JPH0561996U - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH0561996U
JPH0561996U JP208192U JP208192U JPH0561996U JP H0561996 U JPH0561996 U JP H0561996U JP 208192 U JP208192 U JP 208192U JP 208192 U JP208192 U JP 208192U JP H0561996 U JPH0561996 U JP H0561996U
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JP
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circuit
magnetron
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microcomputer
inverter circuit
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文夫 湯浅
正己 中村
聖 小沢
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株式会社日立ホームテック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶回路に内蔵されている記憶素子を差し替
えるだけで、同一のインバータ回路を適用して所定の性
能を発揮させる高周波加熱装置を提供する。 【構成】 マイクロコンピュータ1に外付けした記憶回
路2の複数のアドレスにマグネトロン11の複数の高周
波出力値の個々に対応する複数の設定出力データを格納
しておき、マグネトロン11を所定の出力で作動させる
のに必要な設定出力データをマイクロコンピュータ1か
らの信号によって記憶回路2から出力させ、その出力さ
れたデータに従ってインバータ回路4を制御するように
した。 【効果】 特性の異なる他機種へも同一のインバータ回
路を適用して所定の性能を発揮させるとともにインバー
タ回路の共用化もスムースに推進出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インバータ回路によってマグネトロンの駆動制御を行う高周波加熱 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
商用交流電源を整流しこれをスイッチング素子のオンオフにより顧客の設定し た高周波出力値に応じた周波数(数十kHz)の交流電力に変換するインバータ回 路を備え、このインバータ回路によってマグネトロンへの電力供給を行なう高周 波加熱装置として、従来、例えば特開昭62−5591号公報記載の発明が知ら れている。このインバータ方式の高周波加熱装置におけるインバータ回路内の制 御部はマイクロコンピュータ及びスイッチング素子をオンオフ制御する素子制御 回路などから構成されており、この素子制御回路に設定出力データを送る手段と しては、マイクロコンピュータが設定出力に基づいて内部のメモリを参照し、設 定出力ごとに格納されているデータを素子制御回路に送る方法がとられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この方法では設定出力データはマイクロコンピュータ内のマスクRO Mに格納されているため、昇圧トランス4、共振用コンデンサ5、コンデンサ8 及びダイオード9a、9b等一連の回路構成部品の定数のばらつきの影響により 、製品取纏め中の調整段階で高周波加熱装置個々によって加熱効率などが変わる 場合がある。かかる場合には高周波加熱装置の上記データ値の変更を余儀なくさ れ、マイクロコンピュータの再マスクが必要となるとともにこの再マスクのため に莫大な費用と時間がかかってしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決するためになされたものであり、マイクロコンピュ ータに外付けした記憶回路の複数のアドレスに複数の設定出力データ(マグネト ロンの複数の高周波出力値の個々に対応する複数のデータ)を格納しておき、マ グネトロンを所定の出力で作動させるのに必要なデータ(設定出力データ)をマイ クロコンピュータからの信号によってこの記憶回路から出力させ、その出力され たデータに従ってインバータ回路を制御する。
【0005】
【作用】
このようにすることによって、任意の高周波出力値が設定されたとき、マイク ロコンピュータからはその設定された高周波出力値に対応するアドレス値を記憶 素子に送る。するとこの信号を受信した記憶素子からは送信されたアドレスに格 納された出力データが読み出され、それが素子制御回路にデータ送信される。
【0006】 データ送信された出力データを受信した素子制御回路は、受信したデータに基 づいてインバータ回路内のスイッチング素子をオンオフさせ、設定された高周波 出力でインバータ回路を動作させる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例を示す高周波加熱装置の概略の回路図、図2は同各部 の主な信号やデータの流れを示す図である。
【0009】 図1において、1はマイクロコンピュータで、後述するインバータ回路の動作 を制御するために、同様後述する記憶回路を能動状態にしてそこに格納されたデ ータ群の中から所定の高周波出力(マグネトロンの動作出力)を発生させるのに必 要な設定出力データを出力させるほか、その設定出力データに基づいてインバー タ回路のスイッチング素子をオンオフ制御するものである。
【0010】 2は前述した記憶回路であり、2aはこの記憶回路2に内蔵されている記憶素 子である。この記憶素子2aはその複数のアドレスに複数の設定出力データ(マ グネトロンの複数の高周波出力値の個々に対応する複数のデータ)D0〜D7を 格納し、前述のマイクロコンピュータ1からのチップセレクト信号CSによって 能動状態にされるとともにアドレス信号A0〜A16が入力された時に該当する アドレスに格納されている設定出力データD0〜D7をの中の所定のデータを出 力するものである。
【0011】 そして2bはフリップフロップで、前述の記憶素子2aの出力を読み込んで保 持するとともにマイクロコンピュータ1からラッチパルス信号Sが入力された時 にその保持しているデータを出力するものである。
【0012】 3は後述するインバータ回路のスイッチング素子をオンオフ制御する素子制御 回路で、マイクロコンピュータ1からの起動/停止信号Pの入力と前述フリップ フロップ2bからの設定出力データに従って動作するものである。
【0013】 4は全波整流回路5、高圧トランス6、コンデンサ7、ダイオード8、及びス イッチング素子9等にて構成されたインバータ回路で、前述素子制御回路3を介 してマイクロコンピュータ1に接続されている。
【0014】 10はマグネトロン駆動回路で、前述高圧トランス6を介してインバータ回路 4に接続し、高周波電圧を供給されるものである。そして11はこの駆動回路1 0によって駆動されるマグネトロンである。
【0015】 次に本考案一実施例の動作を説明する。
【0016】 動作の一例としては、マグネトロンの動作出力を当初500Wで開始させたあ と、途中から300Wに低下させる場合を説明する。
【0017】 いま図2に示すごとく、マグネトロン11を高周波出力500Wで動作させる ために、マイクロコンピュータ1は記憶回路2の記憶素子2aに対してチップセ レクト信号CSを出力して記憶素子2aを起動状態にするとともに500W出力 に対応するアドレス信号A0〜A16として5Hを送って設定出力データ90H を出力させ、フリップフロップ2bに保持させる。その際マイクロコンピュータ 1は起動/停止信号PをHighにして素子制御回路3を起動状態にし、さらに フリップフロップ2bに対してラッチパルス信号Sを出力し、フリップフロップ 2bの保持する設定出力データを吐き出させ、素子制御回路3をその設定出力デ ータに基づいて動作させる。それにより、インバータ回路4のスイッチング素子 9は制御され、結果として高圧トランス6の二次側のマグネトロン11を所定の 出力で動作させる。
【0018】 その後マグネトロン出力を300Wに低下させて動作させる場合は、マイクロ コンピュータ1は記憶素子2aから出力300Wに対応する設定出力データを吐 き出させるために、アドレス信号を3Hに変更して記憶素子2aに出力し、かつ ラッチパルス信号Sを出力して、記憶回路2から300Wのための設定出力デー タ64Hを素子制御回路3へ出力させる。するとこれによってそれまで500W で制御されていた高周波出力は300Wに切り替えられて動作を継続することに なる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、記憶回路に格納したデータに基づいてマグネト ロンの高周波出力を制御するので、記憶回路の設定内容さえ変更すれば、つまり 記憶素子を差し替えるだけで、加熱効率他の特性の異なる機種へ同一のインバー タ回路を適用して所定の性能を発揮させることが出来、インバータ回路の共用化 をスムースに推進出来る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す高周波加熱装置の回路
図を示す。
【図2】同各部の主な信号、データの流れを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 記憶回路 2a 記憶素子 3 素子制御回路 4 インバータ回路 9 スイッチング素子 10 マグネトロン駆動回路 11 マグネトロン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロコンピュータ(1)と、このマイ
    クロコンピュータの指示に従って起動状態になるととも
    に指定されたアドレスに格納されたマグネトロン動作出
    力に関するデータを指定された時点に出力する記憶回路
    (2)と、前記マイクロコンピュータの指示に従って起動
    状態になるとともに前記記憶回路からのマグネトロン動
    作出力に関するデータを入力して動作する素子制御回路
    (3)と、この素子制御回路により制御されるスイッチン
    グ素子(9)によって構成されるインバータ回路(4)と、
    このインバータ回路に接続して駆動されるマグネトロン
    駆動回路(10)と、そしてこのマグネトロン駆動回路
    (10)に接続したマグネトロン(11)とでなる高周波加
    熱装置。
JP1992002081U 1992-01-24 1992-01-24 高周波加熱装置 Expired - Lifetime JP2589848Y2 (ja)

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JPH0561996U true JPH0561996U (ja) 1993-08-13
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625591A (ja) * 1985-07-02 1987-01-12 株式会社東芝 調理器
JPS6414521A (en) * 1987-07-08 1989-01-18 Sharp Kk Microwave oven
JP3129803U (ja) * 2006-11-28 2007-03-08 清水勧業株式会社 シャッター開閉補助具。

Patent Citations (3)

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