JPH0562771A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH0562771A
JPH0562771A JP21991591A JP21991591A JPH0562771A JP H0562771 A JPH0562771 A JP H0562771A JP 21991591 A JP21991591 A JP 21991591A JP 21991591 A JP21991591 A JP 21991591A JP H0562771 A JPH0562771 A JP H0562771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite core
holding base
coil holding
coil
openings
Prior art date
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Pending
Application number
JP21991591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuichi Okada
和一 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP21991591A priority Critical patent/JPH0562771A/ja
Publication of JPH0562771A publication Critical patent/JPH0562771A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘導加熱調理器に使用されるフェライトコア
を一体にインサート成形した加熱コイルのコイル保持台
において、開孔から目視によりフェライトコアに破損が
生じていないかを確認できる構造を維持しつつ、コイル
保持台の温度変化の繰り返しによるフェライトコアの割
れを防ぐことを目的とする。 【構成】 フェライトコア12を内部に一体成形し、フ
ェライトコア12の下方に位置する下面側にはフェライ
トコア12の長手方向に第1・第2・第3の開孔13・
14・15を設けたコイル保持台11とすることによ
り、これらの開孔間のコイル保持台11の断面はフェラ
イトコア12外周がコイル保持台11を形成する樹脂に
よって囲まれた形状になるので、コイル保持台11が温
度変化を繰り返しても、フェライトコア12の上下2面
側でのコイル保持台11の膨脹・収縮の寸法変化がほぼ
同一になってフェライトコア12に働く曲げ力が無くな
り、フェライトコアの割れを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘導加熱調理器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導加熱調理器の加熱コイルの保
持台には加熱コイル裏面側への磁力拡散を防ぐためフェ
ライトコアが備えられている。さらに近年ではコイル保
持台を形成する樹脂にフェライトコアを一体にインサー
ト成形し、従来のようにコイル保持台に接着する手間を
省き誘導加熱調理器本体の組み立てを容易にすることが
考えられている。そしてこの場合、図3に示すように、
フェライトコア1が加熱コイル(図示せず)裏面側への
磁力拡散を防ぐという目的のためにはインサート成形時
にフェライトコア1に折れやクラックなどの破損が生じ
てはいけないので、フェライトコア1の下方に位置する
コイル保持台2の下面側にはフェライトコア1の長手方
向にフェライトコア1の長さと略同一長さのスリット状
の開孔3を備え、スリット状の開孔3からフェライトコ
ア1を目視によりフェライトコア1に破損が生じていな
いかを確認できるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、フェライトコア1部分のコイル保持台2の
断面はフェライトコア1のほぼ全長にわったって図4の
ようになっており、コイル保持台2を形成する樹脂4は
フェライトコア1の下面に開孔3による切れ目5を有す
ることになる。ところでコイル保持台2は上面に加熱コ
イルを載置しているが、加熱コイルは自己発熱し、さら
に加熱コイルは焼き物や揚げ物調理の際には鍋からの輻
射熱を受けるので温度上昇の激しく、この加熱コイルと
接触するコイル保持台2も高温に達する。従ってコイル
保持台2の断面はフェライトコア1の部分ではフェライ
トコア1下面側には樹脂の切れ目5があることから、温
度上昇および低下時の膨脹・収縮寸法変化は樹脂の繋が
ったフェライトコア1上面側では大きく、切れ目5によ
り樹脂が途切れているフェライトコア1下面側では膨脹
・収縮による寸法変化は切れ目5によって吸収されて小
さくなるので、図4に矢印で示すように膨脹・収縮の寸
法差による応力による曲げ力が働き、その結果フェライ
トコア1に割れが生じ、誘導加熱調理器本体の性能低下
につながるという問題点を有していた。
【0004】そこで本発明は上記従来の問題点を解決す
るもので、開孔から目視によりフェライトコアに破損が
生じていないかを確認できる構造を維持しつつ、コイル
保持台に温度の上昇と低下が繰り返されても、フェライ
トコア上下2面側でのコイル保持台の膨脹・収縮の寸法
差を低減して、フェライトコアの割れを防ぐことを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の誘導加熱調理器は、上面に加熱コイルを載置
してフェライトコアを内部に一体成形し、フェライトコ
アの下方に位置する下面側にはフェライトコアの長手方
向に複数個の開孔を配たコイル保持台を備えたものであ
る。
【0006】
【作用】この構成によって、フェライトコア下方の複数
個の開孔と開孔の間部分のコイル保持台断面はフェライ
トコア外周がコイル保持台を形成する樹脂によって囲ま
れた形状になり、コイル保持台が温度の上昇と低下を繰
り返しても、フェライトコア上下2面側でのコイル保持
台の膨脹・収縮の寸法変化がほぼ同一になってフェライ
トコアに働く膨脹・収縮の寸法差による応力による曲げ
力が無くなり、開孔から目視によりフェライトコアに破
損が生じていないかを確認できる構造を維持しつつ、フ
ェライトコアの割れを防ぐことができる。
【0007】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0008】図1および図2において、11はコイル保
持台、12はフェライトコア、13・14・15はそれ
ぞれフェライトコア12下方に位置しコイル保持台11
下面に設けられた第1・第2・第3の開孔、16は第1
の開孔13と第2の開孔14の間のコイル保持台11の
一部分である第1のリブ、17は第2の開孔14と第3
の開孔15の間のコイル保持台11の一部分である第2
のリブである。そしてフェライトコアはコイル保持台を
形成する樹脂に一体にインサート成形されている。ここ
で図2は、図1においてコイル保持台11の第1のリブ
16部分でのA−B方向の断面を示す。
【0009】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。コイル保持台11裏面には第1・第2・第3
の開孔13・14・15が設けられているので、フェラ
イトコア12をこれらの開孔から目視することができ、
フェライトコア12に折れやクラックなどの破損が生じ
ていないかを確認できるので、フェライトコア12の破
損による誘導加熱調理器本体の性能低下を防ぐことがで
きる。また、第1のリブ16および第2のリブ17にお
けるコイル保持台11の断面は図2に示すように、フェ
ライトコア12外周がコイル保持台11を形成する樹脂
によって囲まれた形状になり、コイル保持台11が温度
の上昇と低下を繰り返しても、フェライトコア12の上
下2面側でのコイル保持台11の膨脹・収縮の寸法変化
がほぼ同一になってフェライトコア12に働く膨脹・収
縮の寸法差による曲げ力が無くなり、フェライトコアの
割れを防ぐことができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は、フェライトコア
の下方に位置する下面側にはフェライトコアの長手方向
に複数個の開孔を配たものであるので開孔と開孔の間部
分のコイル保持台断面はフェライトコア外周がコイル保
持台を形成する樹脂によって囲まれた形状になり、開孔
から目視によりフェライトコアに破損が生じていないか
を確認できる構造を維持しつつ、コイル保持台に温度の
上昇と低下が繰り返されても、フェライトコア上下2面
側でのコイル保持台の膨脹・収縮の寸法差を低減して、
フェライトコアの割れを防ぐことができ、誘導加熱調理
器本体の性能低下を防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の要部拡大図
【図2】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の部分断面図
【図3】従来の誘導加熱調理器の部分拡大図
【図4】従来の誘導加熱調理器の部分断面図
【符号の説明】
11 コイル保持台 12 フェライトコア 13 第1の開孔 14 第2の開孔 15 第3の開孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に加熱コイルを載置してフェライトコ
    アを内部に一体成形し、前記フェライトコアの下方に位
    置する下面側には前記フェライトコアの長手方向に複数
    個の開孔を配して成るコイル保持台を備えた誘導加熱調
    理器。
JP21991591A 1991-08-30 1991-08-30 誘導加熱調理器 Pending JPH0562771A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5818429A (en) * 1995-09-06 1998-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Coordinates input apparatus and its method
US5831602A (en) * 1996-01-11 1998-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, method and computer program product
US6225986B1 (en) 1997-01-06 2001-05-01 Canon Kabushiki Kaisha Coordinate input apparatus and its control method
US6288711B1 (en) 1998-03-03 2001-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Coordinate input apparatus, method of controlling same and computer-readable memory
US6611258B1 (en) 1996-01-11 2003-08-26 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and its method

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