JPH0562775U - リリーフバルブ - Google Patents
リリーフバルブInfo
- Publication number
- JPH0562775U JPH0562775U JP1045792U JP1045792U JPH0562775U JP H0562775 U JPH0562775 U JP H0562775U JP 1045792 U JP1045792 U JP 1045792U JP 1045792 U JP1045792 U JP 1045792U JP H0562775 U JPH0562775 U JP H0562775U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- elastic body
- flow path
- relief valve
- relief
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Safety Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁体を弾性体で押圧するリリーフバルブの弾
性体を略半球面状とし、その球面に流路を設け、リリー
フバルブを大きくすることなく流路抵抗を小さくする。 【構成】 流入口2aと流出口2dを有する弁箱2内
に、球状の弁体3と弾性体4を配設する。弾性体4を略
半球面状に湾曲させた板ばねとし、その球面に流路5を
開口させ、弁体3に弾性体4の頂部を当接させて弁箱2
内に縮設する。
性体を略半球面状とし、その球面に流路を設け、リリー
フバルブを大きくすることなく流路抵抗を小さくする。 【構成】 流入口2aと流出口2dを有する弁箱2内
に、球状の弁体3と弾性体4を配設する。弾性体4を略
半球面状に湾曲させた板ばねとし、その球面に流路5を
開口させ、弁体3に弾性体4の頂部を当接させて弁箱2
内に縮設する。
Description
【0001】
この考案は、オイルフィルタ等のろ過器に用いられるリリーフバルブの改良に 関する。
【0002】
従来のリリーフバルブは、コイルスプリングを用いたもと板ばねを用いたもの に大別される。前者にあっては流入口と流出口を設けた弁箱内に弁体とコイルス プリングとを収容し、コイルスプリングで弁体を流入口へ押圧させて閉弁させた ものであり、オイルフィルタ内のろ過体に一体的に配設して用いるが、リリーフ バルブの流入口側の圧力が大きいと開弁時コイルスプリングが圧縮され巻線部が 密着し流路を塞いでしまう。このため実公昭62−46054号に示されている ように弁体とコイルスプリングの間に弁体受を配設し、弁体受によってコイルス プリングの全密着時にも流路を確保するものや、実開平1−85578号のよう にコイルスプリングの巻線間に固定片を装着し、コイルスプリングの動きを規制 し密着を防止するものが案出されている。
【0003】 又後者にあっては、たとえば実開昭61−96057号に示されるようなもの で、平板状の板ばねの中心部に弁体を固着し、開口を設けた端板を挟みつけるよ うにして弁体を開口に圧接させたものである。
【0004】
これらのリリーフバルブのうち前者のものは、弁箱内に多くの部材を配設した り、部材にさらに他の部材を取付けなくてはならず、組込んだ部材相互のずれや 部材の取付け忘れおよび誤った組付けによって正規の機能が得られないことがあ る。また後者のものは板ばねの中心部に応力が集中して部材の疲労を助長させた り、流路面積を大きくとろうとすると板ばね自体が大きくなりろ過体への装着性 が低下する。
【0005】
この考案のリリーフバルブは、流入口、流出口を有しその間にバルブ室を形成 した弁箱の室内に、球状の弁体を配するとともに弾性体を縮設して流入口に弁体 を押圧したリリーフバルブにおいて、弾性体を略半球状に湾曲させた板ばねとな しその球面に流路を開口させ、弁体に弾性体の頂部を当接させて配設したもので ある。
【0006】
弁体が流体圧力を受けると板ばねの特定部位に応力が集中することなく均一に 圧縮され開弁する。さらに板ばねが大きな力で圧縮されても球面上に流路が開口 しているので流路が遮断されることがない。そして板ばねを球面状に湾曲させた ことで板ばねを大きくすることなく広い開口面積の流路が確保される。
【0007】 図1は本考案による実施例のリリーフバルブ1であり、弁箱2、弁体3、およ び弾性体4からなる。弁箱2は筒状をなし上端が縮径しその中央部に流入口2a を有し、下端は内方に張り出した環状の受部2cを残して開放しその開口が流出 口2bをなしたもので、内部にはバルブ室2dが形成される。弁体3は球状をな し、その上部が流入口2aの周縁に当接してバルブ室2d内に配設され、弾性体 4によって押圧されている。弾性体4は略半球面状に湾曲した板ばねよりなり、 頂点から下方に向けて等分に切込んだ2つの切断線の下端を結び略三角形に切欠 いた流路5が等間隔に4個所設けられたもので、その下端を弁箱2の受部2cに 当接させるとともに頂部を弁体3に当接させてバルブ室2d内に縮設される。
【0008】 弾性体4は略半球面状をなす弾性力を有するものであれば、ゴム粒子等を分散 させアロイ化したり炭素繊維等で強化し複合化したプラスチックでもよく、材質 が限定されるものではない。また弾性体4aは、図3に示すように球面に設けた 流路5aを円形に切欠いて開口させる等、弁体3が流路を閉塞しなければよく、 任意に設定できる。
【0009】 リリーフバルブ1は、図2に示すようにオイルフィルタOのフィルタエレメン トFに設けたバイバス口10などに取付けられ使用に供される。リリーフバルブ 1の流入口2a側の油圧が増加するに伴ない弁体3は下方に押し下げられる力を 受け、半球面状の弾性体4も押圧されて球面が内方に変形して弁体3が流入口2 aから離れ、オイルが弁箱2内に流入し、弁体3で通路を塞がれることなく弾性 体4に開口した流路5を通り流出口2bから弁箱2外へ流出し、フィルタエレメ ントF内を通り抜けオイルフィルタO外へ排出される。
【0010】
以上のように本考案は、リリーフバルブの弁体を押圧する弾性体を略半球面状 に湾曲させた板ばねとし、その球面に流路を設けたので、弾性体を大きくするこ となく広い開口面積の流路が得られ、開弁時の流路抵抗増加のないリリーフバル ブを提供することができる。また弾性体の球面により押圧力を弾性体全体に分散 でき、応力集中による疲労を生じない長寿命のリリーフバルブが得られる。
【図1】本考案のリリーフバルブを示し、(イ)は縦断
面図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。
面図、(ロ)は(イ)のA−A断面図である。
【図2】本考案のリリーフバルブを取付けたオイルフィ
ルタの断面図である。
ルタの断面図である。
【図3】本考案のリリーフバルブの他の実施例を示し、
(イ)は縦断面図、(ロ)は(イ)のB−B断面図であ
る。
(イ)は縦断面図、(ロ)は(イ)のB−B断面図であ
る。
2 弁箱 2a 流入口 2b 流出口 2d バルブ室 3 弁体 4,4a 弾性体 5,5a 流路
Claims (1)
- 【請求項1】 流入口、流出口を有しその間にバルブ室
を形成した弁箱の室内に、球状の弁体を配するとともに
弾性体を縮設して流入口に弁体を押圧したリリーフバル
ブにおいて、弾性体を略半球面状に湾曲させた板ばねと
なしその球面に流路を開口させ、弁体に頂部を当接させ
たリリーフバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1045792U JPH0562775U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | リリーフバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1045792U JPH0562775U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | リリーフバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562775U true JPH0562775U (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11750675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1045792U Pending JPH0562775U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | リリーフバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0562775U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008522099A (ja) * | 2004-12-01 | 2008-06-26 | シーメンス ヴィディーオー オートモティヴ コーポレイション | セラミック弁素子を備えた圧力調整器 |
US7819132B2 (en) | 2004-11-24 | 2010-10-26 | Continental Automotive Systems Us, Inc. | Pressure regulator with ceramic valve element |
JP2014509255A (ja) * | 2011-02-04 | 2014-04-17 | ユーエフアイ フィルターズ エッセ.ピ.ア. | フィルタカートリッジ |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1045792U patent/JPH0562775U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7819132B2 (en) | 2004-11-24 | 2010-10-26 | Continental Automotive Systems Us, Inc. | Pressure regulator with ceramic valve element |
JP2008522099A (ja) * | 2004-12-01 | 2008-06-26 | シーメンス ヴィディーオー オートモティヴ コーポレイション | セラミック弁素子を備えた圧力調整器 |
JP2014509255A (ja) * | 2011-02-04 | 2014-04-17 | ユーエフアイ フィルターズ エッセ.ピ.ア. | フィルタカートリッジ |
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