JPH056154U - スタータ装置 - Google Patents

スタータ装置

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Publication number
JPH056154U
JPH056154U JP6070991U JP6070991U JPH056154U JP H056154 U JPH056154 U JP H056154U JP 6070991 U JP6070991 U JP 6070991U JP 6070991 U JP6070991 U JP 6070991U JP H056154 U JPH056154 U JP H056154U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
clutch
retaining ring
rear end
starter device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6070991U
Other languages
English (en)
Inventor
秀三 五十棲
敏 森林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH056154U publication Critical patent/JPH056154U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 出力軸にはめられた止め輪が、オーバランニ
ングクラッチの後退復帰によって、クラッチアウタの大
きい後退推力を受けても倒れることなく、外れることを
なくしたスタータ装置を得ること。 【構成】 出力軸10にはめられた止め輪30を、出力軸10
の段付部と、固定部に固定され軸受21を介し出力軸10の
後端部を支持する支持枠40の前端面とで後方から受止め
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、直流電動機の電機子軸の回転を出力軸に伝え、出力軸の回転をオ ーバランニングクラッチを介しピニオンに伝え、機関を始動させるスタータ装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来のスタータ装置の要部を断面にした側面図である。1は直流電動 機で、電機子2から電機子軸5が出されている。電機子軸5の前端側には小歯車 からなる太陽歯車5aが形成されている。6は継鉄で、内周に界磁極を取付けてお り、前ブラケット8及び後ブラケット(図示しない)を取付けている。9は仕切 り板である。
【0003】 10は電機子軸5の前端に鋼球11を介し同軸心配設された出力軸である。出力軸 10には円周方向に対し等ピッチの複数条の谷部をもつヘリカルスプライン10bと 、これら各隣接する谷部間に1条宛の通し用谷部10cとが設けられている。ヘリ カルスプライン10の前部にはストッパ部10dが設けられ、通し用谷部10cと連通す る通し用谷部10eが設けられている。電機子軸5の前端部は、出力軸10の後端部 穴内に軸受13を介し支持されている。15は遊星歯車減速装置で、次のように構成 されている。16は太陽歯車5aにかみ合わされた複数の遊星歯車で、軸受18を介し 支持ピン17に支持されている。支持ピン17は出力軸10の後端のフランジ部からな るキャリア10aに固着されている。19は前ブラケット8内に固定された内歯歯車 枠で、内周に内歯部19aが設けられ、かみ合った遊星歯車16を公転運動させる。 内歯歯車枠19の前端部内周に、軸受21を介し出力軸10の後端部を支持している。
【0004】 22は出力軸10の外周に装着されたオーバランニングクラッチで、次のように構 成されている。23はクラッチアウタで、出力軸10に形成されたヘリカルスプライ ン10bに内周のヘリカルスプライン23aが結合している。24はクラッチアウタ23に ローラ25を介し一方向回転伝達するクラッチインナで、軸受12を介し前ブラケッ ト8に支持され、かつ、軸受29を介し出力軸10の前部側を支持している。26はク ラッチインナ24の前端部に形成されたピニオンで、オーバランニングクラッチ22 の前進により機関のリングギヤにかみ合わされる。27はクラッチアウタ23にはめ られ、止め輪28により固定された係合環である。30は出力軸10にはめられ、クラ ッチアウタ23の後端を受止める止め輪で、E形止め輪からなる。
【0005】 31は前ブラケット8に取付けられた電磁スイッチで、可動鉄心をなすプランジ ャ32に挿入支持されたフック33の前端部が出されている。34は二またの上端がフ ック33に係合し、二またの下端部が係合環27に軸方向に係合するシフトレバーで あり、中間の突出部34aで前ブラケット8に支持され、これを支点とし回動され る。35は前ブラケット8の切欠き部にはめ込まれたゴム状ふさぎ体である。
【0006】 次に、動作を説明する。自動車などの機関の始動スイッチが入れられると、電 磁スイッチ31の励磁コイル(図示しない)に通電され、プランジャ32が内方に吸 引後退され、フック33を介しシフトレバー34が図で反時計方向に回動され、オー バランニングクラッチ22を前進移動させる。これにより、ピニオン26が機関のリ ングギヤにかみ合わされる。プランジャ32の後退により可動接点が後退され、1 対の固定接点(いづれも図示しない)に圧接し、直流電動機1の電機子回路を閉 じる。これにより電機子2が回転し、電機子軸5の回転が遊星歯車減速装置15を 介し減速され、出力軸10に伝えられる。この回転がオーバランニングクラッチ22 を介しピニオン26に伝えられ、機関のリングギヤを回転させ始動させる。
【0007】 機関が始動すると、この高速回転がピニオン26を同方向に駆動させるが、オー バランニングクラッチ22の介在により、電機子軸5側には駆動力が断たれるよう にしている。
【0008】 機関が始動し始動スイッチが切られると、電磁スイッチ31のプランジャ32の前 進復帰で、シフトレバー34が時計方向に回動復帰し、オーバランニングクラッチ 22を後退復帰させる。このとき、クラッチアウタ23が後方への大きい推力を受け た場合は、図3に示すように、止め輪30が倒れることがあった。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のスタータ装置では、オーバランニングクラッチ22が後退復 帰したとき、後退推力が大きい場合は、撃突された止め輪30が倒れ、外れるおそ れがあるという問題点があった。
【0010】 この考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、出力軸には められた止め輪が、オーバランニングクラッチの後退により、クラッチアウタの 大きい後退推力を受けても倒れることなく、外れることをなくしたスタータ装置 を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかるスタータ装置は、出力軸にはめた止め輪を、出力軸の段付部 と、出力軸の後端部を軸受を介し支持する支持枠の前端面とで、後方から受止め るようにしたものである。
【0012】
【作用】
この考案においては、出力軸にはめられた止め輪は、出力軸の段付部と支持枠 の前端面とで、後方から受止められており、クラッチアウタによる大きい後退推 力を受けても、倒れることなく、外れることが防止される。
【0013】
【実施例】
図1はこの考案によるスタータ装置の一実施例の要部縦断面図であり、1、2、 5、5a、6、8〜13、10a〜10e、15〜18、21〜35、34aは図2と同様である。40 は遊星歯車減速装置15の内歯歯車枠で、前ブラケット8内に固定されており、内 周に内歯部40aが設けられている。内歯歯車枠40は軸受13を介し出力軸10の後端 部を支持し、支持枠をなしており、前端面で止め輪30の後端を受けている。これ により、止め輪30は出力軸10の段付部と内歯歯車枠40の前端面とで受けられてお り、クラッチアウタ23による大きい後退推力を受けても倒れることなく、外れる ことはない。
【0014】 なお、上記実施例では、遊星歯車減速装置15を用い、前ブラケット8に固定さ れ、軸受21を介し出力軸10の後端部を支持する支持枠として内歯歯車枠40によっ たが、遊星歯車減速装置を用いず、電機子軸の回転を直接出力軸に伝え、出力軸 からオーバランニングクラッチを介しピニオンを回転させるようにした場合にも 、前ブラケット又は継鉄に固定され軸受を介し出力軸の後端を支持する支持枠の 前端面で、止め輪を後方から受けるようにしてもよい。
【0015】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、出力軸にはめられた止め輪を、出力軸の段 付部と、固定部に固定され軸受を介し出力軸の後端部を支持する支持枠の前端面 とで後方から受けるようにしたので、オーバランニングクラッチの後退によりイ ンナクラッチによる大きい後退推力を受けても、止め輪が倒されることなく外れ が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるスタータ装置の一実施例の要部
縦断面図である。
【図2】従来のスタータ装置の要部縦断面図である。
【図3】図2の出力軸にはめた止め輪がクラッチインナ
の後退復帰で倒された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 直流電動機 5 電機子軸 10 出力軸 10a ヘリカルスプライン 21 軸受 22 オーバランニングクラッチ 23 クラッチアウタ 23a ヘリカルスプライン 24 クラッチインナ 25 ローラ 26 ピニオン 30 止め輪 40 支持枠(内歯歯車枠)

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 直流電動機の電機子軸の回転が伝えられ
    る出力軸、この出力軸にヘリカルスプラインにより結合
    されたクラッチアウタと、このクラッチアウタにローラ
    を介し結合され一方向回転を前端側のピニオンに伝える
    クラッチインナとからなり、上記ピニオンを前進、後退
    復帰させるオーバランニングクラッチ、上記出力軸の後
    端部にはめられ、後退復帰した上記クラッチインナの後
    端を受ける止め輪、及び固定部に固定され、軸受を介し
    上記出力軸の後端側を支持する支持枠とを備えたスター
    タ装置において、 上記止め輪を、出力軸の段付部と、上記支持枠の前端面
    とで後方から受止めたことを特徴とするスタータ装置。
JP6070991U 1991-07-05 1991-07-05 スタータ装置 Pending JPH056154U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6070991U JPH056154U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 スタータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6070991U JPH056154U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 スタータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH056154U true JPH056154U (ja) 1993-01-29

Family

ID=13150090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6070991U Pending JPH056154U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 スタータ装置

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JP (1) JPH056154U (ja)

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