JPH0561754A - データ処理装置 - Google Patents
データ処理装置Info
- Publication number
- JPH0561754A JPH0561754A JP3224501A JP22450191A JPH0561754A JP H0561754 A JPH0561754 A JP H0561754A JP 3224501 A JP3224501 A JP 3224501A JP 22450191 A JP22450191 A JP 22450191A JP H0561754 A JPH0561754 A JP H0561754A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- file
- data
- user data
- user
- contents
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファイルシステムが破損した後、ユーザがフ
ァイル内容を認識した上で、ファイル修復を行なえるデ
ータ処理装置を提供する。 【構成】 停電や、不注意による電源スイッチの操作な
どにより、外部記憶デバイス13上のユーザデータファ
イル20が破損した場合、ユーザデータファイル20の
管理部21、データ部22の間に矛盾が生じる。制御部
11は、管理部21、データ部22の間を調べることに
より、ユーザデータファイル20の破損を検出し、ステ
ップS2において修復すべきユーザデータファイル20
をユーザに指定させる。指定されたユーザデータファイ
ル20の内容は、ステップS3で表示され、ステップS
4で管理部21、データ部22の矛盾を解消した指定フ
ァイルと同じデータ内容を有する修復された新ファイル
を作成する。
ァイル内容を認識した上で、ファイル修復を行なえるデ
ータ処理装置を提供する。 【構成】 停電や、不注意による電源スイッチの操作な
どにより、外部記憶デバイス13上のユーザデータファ
イル20が破損した場合、ユーザデータファイル20の
管理部21、データ部22の間に矛盾が生じる。制御部
11は、管理部21、データ部22の間を調べることに
より、ユーザデータファイル20の破損を検出し、ステ
ップS2において修復すべきユーザデータファイル20
をユーザに指定させる。指定されたユーザデータファイ
ル20の内容は、ステップS3で表示され、ステップS
4で管理部21、データ部22の矛盾を解消した指定フ
ァイルと同じデータ内容を有する修復された新ファイル
を作成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ処理装置、特にデ
ータ管理部およびデータ部からなるユーザデータファイ
ルを記憶する外部記憶デバイスおよびユーザデータファ
イルの管理を行なう制御部を有するデータ処理装置に関
するものである。
ータ管理部およびデータ部からなるユーザデータファイ
ルを記憶する外部記憶デバイスおよびユーザデータファ
イルの管理を行なう制御部を有するデータ処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルコンピュータ、ワ
ークステーションなどのコンピュータシステムを用いて
ユーザデータを記憶するデータ処理装置が知られてい
る。
ークステーションなどのコンピュータシステムを用いて
ユーザデータを記憶するデータ処理装置が知られてい
る。
【0003】これらの装置では、フロッピーディスク、
ハードディスクなどの外部記憶デバイスを用いてデータ
ファイルを記憶する。
ハードディスクなどの外部記憶デバイスを用いてデータ
ファイルを記憶する。
【0004】外部記憶デバイスに対するファイル入出力
には、システムが採用しているOSのシーケンシャルア
クセス、ランダムアクセス(絶対ブロックアクセスな
ど)などのサービス(システムコール)をそのまま利用
するやり方のほか、OSのファイルシステム上に、ある
いはOSの管理を全く受けない記憶デバイスの領域に、
ユーザ独自のファイルシステムを構築する方法がある。
後者の方法では、ファイルのデータ領域にOSが扱って
いない種々の管理情報などを記録することができる。
には、システムが採用しているOSのシーケンシャルア
クセス、ランダムアクセス(絶対ブロックアクセスな
ど)などのサービス(システムコール)をそのまま利用
するやり方のほか、OSのファイルシステム上に、ある
いはOSの管理を全く受けない記憶デバイスの領域に、
ユーザ独自のファイルシステムを構築する方法がある。
後者の方法では、ファイルのデータ領域にOSが扱って
いない種々の管理情報などを記録することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のいずれのファイ
ルシステムの場合も、記憶デバイス上になんらかの形
で、ファイルの管理情報の記憶領域と、データの記憶領
域が構成され、データファイルがアクセスされる、特に
書き込みの場合には、これらの領域が相互に矛盾するこ
となく更新されなければならない。
ルシステムの場合も、記憶デバイス上になんらかの形
で、ファイルの管理情報の記憶領域と、データの記憶領
域が構成され、データファイルがアクセスされる、特に
書き込みの場合には、これらの領域が相互に矛盾するこ
となく更新されなければならない。
【0006】ファイルアクセスの際、ファイル名、ファ
イルサイズあるいは有効ブロック数、記憶先頭ブロック
などの情報を含むファイルの管理情報がメモリ上に読み
出され、書き込みを行なった場合には、これらの情報が
対応して更新され、ファイルがクローズされる際に記憶
デバイスに書き戻される。
イルサイズあるいは有効ブロック数、記憶先頭ブロック
などの情報を含むファイルの管理情報がメモリ上に読み
出され、書き込みを行なった場合には、これらの情報が
対応して更新され、ファイルがクローズされる際に記憶
デバイスに書き戻される。
【0007】したがって、記憶デバイスあるいは記憶媒
体がハードウェア的に正常であっても、ファイルがクロ
ーズされる前に停電や、不注意による電源スイッチの操
作などによりシステムの電源が遮断されてしまった場合
には、ファイルの管理情報の記憶領域と、データの記憶
領域の内容に矛盾を生じる。この場合、ファイルの管理
情報は確実に誤ったものとなり、さらにファイルアクセ
スにキャッシュメモリなどを用いている場合には、書き
込むべきデータが全て書き込まれていないことも有り得
る。
体がハードウェア的に正常であっても、ファイルがクロ
ーズされる前に停電や、不注意による電源スイッチの操
作などによりシステムの電源が遮断されてしまった場合
には、ファイルの管理情報の記憶領域と、データの記憶
領域の内容に矛盾を生じる。この場合、ファイルの管理
情報は確実に誤ったものとなり、さらにファイルアクセ
スにキャッシュメモリなどを用いている場合には、書き
込むべきデータが全て書き込まれていないことも有り得
る。
【0008】このようにファイル(システム)が破壊さ
れてしまった場合には、少なくとも管理情報領域を矛盾
のない形に修復しない限り、それ以降、正常なファイル
アクセスが不可能となり、ファイル破損の程度によって
は、膨大なユーザデータを再度入力しなければならなく
なる可能性もある。
れてしまった場合には、少なくとも管理情報領域を矛盾
のない形に修復しない限り、それ以降、正常なファイル
アクセスが不可能となり、ファイル破損の程度によって
は、膨大なユーザデータを再度入力しなければならなく
なる可能性もある。
【0009】このため、従来より、ユーティリティプロ
グラムなどとしてOSレベルのファイルシステムの管理
情報領域(ディレクトリや、FATあるいはiノードな
どと呼ばれる記憶ブロック管理領域)を修復するプログ
ラムが知られている。しかし、このような従来のユーテ
ィリティプログラムには、矛盾をもつ管理情報部分を単
に削除したり、破損したファイルを勝手にファイル名を
付けかえて新ファイルとして修復したりするものが多
く、修復後、ユーザデータが一部失われたり、ファイル
名により内容を識別できなくなってしまうなどの問題が
あった。
グラムなどとしてOSレベルのファイルシステムの管理
情報領域(ディレクトリや、FATあるいはiノードな
どと呼ばれる記憶ブロック管理領域)を修復するプログ
ラムが知られている。しかし、このような従来のユーテ
ィリティプログラムには、矛盾をもつ管理情報部分を単
に削除したり、破損したファイルを勝手にファイル名を
付けかえて新ファイルとして修復したりするものが多
く、修復後、ユーザデータが一部失われたり、ファイル
名により内容を識別できなくなってしまうなどの問題が
あった。
【0010】本発明の課題は、以上の問題を解決し、フ
ァイルシステムが破損した後、ユーザがファイル内容を
認識した上で、ファイル修復を行なえるデータ処理装置
を提供することにある。
ァイルシステムが破損した後、ユーザがファイル内容を
認識した上で、ファイル修復を行なえるデータ処理装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、データ管理部およびデータ部
からなるユーザデータファイルを記憶する外部記憶デバ
イス、およびユーザデータファイルの管理を行なう制御
部を有するデータ処理装置において、前記ユーザデータ
ファイルのデータ管理部およびデータ部の矛盾を検出す
ることによりユーザデータファイルの破損を検出する手
段と、破損を検出されたユーザデータファイルの内容を
表示する手段と、破損を検出されたユーザデータファイ
ルのデータ管理部およびデータ部の矛盾を解消すべくユ
ーザデータファイルの内容を変更し、新たな修復された
ユーザデータファイルを生成する手段を前記制御部に設
けた構成を採用した。
めに、本発明においては、データ管理部およびデータ部
からなるユーザデータファイルを記憶する外部記憶デバ
イス、およびユーザデータファイルの管理を行なう制御
部を有するデータ処理装置において、前記ユーザデータ
ファイルのデータ管理部およびデータ部の矛盾を検出す
ることによりユーザデータファイルの破損を検出する手
段と、破損を検出されたユーザデータファイルの内容を
表示する手段と、破損を検出されたユーザデータファイ
ルのデータ管理部およびデータ部の矛盾を解消すべくユ
ーザデータファイルの内容を変更し、新たな修復された
ユーザデータファイルを生成する手段を前記制御部に設
けた構成を採用した。
【0012】
【作用】以上の構成によれば、外部記憶デバイス上のユ
ーザデータファイルのデータ管理部およびデータ部の矛
盾から破損を検出し、破損を検出されたユーザデータフ
ァイルの内容を表示した上でデータ管理部およびデータ
部の矛盾を解消すべくユーザデータファイルを修復でき
る。
ーザデータファイルのデータ管理部およびデータ部の矛
盾から破損を検出し、破損を検出されたユーザデータフ
ァイルの内容を表示した上でデータ管理部およびデータ
部の矛盾を解消すべくユーザデータファイルを修復でき
る。
【0013】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0014】図1に本発明を採用したデータ処理装置の
構造、およびファイル修復処理の概要を示す。
構造、およびファイル修復処理の概要を示す。
【0015】図において符号11は、マイクロプロセッ
サ、システムバス、各種入出力コントローラなどからな
る制御部で、メインメモリとして使用されるRAMなど
からなるメモリ12とともにシステムハードウェアの本
体部分を構成する。
サ、システムバス、各種入出力コントローラなどからな
る制御部で、メインメモリとして使用されるRAMなど
からなるメモリ12とともにシステムハードウェアの本
体部分を構成する。
【0016】制御部11には、ハードディスク、フロッ
ピーディスク、あるいは光磁気ディスクなど、ファイル
システムを構築する外部記憶デバイス13と、ユーザイ
ンターフェースのためのディスプレイ、キーボード、あ
るいはマウスなどからなるコンソール14が接続され
る。また、制御部11には、画像、文字、図形その他の
データ入出力を行なう不図示の入出力装置、たとえば、
キーボード、モデム、イメージスキャナ、プリンタなど
が接続されるものとする。
ピーディスク、あるいは光磁気ディスクなど、ファイル
システムを構築する外部記憶デバイス13と、ユーザイ
ンターフェースのためのディスプレイ、キーボード、あ
るいはマウスなどからなるコンソール14が接続され
る。また、制御部11には、画像、文字、図形その他の
データ入出力を行なう不図示の入出力装置、たとえば、
キーボード、モデム、イメージスキャナ、プリンタなど
が接続されるものとする。
【0017】外部記憶デバイス13は、ユーザデータフ
ァイル20を記憶するが、個々のユーザデータファイル
20は、その下部に示すように管理部21およびデータ
部22から構成される。
ァイル20を記憶するが、個々のユーザデータファイル
20は、その下部に示すように管理部21およびデータ
部22から構成される。
【0018】管理部21は、ファイル名、先頭ブロック
番号、有効ブロック数(あるいはファイルサイズ)、ア
クセス日時、その他アクセス許可情報などの管理情報を
格納する。
番号、有効ブロック数(あるいはファイルサイズ)、ア
クセス日時、その他アクセス許可情報などの管理情報を
格納する。
【0019】データ部22は、ユーザデータを格納する
が、本実施例では、各記憶ブロックごとに、次の記憶ブ
ロックを番号を格納するポインタ領域22aおよび他の
管理データ(たとえば、そのブロックの記憶の有効、無
効あるいは空き状態を示すフラグや、アクセス許可フラ
グなどが考えられる)ブロック管理領域22bを設け
る。これらの各領域は数バイト程度で構成できる。
が、本実施例では、各記憶ブロックごとに、次の記憶ブ
ロックを番号を格納するポインタ領域22aおよび他の
管理データ(たとえば、そのブロックの記憶の有効、無
効あるいは空き状態を示すフラグや、アクセス許可フラ
グなどが考えられる)ブロック管理領域22bを設け
る。これらの各領域は数バイト程度で構成できる。
【0020】特に、ブロックポインタ22aは、ファイ
ル修復において、管理部21が破壊されていても、ある
程度ファイル内容をトラックできるよう設けたものであ
る。ブロックポインタ22aは、次のデータブロックが
書き込まれた際に、その新しく書き込まれたブロックを
示すブロック番号が格納される。最終ブロックのブロッ
クポインタ22aには、ブロック番号として特定の番号
(−1など)が書き込まれるものとする。従来では、デ
ータブロックにはこのようなファイル管理のための情報
は含まれていない。
ル修復において、管理部21が破壊されていても、ある
程度ファイル内容をトラックできるよう設けたものであ
る。ブロックポインタ22aは、次のデータブロックが
書き込まれた際に、その新しく書き込まれたブロックを
示すブロック番号が格納される。最終ブロックのブロッ
クポインタ22aには、ブロック番号として特定の番号
(−1など)が書き込まれるものとする。従来では、デ
ータブロックにはこのようなファイル管理のための情報
は含まれていない。
【0021】外部記憶デバイス13のファイルアクセス
の際、ファイルオープン処理とともにユーザデータファ
イル20の管理部21がメモリ12にコピーされ、デー
タ部22に対する読み書きが逐次行なわれ、これに応じ
てメモリ12上の管理情報が更新される。そして、ファ
イルクローズ処理の際、メモリ12上の管理情報が外部
記憶デバイス13に書き戻される。なお、ここでは説明
を容易にするために、ディスクキャッシュなどは行なわ
れておらず、データ部22に対する書込要求が行なわれ
た場合には即時に書込が行なわれるものとする。
の際、ファイルオープン処理とともにユーザデータファ
イル20の管理部21がメモリ12にコピーされ、デー
タ部22に対する読み書きが逐次行なわれ、これに応じ
てメモリ12上の管理情報が更新される。そして、ファ
イルクローズ処理の際、メモリ12上の管理情報が外部
記憶デバイス13に書き戻される。なお、ここでは説明
を容易にするために、ディスクキャッシュなどは行なわ
れておらず、データ部22に対する書込要求が行なわれ
た場合には即時に書込が行なわれるものとする。
【0022】後述の修復処理を行なうため、以上に示し
た外部記憶デバイス13上のファイルシステムは、上記
の各記憶領域を含むOSレベルのものとして構成する、
すなわち、既存のOSのファイルシステムを改造するこ
とにより実施してもよい。あるいは、特定の領域を確保
しておき、その領域を複数のユーザデータファイル20
の管理部21、データ部22を格納するように管理して
もよい。
た外部記憶デバイス13上のファイルシステムは、上記
の各記憶領域を含むOSレベルのものとして構成する、
すなわち、既存のOSのファイルシステムを改造するこ
とにより実施してもよい。あるいは、特定の領域を確保
しておき、その領域を複数のユーザデータファイル20
の管理部21、データ部22を格納するように管理して
もよい。
【0023】あるいは、以上に示した外部記憶デバイス
13上のファイルシステムは、既存のOSのファイルシ
ステム上にユーザファイルシステムとして構成するもの
とする。
13上のファイルシステムは、既存のOSのファイルシ
ステム上にユーザファイルシステムとして構成するもの
とする。
【0024】たとえば、管理部21、データ部22全体
をOSレベルのユーザファイルとして外部記憶デバイス
13に記憶させることが考えられる。この場合には、ユ
ーザデータファイル20のアクセス位置を示すファイル
ポインタを操作することにより、管理部21あるいはデ
ータ部22内の目的ブロックをアクセスすることができ
る。また、このような構成では、データアクセス、ある
いは修復処理にOSレベルのファイル管理情報も利用で
きる利点がある。
をOSレベルのユーザファイルとして外部記憶デバイス
13に記憶させることが考えられる。この場合には、ユ
ーザデータファイル20のアクセス位置を示すファイル
ポインタを操作することにより、管理部21あるいはデ
ータ部22内の目的ブロックをアクセスすることができ
る。また、このような構成では、データアクセス、ある
いは修復処理にOSレベルのファイル管理情報も利用で
きる利点がある。
【0025】次に以上の構成における動作につき説明す
る。
る。
【0026】図1の右側部分は、本実施例におけるファ
イル修復処理を示す。図示の処理は、制御部11の制御
プログラムとしてROMに格納しておく他、外部記憶デ
バイス13にアプリケーションプログラムとして格納す
ることができる。
イル修復処理を示す。図示の処理は、制御部11の制御
プログラムとしてROMに格納しておく他、外部記憶デ
バイス13にアプリケーションプログラムとして格納す
ることができる。
【0027】また、本実施例におけるファイル修復は、
コンソール14の操作により手動により起動する他、シ
ステムブート時に自動的に起動しファイルシステムの検
査(および、必要があれば修復)を行なうようにしても
よい。
コンソール14の操作により手動により起動する他、シ
ステムブート時に自動的に起動しファイルシステムの検
査(および、必要があれば修復)を行なうようにしても
よい。
【0028】なお、停電や、不注意による電源スイッチ
の操作などによりファイルシステムが破損した場合、デ
ータ部22のアクセスがほぼ即時に行なわれ、ファイル
クローズ時のみに管理部21が更新されるという前述の
アクセス態様では、データ部22にはほぼ信頼できるデ
ータが残っており、管理部21の内容がそれと矛盾して
いるという破損状態が多く予想される。この場合には、
各データブロックのブロックポインタ22aのリンクを
たどり、管理部21の内容と照合することにより、当該
ユーザデータファイル20の破損の有無を検出できる。
の操作などによりファイルシステムが破損した場合、デ
ータ部22のアクセスがほぼ即時に行なわれ、ファイル
クローズ時のみに管理部21が更新されるという前述の
アクセス態様では、データ部22にはほぼ信頼できるデ
ータが残っており、管理部21の内容がそれと矛盾して
いるという破損状態が多く予想される。この場合には、
各データブロックのブロックポインタ22aのリンクを
たどり、管理部21の内容と照合することにより、当該
ユーザデータファイル20の破損の有無を検出できる。
【0029】ユーザの判断により、あるいはファイルシ
ステム破損の検出により、修復処理が起動されると、ス
テップS1以降の処理が行なわれる。ステップS1で
は、機能選択を行なう。本実施例では、破損ファイル名
(あるいは内容)の一覧表示、およびファイル名を指定
して行なうファイル修復の2つの機能を選択できるもの
とする。なお、破損ファイル内容の表示を行なう場合に
は、後述のステップS3における表示のみを行ない、そ
のまま処理を終了する。
ステム破損の検出により、修復処理が起動されると、ス
テップS1以降の処理が行なわれる。ステップS1で
は、機能選択を行なう。本実施例では、破損ファイル名
(あるいは内容)の一覧表示、およびファイル名を指定
して行なうファイル修復の2つの機能を選択できるもの
とする。なお、破損ファイル内容の表示を行なう場合に
は、後述のステップS3における表示のみを行ない、そ
のまま処理を終了する。
【0030】破損ファイル名の一覧表示では、ファイル
システムに対する書込は行なわれず、前記のようにして
破損を検出したユーザデータファイル20のファイル名
をコンソール14に一覧表示する。
システムに対する書込は行なわれず、前記のようにして
破損を検出したユーザデータファイル20のファイル名
をコンソール14に一覧表示する。
【0031】修復モードが選択された場合には、ユーザ
は、ステップS2において、上記の破損ファイル名の一
覧表示を見て、修復すべきファイルをコンソール14の
キーボードなどから指定する。なお、破損ファイル名の
一覧表示状態から、ファイル名を指定することにより、
修復モードに移行するようにしてもよい。
は、ステップS2において、上記の破損ファイル名の一
覧表示を見て、修復すべきファイルをコンソール14の
キーボードなどから指定する。なお、破損ファイル名の
一覧表示状態から、ファイル名を指定することにより、
修復モードに移行するようにしてもよい。
【0032】ファイル名が指定されると、ステップS3
ではユーザデータは文字データとして、あるいは、16
(あるいは8)進ダンプなどの形で先頭ブロックから順
にコンソール14に表示する。
ではユーザデータは文字データとして、あるいは、16
(あるいは8)進ダンプなどの形で先頭ブロックから順
にコンソール14に表示する。
【0033】ステップS3において表示する内容は、ス
テップS4において管理部21を矛盾のない形に復旧す
ることにより、図の右側に示すようにそのまま修復され
た新たなファイルとする。
テップS4において管理部21を矛盾のない形に復旧す
ることにより、図の右側に示すようにそのまま修復され
た新たなファイルとする。
【0034】前記のように、データ部22には、ブロッ
クポインタ22aが格納されているので、ステップS
3、S4の表示、修復においては、このチェーンをたど
れば、ファイル内容をトラックできる。
クポインタ22aが格納されているので、ステップS
3、S4の表示、修復においては、このチェーンをたど
れば、ファイル内容をトラックできる。
【0035】ファイルの最終ブロックをブロックポイン
タ22aの内容により特定できない場合には、ブロック
ポインタ22aから無効なブロック番号が読み出された
り、ブロックのチェーンがループしてしまったりした位
置で表示を中止する。あるいは、OSのファイル管理領
域を利用して最終ブロックを特定してもよい。いずれに
しろ、失われるデータが少なくなるようにできるだけ当
該ファイルとして考えられるデータは復旧するようにす
る。
タ22aの内容により特定できない場合には、ブロック
ポインタ22aから無効なブロック番号が読み出された
り、ブロックのチェーンがループしてしまったりした位
置で表示を中止する。あるいは、OSのファイル管理領
域を利用して最終ブロックを特定してもよい。いずれに
しろ、失われるデータが少なくなるようにできるだけ当
該ファイルとして考えられるデータは復旧するようにす
る。
【0036】修復したファイル内容、すなわち、管理部
21、データ部22は、元の外部記憶デバイス13の記
憶領域を用いず、新たなデータファイル20´として記
憶し、古い方のファイル20は修復後、ステップS5で
削除する。
21、データ部22は、元の外部記憶デバイス13の記
憶領域を用いず、新たなデータファイル20´として記
憶し、古い方のファイル20は修復後、ステップS5で
削除する。
【0037】なお全ての破損ファイルの管理部21を復
旧するようにしてもよいが、内容表示の後、コンソール
14から適当な操作を行なわせることにより、ユーザが
必要と判断したユーザデータファイルのみを修復するよ
うにもできる。
旧するようにしてもよいが、内容表示の後、コンソール
14から適当な操作を行なわせることにより、ユーザが
必要と判断したユーザデータファイルのみを修復するよ
うにもできる。
【0038】あるいは、ステップS3、S4の表示、復
旧処理においては、ユーザのデータ編集、たとえば、不
要ブロックの削除、ブロック順序の差し替え、あるい
は、新たなブロックデータの入力など行なえるようにし
てもよい。この際のユーザインターフェース方式として
は、スクリーンエディタや、ディスクエディタなどにお
いて用いられているものを使用できる。編集を行なう場
合には、編集前のデータを新たに修復、作成されるファ
イルとは別にバックアップファイル(そのファイル名は
元のファイル名の一部を自動的に変更して作成したり、
ユーザ指定のものを用いたりできる)として記憶しても
よい。
旧処理においては、ユーザのデータ編集、たとえば、不
要ブロックの削除、ブロック順序の差し替え、あるい
は、新たなブロックデータの入力など行なえるようにし
てもよい。この際のユーザインターフェース方式として
は、スクリーンエディタや、ディスクエディタなどにお
いて用いられているものを使用できる。編集を行なう場
合には、編集前のデータを新たに修復、作成されるファ
イルとは別にバックアップファイル(そのファイル名は
元のファイル名の一部を自動的に変更して作成したり、
ユーザ指定のものを用いたりできる)として記憶しても
よい。
【0039】以上のようにして、新ファイルとして破損
ファイルを復旧することができる。復旧後の外部記憶デ
バイス13’においては、新たに作成されたユーザデー
タファイル20´の管理部21とデータ部22の間では
矛盾がなく、安全にファイルシステムを運用できる。復
旧されたファイルは、通常のファイルと同じであるか
ら、自由に編集、削除などを行なえる。
ファイルを復旧することができる。復旧後の外部記憶デ
バイス13’においては、新たに作成されたユーザデー
タファイル20´の管理部21とデータ部22の間では
矛盾がなく、安全にファイルシステムを運用できる。復
旧されたファイルは、通常のファイルと同じであるか
ら、自由に編集、削除などを行なえる。
【0040】上記実施例では、ステップS2において、
ユーザが必要と考えるファイルのみを指定して修復を行
なうことができる。
ユーザが必要と考えるファイルのみを指定して修復を行
なうことができる。
【0041】また、ファイルの修復の際に、内容を表示
(あるいはさらに編集)できるので、内容を確かめなが
ら修復処理を行なえる利点がある。
(あるいはさらに編集)できるので、内容を確かめなが
ら修復処理を行なえる利点がある。
【0042】また、停電や、不注意による電源スイッチ
の操作などによりファイルシステムが破損した場合、後
の装置の起動時に自動的にファイルシステムの破損を検
査し、上記修復処理を自動的に起動することにより、面
倒な操作の必要なく安全にシステムを運用できる。
の操作などによりファイルシステムが破損した場合、後
の装置の起動時に自動的にファイルシステムの破損を検
査し、上記修復処理を自動的に起動することにより、面
倒な操作の必要なく安全にシステムを運用できる。
【0043】また、上記実施例では、データ部22にブ
ロックポインタ22aを格納するようにしている。この
ため、データ管理部21が破損していても、データ部2
2に書き込みが行なわれてさえいれば、ブロックポイン
タ22aのチェーンをたどればデータ内容を復元できる
利点がある。ただし、管理部21、およびデータ部22
全体をOSレベルの1つのファイルとして扱い、データ
部22の連続性の判断にOSレベルのファイル管理情報
を利用できる場合などには、かならずしもブロックポイ
ンタ22aを用いなくてもよい。
ロックポインタ22aを格納するようにしている。この
ため、データ管理部21が破損していても、データ部2
2に書き込みが行なわれてさえいれば、ブロックポイン
タ22aのチェーンをたどればデータ内容を復元できる
利点がある。ただし、管理部21、およびデータ部22
全体をOSレベルの1つのファイルとして扱い、データ
部22の連続性の判断にOSレベルのファイル管理情報
を利用できる場合などには、かならずしもブロックポイ
ンタ22aを用いなくてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、データ管理部およびデータ部からなるユーザデータ
ファイルを記憶する外部記憶デバイス、およびユーザデ
ータファイルの管理を行なう制御部を有するデータ処理
装置において、前記ユーザデータファイルのデータ管理
部およびデータ部の矛盾を検出することによりユーザデ
ータファイルの破損を検出する手段と、破損を検出され
たユーザデータファイルの内容を表示する手段と、破損
を検出されたユーザデータファイルのデータ管理部およ
びデータ部の矛盾を解消すべくユーザデータファイルの
内容を変更し、新たな修復されたユーザデータファイル
を生成する手段を前記制御部に設けた構成を採用してい
るので、ファイルシステムが破損した後、ユーザがファ
イル名やファイル内容を認識した上で、ファイル修復を
行なえるユーザデータファイルの管理が容易な便利なデ
ータ処理装置を提供できる。
ば、データ管理部およびデータ部からなるユーザデータ
ファイルを記憶する外部記憶デバイス、およびユーザデ
ータファイルの管理を行なう制御部を有するデータ処理
装置において、前記ユーザデータファイルのデータ管理
部およびデータ部の矛盾を検出することによりユーザデ
ータファイルの破損を検出する手段と、破損を検出され
たユーザデータファイルの内容を表示する手段と、破損
を検出されたユーザデータファイルのデータ管理部およ
びデータ部の矛盾を解消すべくユーザデータファイルの
内容を変更し、新たな修復されたユーザデータファイル
を生成する手段を前記制御部に設けた構成を採用してい
るので、ファイルシステムが破損した後、ユーザがファ
イル名やファイル内容を認識した上で、ファイル修復を
行なえるユーザデータファイルの管理が容易な便利なデ
ータ処理装置を提供できる。
【図1】本発明によるデータ処理装置およびファイル修
復処理を示した説明図である。
復処理を示した説明図である。
11 制御部 12 メモリ 13 外部記憶デバイス 14 コンソール 20 ユーザデータファイル 21 管理部 22 データ部 22a ブロックポインタ
Claims (1)
- 【請求項1】 データ管理部およびデータ部からなるユ
ーザデータファイルを記憶する外部記憶デバイス、およ
びユーザデータファイルの管理を行なう制御部を有する
データ処理装置において、 前記ユーザデータファイルのデータ管理部およびデータ
部の矛盾を検出することによりユーザデータファイルの
破損を検出する手段と、 破損を検出されたユーザデータファイルの内容を表示す
る手段と、 破損を検出されたユーザデータファイルのデータ管理部
およびデータ部の矛盾を解消すべくユーザデータファイ
ルの内容を変更し、新たな修復されたユーザデータファ
イルを生成する手段を前記制御部に設けたことを特徴と
するデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3224501A JPH0561754A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3224501A JPH0561754A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | データ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561754A true JPH0561754A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16814791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3224501A Pending JPH0561754A (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561754A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002056178A1 (fr) * | 2001-01-12 | 2002-07-18 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Enregistreur de données |
KR100424236B1 (ko) * | 2000-04-20 | 2004-03-24 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 손상 검출 및 복구 방법과 그 시스템 및 기록 매체 |
JP2005316981A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Microsoft Corp | リアルタイムなファイルシステム修復の方法及び記録媒体 |
JP2009086757A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Toshiba Corp | 情報処理装置およびファイルシステム |
US8452738B2 (en) | 2009-11-18 | 2013-05-28 | Panasonic Corporation | Imaging apparatus |
JP2020004134A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62134736A (ja) * | 1985-12-09 | 1987-06-17 | Fujitsu Ltd | デ−タベ−スの復旧方式 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP3224501A patent/JPH0561754A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62134736A (ja) * | 1985-12-09 | 1987-06-17 | Fujitsu Ltd | デ−タベ−スの復旧方式 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100424236B1 (ko) * | 2000-04-20 | 2004-03-24 | 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 | 손상 검출 및 복구 방법과 그 시스템 및 기록 매체 |
WO2002056178A1 (fr) * | 2001-01-12 | 2002-07-18 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Enregistreur de données |
JP2005316981A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Microsoft Corp | リアルタイムなファイルシステム修復の方法及び記録媒体 |
JP2009086757A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Toshiba Corp | 情報処理装置およびファイルシステム |
US8452738B2 (en) | 2009-11-18 | 2013-05-28 | Panasonic Corporation | Imaging apparatus |
JP2020004134A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6463573B1 (en) | Data processor storage systems with dynamic resynchronization of mirrored logical data volumes subsequent to a storage system failure | |
US5086502A (en) | Method of operating a data processing system | |
US5778389A (en) | Method and system for synchronizing computer file directories | |
US7890720B2 (en) | Snapshot system | |
US8001165B2 (en) | Storage system format for transaction safe file system | |
JPH0561754A (ja) | データ処理装置 | |
US20050262033A1 (en) | Data recording apparatus, data recording method, program for implementing the method, and program recording medium | |
ES2082860T3 (es) | Un metodo de gestion de un sistema informatico. | |
CN109325005B (zh) | 一种数据处理方法和电子设备 | |
JP3957464B2 (ja) | データ更新装置 | |
JP3037183B2 (ja) | ハードディスク装置管理方式および方法 | |
JPH05113920A (ja) | フアイル管理方法及びその装置 | |
US20060143423A1 (en) | Storage device, data processing method thereof, data processing program thereof, and data processing system | |
JP2633614B2 (ja) | フアイル保護装置 | |
JP2822869B2 (ja) | ライブラリファイル管理装置 | |
JPH039426A (ja) | ソフトウェア開発環境保管システム | |
JP3759676B2 (ja) | 作業のリドウ・アンドウ機能及び自動保存機能を備えたアプリケーション装置及び方法 | |
JPH04367041A (ja) | ファイル複写装置 | |
JPH06222915A (ja) | インストール方式 | |
KR100545654B1 (ko) | 시스템 시동 후 디스크에 존재하는 파일의 무결점을감지하는 방법 | |
JPH02250166A (ja) | 情報処理装置 | |
JPH02151945A (ja) | ファイル管理装置 | |
JP2002278818A (ja) | データ管理システム | |
JPH05250243A (ja) | 拡張記憶装置のデータ処理方式 | |
JPH03109653A (ja) | ボリューム内容管理テーブル初期化方式 |