JPH0562857A - セラミツク電子部品の製造方法 - Google Patents

セラミツク電子部品の製造方法

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JPH0562857A
JPH0562857A JP24467591A JP24467591A JPH0562857A JP H0562857 A JPH0562857 A JP H0562857A JP 24467591 A JP24467591 A JP 24467591A JP 24467591 A JP24467591 A JP 24467591A JP H0562857 A JPH0562857 A JP H0562857A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はセラミック電子部品の製造方法に関
し、焼成後のセラミック焼結体が高密度で、ポアーの少
ない、機械的強度の強い、耐湿性のよいセラミック電子
部品を提供することを目的とする。 【構成】 セラミック層上に電極層を有するセラミック
電子部品を製造する工程において、少なくとも空気中の
酸素分圧を越える高酸素分圧の雰囲気中で焼成する焼成
工程を含むものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセラミック電子部品の製
造方法に係り、特にセラミック層上に電極層を有するセ
ラミック電子部品の機械的強度、電気的特性、耐湿性を
向上させるとともに、ポアーの少ない緻密で高密度な焼
結体を有するセラミック電子部品の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、積層セラミックコンデンサの如
く、セラミック層上に電極層を有するセラミック電子部
品の製造に当っては、電極を構成する金属材料に応じて
焼成雰囲気を選定していた。
【0003】例えば、電極材料がPt、Au、Pd、A
gまたはこれらの合金もしくは混合物を主成分とする場
合、空気雰囲気、減圧(真空)雰囲気、窒素、アルゴン
等の中性雰囲気中で焼成を行う。
【0004】また電極材料がNi、Cuを主成分とする
場合、CO−CO2雰囲気制御、H2 O−H2 雰囲気制
御による還元性雰囲気で焼成していた。例えば鉛複合ペ
ロブスカイト系誘電体材料と内部電極に金属材料として
Pt、Au、Pd、Ag、Cuまたはこれらの合金もし
くは混合物を主成分として用いられた積層セラミックコ
ンデンサの焼成は、空気中または低酸素雰囲気中で行わ
れていた。
【0005】これらの焼成雰囲気の選択は、主として電
極となる金属の酸化を防止するためと、セラミック層の
還元により、セラミック層が半導体化して本来の誘電体
としての機能を果たさないという不都合を防止するため
に行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記の如く、
空気中または低酸素雰囲気中で焼成すると、焼結体が緻
密に焼結せず、焼結密度はO2 中で焼結した場合の焼結
密度の値に対して98%位までしか到達できなかった。
また焼結性の向上を図るため焼成温度を高くしても焼結
密度は98%位の到達率であった。
【0007】さらにこの焼結体はポアーも多く、機械的
強度も小さいものであった。このため積層セラミックコ
ンデンサとしては、耐湿性が悪く絶縁劣化があり、信頼
性に欠けるため製品化することは困難であった。
【0008】従って本発明の目的は、前記の問題点を解
決し、焼成後の焼結体が高密度でありポアーの少ない、
機械的強度も強く、耐湿性のよいセラミック電子部品の
製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明者等は鋭意研究の結果、セラミック層上に電
極層を有するセラミック電子部品を、高酸素分圧下で焼
成して製造することにより、空気中の焼成に比べ、素地
の収縮開始温度が低温領域にシフトし、収縮率も大きく
なる傾向が確認された。
【0010】
【作用】この結果、焼結体の焼結密度の向上と共にポア
ーの減少、抗折強度の向上と共に比誘電率(εs ) や破
壊電圧(Vb )等の電気的特性が向上し、さらに耐湿
性、信頼性の向上効果も得られる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を、積層セラミック部品と
して鉛複合ペロブスカイト系誘電体材料を用い、内部電
極に金属材料としてPt、Au、Pd、Agもしくはこ
れらの合金、混合物を主成分として用いた積層セラミッ
クコンデンサに適用した例について、図1〜図13を参
照して説明する。
【0012】図1は本発明にもとづき製造した積層セラ
ミックコンデンサの部分破断斜視図を示し、図2〜図4
は図1に示す積層セラミックコンデンサを製造する場合
の焼成パターンを示し、図5は焼成温度と収縮率の相関
図、図6は焼成雰囲気中の酸素分圧とセラミック素地の
焼結密度の相関図、図7は焼成雰囲気によるチップ断面
の粒子構造を示す電子顕微鏡写真を示す。
【0013】また図8は焼成雰囲気中の酸素分圧とセラ
ミックコンデンサの破壊電圧の相関図、図9は焼成雰囲
気中の酸素分圧とセラミックコンデンサの比誘電率の相
関図、図10は抗折強度と焼結密度ρs の相関図、図1
1、図12は焼成雰囲気中の酸素分圧による各製造工程
におけるチップ断面の粒子構造を示す電子顕微鏡写真図
面、図13、図14は焼成雰囲気による積層セラミック
コンデンサの耐湿負荷試験の結果図を示す。
【0014】図1において、1はセラミック素体、3、
4は端子電極、11はセラミック素体1を構成するセラ
ミック層、21、22は内部電極である。セラミック層
11は誘電体であり、この実施例ではPb(Mg1/3 N
b2/3)O3 ・PbTiO3 ・Pb(Mg1/2 W1/2)O3
系からなる誘電体を用いる。
【0015】図1から明らかな如く、セラミック層11
の両面に内部電極21、22が設けられている。内部電
極21、22はセラミック層11を介して対向するよう
に埋設されており、1つおきに同一の端子電極3または
4に接続されている。
【0016】内部電極21、22及び端子電極3、4は
Pt、Au、Pd、Agもしくはこれらの合金、混合物
を主成分とする電極材料により構成される。この実施例
では、内部電極21、22としてAg80−Pd20の
組成比の合金を用い、端子電極3、4としてAgを用い
る。
【0017】図1に示す積層セラミックコンデンサ1
は、次の如き工程により製造される。先ず誘電体粉末を
有機ビヒクルに分散してセラミックペーストを形成す
る。このセラミックペーストを35μmの厚さのグリー
ンシートに形成し、この上に内部電極ペーストをスクリ
ーン印刷し、これを35枚重ねてプレスした後切断す
る。この組成物を空気中で600℃まで昇温し、2時間
保持し、有機物成分をバーンアウトする。
【0018】これをマグネシア磁器容器に移し、同質の
材料から構成される蓋をして、管状電気炉内に挿入して
焼成する。この焼成雰囲気中の酸素分圧(PO2 )が0.
05、0.2 、0.4 、0.6 、0.8 、1.0 atmに、N2 、O
2 ガスの混合比を調節しながら、所定温度(この例では
1000℃) になるまで300℃/時間で昇温し、所定温度
で4時間保持後、300℃/時間で降温する。なお炉内
の酸素分圧は排ガスを酸素センサーにて測定した。
【0019】次に、焼成後の焼成物を大気中で熱処理し
た後、その焼結密度、抗折強度、ポアー状態を測定し
た。また、この焼成物にAgからなる端子電極3、4を
焼付形成し、セラミックコンデンサ素体とし、1KH
z、1Vrmsにおける比誘電率(εs )、破壊電圧
(Vb )、耐湿負荷試験による耐湿信頼性の測定・調査
を実施した。
【0020】図2〜図4に本発明を説明するための焼成
工程の焼成パターンを示す。図2〜図4において横軸は
時間(h)、縦軸は温度(℃)を示し、いずれも同じ昇
温速度、降温速度、安定領域を持つ。
【0021】また図2〜図4において白抜き領域Aは空
気中で焼成する領域を示し、斜線領域Bは空気中の酸素
分圧より高い酸素分圧を示す高酸素雰囲気中で焼成する
領域を示す。従って、図2(a)は空気中で焼成を行う
焼成パターンを示し、図2(b)は焼成の全過程を高酸
素分圧の雰囲気中で行う焼成パターンを示す。
【0022】図3(a)は800℃までの昇温過程を高
酸素分圧の雰囲気中で焼成を行い、他の過程は空気中で
焼成する焼成パターンを示し、図3(b)は800℃か
ら安定温度1000℃に到達するまでの昇温過程のみ高
酸素分圧の雰囲気中で焼成し、他の過程は空気中で焼成
する焼成パターンを示す。
【0023】図4(a)は安定温度1000℃に到達後
4時間保持する安定領域のみ高酸素分圧の雰囲気にお
き、昇温過程、降温過程は空気中で焼成する焼成パター
ンを示し、図4(b)は安定温度1000℃に到達した
のちの降温過程のみ高酸素分圧の雰囲気中で焼成する焼
成パターンを示す。焼成パターンは図2(b)と、図3
(b)と図4(a)の組合わせパターンが最も有効であ
った。
【0024】次に焼成雰囲気中の酸素分圧と焼成物であ
るセラミック素地及びこれを用いた積層セラミックコン
デンサの電気的特性との関連について説明する。図5は
焼成雰囲気中の酸素分圧によるセラミック素地の収縮開
始温度及び収縮率の差を示している。
【0025】図5において○印は酸素分圧(PO2 )が
0.2 気圧、即ち空気中で焼成を行った場合であって、図
2(a)の焼成パターンに対応し、また△印は、PO2
が1気圧即ち100%の酸素雰囲気中で焼成を行った場
合であって図2(b)の焼成パターンに対応する。
【0026】図6は焼成雰囲気中の酸素分圧(PO2
とセラミック素地の焼結密度(ρs ) との関係を示す。
これら図5、図6から明らかなように、焼成雰囲気中の
酸素分圧が高いとセラミック素地の収縮開始温度が低温
側にシフトし、収縮率も大きくなり、その焼結密度も高
くなる。
【0027】次に酸素分圧の異なる焼成雰囲気中で焼成
されたセラミック素地を用いて形成された積層セラミッ
クコンデンサの特性等について図7〜図13により説明
する。
【0028】図7は焼成雰囲気中の酸素分圧(PO2
がそれぞれ異なる場合に形成された積層セラミックコン
デンサのチップ断面の研磨面の粒子構造を示す電子顕微
鏡写真である。図7(a)は、図2(a)に示す如く、
空気中(PO2 =0.2 気圧)で焼成した場合であり、図
7(b)は図2(b)に示す如く、高酸素分圧(PO2
=1気圧)で焼成した場合のチップの断面図であり、図
中の黒点部分がポアーの存在を示している。これにより
図7(b)ではポアーが大幅に低減していることが明ら
かである。
【0029】図8は焼成雰囲気中の酸素分圧と、形成さ
れた積層セラミックの破壊電圧(Vb )との関係を示
し、図9は焼成雰囲気中の酸素分圧と、形成された積層
セラミックの比誘電率(εs )との関係を示す。図8、
図9より明らかなように、高酸素分圧下における焼成に
よって、破壊電圧(Vb )及び誘電率(εs )ともに向
上することが明らかである。
【0030】また図10は、セラミック層の焼結密度
(ρs )と、抗折強度との関係を示すものである。図6
より酸素分圧の高い高酸素分圧の雰囲気中での焼成によ
りセラミック層の焼結密度(ρs )が空気中の焼成に比
較して高くなることが明らかであり、しかも図10から
焼結密度(ρs )が高い程、抗折強度が向上することが
明らかである。従ってこれらのことより高酸素分圧の雰
囲気中での焼成により抗折強度の高いものが得られるこ
とがわかる。なお図10における積層セラミックコンデ
ンサは、23μmの厚さのセラミック層を60層積層し
たものである。
【0031】図11は焼成雰囲気中の酸素分圧が異なる
場合に、形成された積層セラミックコンデンサのチップ
の破断面の粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。図1
1(a)は酸素分圧が低い場合(PO2 =0.2 気圧) 、
図11(b)は酸素分圧が高い場合(PO2 =1気圧)
のチップ破断面の構造を示す。
【0032】図12は同じく焼成雰囲気中の酸素分圧が
異なる場合のチップの熱エッチング面の断面構造を示
し、図12(a)は酸素分圧が低い場合(PO2 =0.2
気圧)、図12(b)は高酸素分圧の場合(PO2 =1
気圧)の断面構造を示す。
【0033】図11では(a)より(b)の方が、粒子
が緻密状態であり、電極もそのまま正常な状態にあり、
すぐれたものであることがわかる。図12も(b)の方
がポアー(黒点部分)が少なく、良好である。
【0034】このように図11、図12から、チップ破
断構造が粒界破壊から粒内破壊に変化してきていること
が確認できる。さらに図13、図14は焼成雰囲気中の
酸素分圧が異なる場合に形成された積層セラミックコン
デンサの耐湿負荷試験の結果を示す。
【0035】耐湿負荷試験は、積層セラミックコンデン
サに温度40℃、湿度90〜95%の高湿雰囲気中で電
圧25Vの負荷を長時間印加した場合の、積層セラミッ
クコンデンサの電気的特性の変化を測定したものであ
る。
【0036】図13(a)は空気中(PO2 =0.2 気
圧)で焼成して形成した積層セラミックコンデンサの誘
電損失(tan δ) と静電容量の温度特性(△C/C)を
20個の試料(n=20)について、250時間、50
0時間、1000時間、2000時間経過したときの測
定値を示しており、図13(b)は高酸素分圧(PO2
=1気圧)で焼成して形成した積層セラミックコンデン
サの誘電損失と静電容量を、26個の試料について、図
13(a)と同じ高湿雰囲気中で、同じく250時間〜
2000時間経過したときの測定値を示す。
【0037】また図14は、図13と同じ条件で耐湿負
荷試験を行った場合の絶縁抵抗の経時変化を示す。図1
4(a)は空気中(PO2 =0.2気圧)で焼成した場合
の測定結果を示し、図14(b)は高酸素分圧の雰囲気
中(PO2 =1気圧)で焼成した場合の測定結果を示
す。
【0038】これら図13、図14から明らかなよう
に、高酸素分圧の雰囲気中で焼成した場合のものは空気
中で焼成した場合のものに比較して、各電気的特性の経
時変化が少なく、高湿雰囲気中でも安定した、信頼性の
高いものが得られる可能性が高いことを示している。
【0039】例えば図13(a)において、その誘電体
損失の測定値は約2%前後で、各測定値のバラツキも大
きいが、図13(b)では各試料とも2%を越えること
がなく、各測定値のバラツキも少なく、安定している。
【0040】また、図14(a)においては絶縁抵抗の
測定値は時間の経過とともに低下し、特に2000時間
経過後は4KΩ〜130KΩの試料が13個もあり、ほ
とんど実用に適さない。一方図14(b)においては、
各測定値のバラツキも少ない上に、絶縁抵抗は時間を経
過するに従って最低値も大きな変動はなく、実用に適す
るものである。
【0041】なお、前記説明では、焼成パターンの説明
において、昇温速度、降温速度として300℃/時間、
安定温度として1000℃、安定時間として4時間の例
について説明したが、これらの数値は一例であって、セ
ラミック材料の組成及び粒径等により最適値が選定され
るものであり、前記数値に限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】本発明により、高密度で、ポアーの少な
い、機械的強度も強い、耐湿性の良い、セラミック電子
部品の製造が可能となり、この結果信頼性の高いセラミ
ック電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により形成した積層セラミックコンデン
サの部分破断斜視図である。
【図2】本発明の製造方法を説明するための焼成パター
ン図である。
【図3】本発明の製造方法を説明するための焼成パター
ン図である。
【図4】本発明の製造方法を説明するための焼成パター
ン図である。
【図5】本発明におけるセラミック素地の焼成温度と収
縮率との説明図である。
【図6】本発明における焼成雰囲気中の酸素分圧とセラ
ミック素地の焼結密度との説明図である。
【図7】本発明を説明するための、異なる焼成雰囲気に
より焼成した積層セラミックコンデンサのチップ断面の
研磨面の粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。
【図8】本発明における焼成雰囲気中の酸素分圧と積層
セラミックコンデンサの破壊電圧との説明図である。
【図9】本発明における焼成雰囲気中の酸素分圧と積層
セラミックコンデンサの比誘電率との説明図である。
【図10】本発明における積層セラミックコンデンサの
抗折強度と焼結密度との説明図である。
【図11】本発明を説明するための、焼成雰囲気中の酸
素分圧による積層セラミックコンデンサのチップ断面の
破断面状態の粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。
【図12】本発明を説明するための、焼成雰囲気中の酸
素分圧による積層セラミックコンデンサのチップ断面の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。
【図13】本発明を説明するための、焼成雰囲気中の酸
素分圧による積層セラミックコンデンサの誘電体損失及
び静電容量に対する耐湿負荷試験測定説明図である。
【図14】本発明を説明するための、焼成雰囲気中の酸
素分圧による積層セラミックコンデンサの絶縁抵抗に対
する耐湿負荷試験測定説明図である。
【符号の説明】
1 セラミック素体 3、4 端子電極 11 セラミック層 21、22 内部電極層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 洋 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テイ −デイ−ケイ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック層上に電極層を有するセラミ
    ック電子部品を製造する工程において、少なくとも空気
    中の酸素分圧を越える高酸素分圧の雰囲気中で焼成する
    焼成工程を含むことを特徴とするセラミック電子部品の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記焼成工程は、昇温領域、安定温度領
    域及び降温領域を含む焼成パターンを有し、前記酸素分
    圧の雰囲気中の焼成工程は、少なくとも前記安定温度領
    域を含むように設定することを特徴とする請求項1に記
    載されたセラミック電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記高酸素分圧の雰囲気中の焼成工程
    は、前記焼成パターンの素地の焼結開始温度を含む昇温
    領域と安定温度領域を含むように設定する事を特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載されたセラミック電子
    部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記高酸素分圧の雰囲気中の焼成工程
    は、前記焼成パターンの全領域を含むように設定するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記
    載されたセラミック電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記セラミック電子部品は、磁器組成物
    中にPb(Mg1/3Nb2/3)O3 、PbTiO3 または
    Pb(Mg1/2 W1/2)O3 のうちの少なくとも1種以上
    を含有することを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3又は請求項4に記載されたセラミック電子部品の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記セラミック電子部品は、積層セラミ
    ックコンデンサであることを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載された
    セラミック電子部品の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081324A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Tdk Corp 多層セラミックス基板及びその製造方法
CN100365841C (zh) * 2001-12-26 2008-01-30 株式会社村田制作所 层叠型压电陶瓷元件的制造方法
JP2010109069A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Kyocera Corp 配線基板およびその製造方法
US10933559B2 (en) 2015-07-17 2021-03-02 Denso Corporation Method of producing spark plug insulator

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