JP3235499U - ナメクジの侵入を防止できる植木鉢 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤を使用することなく、環境や農作物に無害で、ナメクジの侵入を防止できる植木鉢を提供する。【解決手段】植木鉢1の上端面にドーナツ型の珪藻土の平板2を載置、あるいは鉢底面を珪藻土の平板に載置してなることを特徴とするナメクジの侵入を防止できる植木鉢であって、雨天時、平板をポリエチレン製袋カバーで覆う構造とする。【選択図】図1
Description
本考案は、ナメクジの侵入を防止できる植木鉢の構造に係るものである。
植木鉢に植えた植物の花芽、開いた花びら、また鉢に蒔いた種子から出てきた新芽を食い荒らすナメクジを遠ざける対策として、従来は、薬品が使用されている。例えば特許文献1にはメタアルデヒドを使用することが記載されている。
特許文献2には、カーバメイト系殺虫剤を使用することが記載されている。
特許文献2には、カーバメイト系殺虫剤を使用することが記載されている。
ナメクジ防除に薬剤を使用することは、環境汚染及び農産物の薬害汚染をもたらす可能性がある。
本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、薬剤を使用することなく、環境や、農作物に安全、無害にナメクジの侵入を防止できる農作物植栽用鉢の新規な構造を提供することである。
本考案者は、農作物のナメクジによる食害を防止すべく、鋭意研究を行った結果、珪藻土の板の上にナメクジを置くと、7cm程度進行する過程で死滅すること、又ナメクジは乾いた珪藻土の板には近づかないことを発見するに至った。
本考案は、かかる研究成果を元になされたものである。
すなわち本考案は、植木鉢の上端面にドーナツ型の珪藻土の平板を載置、あるいは鉢底面を珪藻土の平板に載置してなることを特徴とするナメクジの侵入を防止できる植木鉢である。
すなわち本考案は、植木鉢の上端面にドーナツ型の珪藻土の平板を載置、あるいは鉢底面を珪藻土の平板に載置してなることを特徴とするナメクジの侵入を防止できる植木鉢である。
本考案植木鉢では、前記ドーナツ型の珪藻土の平板は珪藻土単一板からなり、その幅が7cm以上である。
また、前記鉢底面を載置する珪藻土の平板は珪藻土単一板からなり、その外周端面から鉢底載置面までの距離が7cm以上である。
本考案植木鉢は、雨天時の対策として、前記平板を樹脂製袋カバーで覆う構造にして珪藻土が濡れることを防止するものである。
その際、樹脂製袋カバーの内外面および裾が、植木鉢本体、あるいは地面に接触していると、ナメクジが、この接触部から這い入り、袋カバーの内外面を伝って移動して、ついには、植木鉢の中の植物に到達することが可能になるので、袋カバーの内外面および裾は、植木鉢本体及び地面から離隔させ、空中に浮遊させる構造にすることが必須である。
樹脂製袋カバーとしては、透明なポリエチレン製袋カバー等が好適である。
薬剤を使用することなく、環境や、農作物に安全、無害にナメクジの侵入を防止することができる。
本考案を実施するための形態を図面1〜4によって説明する。
実施の形態1
図1は、スタンド型植木鉢上端に、ドーナツ型の珪藻土の板を載置固定した構造の説明図である。
ナメクジが植木鉢の中に侵入するためには、ドーナツ型の珪藻土の板の上を通らなければならない。
珪藻土板の巾、つまり外径と内径の差の1/2を、7cm以上にすることで、珪藻土板に侵入したナメクジを、植木鉢の中に到達する前に、珪藻土板の上で死滅させることができる。
ドーナツ型の珪藻土板は、その内径側に珪藻土固定ピン3に差し込む構造にして植木鉢からの脱落を防ぐことができる。
図1は、スタンド型植木鉢上端に、ドーナツ型の珪藻土の板を載置固定した構造の説明図である。
ナメクジが植木鉢の中に侵入するためには、ドーナツ型の珪藻土の板の上を通らなければならない。
珪藻土板の巾、つまり外径と内径の差の1/2を、7cm以上にすることで、珪藻土板に侵入したナメクジを、植木鉢の中に到達する前に、珪藻土板の上で死滅させることができる。
ドーナツ型の珪藻土板は、その内径側に珪藻土固定ピン3に差し込む構造にして植木鉢からの脱落を防ぐことができる。
実施の形態2
図2は、据置型植木鉢の底面を、正方形の珪藻土板に載置した構造の説明図である。
四角の珪藻土板の周囲から植木鉢の下端外周に至る最近接距離を、7cm以上にすることで、ナメクジが下端外周に到達する前に死滅させることができる。
図2は、据置型植木鉢の底面を、正方形の珪藻土板に載置した構造の説明図である。
四角の珪藻土板の周囲から植木鉢の下端外周に至る最近接距離を、7cm以上にすることで、ナメクジが下端外周に到達する前に死滅させることができる。
実施の形態3
図3は、雨天時、植木鉢全体をポリエチレン製袋カバーで覆う構造の説明図であり、図4は、図3をA−A面側から見た構造の説明図である。
図3、図4でポリエチレンの袋は、点線で示している。
植木鉢に立てたポリエチレン袋を横に広げる針金兼支柱7で、ポリエチレンの袋を支え、またポリエチレン袋を横に広げ、横に膨らませる。
ポリエチレン袋の裾は、地面に接触しない長さに調整され、空中に浮遊している。
これにより、ポリエチレン袋の内外面および裾は、植木鉢本体及び地面から離隔され、雨天時でも珪藻土板が濡れることを防ぐことができると共に、ナメクジの侵入を防止できる。
図3は、雨天時、植木鉢全体をポリエチレン製袋カバーで覆う構造の説明図であり、図4は、図3をA−A面側から見た構造の説明図である。
図3、図4でポリエチレンの袋は、点線で示している。
植木鉢に立てたポリエチレン袋を横に広げる針金兼支柱7で、ポリエチレンの袋を支え、またポリエチレン袋を横に広げ、横に膨らませる。
ポリエチレン袋の裾は、地面に接触しない長さに調整され、空中に浮遊している。
これにより、ポリエチレン袋の内外面および裾は、植木鉢本体及び地面から離隔され、雨天時でも珪藻土板が濡れることを防ぐことができると共に、ナメクジの侵入を防止できる。
薬剤を使用せず、かつ長期間安定してナメクジの被害を防止でき、農産物の栽培、及び花卉栽培の分野に多大な貢献が可能である。
1 スタンド型植木鉢
2 ドーナツ型珪藻土板
3 珪藻土板固定ピン
4 据置型植木鉢
5 珪藻土板
6 ポリエチレン袋(点線)
7 ポリエチレン袋を横に広げる針金兼支柱
8 ポリエチレン袋の裾外周(点線)
2 ドーナツ型珪藻土板
3 珪藻土板固定ピン
4 据置型植木鉢
5 珪藻土板
6 ポリエチレン袋(点線)
7 ポリエチレン袋を横に広げる針金兼支柱
8 ポリエチレン袋の裾外周(点線)
Claims (4)
- 植木鉢の上端面にドーナツ型の珪藻土の平板を載置、あるいは鉢底面を珪藻土の平板に載置してなることを特徴とするナメクジの侵入を防止できる植木鉢。
- 前記ドーナツ型の珪藻土の平板が珪藻土単一板からなり、その幅が7cm以上である請求項1に記載のナメクジの侵入を防止できる植木鉢。
- 前記鉢底面を載置する珪藻土の平板が珪藻土単一板からなり、その外周端面から鉢底載置面までの距離が7cm以上である請求項1に記載のナメクジの侵入を防止できる植木鉢。
- 雨天時、前記平板を樹脂製袋カバーで覆い、そのカバーの内外面および裾は、植木鉢本体および地面から離隔された構造にしてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のナメクジの侵入を防止できる植木鉢。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003942U JP3235499U (ja) | 2021-09-10 | 2021-09-10 | ナメクジの侵入を防止できる植木鉢 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003942U JP3235499U (ja) | 2021-09-10 | 2021-09-10 | ナメクジの侵入を防止できる植木鉢 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3235499U true JP3235499U (ja) | 2021-12-23 |
Family
ID=79169944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021003942U Active JP3235499U (ja) | 2021-09-10 | 2021-09-10 | ナメクジの侵入を防止できる植木鉢 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235499U (ja) |
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2021
- 2021-09-10 JP JP2021003942U patent/JP3235499U/ja active Active
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