JPH0562629A - 電子顕微鏡におけるフオーカス調整方式 - Google Patents
電子顕微鏡におけるフオーカス調整方式Info
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- JPH0562629A JPH0562629A JP3002093A JP209391A JPH0562629A JP H0562629 A JPH0562629 A JP H0562629A JP 3002093 A JP3002093 A JP 3002093A JP 209391 A JP209391 A JP 209391A JP H0562629 A JPH0562629 A JP H0562629A
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- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 28
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- 230000008859 change Effects 0.000 description 14
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- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 走査型電子顕微鏡のECPモード及び焦点深
度が深い像観察モードにおいて、試料位置を変更しても
プローブ電流が変化しないようにする。 【構成】 ECPモードにおいて、試料が6で示す位置
にあるときには、実線で示すレイパスのように、第2C
L3はOL5の焦点Fに結像するように励磁される。試
料が6′の位置に移動されたときには、第2CL3はO
L5の焦点F′に結像するように励磁されるが、このと
き第1CL2の励磁も変更され、電子銃1から開き角α
0 で放出されるプローブのみがOL5の焦点F′に結像
されるようになされる。これによって、試料の位置の如
何に拘らず、試料に照射されるプローブ電流は一定とな
るので、像の明るさは変化しない。焦点深度が深い観察
モードにおいても同様である。
度が深い像観察モードにおいて、試料位置を変更しても
プローブ電流が変化しないようにする。 【構成】 ECPモードにおいて、試料が6で示す位置
にあるときには、実線で示すレイパスのように、第2C
L3はOL5の焦点Fに結像するように励磁される。試
料が6′の位置に移動されたときには、第2CL3はO
L5の焦点F′に結像するように励磁されるが、このと
き第1CL2の励磁も変更され、電子銃1から開き角α
0 で放出されるプローブのみがOL5の焦点F′に結像
されるようになされる。これによって、試料の位置の如
何に拘らず、試料に照射されるプローブ電流は一定とな
るので、像の明るさは変化しない。焦点深度が深い観察
モードにおいても同様である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、走査型電子顕微
鏡(以下、SEMと称す)において電子チャンネリング
パターン(electron channeling pattern、以下、EC
Pと称す)モードあるいは焦点深度を深くして観察する
モード(以下、深焦点深度モードと称す)におけるフォ
ーカス調整に適用して好適な電子顕微鏡におけるフォー
カス調整方式に関するものである。
鏡(以下、SEMと称す)において電子チャンネリング
パターン(electron channeling pattern、以下、EC
Pと称す)モードあるいは焦点深度を深くして観察する
モード(以下、深焦点深度モードと称す)におけるフォ
ーカス調整に適用して好適な電子顕微鏡におけるフォー
カス調整方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】SEMは試料の形状を観察するものとし
て知られているが、このような通常の画像観察モードの
外にも、図2に示すように、平行電子ビームを、B1,B
2,B3のように試料50の一定点に入射角度を変化させ
ながら照射し、試料50から放出された反射電子を検出
することによって、当該試料50の特定の局所領域の結
晶構造を観察するECPモード、そして、図3に示すよ
うに、凹凸のある試料50の形状を観察する場合に、電
子ビームの開き角が図のB2 に示すように大きい場合に
は電子顕微鏡像にはボケが生じるので、図のB1 に示す
ように開き角を小さくして電子顕微鏡像のボケの幅を小
さくして観察する深焦点深度モードが知られている。な
お、図3において、51は対物レンズ(以下、OLと称
す)の主面を示す。
て知られているが、このような通常の画像観察モードの
外にも、図2に示すように、平行電子ビームを、B1,B
2,B3のように試料50の一定点に入射角度を変化させ
ながら照射し、試料50から放出された反射電子を検出
することによって、当該試料50の特定の局所領域の結
晶構造を観察するECPモード、そして、図3に示すよ
うに、凹凸のある試料50の形状を観察する場合に、電
子ビームの開き角が図のB2 に示すように大きい場合に
は電子顕微鏡像にはボケが生じるので、図のB1 に示す
ように開き角を小さくして電子顕微鏡像のボケの幅を小
さくして観察する深焦点深度モードが知られている。な
お、図3において、51は対物レンズ(以下、OLと称
す)の主面を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ECPモー
ド及び深焦点深度モードは、通常の画像観察モードと併
用して用いられる。例えば、ECPモードは、画像観察
モードで結晶構造を観察したい箇所を探してから行われ
ることが多く、深焦点深度モードは、通常の画像観察モ
ードで高分解能で画像の観察を行う前に先立って、観察
したい所望の領域を探す場合や、既に注目して観察して
いる状態の周辺を深い焦点深度で観察する場合に使用さ
れることが多い。通常の観察モードでは当該試料表面の
凹凸等のために、試料の高さ、即ちOLの下面と試料表
面の間の距離(作動距離)の変化に応じてOLの励磁を
変化させてフォーカスを合わせる。このため試料の高さ
に応じてOLの焦点距離は変わるので、通常の観察モー
ドからECPモードや深焦点深度モードに切り換えたと
きには、試料の高さに応じてOL励磁または集束レンズ
(以下、CLと称す)励磁を変更しなければ各モードの
機能を果たすことができない。ここで、フォーカス調整
を行う際に画像が回転することは好ましくないので、フ
ォーカス調整は、OLの励磁電流を変更して行うのでは
なく、CLの励磁電流を変更することで行うのが一般的
である。
ド及び深焦点深度モードは、通常の画像観察モードと併
用して用いられる。例えば、ECPモードは、画像観察
モードで結晶構造を観察したい箇所を探してから行われ
ることが多く、深焦点深度モードは、通常の画像観察モ
ードで高分解能で画像の観察を行う前に先立って、観察
したい所望の領域を探す場合や、既に注目して観察して
いる状態の周辺を深い焦点深度で観察する場合に使用さ
れることが多い。通常の観察モードでは当該試料表面の
凹凸等のために、試料の高さ、即ちOLの下面と試料表
面の間の距離(作動距離)の変化に応じてOLの励磁を
変化させてフォーカスを合わせる。このため試料の高さ
に応じてOLの焦点距離は変わるので、通常の観察モー
ドからECPモードや深焦点深度モードに切り換えたと
きには、試料の高さに応じてOL励磁または集束レンズ
(以下、CLと称す)励磁を変更しなければ各モードの
機能を果たすことができない。ここで、フォーカス調整
を行う際に画像が回転することは好ましくないので、フ
ォーカス調整は、OLの励磁電流を変更して行うのでは
なく、CLの励磁電流を変更することで行うのが一般的
である。
【0004】しかし、従来のECPモードにおけるフォ
ーカス調整、及び深焦点深度モードにおけるフォーカス
調整においては、試料高さに応じたCL励磁の変更に伴
ってプローブ電流が変化し、その結果画像の明るさが変
化するので、フォーカス調整が非常に面倒になるという
問題があった。
ーカス調整、及び深焦点深度モードにおけるフォーカス
調整においては、試料高さに応じたCL励磁の変更に伴
ってプローブ電流が変化し、その結果画像の明るさが変
化するので、フォーカス調整が非常に面倒になるという
問題があった。
【0005】ECPモードにおいてCL励磁を変更した
場合にプローブ電流が変化する理由を図4を参照して説
明すると次のようである。図4において、1は電子銃、
2は第1CL、3は第2CL、4は対物絞り、5はO
L、6は試料、Oは光軸を示す。なお、図中レンズは主
面のみを示し、また偏向コイル、検出器等は省略してい
る。いま、試料6がOL5の主面からZOLの距離にあ
り、OL5の焦点距離がfOLであるときに通常の画像
観察モードからECPモードに変更したとすると、観察
モードの変更に伴って像の回転が生じないように、OL
5の焦点距離はfOLに保持される。このとき、第2C
L3は、電子銃1から放射され、第1CL2を通過して
きた電子ビームを焦点Fに集束するように励磁される。
これによって電子銃1から開き角α0 で放出された電子
ビームは、第1CL2により、その主面からZ1 の距離
に結像し、第2CL3の主面上でAの位置に至り、第2
CL3のレンズ作用により、OL5の焦点Fに集束され
る。そしてOL5のレンズ作用によって平行ビームとな
され、試料6に照射される。即ち、このときには電子ビ
ームのレーパスは実線で示すようになるので、試料6に
は、電子銃1から放射される電子のうち、開き角がα0
の範囲内に含まれる電子が照射されることになる。次
に、通常の画像観察モードに戻って試料位置を図の6′
で示す位置に変更したとする。このときにはOL5の励
磁電流を変更することによってフォーカス調整が行わ
れ、OL5の焦点距離はfOL′に変更される。そして、
その後ECPモードに変更したとすると、この焦点距離
が保たれ、従って、このとき第2CL3の励磁は、電子
ビームを焦点F′に集束させるように変更される。その
結果、電子ビームはOL5で平行ビームとなされて試料
6′に照射されることになるが、OL5の焦点F′に集
束される電子ビームは第2CL3の主面上ではBの広が
りを有し、試料が6の位置にある場合の広がりAよりも
大きくなる。ところが、このとき第1CL2の励磁は変
更されないから、図の破線で示すように、第1CL2の
主面上でB′の範囲にある電子ビームまでが第2CL3
の主面上のBの範囲に入ることになり、試料に照射され
るトータルのプローブ電流は試料が6で示す位置にある
場合よりも大きくなり、像の明るさが増すことになる。
場合にプローブ電流が変化する理由を図4を参照して説
明すると次のようである。図4において、1は電子銃、
2は第1CL、3は第2CL、4は対物絞り、5はO
L、6は試料、Oは光軸を示す。なお、図中レンズは主
面のみを示し、また偏向コイル、検出器等は省略してい
る。いま、試料6がOL5の主面からZOLの距離にあ
り、OL5の焦点距離がfOLであるときに通常の画像
観察モードからECPモードに変更したとすると、観察
モードの変更に伴って像の回転が生じないように、OL
5の焦点距離はfOLに保持される。このとき、第2C
L3は、電子銃1から放射され、第1CL2を通過して
きた電子ビームを焦点Fに集束するように励磁される。
これによって電子銃1から開き角α0 で放出された電子
ビームは、第1CL2により、その主面からZ1 の距離
に結像し、第2CL3の主面上でAの位置に至り、第2
CL3のレンズ作用により、OL5の焦点Fに集束され
る。そしてOL5のレンズ作用によって平行ビームとな
され、試料6に照射される。即ち、このときには電子ビ
ームのレーパスは実線で示すようになるので、試料6に
は、電子銃1から放射される電子のうち、開き角がα0
の範囲内に含まれる電子が照射されることになる。次
に、通常の画像観察モードに戻って試料位置を図の6′
で示す位置に変更したとする。このときにはOL5の励
磁電流を変更することによってフォーカス調整が行わ
れ、OL5の焦点距離はfOL′に変更される。そして、
その後ECPモードに変更したとすると、この焦点距離
が保たれ、従って、このとき第2CL3の励磁は、電子
ビームを焦点F′に集束させるように変更される。その
結果、電子ビームはOL5で平行ビームとなされて試料
6′に照射されることになるが、OL5の焦点F′に集
束される電子ビームは第2CL3の主面上ではBの広が
りを有し、試料が6の位置にある場合の広がりAよりも
大きくなる。ところが、このとき第1CL2の励磁は変
更されないから、図の破線で示すように、第1CL2の
主面上でB′の範囲にある電子ビームまでが第2CL3
の主面上のBの範囲に入ることになり、試料に照射され
るトータルのプローブ電流は試料が6で示す位置にある
場合よりも大きくなり、像の明るさが増すことになる。
【0006】また、深焦点深度モードにおいてCL励磁
を変更した場合にプローブ電流が変化する理由を図5を
参照して説明すると次のようである。なお、図中、図4
と同じものには同一の符号を付す。いま、試料6がOL
5の主面からZOLの距離にあるとし、第2CL3は電子
ビームをP点に集束するように励磁されているとする。
これによって電子ビームはOL5の集束作用によって試
料6に集束されている。即ち、このときにはレイパスは
実線で示すようになり、試料6には、電子銃1から放射
される電子のうち、開き角がα0 の範囲内に含まれる電
子が照射されることになる。次に、何等かの事由、例え
ば試料の凹凸等によって試料の位置を図中6′で示すよ
うに、OL5の主面からZOL′の距離まで移動したとす
る。このときには観察する像が回転しないようにOL5
の励磁は変更せず、第2CL3の励磁のみを変更し、電
子ビームがQ点に集束するようにする。これによって電
子ビームはOL5の集束作用によって曲げられ、試料
6′上に集束される。このとき、第2CL3以降のレイ
パスは一点鎖線で示すようになり、第2CL3の主面上
での電子ビームの広がりは、試料が6の位置にあるとき
よりも狭くなり、従って試料6′には図の破線で示す範
囲内の電子しか照射されないので、トータルのブローブ
電流は減ることになり、像の明るさが減少することにな
る。
を変更した場合にプローブ電流が変化する理由を図5を
参照して説明すると次のようである。なお、図中、図4
と同じものには同一の符号を付す。いま、試料6がOL
5の主面からZOLの距離にあるとし、第2CL3は電子
ビームをP点に集束するように励磁されているとする。
これによって電子ビームはOL5の集束作用によって試
料6に集束されている。即ち、このときにはレイパスは
実線で示すようになり、試料6には、電子銃1から放射
される電子のうち、開き角がα0 の範囲内に含まれる電
子が照射されることになる。次に、何等かの事由、例え
ば試料の凹凸等によって試料の位置を図中6′で示すよ
うに、OL5の主面からZOL′の距離まで移動したとす
る。このときには観察する像が回転しないようにOL5
の励磁は変更せず、第2CL3の励磁のみを変更し、電
子ビームがQ点に集束するようにする。これによって電
子ビームはOL5の集束作用によって曲げられ、試料
6′上に集束される。このとき、第2CL3以降のレイ
パスは一点鎖線で示すようになり、第2CL3の主面上
での電子ビームの広がりは、試料が6の位置にあるとき
よりも狭くなり、従って試料6′には図の破線で示す範
囲内の電子しか照射されないので、トータルのブローブ
電流は減ることになり、像の明るさが減少することにな
る。
【0007】以上のように、従来のECPモード及び深
焦点深度モードではCLの励磁を変更することによりフ
ォーカス調整を行っているので、像の回転が生じない、
あるいは極端には変化しないという利点を有するが、フ
ォーカス調整に伴って像の明るさが変化するので、フォ
ーカス調整が面倒になり、手間がかかるという問題を有
していた。
焦点深度モードではCLの励磁を変更することによりフ
ォーカス調整を行っているので、像の回転が生じない、
あるいは極端には変化しないという利点を有するが、フ
ォーカス調整に伴って像の明るさが変化するので、フォ
ーカス調整が面倒になり、手間がかかるという問題を有
していた。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、ECPモード及び深焦点深度モードにおけるフォ
ーカス調整の際に像の明るさが変化しない電子顕微鏡に
おけるフォーカス調整方式を提供することを目的とす
る。
って、ECPモード及び深焦点深度モードにおけるフォ
ーカス調整の際に像の明るさが変化しない電子顕微鏡に
おけるフォーカス調整方式を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】ところで、従来の問題点
は、フォーカス調整に際して、第2CL3の励磁のみを
変更していることに起因している。即ち、ECPモード
においては、試料の高さをZOLからZOL′へ移動するに
際に第2CL3の主面上での電子ビームの広がりがAか
らBに広がり、破線で示す範囲内の電子ビームまでもが
試料に照射されてしまうことによって像の明るさが変化
するのであるが、このとき、第1CL2の励磁をも変更
し、A′とBとを結ぶ一点鎖線で示すレイパスになるよ
うにすれば、試料に照射されるプローブ電流は、試料位
置の移動に拘らず一定となり、像の明るさが変化するこ
とはない。深焦点深度モードについても同様である。
は、フォーカス調整に際して、第2CL3の励磁のみを
変更していることに起因している。即ち、ECPモード
においては、試料の高さをZOLからZOL′へ移動するに
際に第2CL3の主面上での電子ビームの広がりがAか
らBに広がり、破線で示す範囲内の電子ビームまでもが
試料に照射されてしまうことによって像の明るさが変化
するのであるが、このとき、第1CL2の励磁をも変更
し、A′とBとを結ぶ一点鎖線で示すレイパスになるよ
うにすれば、試料に照射されるプローブ電流は、試料位
置の移動に拘らず一定となり、像の明るさが変化するこ
とはない。深焦点深度モードについても同様である。
【0010】本発明の電子顕微鏡におけるフォーカス調
整方式は、上記の原理により上記の目的を達成するもの
であり、集束レンズの励磁電流を変化させることにより
フォーカス調整を行う電子顕微鏡におけるフォーカス調
整方式において、少なくとも二つの集束レンズを備え、
前記集束レンズの中の少なくとも二つの集束レンズの焦
点距離を互いに関連させて変化させることによって像の
明るさを変化させることなくフォーカス調整を行うこと
を特徴とする。
整方式は、上記の原理により上記の目的を達成するもの
であり、集束レンズの励磁電流を変化させることにより
フォーカス調整を行う電子顕微鏡におけるフォーカス調
整方式において、少なくとも二つの集束レンズを備え、
前記集束レンズの中の少なくとも二つの集束レンズの焦
点距離を互いに関連させて変化させることによって像の
明るさを変化させることなくフォーカス調整を行うこと
を特徴とする。
【0011】
【作用】ECPモード時の作用は次のようである。図4
において、試料が6で示す位置にあるときの第2CL3
の主面上における電子ビームの広がりがAであり、試料
を6′で示す位置に移動したときに第2CL3の主面上
での広がりがBに広がるものとすると、試料位置の移動
の際にフォーカス調整のために第2CL3の励磁を変更
するが、このとき同時に、第1CL2の励磁をも関連さ
せて変更し、開き角α0 の範囲内にある電子ビームのみ
が試料に照射されるようにする。即ち、第1CL2の主
面上でA′の範囲にある電子ビームが、試料が6の位置
にあるときには第2CL3の主面上でAの範囲に納ま
り、試料が6′の位置にあるときにはBの範囲に納まる
ように第1CL2の励磁を変更する。これによって、試
料の位置の如何に拘らず照射されるプローブ電流は一定
となるので、像の明るさは変化しない。
において、試料が6で示す位置にあるときの第2CL3
の主面上における電子ビームの広がりがAであり、試料
を6′で示す位置に移動したときに第2CL3の主面上
での広がりがBに広がるものとすると、試料位置の移動
の際にフォーカス調整のために第2CL3の励磁を変更
するが、このとき同時に、第1CL2の励磁をも関連さ
せて変更し、開き角α0 の範囲内にある電子ビームのみ
が試料に照射されるようにする。即ち、第1CL2の主
面上でA′の範囲にある電子ビームが、試料が6の位置
にあるときには第2CL3の主面上でAの範囲に納ま
り、試料が6′の位置にあるときにはBの範囲に納まる
ように第1CL2の励磁を変更する。これによって、試
料の位置の如何に拘らず照射されるプローブ電流は一定
となるので、像の明るさは変化しない。
【0012】深焦点深度モード時の作用は次のようであ
る。図5において、試料が6で示す位置にあるときに第
2CL3の主面上での電子ビームの広がりがAであり、
試料を6′で示す位置に移動したときに第2CL3の主
面上での広がりがBに狭まるものとすると、試料位置の
移動の際にフォーカス調整のために第2CL3の励磁を
変更するが、このとき同時に、第1CL2の励磁をも関
連させて変更し、開き角α0 の範囲内にある電子ビーム
のみが試料に照射されるようにする。即ち、第1CL2
の主面上でA′の範囲にある電子ビームが、試料が6の
位置にあるときには第2CL3の主面上でAの範囲に納
まり、試料が6′の位置にあるときにはBの範囲に納ま
るように第1CL2の励磁を変更する。これによって、
試料の位置の如何に拘らず照射されるプローブ電流は一
定となるので、像の明るさは変化しない。
る。図5において、試料が6で示す位置にあるときに第
2CL3の主面上での電子ビームの広がりがAであり、
試料を6′で示す位置に移動したときに第2CL3の主
面上での広がりがBに狭まるものとすると、試料位置の
移動の際にフォーカス調整のために第2CL3の励磁を
変更するが、このとき同時に、第1CL2の励磁をも関
連させて変更し、開き角α0 の範囲内にある電子ビーム
のみが試料に照射されるようにする。即ち、第1CL2
の主面上でA′の範囲にある電子ビームが、試料が6の
位置にあるときには第2CL3の主面上でAの範囲に納
まり、試料が6′の位置にあるときにはBの範囲に納ま
るように第1CL2の励磁を変更する。これによって、
試料の位置の如何に拘らず照射されるプローブ電流は一
定となるので、像の明るさは変化しない。
【0013】
【実施例】以下、実施例につき図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係る電子顕微鏡におけるフォーカス
調整方式の一実施例の構成を示す図であり、図中、10
は制御装置、11は操作部を示す。なお、図4及び図5
と同じものについては同一の符号を付す。また、偏向コ
イル、検出器等は省略している。制御装置10は、フォ
ーカス調整等の各種の調整摘み、あるいはキーボード等
からなる操作部11から指示された調整に応じて、電子
銃1の加速電圧、第1CL2、第2CL3及びOL5の
励磁電流を設定し、供給するものであり、マイクロプロ
セッサ等で構成される。さて、図1の構成において、電
子銃1の種類や性質及び加速電圧が定まると、電子銃1
の輝度β及び仮想光源の大きさdg が定まる。次に対物
絞り4の径rAPを定め、試料位置、即ちOL5の主面か
らの距離ZOL、プローブ電流IP 、必要な観察モードを
操作部11で選択すると、制御装置10はフォーカスが
合うように第1CL2,第2CL3,OL5の焦点距離
f1,f2,fOLを定め、これに対応する励磁電流をそれぞ
れに供給する。そして、試料位置が変わった場合には、
制御装置10は、第1CL2の焦点距離f1 及び第2C
L3の焦点距離f2 を以下に説明する態様で互いに関連
させて変化させ、フォーカス調整時にプローブ電流IP
が変化しないようにする。
る。図1は本発明に係る電子顕微鏡におけるフォーカス
調整方式の一実施例の構成を示す図であり、図中、10
は制御装置、11は操作部を示す。なお、図4及び図5
と同じものについては同一の符号を付す。また、偏向コ
イル、検出器等は省略している。制御装置10は、フォ
ーカス調整等の各種の調整摘み、あるいはキーボード等
からなる操作部11から指示された調整に応じて、電子
銃1の加速電圧、第1CL2、第2CL3及びOL5の
励磁電流を設定し、供給するものであり、マイクロプロ
セッサ等で構成される。さて、図1の構成において、電
子銃1の種類や性質及び加速電圧が定まると、電子銃1
の輝度β及び仮想光源の大きさdg が定まる。次に対物
絞り4の径rAPを定め、試料位置、即ちOL5の主面か
らの距離ZOL、プローブ電流IP 、必要な観察モードを
操作部11で選択すると、制御装置10はフォーカスが
合うように第1CL2,第2CL3,OL5の焦点距離
f1,f2,fOLを定め、これに対応する励磁電流をそれぞ
れに供給する。そして、試料位置が変わった場合には、
制御装置10は、第1CL2の焦点距離f1 及び第2C
L3の焦点距離f2 を以下に説明する態様で互いに関連
させて変化させ、フォーカス調整時にプローブ電流IP
が変化しないようにする。
【0014】まず、深焦点深度モードの場合について図
5を用いて説明する。試料に対する電子プローブの開き
角αOLが設定されると、第1CL2の焦点距離f1 ,第
2CL3の焦点距離f2 及びOL5の焦点距離fOLは、
それぞれ下記の式で表される。
5を用いて説明する。試料に対する電子プローブの開き
角αOLが設定されると、第1CL2の焦点距離f1 ,第
2CL3の焦点距離f2 及びOL5の焦点距離fOLは、
それぞれ下記の式で表される。
【0015】 f1 =l0×Z1/(l0+Z1) …(1) f2 =(l1−Z1)×Z2/((l1−Z1)+Z2) …(2) fOL=b×ZOL/(b−ZOL) …(3) ここで、図5から明らかなように、l0 は電子銃1の先
端から第1CL2の主面までの距離、Z1 は第1CL2
の主面とその結像点との距離、l1 は第1CL2の主面
と第2CL3の主面との距離、l2 は第2CL3の主面
と対物絞り4との距離、Z2 は第2CL3の主面とその
結像点との距離、l3 は対物絞り4とOL主面5との距
離、bはOL5の主面と第2CL3の結像点との距離を
それぞれ示す。次に、試料位置が6から6′に変わった
場合、第1CL2の主面からその結像点までの距離をZ
1′、第2CL3の主面からその結像点までの距離を
Z2′、OL5の主面からその結像点までの距離を
ZOL′、OL5の主面から第2CL3の結像点までの距
離をb′、第1CL2の主面上での電子ビームの広がり
の半径をr1 、第2CL3の主面上での電子ビームの広
がりの半径をr2 ′、OL5の主面上での電子ビームの
広がりの半径をrOL′、第1CL2に入射する電子ビー
ム包絡線と光軸Oとの角度をα0 、第2CL3に入射す
る電子ビーム包絡線と光軸Oとの角度をα1′ 、OL5
に入射する電子ビーム包絡線と光軸Oとの角度をα
2 ′、試料に入射する電子ビーム包絡線と光軸Oとの角
度をαOL′とするとき b′=fOL×ZOL′/(fOL−ZOL′) …(4) が成立し、従って、 α2′=rAP/(l3+b′) …(5) Z2′=l2+l3+b′ …(6) が成立する。また、(4)、(5)式から rOL′=α2′×b′ …(7) が求められ、更に(5)、(6)式から r2′=Z2′×α2′ …(8) が求められる。また、(7)式から αOL′=rOL′/ZOL′ …(9) が求められる。
端から第1CL2の主面までの距離、Z1 は第1CL2
の主面とその結像点との距離、l1 は第1CL2の主面
と第2CL3の主面との距離、l2 は第2CL3の主面
と対物絞り4との距離、Z2 は第2CL3の主面とその
結像点との距離、l3 は対物絞り4とOL主面5との距
離、bはOL5の主面と第2CL3の結像点との距離を
それぞれ示す。次に、試料位置が6から6′に変わった
場合、第1CL2の主面からその結像点までの距離をZ
1′、第2CL3の主面からその結像点までの距離を
Z2′、OL5の主面からその結像点までの距離を
ZOL′、OL5の主面から第2CL3の結像点までの距
離をb′、第1CL2の主面上での電子ビームの広がり
の半径をr1 、第2CL3の主面上での電子ビームの広
がりの半径をr2 ′、OL5の主面上での電子ビームの
広がりの半径をrOL′、第1CL2に入射する電子ビー
ム包絡線と光軸Oとの角度をα0 、第2CL3に入射す
る電子ビーム包絡線と光軸Oとの角度をα1′ 、OL5
に入射する電子ビーム包絡線と光軸Oとの角度をα
2 ′、試料に入射する電子ビーム包絡線と光軸Oとの角
度をαOL′とするとき b′=fOL×ZOL′/(fOL−ZOL′) …(4) が成立し、従って、 α2′=rAP/(l3+b′) …(5) Z2′=l2+l3+b′ …(6) が成立する。また、(4)、(5)式から rOL′=α2′×b′ …(7) が求められ、更に(5)、(6)式から r2′=Z2′×α2′ …(8) が求められる。また、(7)式から αOL′=rOL′/ZOL′ …(9) が求められる。
【0016】次に、プローブ電流IP は一定であるの
で、対応するα0 及びr1 は、 α0 =(4IP/(π2×β×dg 2))1/2 …(10) r1 =α0 ×l0 …(11) で一定である。従って、 r1/Z1′=(r1+r2′)/l1=α1′ …(12) であるから Z1′=l1×r1/(r1+r2′) …(13) となり、以上のことから f1 =l0×Z1′/(l0+Z1′) …(14) f2 =(l1−Z1′)×Z2′/((l1−Z1′)+Z2′)…(15) とすれば、試料位置がZOLからZOL′に変わった場合
に、OL5の焦点距離fOL及びプローブ電流IP を一定
に保った状態でフォーカス調整を行うことができること
は明らかである。なお、試料への電子プローブの開き角
はαOLからαOL′に変化するが、OL5の焦点距離は一
定であるので、像の回転は生じないものである。以上の
ように、深焦点深度モード時においては制御装置10
は、試料位置の変化に対し操作部11でフォーカス調整
を行うと、メモリデータを利用するか、または上記の
(14)式及び(15)式に対応する演算を行って、第
1CL2及び第2CL3の焦点距離を求め、対応する励
磁電流を決定して第1CL2及び第2CL3に供給す
る。その際、メモリデータまたは演算のためのデータ
は、現在のOL5の励磁データを参照して操作部11に
よるフォーカス調整に応じて選ばれるか、または周知の
試料位置検知手段を設けて制御装置10が自動的に試料
位置を取り込めるようにしてもよい。
で、対応するα0 及びr1 は、 α0 =(4IP/(π2×β×dg 2))1/2 …(10) r1 =α0 ×l0 …(11) で一定である。従って、 r1/Z1′=(r1+r2′)/l1=α1′ …(12) であるから Z1′=l1×r1/(r1+r2′) …(13) となり、以上のことから f1 =l0×Z1′/(l0+Z1′) …(14) f2 =(l1−Z1′)×Z2′/((l1−Z1′)+Z2′)…(15) とすれば、試料位置がZOLからZOL′に変わった場合
に、OL5の焦点距離fOL及びプローブ電流IP を一定
に保った状態でフォーカス調整を行うことができること
は明らかである。なお、試料への電子プローブの開き角
はαOLからαOL′に変化するが、OL5の焦点距離は一
定であるので、像の回転は生じないものである。以上の
ように、深焦点深度モード時においては制御装置10
は、試料位置の変化に対し操作部11でフォーカス調整
を行うと、メモリデータを利用するか、または上記の
(14)式及び(15)式に対応する演算を行って、第
1CL2及び第2CL3の焦点距離を求め、対応する励
磁電流を決定して第1CL2及び第2CL3に供給す
る。その際、メモリデータまたは演算のためのデータ
は、現在のOL5の励磁データを参照して操作部11に
よるフォーカス調整に応じて選ばれるか、または周知の
試料位置検知手段を設けて制御装置10が自動的に試料
位置を取り込めるようにしてもよい。
【0017】次に、ECPモードの場合について図4を
用いて説明する。なお、数式等で用いる記号は深焦点深
度モードと同様の意味を持つものである。通常の画像観
察モード時におけるOL5の焦点処理をfOLとすれば、
周知の手法によって、与えられたプローブ電流IP に対
してOL5の焦点処理fOLを一定に保ったまま、試料へ
入射する電子プローブが平行ビームとなるために必要な
第1CL2の焦点距離f1 及び第2CL3の焦点距離f
2 が求められる。次に、試料位置がZOLからZOL′に変
わったとき、通常の画像観察モードにおけるOL5の焦
点距離がfOLからfOL′に変化したとすると、変化後の
焦点距離fOL′はECPモード時でも一定に保たれるか
ら、 Z2′=l2+l3−fOL′ …(16) α2′=rAP/(l3−fOL′) …(17) となり、このことから、 r2′=Z2′×α2′ …(18) が求められ、 r1/Z1′=(r1+r2′)/l1=α1′ …(19) 従って、 Z1′=r1×l1/(r1+r2′) …(20) が求められる。ここでプローブ電流IP を一定にする条件から、 α0 =(4IP/(π2×β×dg 2))1/2 …(21) r1 =α0 ×l0 …(22) は一定である。以上のことから、プローブ電流IP 及びOL5の焦点距離fOL′ を変更することなくフォーカス調整を行うための条件は、 f1 =l0×Z1′/(l0+Z1′) …(23) f2 =(l1−Z1′)×Z2′/((l1−Z1′)+Z2′)…(24) で求められる。 以上のように、ECPモード時においては制御装置10
は、試料位置の変化に対して操作部11でフォーカス調
整を行うと、メモリデータを利用するか、または(2
3)式及び(24)式に対応する演算を行って、第1C
L2及び第2CL3の焦点距離を求め、対応する励磁電
流を決定して第1CL2及び第2CL3に供給する。な
お、深焦点深度モードと同様に周知の試料位置検知手段
を設けて制御装置10が自動的に試料位置を取り込める
ようにしてもよい。
用いて説明する。なお、数式等で用いる記号は深焦点深
度モードと同様の意味を持つものである。通常の画像観
察モード時におけるOL5の焦点処理をfOLとすれば、
周知の手法によって、与えられたプローブ電流IP に対
してOL5の焦点処理fOLを一定に保ったまま、試料へ
入射する電子プローブが平行ビームとなるために必要な
第1CL2の焦点距離f1 及び第2CL3の焦点距離f
2 が求められる。次に、試料位置がZOLからZOL′に変
わったとき、通常の画像観察モードにおけるOL5の焦
点距離がfOLからfOL′に変化したとすると、変化後の
焦点距離fOL′はECPモード時でも一定に保たれるか
ら、 Z2′=l2+l3−fOL′ …(16) α2′=rAP/(l3−fOL′) …(17) となり、このことから、 r2′=Z2′×α2′ …(18) が求められ、 r1/Z1′=(r1+r2′)/l1=α1′ …(19) 従って、 Z1′=r1×l1/(r1+r2′) …(20) が求められる。ここでプローブ電流IP を一定にする条件から、 α0 =(4IP/(π2×β×dg 2))1/2 …(21) r1 =α0 ×l0 …(22) は一定である。以上のことから、プローブ電流IP 及びOL5の焦点距離fOL′ を変更することなくフォーカス調整を行うための条件は、 f1 =l0×Z1′/(l0+Z1′) …(23) f2 =(l1−Z1′)×Z2′/((l1−Z1′)+Z2′)…(24) で求められる。 以上のように、ECPモード時においては制御装置10
は、試料位置の変化に対して操作部11でフォーカス調
整を行うと、メモリデータを利用するか、または(2
3)式及び(24)式に対応する演算を行って、第1C
L2及び第2CL3の焦点距離を求め、対応する励磁電
流を決定して第1CL2及び第2CL3に供給する。な
お、深焦点深度モードと同様に周知の試料位置検知手段
を設けて制御装置10が自動的に試料位置を取り込める
ようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、集束レンズの励磁変更によるフォーカス調整
が必要な観察モードにおいて、フォーカス調整の際にプ
ローブ電流が変化しないために、フォーカス調整に伴う
像のコントラスト、明るさの変化がなくフォーカス調整
の操作性が向上し、また、プローブ電流設定の操作性が
向上する。更に、像観察のモードを切り換えてもプロー
ブ電流が変化しないので操作性が向上する。
によれば、集束レンズの励磁変更によるフォーカス調整
が必要な観察モードにおいて、フォーカス調整の際にプ
ローブ電流が変化しないために、フォーカス調整に伴う
像のコントラスト、明るさの変化がなくフォーカス調整
の操作性が向上し、また、プローブ電流設定の操作性が
向上する。更に、像観察のモードを切り換えてもプロー
ブ電流が変化しないので操作性が向上する。
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】 ECPモードを説明するための図である。
【図3】 深焦点深度モードを説明するための図であ
る。
る。
【図4】 ECPモードにおける問題点と本発明の動作
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図5】 深焦点深度モードにおける問題点と本発明の
動作を説明するための図である。
動作を説明するための図である。
1…電子銃、2…第1CL、3…第2CL、4…対物絞
り、5…OL、6…試料、10…制御装置、11…操作
部。
り、5…OL、6…試料、10…制御装置、11…操作
部。
Claims (1)
- 【請求項1】 集束レンズの励磁電流を変化させること
によりフォーカス調整を行う電子顕微鏡におけるフォー
カス調整方式において、少なくとも二つの集束レンズを
備え、前記集束レンズの中の少なくとも二つの集束レン
ズの焦点距離を互いに関連させて変化させることによっ
て像の明るさを変化させることなくフォーカス調整を行
うことを特徴とする電子顕微鏡におけるフォーカス調整
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002093A JPH0562629A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 電子顕微鏡におけるフオーカス調整方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3002093A JPH0562629A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 電子顕微鏡におけるフオーカス調整方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562629A true JPH0562629A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=11519739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3002093A Withdrawn JPH0562629A (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 電子顕微鏡におけるフオーカス調整方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0562629A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08138600A (ja) * | 1994-11-04 | 1996-05-31 | Shimadzu Corp | 荷電粒子光学系 |
EP1313125A1 (en) * | 2001-11-20 | 2003-05-21 | Jeol Ltd. | Charged-particle beam apparatus equipped with aberration corrector |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP3002093A patent/JPH0562629A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08138600A (ja) * | 1994-11-04 | 1996-05-31 | Shimadzu Corp | 荷電粒子光学系 |
EP1313125A1 (en) * | 2001-11-20 | 2003-05-21 | Jeol Ltd. | Charged-particle beam apparatus equipped with aberration corrector |
US6852983B2 (en) | 2001-11-20 | 2005-02-08 | Jeol Ltd. | Charged-particle beam apparatus equipped with aberration corrector |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |