JPH0561640U - ボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置 - Google Patents

ボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置

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JPH0561640U
JPH0561640U JP604292U JP604292U JPH0561640U JP H0561640 U JPH0561640 U JP H0561640U JP 604292 U JP604292 U JP 604292U JP 604292 U JP604292 U JP 604292U JP H0561640 U JPH0561640 U JP H0561640U
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JP
Japan
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furnace
opening
boiler
air
furnace wall
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Pending
Application number
JP604292U
Other languages
English (en)
Inventor
明 小野
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守点検機材の搬入出のために炉壁に設けた
開口部のクリンカ付着を防止する。 【構成】 炉壁8に設けた開口部9に嵌装する閉塞体1
6に、厚み方向に複数の空気吹出し孔19を穿設する。
開口部9の炉外部の間口に、両端開口の筒体20の一端
を取付けると共に、筒体20の他端に蓋21を着脱可能
に取付けて閉塞体16の炉外部を覆う如くエアチャンバ
24を形成する。該エアチャンバ24と連通する如く冷
却空気供給管25を筒体20に連結する。冷却空気供給
管25からの空気は、エアチャンバ24及び空気吹出し
孔19を通り火炉1に噴出されると共に、空気吹出し孔
19の空気の通過により閉塞体16の耐火材18が冷却
されることにより該耐火材18の火炉1側の面18Aへ
のクリンカ付着を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
石炭燃焼ボイラでは、ボイラ内部の保守点検を行うために、ボイラ炉壁に保守 点検用機材を炉内に搬入したり又作業員が出入したりするための開口部を設けて おり、ボイラ操業中は開口部を閉塞体で閉塞していて、保守点検時にボイラの操 業を停止して開口部から閉塞体を取り除き保守点検用機材をボイラ炉内に開口部 から搬入して保守点検作業を行っている。
【0003】 以下、具体的に図3に示す石炭燃焼ボイラを例にとり説明する。図中1は火炉 、2は該火炉1に設けられたバーナ、3は該バーナ2により燃料である石炭を燃 焼させた結果発生する燃焼ガス、4は火炉1に副側壁5を介し連結された後部伝 熱部、6は該後部伝熱部4内に設置された過熱器、再熱器、節炭器等の加熱管群 、7は該加熱管群6の水及び蒸気を加熱した燃焼ガス3を排出する排ガスダクト であり、燃料は火炉1の下部に吹込まれてバーナ2により燃焼され、生じた燃焼 ガス3は火炉1の下部から上部へ上昇し副側壁5を通り後部伝熱部4に送られ、 該後部伝熱部4で加熱管群6の水及び蒸気を加熱してから排ガスダクト7から排 出される。尚、火炉1の上部には図示してないがドラム或いは気水分離器が取付 けられている。
【0004】 前記せる石炭燃焼ボイラにあっては、火炉1の炉壁8に、保守点検用機材を火 炉1内に搬入したり又作業員が出入したりするための開口部9が設けられており 、該開口部9には、図4に示す如く鉄皮11に耐火材12を内張りしてなる閉塞 体10がヒンジ結合されていて、開口部9の開閉が行われるようになっている。 図3中13は閉塞体10に設けられていて該閉塞体10が閉の時に気密性を維持 するためのシール材、14は閉時の閉塞体10を火炉1の外壁(鉄皮)に押付け 固定するためのレバー、15は炉壁8を形成するボイラチューブを示す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如く閉塞体10を開閉して行う火炉1内の保守点検作業 にあっては、作業員の入出、及び点検用機器の搬入出のために開口部9を火炉1 の炉壁8に設ける場合、ボイラ稼働時に閉塞体10の耐火物12の火炉1側の面 12Aが高熱を帯びることになるので、該面12Aに生成クリンカが溶融して付 着成長し、大きな塊となって落下し炉壁8のボイラチューブ15と衝突して該ボ イラチューブ15を傷付けたり、又開口部9と閉塞体10との空隙部Aにクリン カが付着成長して閉塞体10が開閉不能になる、等の事態が生じて不具合であっ た。
【0006】 本考案は上述の実情に鑑み、開口部及び閉塞体部分におけるクリンカの付着を 防止し得るボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置を提供することを目的とし てなしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ボイラ炉壁開口部を塞ぐ閉塞体に、複数の空気吹出し孔をボイラ炉 内に向け炉内外を連通するよう穿設し、前記閉塞体を炉外側から覆う如くボイラ 炉外にエアチャンバを形成し、該エアチャンバに冷却空気供給管を連通してなる ことを特徴とするボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置、にかかるものであ る。
【0008】
【作用】
冷却空気供給管からエアチャンバを介し冷却空気を複数の空気吹出し孔を通り ボイラ炉内に供給する。冷却空気が複数の空気吹出し孔を通ることにより閉塞体 を冷却することができ、この閉塞体の冷却と相俟って、ボイラ炉内に複数の空気 吹出し孔から冷却空気を噴出してクリンカ等の生成物を吹き飛ばすことにより、 このクリンカ等の生成物の耐火物への付着を防止できると共に、耐火物の炉内側 の面近傍の温度を下げることができるので、クリンカ等の付着により閉塞体が取 り外し不能になることを防止できる。
【0009】
【実施例】
以下、図1及び図2を参照しつつ本考案の実施例を説明する。図3及び図4と 同一符号のものは同一物を示す。
【0010】 鉄皮17に耐火材18を内張りしてなる閉塞体16に複数の空気吹出し孔19 を厚み方向に穿設し、これら空気吹出し孔19の火炉1側(反鉄皮側)の開口端 に、この開口端が拡径となる如くテーパ19Aを付してあり、空気吹出し孔19 を通った噴出空気がテーパ19A部分で拡散された状態で火炉1内に供給される ようになっている。又火炉1の開口部9の鉄皮側間口には、両端が開口した筒体 20の一端開口部が取付けられており、筒体20の他端開口部のフランジには把 手22付き蓋21がボルト23等により着脱可能に取付けられていて、筒体20 の内面と蓋21の内面と閉塞体16の外面とにより該閉塞体16の外面を火炉1 の外側から覆う如くエアチャンバ24が形成されており、筒体20には冷却空気 供給管25が連結されていて該冷却空気供給管25から冷却空気をエアチャンバ 24に供給し得るようになっている。更に前記閉塞体16周縁面と開口部9との 隙間Bには図2に示す如く複数の耐火材26が嵌装されていてこれら耐火材26 を介し開口部9に閉塞体16が保持されるようになっており、前記エアチャンバ 24を形成せる筒体20及び蓋21の外側部分は石綿等の保護材27で被覆され ている。
【0011】 前記の如く構成したことにより、石炭燃焼ボイラの稼働時には、図1に示す如 く閉塞体16により開口部9が閉の状態にあり、冷却空気が冷却空気供給管25 からエアチャンバ24及び空気吹出し孔19を経て火炉1内に矢印x,y,zで 示す如く供給されているので、冷却空気の空気吹出し孔19の通過により閉塞体 16の耐火材18及びその火炉1側の面18Aの温度が下げられ、この温度降下 と相俟って、冷却空気が空気吹出し孔19のテーパ19A部分から矢印zで示す 如く拡散されて火炉1内へ噴出されることによるクリンカの吹き飛ばしにより、 クリンカの閉塞体16の耐火材18の面18Aへの付着成長を防止することがで き、又該耐火材18の面18A近傍の空間温度を下げることができると共に閉塞 体16と開口部9との空隙部Bからも空気を火炉1内に噴出するので、クリンカ の付着成長により閉塞体16の開口部9からの取り外しが不能になることを防止 できる。
【0012】 尚、本考案は図示し説明せる実施例にのみ限定されることなく、例えば石炭燃 焼ボイラの火炉を例にとり説明したが、種々の火炉に適用すること、閉塞体の形 状を四角形以外の多角形の形状や円形状にすること、等は任意であり、その他、 本考案の要旨を逸脱しない限り種々の変更を加え得ることは勿論である。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように本考案のボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置によれば 、クリンカ等の炉内生成物の付着を防止できると共に、開口部の閉塞体が取り外 し不能になるという事態の発生を防止できる、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止
装置を示す縦断面図である。
【図2】本考案のボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止
装置における閉塞体を開口部に嵌装した状態を示す炉外
から見た図である。
【図3】石炭燃焼ボイラの概要を示す縦断面図である。
【図4】従来のボイラ炉壁開口部の構造を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 火炉 8 炉壁 9 開口部 15 ボイラチューブ 16 閉塞体 17 鉄皮 18 耐火材 19 空気吹出し孔 20 筒体 21 蓋 24 エアチャンバ 25 冷却空気供給管 26 耐火材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ炉壁開口部を塞ぐ閉塞体に、複数
    の空気吹出し孔をボイラ炉内に向け炉内外を連通するよ
    う穿設し、前記閉塞体を炉外側から覆う如くボイラ炉外
    にエアチャンバを形成し、該エアチャンバに冷却空気供
    給管を連通してなることを特徴とするボイラ炉壁開口部
    のクリンカ付着防止装置。
JP604292U 1992-01-20 1992-01-20 ボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置 Pending JPH0561640U (ja)

Priority Applications (1)

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JP604292U JPH0561640U (ja) 1992-01-20 1992-01-20 ボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置

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JP604292U JPH0561640U (ja) 1992-01-20 1992-01-20 ボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置

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Publication Number Publication Date
JPH0561640U true JPH0561640U (ja) 1993-08-13

Family

ID=11627575

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JP604292U Pending JPH0561640U (ja) 1992-01-20 1992-01-20 ボイラ炉壁開口部のクリンカ付着防止装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019052774A (ja) * 2017-09-13 2019-04-04 三菱日立パワーシステムズ株式会社 クリンカ除去装置、ボイラ及びクリンカ除去方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55158415A (en) * 1979-05-29 1980-12-09 Sadao Kamimura Port covering device for firing port or the like of dust incinerator

Patent Citations (1)

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