JPH0561626U - 流動床式ごみ焼却設備 - Google Patents
流動床式ごみ焼却設備Info
- Publication number
- JPH0561626U JPH0561626U JP817592U JP817592U JPH0561626U JP H0561626 U JPH0561626 U JP H0561626U JP 817592 U JP817592 U JP 817592U JP 817592 U JP817592 U JP 817592U JP H0561626 U JPH0561626 U JP H0561626U
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- JP
- Japan
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- fluidized bed
- incinerator
- waste
- primary air
- incinerators
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- Pending
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- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ごみ焼却炉が複数並設される流動床式ごみ焼
却設備において、1つのごみ焼却炉の起動時に、他の稼
働しているごみ焼却炉の空気予熱器の予熱された空気を
バイパスして導入することにより、起動時間の短縮とバ
ーナ燃料の削減を図る。 【構成】 複数並設される流動床式のごみ焼却炉1,
1’の夫々の排ガスダクト10に、前記ごみ焼却炉1,
1’の散気管4に予熱した一次空気5を供給する一次空
気予熱器16を備えた流動床式ごみ焼却設備において、
前記各ごみ焼却炉1,1’に接続される一次空気予熱器
16の一次空気出口部20相互間を、切換弁27を有し
たバイパスダクト26により接続する。
却設備において、1つのごみ焼却炉の起動時に、他の稼
働しているごみ焼却炉の空気予熱器の予熱された空気を
バイパスして導入することにより、起動時間の短縮とバ
ーナ燃料の削減を図る。 【構成】 複数並設される流動床式のごみ焼却炉1,
1’の夫々の排ガスダクト10に、前記ごみ焼却炉1,
1’の散気管4に予熱した一次空気5を供給する一次空
気予熱器16を備えた流動床式ごみ焼却設備において、
前記各ごみ焼却炉1,1’に接続される一次空気予熱器
16の一次空気出口部20相互間を、切換弁27を有し
たバイパスダクト26により接続する。
Description
【0001】
本考案は流動床式ごみ焼却設備に関するものである。
【0002】
ごみ焼却設備として、流動床式のごみ焼却炉が実施されている。図3はボイラ を備えた従来の流動床式ごみ焼却設備の一例を示したもので、ごみ焼却設備にお いては、ごみ焼却炉やその周辺機器が故障した際、或いはメンテナンスが必要に なった際などにも、ごみの焼却作業が継続してできるように、通常は複数基のご み焼却炉1,1’及び下流側設備2,2’を並設するようにしている。
【0003】 ごみ焼却炉1,1’は、通常助燃バーナ3を備えており、ごみ焼却炉1,1’ を起動させてごみを焼却する際は、先ず助燃バーナ3による燃焼を行ってごみ焼 却炉1,1’の流動媒体6を昇温してごみを焼却できる温度まで加熱すると共に 、散気管4から一次空気5を吹込んで流動媒体6を流動化させて流動床を形成し 、その後ごみ7を炉内に投入し、以後はごみ7自身が燃えることによる熱によっ て自燃させるようにしている。またごみ焼却炉1,1’には二次空気8を導入し て完全燃焼を行わせるための二次空気ノズル9を設けている。
【0004】 ごみ焼却炉1,1’の排ガスダクト10には、排ガス11の熱回収を行うボイ ラ(ボイラに代えて冷却器が備えられる場合もある)12及び二次空気送風機1 3からの二次空気8を予熱して前記二次空気ノズル9に供給する二次空気予熱器 14、及び一次空気送風機15からの一次空気5を予熱して前記散気管4に供給 する一次空気予熱器16等が設けてあり、更に該一次空気予熱器16の下流側に は、排ガス11中のダストを分離する集塵装置17、前記ごみ焼却炉1,1’内 を所要の負圧力に保持する誘引送風機18等が備えてあり、更に前記誘引送風機 18からの排ガス11は煙突19に導かれるようになっている。
【0005】 また、前記一次空気予熱器16の一次空気出口部20と前記一次空気送風機1 5の出口部とがダクト21により接続され、該ダクト21と前記一次空気予熱器 16の一次空気出口部20に調節弁22,23を設けて、散気管4に導く一次空 気5の温度を調節できるようにしている。また、前記二次空気予熱器14の二次 空気出口部24に調節弁25を設けて、二次空気ノズル9に導く二次空気8の流 量を調節できるようにしている。
【0006】
前記したような従来の流動床式ごみ焼却設備においては、ごみ焼却炉1,1’ を起動させる際、助燃バーナ3の燃焼により流動媒体6を昇温させ常温の状態か らごみ7が自燃できる高温状態までごみ焼却炉1,1’を加熱するようにしてい るために、冷却した状態から高温まで加熱するのに長い時間が掛かると共に、助 燃バーナ3の燃焼に多量の燃料が消費されることになり、ごみ焼却炉1,1’を 起動する際にその都度多大の費用が掛かるという問題を有していた。
【0007】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、ごみ焼却炉が複数並設さ れる流動床式ごみ焼却設備において、1つのごみ焼却炉の起動時に、他の稼働し ているごみ焼却炉の空気予熱器の予熱された空気をバイパスして導入することに より、起動時間の短縮とバーナ燃料の削減を図るようにした流動床式ごみ焼却設 備を提供することを目的とする。
【0008】
本考案は、複数並設される流動床式のごみ焼却炉の夫々の排ガスダクトに、前 記ごみ焼却炉の散気管に予熱した一次空気を供給する一次空気予熱器を備えた流 動床式ごみ焼却設備において、前記各ごみ焼却炉に接続される一次空気予熱器の 一次空気出口部相互間を、切換弁を有するバイパスダクトにより接続したことを 特徴とする流動床式ごみ焼却設備、複数並設される流動床式のごみ焼却炉の夫々 の排ガスダクトに、前記ごみ焼却炉に二次空気を供給する二次空気予熱器を備え た流動床式ごみ焼却設備において、前記各ごみ焼却炉に接続される二次空気予熱 器の二次空気出口部相互間を、切換弁を有するバイパスダクトにより接続したこ とを特徴とする流動床式ごみ焼却設備、に係るものである。
【0009】
本考案では、1つのごみ焼却炉の起動時に、他の稼働しているごみ焼却炉の一 次空気予熱器で予熱された一次空気をバイパスダクトを介して散気管に導くこと により、ごみ焼却炉の昇温と、流動媒体の流動化を促進する。
【0010】 また、1つのごみ焼却炉の起動時に、他の稼働しているごみ焼却炉の二次空気 予熱器で予熱された二次空気をバイパスダクトを介して二次空気ノズルに導くこ とにより、ごみ焼却炉の昇温を促進する。
【0011】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例を示すもので、図3と同一の部分には同一の符号を付 して説明は省略する。
【0013】 図1に示すように、複数並設されている流動床式ごみ焼却炉1,1’の夫々の 下流側設備2,2’の排ガスダクト10には、前記ごみ焼却炉1,1’の散気管 4に予熱した一次空気5を供給する一次空気予熱器16と、ごみ焼却炉1,1’ の二次空気ノズルに予熱した二次空気5を供給する二次空気予熱器14とが設け られている。
【0014】 前記各ごみ焼却炉1,1’に接続されている下流側設備2,2’の一次空気予 熱器16の一次空気出口部20相互間を、バイパスダクト26により接続し、該 バイパスダクト26に切換弁27を設ける。
【0015】 また、前記各ごみ焼却炉1,1’に接続されている下流側設備2,2’の二次 空気予熱器14の二次空気出口部24相互間を、バイパスダクト28により接続 し、該バイパスダクト28に切換弁29を設ける。
【0016】 例えばごみ焼却炉1が稼働し、ごみ焼却炉1’が休止している状態では、切換 弁27及び29は閉じられていて、一次空気送風機15からの一次空気5は、一 次空気予熱器16を経て予熱されたものと予熱されないダクト21からのものと が調節弁22,23により混合され温度が調節された状態でごみ焼却炉1の散気 管4に導入されており、また二次空気送風機13からの二次空気8は、二次空気 予熱器14を経て予熱されてごみ焼却炉1の二次空気ノズル9に供給されている 。
【0017】 上記ごみ焼却炉1が稼働している状態で、他のごみ焼却炉1’を起動する場合 、切換弁27,29を全開にすると共に、起動側の下流側設備2’の調節弁22 ,25を開とし、且つ稼働側の下流側設備2の調節弁22,23,25の開度を 調節する。これにより稼働側の一次空気5の一部をバイパスダクト26を介して 起動側のごみ焼却炉1’の散気管4に導くことができるので、ごみ焼却炉1’の 昇温と、流動媒体6の流動化を促進させて起動時間を短縮することができ、また 同時に稼働側の二次空気8の一部をバイパスダクト28を介して起動側のごみ焼 却炉1’の二次空気ノズル9に導くことができるので、ごみ焼却炉1’の昇温を 促進することができる。
【0018】 図2は本考案をボイラを有しない流動床式ごみ焼却設備に適用した例を示すも ので、排ガスダクト10にガス冷却搭30が備えられており、また二次空気送風 機13及び二次空気予熱器14が備えられていない。この実施例においても、下 流側設備2,2’の一次空気予熱器16の一次空気出口部20相互間を切換弁2 7を有したバイパスダクト26で接続することにより、前記実施例と同様に、稼 働側の一次空気5の一部をバイパスダクト26を介して起動側の散気管4に導い て、起動側のごみ焼却炉の昇温と流動化を促進することができる。
【0019】 尚、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱 しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0020】
本考案の流動床式ごみ焼却設備によれば、ごみ焼却炉が複数並設される流動床 式ごみ焼却設備において、1つのごみ焼却炉の起動時に、他の稼働しているごみ 焼却炉の空気予熱器の予熱された空気をバイパスして導入することにより、起動 に要する時間の短縮とバーナ燃料の削減を図ることができる優れた効果を奏し得 る。
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す正面図である。
【図3】従来の流動床式ごみ焼却設備の一例を示す正面
図である。
図である。
1 ごみ焼却炉 1’ ごみ焼却炉 2 下流側設備 2’ 下流側設備 4 散気管 5 一次空気 8 二次空気 10 排ガスダクト 14 二次空気予熱器 16 一次空気予熱器 20 一次空気出口 24 二次空気出口 26 バイパスダクト 27 切換弁 28 バイパスダクト 29 切換弁
Claims (2)
- 【請求項1】 複数並設される流動床式のごみ焼却炉の
夫々の排ガスダクトに、前記ごみ焼却炉の散気管に予熱
した一次空気を供給する一次空気予熱器を備えた流動床
式ごみ焼却設備において、前記各ごみ焼却炉に接続され
る一次空気予熱器の一次空気出口部相互間を、切換弁を
有するバイパスダクトにより接続したことを特徴とする
流動床式ごみ焼却設備。 - 【請求項2】 複数並設される流動床式のごみ焼却炉の
夫々の排ガスダクトに、前記ごみ焼却炉に二次空気を供
給する二次空気予熱器を備えた流動床式ごみ焼却設備に
おいて、前記各ごみ焼却炉に接続される二次空気予熱器
の二次空気出口部相互間を、切換弁を有するバイパスダ
クトにより接続したことを特徴とする流動床式ごみ焼却
設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP817592U JPH0561626U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 流動床式ごみ焼却設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP817592U JPH0561626U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 流動床式ごみ焼却設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561626U true JPH0561626U (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11685988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP817592U Pending JPH0561626U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 流動床式ごみ焼却設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561626U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015152258A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | メタウォーター株式会社 | 廃棄物処理設備 |
JP2022097537A (ja) * | 2017-03-22 | 2022-06-30 | メタウォーター株式会社 | 過給機付き焼却炉 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP817592U patent/JPH0561626U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015152258A (ja) * | 2014-02-17 | 2015-08-24 | メタウォーター株式会社 | 廃棄物処理設備 |
JP2022097537A (ja) * | 2017-03-22 | 2022-06-30 | メタウォーター株式会社 | 過給機付き焼却炉 |
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