JPH0562114U - 変電所における絶縁碍子の保守点検作業用の昇降架台 - Google Patents

変電所における絶縁碍子の保守点検作業用の昇降架台

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JPH0562114U
JPH0562114U JP8175892U JP8175892U JPH0562114U JP H0562114 U JPH0562114 U JP H0562114U JP 8175892 U JP8175892 U JP 8175892U JP 8175892 U JP8175892 U JP 8175892U JP H0562114 U JPH0562114 U JP H0562114U
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修一 猪俣
博喜 佐藤
均 八巻
操 平津
敦彦 内山
弘行 箱守
四郎 清水
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三和鋼器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】変電所における絶縁碍子の保守点検作業用の昇
降架台として、足場を有する昇降台を装着可能な駆動装
置により作業位置に設置し、安定した姿勢により確実且
つ迅速な作業を可能とする昇降架台を提供することを目
的とする。 【構成】保守点検の作業に際して、油圧シリンダー10
を固定台5に装着し、この油圧シリンダー10と地上の
油圧ユニット12を可撓管11で接続し、油圧ユニット
12の作動により、下降位置にある昇降台7をパンタグ
ラフ6により上昇させ、絶縁碍子1を囲繞する位置に平
坦な踊り場7dを形成し、この踊り場7dの上で安全に
効率よく作業をすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、変電所において高圧架空送電線を接続保持している絶縁碍子の保守 点検作業用の昇降架台に関する。
【0002】
【従来の技術】
変電所においては、高圧架空送電線にて送電されてきた電力を、必要に応じて 地中送電をするためのケーブルに中継したり、或いは分岐配電をするに当って、 ターミナルとしての大規模な絶縁碍子が設置されている。
【0003】 例えば、図7に示す地中送電のように、地上に設置した基台50にターミナル としての絶縁碍子51を設け、その頂部に設けられた固定端子52に高圧架空送 電線53の端部及び絶縁ケーブル54からなる地中線の端部を接続し、該絶縁ケ ーブル54を絶縁碍子51の中心孔を通して地中埋設管(図示せず)に導入して 所要地域へ配電されるものである。
【0004】 而して、前記絶縁碍子51は定期的に保守点検が行われるが、その作業に当っ ては従来次のような手段が採られている。 即ち、送電を停止した後、 (a)図8に示すように、絶縁碍子51に立てかけた梯子55をロープ56等で 絶縁碍子51に固定するものである。
【0005】 この場合は、梯子55と該梯子55に昇って作業をする作業員の重量が絶縁碍 子51にかかるため、基台50と絶縁碍子51との取付部分に曲げ荷重が加って 好ましくなく、また梯子55に昇っての作業のため、足場が悪く作業がやりにく いと共に多くの時間を要し、停電時間が長びくという問題があった。
【0006】 (b)図9に示すように、絶縁碍子51の両面に立てた2個の梯子55を連結部 材57で連結するものである。 この場合は、2人で作業をするので作業時間が短縮し、また基台50と絶縁碍 子51との取付部分への曲げ荷重の印加はないが、足場の悪い点は前記と同様で あり、確実な保守点検ができないという問題があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の技術で示した、変電所において高圧架空送電線を接続保持し ている絶縁碍子の保守点検作業用の昇降架台の欠点を解消し、絶縁碍子に対して 平坦な足場を有する昇降台を基台に設置し、安定した姿勢により確実且つ迅速な 作業を可能とし、しかも、一台の昇降駆動装置を保守点検に応じて適宜装着可能 な昇降架台を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、高圧架空送電電力を中継するターミナルとしての絶縁碍子を載置固 定した地上設置の基台上部に設けられた固定台と、該固定台に対してパンタグラ フを介して昇降し、前記絶縁碍子を囲繞する平坦な踊り場を備えた昇降台と、前 記固定台に着脱自在にセットされ、前記パンタグラフを昇降させる油圧シリンダ ーと該油圧シリンダーと可撓管を介して接続され、地上に設置される油圧ユニッ トとの昇降駆動装置とから成ることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
本考案の構成により、保守点検の作業に際して、油圧シリンダーを固定台に装 着し、この油圧シリンダーと地上の油圧ユニットを可撓管で接続し、油圧ユニッ トの作動により下降位置にある昇降台をパンタグラフにより上昇させ、絶縁碍子 を囲繞する位置に平坦な踊り場を形成し、この踊り場の上で安全に効率よく作業 をすることができる。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1(A)(B)は本考案に係る昇降架台の上昇時を示すものであり、ターミナルと しての絶縁碍子1を載置固定した地上設置の基台2の側面に支持材3を介して固 定梯子4が取付けられている。
【0011】 Aは昇降架台にして、該昇降架台Aは、基台2の上部に設けられた方形の固定 台5と、該固定台5の対向辺に設けられた一対のパンタグラフ6と、該パンタグ ラフ6に取付けられた方形の昇降台7と、該昇降台7に設けられた起倒可能な手 摺り8及び昇降梯子9と、前記固定台5に着脱可能に取付けられる一対の油圧シ リンダー10と、該油圧シリンダー10と可撓管11を介して接続された油圧ユ ニット12(油圧ポンプ及び切換弁等を備える)とから成っている。
【0012】 而して、前記方形の固定台5は、図3に示すように、基台2の上部に取付けた 一対の支持材5aに長方形枠5bを夫々固定し、該各長方形枠5bの端部に継材 5cが連結されている。 前記パンタグラフ6は、夫々2本1組のアーム6aより成り(図1(B) 参照) 、中央軸6b及び端部軸6cに枢着され、アーム6aの一方下端は前記固定台5 の長方形枠5bに枢着され、他方下端は長方形枠5bに設けたアーム案内板5d にスライド可能に支持されている。
【0013】 前記方形の昇降台7は、図4に示す如く、前記絶縁碍子1を囲むように各一対 あての長方形枠7a,7bの相互接続により形成され、前記パンタグラフ6のア ーム6aの一方上端を長方形枠7bに枢着し、他方上端を長方形枠7bに設けた アーム案内板7cにスライド可能に支持している。
【0014】 そして、各長方形枠7a,7bには金網又は鋼板が取付けられ、作業時の足場 となる平坦な踊り場7dが絶縁碍子1の周囲に形成されている。 前記手摺り8は、各長方形枠7a,7bの外周に蝶番等により起倒可能に設け られ、作業時には図示しないが、手摺り8に設けたスプリング付勢の杆を長方形 枠7a,7bに設けた受けパイプに差込んで起立状態を保持するようになってい る。
【0015】 前記昇降梯子9は、その上部が長方形枠7aに設けた支持材7eに取付けられ 、下方が前記固定台5の継材5cに設けた梯子振止材5eに挿入され、昇降台7 の最上昇時にその下端部が前記固定梯子4の上端部に対向する長さに設定されて いる。 なお、昇降梯子9の上端には前記手摺り8と同様な手段により起倒可能な手摺 り9aが取付けられているが、この起倒手段は他の適宜手段をとり得る。
【0016】 前記油圧シリンダー10は、図5に示すように、上方に一対のビボット10a が突設され、該各ビボット10aが、図6に示すように固定台5の長方形枠5b に設けたビボット受材5fの係止溝5gに着脱自在に嵌入し、また油圧シリンダ ー10のピストンロッド10bの先端部が前記パンタグラフ6の一対のアーム6 a間に装架固定された受部材6dに嵌入するようになっている。
【0017】 前記油圧ユニット12は、油圧シリンダー10及び可撓管11と共に単一の昇 降駆動装置を構成している。 また、前記固定台5及び昇降台7は方形の実施例を示したが、基台2の頂部及 び絶縁碍子1を囲繞する円形に構成することも可能である。
【0018】 次に、作用について説明する。 (a)平常時 図2に示すように、昇降台7及び昇降梯子9はその自重によりパンタグラフ6 を屈折して降下し、また昇降台7及び昇降梯子9の各手摺り8,9aは外側に倒 れている。
【0019】 (b)保守点検作業時 (イ)送電を停止した後、油圧シリンダー10,可撓管11及び油圧ユニット1 2の昇降駆動装置を持込み、油圧シリンダー10のビボット10aを固定台5の ビボット受5fの係止溝5gに嵌込んで油圧シリンダー10をセットすると共に 、地上に置いた油圧ユニット12と可撓管11で接続する。
【0020】 (ロ)油圧ユニット12を作動し、可撓管11を通して圧油を油圧シリンダー1 0に送りピストンロッド10bを伸長させ、昇降台7を所要位置に上昇させる。 (ハ)作業員が固定梯子4より昇降梯子9を昇り、手摺り9aを起立させて昇降 台7の踊り場7dに乗り、手摺り8を起立させる(図1(A) (B) の状態)。
【0021】 (ニ)作業員は絶縁碍子1を囲む踊り場7d(足場がよく、墜落防止ともなる手 摺り8がある)の上で絶縁碍子1の保守点検作業をする。 なお、昇降台7は油圧シリンダー10の作動により作業位置に上下動する。
【0022】 (c)作業終了時 (イ)作業員は手摺り8を外側に倒して昇降台7より昇降梯子9に移り、手摺り 9aを外側に倒し、昇降梯子9より固定梯子4を伝って地上に降りる。 (ロ)油圧ユニット12を作動し、油圧シリンダー10内の圧油を抜いてピスト ンロッド10bの付勢を解く。
【0023】 (ハ)昇降台7及び昇降梯子9は自重によりパンタグラフ6を屈折して降下する (図2の状態)。 (ニ)送電を再開する。
【0024】
【考案の効果】
本考案は次の効果を有する。 (a)絶縁碍子を囲んで足場のよい平坦な踊り場を備えた昇降台を基台に設置し たので、作業員の安定した姿勢による確実かつ迅速な保守点検作業ができ、大巾 な作業時間の短縮により停電時間を可及的に短縮することができる。 (b)保守点検作業に際して、油圧シリンダー及び油圧ユニットを持込んで油圧 シリンダーを固定台にセットするので、作業準備が簡単であると共に、同一変電 所内に複数基の絶縁碍子が存在する場合においても、上記昇降駆動装置は一台を 共用することができ経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示し、(A) は昇降台の上昇時
の正面図、(B) は同側面図である。
【図2】本考案における昇降台の降下時の正面図であ
る。
【図3】本考案における固定台の平面図である。
【図4】本考案における昇降台の平面図である。
【図5】本考案における油圧シリンダーの正面図であ
る。
【図6】本考案における油圧シリンダーの取付状態の説
明図である。
【図7】地中送電の説明図である。
【図8】従来の作業時の説明図である。
【図9】従来における、他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 絶縁碍子 2 基台 4 固定梯子 A 昇降架台 5 固定台 6 パンタグラフ 7 昇降台 7d 踊り場 8 手摺り 9 昇降梯子 10 油圧シリンダー 11 可撓管 12 油圧ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平津 操 東京都港区浜松町1丁目12番3号 三和鋼 器株式会社内 (72)考案者 内山 敦彦 東京都港区浜松町1丁目12番3号 三和鋼 器株式会社内 (72)考案者 箱守 弘行 東京都港区浜松町1丁目12番3号 三和鋼 器株式会社内 (72)考案者 清水 四郎 東京都港区浜松町1丁目12番3号 三和鋼 器株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧架空送電電力を中継するターミナル
    としての絶縁碍子を載置固定した地上設置の基台上部に
    設けられた固定台と、該固定台に対してパンタグラフを
    介して昇降し、前記絶縁碍子を囲繞する平坦な踊り場を
    備えた昇降台と、前記固定台に着脱自在にセットされ、
    前記パンタグラフを昇降させる油圧シリンダーと該油圧
    シリンダーと可撓管を介して接続され、地上に設置され
    る油圧ユニットとの昇降駆動装置とから成ることを特徴
    とする変電所における絶縁碍子の保守点検作業用の昇降
    架台。
JP1992081758U 1992-11-26 1992-11-26 変電所における絶縁碍子の保守点検作業用の昇降架台 Expired - Lifetime JPH0715283Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190044805A (ko) * 2017-10-23 2019-05-02 한국전력공사 휴대형 기중 종단 접속함 작업용 지지장치
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JPS60161229A (ja) * 1984-01-31 1985-08-22 Hankyu Dentetsu Kk 電車用架線支持碍子洗浄装置および架線洗浄装置

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