて、前記発光空間膨出部
は略球形状に形成され、電極軸に対して下側内壁への最
大距離をA、同じく電極軸に対して上側内壁への最大距
離をBとするとき、 A/B=0.5〜0.8 の関係を満足させるものであることを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、水平姿勢で点灯されるショートアーク型のメタルハライド放電ラン プに関する。
【0002】
ショートアーク型のメタルハライド放電ランプは、種々のものに使用されてい るが、近年、その発光効率の高さから、液晶プロジェクター用のバックライトと して注目されている。この液晶プロジェクター用のバックライトとしては、消費 電力が150〜200W、電極間距離が4〜7mm、中央の発光空間膨出部の外 径は10〜12mm程度の球形のバルブが用いられ、水平もしくは垂直姿勢で点 灯される。
【0003】
この液晶プロジェクター用のバックライトとしては、より効率が高く、より長 寿命のランプが求められているが、現状ではバルブの失透の問題とメタル蒸気圧 の問題が両立せず、満足のいくランプは開発されていない。特に、水平点灯の場 合、アークの持ち上がりがあるため、発光空間膨出部の上側がより過熱され、下 側部分は加熱されにくくなる。このことは、上側バルブがより失透し易くなるこ とを意味し、下側バルブの最冷点温度がより低くなるので、メタルが蒸発しにく く、発光効率がより低下するという問題点を有する。
【0004】 本考案は以上のような問題点を解決するために成されたものであり、その目的 とするところは、寿命が長く、発光効率の高いショートアーク型の水平点灯メタ ルハライド放電ランプを提供することにある。
【0005】
本考案の水平点灯メタルハライド放電ランプは、中央の発光空間膨出部内で一 対の電極が対向配置され、水平姿勢で点灯されるショートアーク型のメタルハラ イド放電ランプにおいて、前記発光空間膨出部は略球形状に形成され、電極軸に 対して下側内壁への最大距離をA、同じく電極軸に対して上側内壁への最大距離 をBとするとき、 A/B=0.5〜0.8 の関係を満足させるものであることを特徴とする。
【0006】
電極軸に対して下側内壁への最大距離Aと上側内壁への最大距離Bの比A/B が、0.5〜0.8に設定されているので、温度が高くなる上側の空間容積を十 分に大きくできて失透が防止され、また下側の空間容積は小さくなるので最冷点 温度も上昇し、メタルの蒸気圧がアップして発光効率が上がる。
【0007】
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案に係わる出力160Wのショートアーク型メタルハライド放電 ランプであり、電極軸を水平にして点灯される。同図において1はバルブ、11 は中央の発光空間膨出部、12は両側の封止管部、13は排気管残部、2は一対 の電極、21は封止管部12内に埋設された金属箔、22は両側外部に伸びる外 部リード棒である。
【0008】 バルブ1は石英ガラス製であり、中央の発光空間膨出部11は略球形状に形成 され、電極軸に対して下側内壁への最大距離Aは4.2mm、上側内壁への最大 距離Bは5.4mmであり、A/Bは0.77である。このA/Bの値は0.5 〜0.8の範囲で適宜選択される。
【0009】 この発光空間膨出部11内には、タングステン製の一対の電極2、2が対向配 置されており、その電極間距離は5mmである。そして、この発光空間膨出部1 1内には水銀とヨウ化ディスプロシウム、ヨウ化ネオジウム、ヨウ化セリウムよ りなる金属が封入され、始動用ガスとしてアルゴンが封入されている。
【0010】 次に、A/Bの値を種々変化させた出力160Wのランプを多数製作し、ラン プ寿命と発光効率の関係を調査した。結果を表1に示すが、ここで寿命とは、ラ ンプをミラーに組み込んで被照射面を照明したときの照度が初期値の50%以下 になったときと定義し、発光効率は初期点灯時の値を記載した。尚、発光空間膨 出部11は外径11mm(内径9mm)の球形状に統一した。
【0011】
【表1】
【0012】 表1に示すように、A/Bが1.0の場合、失透により寿命が1000時間と 最も短く、かつ発光効率も75 lm/W で最も低かった。これに対して、A/Bを 0.5〜0.8の範囲で選択すると、寿命も全て1500時間以上となり、発光 効率も80 lm/W 以上を確保できた。尚、A/Bが0.5未満になると発光空間 膨出部11の上部の温度が下がりすぎて効率が低下するので、結局A/Bは0. 5〜0.8の範囲が最も良好な結果となった。
【0013】
以上詳細に説明したように、本考案の水平点灯メタルハライド放電ランプは、 A/Bの値を0.5〜0.8の範囲で選択したので、長寿命で発光効率も高いラ ンプとすることができ、液晶プロジェクター用のバックライトとして好適に使用 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水平点灯メタルハライド放電ランプの
説明用断面図である。
説明用断面図である。
1 バルブ 11 発光空間膨出部 12 封止間部 13 排気管残部 2 電極 21 金属箔 22 外部リード棒
Claims (1)
- 【請求項1】 中央の発光空間膨出部内で一対の電極が
対向配置され、水平姿勢で点灯されるショートアーク型
のメタルハライド放電ランプにおいて、 前記発光空間膨出部は略球形状に形成され、電極軸に対
して下側内壁への最大距離をA、同じく電極軸に対して
上側内壁への最大距離をBとするとき、 A/B=0.5〜0.8 の関係を満足させるものであることを特徴とする水平点
灯メタルハライド放電ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP782592U JPH0562952U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 水平点灯メタルハライド放電ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP782592U JPH0562952U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 水平点灯メタルハライド放電ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562952U true JPH0562952U (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11676377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP782592U Pending JPH0562952U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 水平点灯メタルハライド放電ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0562952U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000340173A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-08 | Iwasaki Electric Co Ltd | ショートアーク放電ランプおよび光源装置 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP782592U patent/JPH0562952U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000340173A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-08 | Iwasaki Electric Co Ltd | ショートアーク放電ランプおよび光源装置 |
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