JPH0561983B2 - - Google Patents

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JPH0561983B2
JPH0561983B2 JP27917387A JP27917387A JPH0561983B2 JP H0561983 B2 JPH0561983 B2 JP H0561983B2 JP 27917387 A JP27917387 A JP 27917387A JP 27917387 A JP27917387 A JP 27917387A JP H0561983 B2 JPH0561983 B2 JP H0561983B2
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JP
Japan
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painted surface
particle size
paint film
polishing
thermosetting polymer
Prior art date
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JPH01123669A (ja
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Kazuo Ookuma
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DAIWA ENTAAPURAIZU KK
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DAIWA ENTAAPURAIZU KK
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、例えば自動車等の塗装面の保護方法
に関するものである。 [従来技術] 従来、例えば自動車等の塗装保護手段として
は、一般的にカーワツクスが用いられている。 カーワツクスは、蝋分とシリコンと油脂等の混
合物であり、そのものの性質は油性であつて、塗
装面に油膜を形成することにより光沢を出してい
る。 [発明が解決しようとする問題点] ところで、前記カーワツクスは、塗膜が劣化し
た状態及び塗面凹凸状態の上に油性の被膜を形成
するため、塗装面への密着性も弱く、塗装面に対
する一時的な保護でしかなく、降雨等で流れ落ち
てしまい、然もフロントガラスに付着して油膜の
原因ともなる。 また、カーワツクスの水滴は、半円球状となる
ためレンズ作用を起こし、太陽熱を集めて塗装面
を焼いてしまい、車の老杤化を早める等の問題点
があつた。 本発明は従来のカーワツクスの問題点を解決す
るべくなした塗装面の保護方法を開発したのであ
る。 [問題点を解決するための手段] 本発明の要旨とするところは、塗装面を水洗し
て水分を払拭し、次いで塗装面に炭化水素系ワツ
クスと、乳化剤と、安定剤と、石油系溶剤に、粒
子径5μm〜70μmで含有量が20〜35%、粒子径2μ
m〜3μmで含有量が5〜20%、粒子径0.7μm前後
で含有量が5〜20%の3タイプの無機研磨剤を
夫々含有して製造された第1〜第3の前処理剤
を、塗装面の状態に応じて無機研磨剤の粒子径の
大きい方から小さい方へ第3の前処理剤を最終と
するよう3〜1回塗装面に塗布してポリツシング
して塗膜の性能、光沢の復元をした後、塗装面に
熱硬化性高分子重合体液を塗布してポリツシング
による熱処理することを特徴とする塗装面の保護
方法にある。 [作用] 水洗した後の塗装面に、塗装面の状態に応じて
第1〜第3の前処理剤を無機研磨剤の粒子径の大
きい方から小さい方へ、第3の前処理剤を最終と
するよう3〜1回塗布してポリツシングすること
により、装面に付着している汚れが落ちて、塗装
面を美麗にすると共に、塗装の損傷部分が除去さ
れて、塗装面を鏡面仕上げ(平滑化)して塗膜の
性能、光沢が復元される。 次いで、前処理した塗装面に熱硬化性高分子重
合体液を塗布してポリツシングすることにより、
ポリツシングによる摩擦熱によつて、熱硬化性高
分子重合体液を熱処理し、これによつて熱硬化性
高分子重合体液の硬化促進と塗膜への吸収、浸透
を早め、塗装面の耐久性を高めることができる。 [実施例] 本発明の塗装面の保護方法は、水洗して水分を
払拭した後研磨剤を塗布してポリツシングし、塗
装面に付着している汚れを落して塗装面を美麗に
すると共に、塗膜の損傷部分を研削して塗装面を
鏡面状態(平滑化)にするという塗膜の性能、光
沢の復元完了後、塗装面に熱硬化性高分子重合体
液を塗布して、ポリツシングによる摩擦熱によつ
て熱処理することにより、前記熱硬化性高分子重
合体液の硬化促進と塗膜への吸収、浸透を早め
て、塗装面の耐久性を高めている。 以下本発明方法の実施例を、自動車の塗装面に
実施した場合を例に挙げて、更に詳細に説明す
る。 先ず、自動車の塗装面を水洗し水分を払拭した
後、自動車の塗装面の汚れの付着度合、塗装の損
傷状態に応じて、炭化水素系ワツクスと乳化剤
と、安定剤と、石油系溶剤に、夫々粒子径5〜
70μmで含有量が20〜35%、好ましくは含有量が
25%の無機研磨剤、粒子径2〜3μmで含有量が
5〜20%、好ましくは含有量が10%の無機研磨
剤、粒子径0.7μm前後で含有量が5〜20%、好ま
しくは含有量が10%の無機研磨剤を含有せしめて
各々製造された3タイプの第1〜第3前後処理剤
を、粒子径の大きい方から小さい方へ第3の前処
理剤を最終とするよう3〜1回塗装面に塗布して
ポリツシングする。前記無機研磨剤としては、例
えばSiO2、Al2O3等を使用することが好ましい。 而して、塗装面の汚れと塗膜の損傷状態がひど
い場合は、先ず好ましくは5〜70μmの粒子径を
有する細目の無機研磨剤を含有した第1の前処理
剤を塗布してポリツシングし、比較的荒い塗装面
の汚れや塗膜の損傷部分を除去し、その後好まし
くは2〜3μmの粒子径を有する極細目の無機研
磨剤を含有した第2の前処理剤を塗布してポリツ
シングし、塗装面の中程度の汚れや塗膜の中程度
の損傷部分を除去し、更に最後に好ましくは0.7μ
m前後の粒子径を有する超微粒子の無機研磨剤を
含有した第3の前処理剤を塗布してポリツシング
し、塗装面の極めて小さい汚れや塗膜の極めて小
さい損傷部分を除去する。そして、第1〜第3の
前処理剤を順に3回塗布してポリツシングするこ
とにより塗装表面の汚れや損傷塗膜を除去し、塗
膜を鏡面仕上げ(平滑化)して、塗膜の性能及び
光沢を復元させるのである。 更に、塗装面の汚れと塗膜の損傷状態が中程度
な場合は、前記細目の無機研磨剤を含有した第1
の前処理剤の塗布を省略し、前記極細目の無機研
磨剤を含有した第2の前処理剤を塗布してポリツ
シングして、塗装面の中程度汚れや塗膜の中程度
の損傷部分を除去し、然る後超微粒子の無機研磨
剤を含有した第3の前処理剤を塗布してポリツシ
ングし、塗装面の極めて小さい汚れや塗膜の極め
て小さい損傷部分を除去するのである。 更にまた、塗装面の汚れと塗膜の損傷がほとん
どない場合は、前記細目の無機研磨剤を含有した
第1の前処理剤と極細目の無機研磨剤を含有した
第2の前処理剤の塗布を省略し、超微粒子の無機
研磨剤を含有した第3の前処理剤を塗布してポリ
ツシングし、塗装面の極めて小さい汚れや塗膜の
極めて小さい損傷部分を除去するのである。 前記各無機研磨剤を含有した各前処理剤を3〜
1回塗布して仕上げることにより、塗装面の凹凸
がなくなつて、表面積が減少し、塗装面が鏡面状
態となり、中古車等の塗膜が劣化したもの、また
は光沢の低下しているものでも、新車同等の塗膜
性能及び光沢を保持するようになる。 そして、前記無機研磨剤を含有した前処理剤に
より、自動車の塗膜の性能、光沢の復元をした
後、塗装面に熱硬化性高分子重合体液を塗布し、
処理時の塗面温度によつて異なるが、好ましい平
均値としては、巾約50cmを30秒程度で2往復のポ
リツシング作業で、塗装面に瞬間50℃程度の摩擦
熱が生ずるよう、前記塗布された熱硬化性高分子
重合体液上よりポリツシングすることにより、前
記塗装面に生じた瞬間50℃程度の摩擦熱によつ
て、熱硬化性高分子重合体液を熱処理して熱硬化
性高分子重合体液の硬化促進と、塗膜への吸収、
浸透を早め、塗装面の耐久性を高めるのである。 なお、好ましくは前記熱硬化性高分子重合体液
を塗装面に塗布してポリツシングした後、赤外線
乾燥を行なうことにより、熱硬化性高分子重合体
液の一層の硬化促進と、塗膜への吸収、浸透の促
進及び余剰な熱硬化性高分子重合体液の蒸発を行
なうことが可能である。 前記熱硬化性高分子重合体液は、特に限定する
必要はないが、好ましくは脂肪族炭化水素を含む
有機溶剤に、けい酸或いはけい酸塩、ジメチルポ
リシロキサン、脂肪酸ジエタノールアミド或いは
その類似物を含有せしめたものを使用とすること
が推奨される。 次に、本発明方法を用いた塗板と普通の塗板と
を比較のため財団法人日本塗料検査協会において
実施した試験結果は下記の表の通りである。
【表】
【表】 上記試験結果により、本発明方法による場合、
60度鏡面上の塗装面に対し、熱処理を行つたもの
は、試験前より明らかに光沢度を保持すると共
に、また150時間経過後(3年間と同程度)にお
いてもその光沢度に変化がないことが判つた。 [発明の効果] 以上述べた本発明の塗装面の保護方法によれ
ば、例えば中古車の塗装面でも新車同様の光沢を
復元することができ、新車であれば、その塗装面
の光沢を長期に亘り維持できる。 然も、塗膜の性能、光沢を復元した後、熱硬化
性高分子重合体液を塗布するので、塗装面への密
着性も強く、塗装面硬度を高めることができ、傷
もつきにくくなり、また空気中の汚染物や雨、塩
害、スモツグ等、腐蝕の原因を阻止できると共
に、何回水洗を繰返しても保護層が流れ去ること
がなく、ワツクスがけが必要となる。 更に、水滴は偏平状となり、レンズ作用も起す
とことなく、塗装面を焼く恐れがない等の効果が
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 塗装面を水洗して水分を払拭し、次いで塗装
    面に炭化水素系ワツクスと、乳化剤と、安定剤
    と、石油系溶剤に、粒子径5μm〜70μmで含有量
    が20〜35%、粒子径2μm〜3μmで含有量が5〜
    20%、粒子0.7μm前後で含有量が5〜20%の3タ
    イプの無機研磨剤を夫々含有して製造された第1
    〜第3の前処理剤を、塗装面の状態に応じて無機
    研磨剤の粒子径の大きい方から小さい方へ第3の
    前処理剤を最終とするよう3〜1回塗装面に塗布
    してポリツシングして塗膜の性能、光沢の復元を
    した後、塗装面に熱硬化性高分子重合体液を塗布
    してポリツシングによる熱処理することを特徴と
    する塗装面の保護方法。
JP27917387A 1987-11-06 1987-11-06 塗装面の保護方法 Granted JPH01123669A (ja)

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JP27917387A JPH01123669A (ja) 1987-11-06 1987-11-06 塗装面の保護方法

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JPH01123669A JPH01123669A (ja) 1989-05-16
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WO2010087849A1 (en) * 2009-01-30 2010-08-05 Lenzsavers, Llc Compositions and methods for restoring plastic covers and lenses
US7976624B2 (en) * 2009-12-04 2011-07-12 Ashland Licensing And Intellectual Property, Llc Nano gel wax

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JPH01123669A (ja) 1989-05-16

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