JPH0562502U - 植物の有害獣虫忌避用パイプ - Google Patents

植物の有害獣虫忌避用パイプ

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Publication number
JPH0562502U
JPH0562502U JP243692U JP243692U JPH0562502U JP H0562502 U JPH0562502 U JP H0562502U JP 243692 U JP243692 U JP 243692U JP 243692 U JP243692 U JP 243692U JP H0562502 U JPH0562502 U JP H0562502U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
repellent
pipe body
plants
repellent agent
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP243692U
Other languages
English (en)
Inventor
川 明 夫 早
Original Assignee
早川 明夫
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Filing date
Publication date
Application filed by 早川 明夫 filed Critical 早川 明夫
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Abstract

(57)【要約】 【目的】植物の有害獣虫を排除するために使用される忌
避剤が、雨や潅水によって流されたり、風で吹き飛ばさ
れることがないようにして、その効果を持続させ、ひい
ては忌避剤の総使用量を減らしてコストを軽減すると共
に、土壌や植物が忌避剤により汚染されないようにする
ことを目的としている。 【構成】植物の近くに配するパイプ本体1の中空部4
に、有害獣虫が忌み嫌う忌避剤6を充填した忌避剤充填
容器5が収納保持されると共に、パイプ本体1の周面
に、前記忌避剤充填容器5から気化して前記中空部に発
散した忌避剤6をパイプ本体1の外部に流出させる通気
孔7が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、有害な昆虫や小動物が植物に近付けないようにする植物の有害獣虫 忌避用パイプに関する。
【0002】
【従来の技術】
鼠,もぐら,野兎等の小動物や、アブラ虫,ダニ,コナジラミ,ネキリ虫等の 昆虫は、農作物やその他の植物を食べたり、寄生して枯らしてしまうため、これ らの有害獣虫から保護するため、従来より、その昆虫や小動物が忌み嫌う匂いな どを発散させる忌避剤を使用し、例えは液状の忌避剤を植物に直接噴霧したり、 粉末や粒状の忌避剤を地面に散布するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、植物に塗布したり地面に散布した忌避剤は雨や潅水により洗い 流されてしまうので、その効果はせいぜい一週間程度しか持続せず、頻繁に噴霧 ・散布しなければならないという面倒があった。
【0004】 また、雨や潅水で忌避剤が完全に洗い流されないように一度に多くの忌避剤を 使用したり、さらに、これを一週間に一度の割合で塗布・散布するので、忌避剤 の総使用量が非常に多くなり、その分コストが嵩むだけでなく、土壌や植物が汚 染されるという問題があった。 そこで、本考案は、忌避剤が雨や潅水によって流されることなく、その効果を 持続させ、ひいては忌避剤の総使用量を減らしてコストを軽減すると共に、土壌 や植物が忌避剤により汚染されることがないようにすることを技術的課題として いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本考案は、植物の近くに配するパイプ本体の中空 部に、有害獣虫が忌み嫌う忌避剤を充填した忌避剤充填容器が収納保持されると 共に、パイプ本体の周面には、前記忌避剤充填容器内から気化して前記中空部に 発散した忌避剤をパイプ本体外に流出させる通気孔が形成されていることを特徴 とする。
【0006】
【作用】
本考案によれば、パイプ本体を花壇の柵,植物を支える支柱,葡萄棚の水平支 柱等に用いて植物の近くに配しておけば、パイプ本体の中空部に収納保持された 忌避剤充填容器内から気化した忌避剤が、当該中空部に発散して通気孔からパイ プ本体外に流出し、植物の近傍に漂うこととなるので、有害獣虫が植物に近付く ことがない。 この場合において、忌避剤は、パイプ本体の中空部に収納保持されており、雨 や潅水により支柱本体に直接水がかかっても忌避剤に水がかかって流されること はないので効果が持続し、忌避剤の総使用量も減らすことができる。 さらに、忌避剤を土壌や植物に直接散布しないので、忌避剤により土壌,植物 が汚染されることは全くない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に説明する。 図1は本考案に係る植物の有害獣虫忌避用パイプを植物支持用支柱として使用 した例を示す断面図である。 図中1は、植物を支える位置に立設するパイプ本体であって、その下端部には 矢尻2が嵌め付けられて地面に突き刺せるように形成されると共に、上端部には キャップ3がねじ止めされて上端側を閉塞し、当該パイプ本体1内に中空部4を 形成している。
【0008】 5は、有害獣虫が忌み嫌う匂いなどを発散する液状,粉末又は粒状の忌避剤6 を充填したプラスチックチューブ(忌避剤充填容器)であって、開口形成された 上端部がキャップ3に形成された開口部3aに着脱可能に接続されている。 なお、キャップ3には、前記開口部3aと連通されると共に中空部4内に開口 された開口部3bが形成され、前記開口部3aに取り付けられたプラスチックチ ューブ5から気化された忌避剤が開口部3a及び3bを通って中空部4内に発散 されるように成されている。
【0009】 また、パイプ本体1の周面には、中空部4内で発散した忌避剤をパイプ本体1 の外部に流出させる通気孔7,7・・・が形成されている。 各通気孔7は、雨や潅水がかかっても水が中空部4に入らないように、中空部 4からパイプ本体1の外側に向かって下方に傾斜するように穿設されると共に、 パイプ本体1の下端部には排水用のスリット8が形成されている。 この場合において、矢尻2の最大径をパイプ本体1の外径より大きくしておけ ば、パイプ本体1を地面に突き刺した際に、排水用のスリット8と地面に僅かに 隙間が形成されるので排水効率がよい。
【0010】 以上が本考案の一例構成であって、次にその作用について説明する。 まず、植物に応じて、その植物を囲む位置又は植物を支える位置に、パイプ本 体1を突き刺して立てておく。 次いで、キャップ3を外し、排除しようとする昆虫や小動物に応じて、例えば 液状の忌避剤をプラスチックチューブ5に充填してキャップ3の開口部3aに取 り付けた後、当該キャップ3を再びパイプ本体1の上端に取り付ける。
【0011】 プラスチックチューブ5内の忌避剤は、気化してキャップ3の開口部3a及び 3bを通りパイプ本体1の中空部4に発散し、通気孔7を通って、パイプ本体1 の外部に流出される。 この場合において、パイプ本体1は、植物を支える位置に突き刺されているの で、植物の近傍には常に気化された忌避剤が発散されることとなり、地上から有 害獣虫が植物に近付くことを防止することができる。 また、パイプ本体1が地中に埋まっている部分に形成された通気孔7を通して 、気化された忌避剤が地中にも発散するので、地中から有害獣虫が植物に近付く ことも防止することができる。
【0012】 そして、忌避剤の有効成分は気化して徐々に減少していくものの、雨や潅水に よりパイプ本体1に水がかかったり風が吹いても、忌避剤が洗い流されたり吹き 飛ばされてしまうことがないので、比較的少ない量で効果が長時間持続し、さら に、忌避剤により土壌や植物が汚染されることは全くない。
【0013】 なお、忌避剤は、液状のものに限らず、粉末,粒状等任意のものを使用するこ とができる。 また、忌避剤充填容器としてプラスチックチューブ5を使用する場合に限らず 、気化された忌避剤が中空部4に発散される構造であれば、任意のものを使用す ることができる。例えば、比較的大きな粒状のものを使用する場合には、ネット 状のチューブやバッグを使用する場合でもよい。
【0014】 さらに、パイプ本体1は、ビニルハウスの支柱,花壇等の柵,葡萄棚などの水 平支柱として使用することもできる。水平支柱として使用する場合は、上面側に は通気孔7を形成することなく下面側にのみ形成しておけば、雨水が中空部4に 入ることがない。
【0015】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、パイプ本体の中空部に忌避剤が収納保持 されているので、気化した忌避剤が周面に形成された通気孔から外部に流出する こととなり、植物の近くに配しておくだけで忌避剤を噴霧したり散布する手間は 一切かからずに有害獣虫を排除することができ、また、雨や潅水によりパイプ本 体に水がかかったり風が吹いたりしても、忌避剤が洗い流されたり吹き飛ばされ てしまうことがないので、比較的少ない量で効果を長時間持続させることができ ると同時に、忌避剤の総使用量を減らしてコストを軽減し、土壌や植物の汚染も 防止することができるという非常に優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る植物の有害獣虫忌避用パイプを
示す断面図。
【符号の説明】
1・・・パイプ本体 4・・・中空部 5・・・プラスチックチューブ(忌避剤充填容器) 6・・・忌避剤 7・・・通気孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物の近くに配するパイプ本体(1)の
    中空部(4)に、有害獣虫が忌み嫌う忌避剤(6)を充
    填した忌避剤充填容器(5)が収納保持されると共に、
    パイプ本体(1)の周面には、前記忌避剤充填容器
    (5)内から気化して前記中空部(4)に発散した忌避
    剤(6)をパイプ本体(1)外に流出させる通気孔
    (7)が形成されていることを特徴とする植物の有害獣
    虫忌避用パイプ。
JP243692U 1992-01-27 1992-01-27 植物の有害獣虫忌避用パイプ Pending JPH0562502U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP243692U JPH0562502U (ja) 1992-01-27 1992-01-27 植物の有害獣虫忌避用パイプ

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JPH0562502U true JPH0562502U (ja) 1993-08-20

Family

ID=11529223

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JP243692U Pending JPH0562502U (ja) 1992-01-27 1992-01-27 植物の有害獣虫忌避用パイプ

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JP (1) JPH0562502U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08187049A (ja) * 1994-11-09 1996-07-23 Noboru Kono 犬猫忌避剤収容器及びそのセット
JP2011142891A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Toppan Printing Co Ltd 昆虫誘引捕獲器
JP2011155880A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Futawa Kk 動物忌避剤収容具および動物忌避剤

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