JPH0561446U - ディーゼルエンジンの燃料供給装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの燃料供給装置Info
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- JPH0561446U JPH0561446U JP265692U JP265692U JPH0561446U JP H0561446 U JPH0561446 U JP H0561446U JP 265692 U JP265692 U JP 265692U JP 265692 U JP265692 U JP 265692U JP H0561446 U JPH0561446 U JP H0561446U
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- Japan
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- engine
- temperature
- diesel engine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低温時におけるディーゼルエンジンの排気ガ
スに含まれるパティキュレートを抑制する。 【構成】 ディーゼルエンジン1の所定の位置に設けら
れてこのエンジン1の運転状況を示す温度を測定する手
段21と、この測定した温度と予め設定した温度を比較
してエンジン1の低温状態を判定する温度比較手段22
と、超音波霧化された補助燃料を吸気管10内に供給す
る超音波噴射弁2と、この超音波霧化される燃料を選択
的に加熱する加熱手段23とを備え、温度比較手段22
においてエンジン1が低温状態にあると判定した時に加
熱手段23を作動させる制御手段24と、前記低温状態
の判定時に前記超音波噴射弁2の下流の吸気管10に吸
気を加熱する第2の加熱手段25を備える。
スに含まれるパティキュレートを抑制する。 【構成】 ディーゼルエンジン1の所定の位置に設けら
れてこのエンジン1の運転状況を示す温度を測定する手
段21と、この測定した温度と予め設定した温度を比較
してエンジン1の低温状態を判定する温度比較手段22
と、超音波霧化された補助燃料を吸気管10内に供給す
る超音波噴射弁2と、この超音波霧化される燃料を選択
的に加熱する加熱手段23とを備え、温度比較手段22
においてエンジン1が低温状態にあると判定した時に加
熱手段23を作動させる制御手段24と、前記低温状態
の判定時に前記超音波噴射弁2の下流の吸気管10に吸
気を加熱する第2の加熱手段25を備える。
Description
【0001】
本考案は、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれるパティキュレートを抑制 するための燃料供給装置の改良に関する。
【0002】
ディーゼルエンジンの排出ガスに含まれるパティキュレートを抑制させる装置 として、特開平3−74567号公報に開示されるように、吸気管に設けられた 超音波噴射弁によって霧化された補助燃料をエンジンに供給し、燃焼室に直接的 に噴射される主燃料噴射量を減少させることにより、全体としての燃料の微粒化 、霧化特性を高めて空気との均一的な混合を促進することで排気ガス中のパティ キュレートを低減させる燃料供給装置が知られている。
【0003】
しかしながら、超音波噴射弁を構成する超音波振動子は温度の低下に伴って燃 料の霧化量が減少し、また、温度の低下によって燃料の粘度も増加するために補 助燃料の霧化量が減少してしまう。吸気中の霧化された補助燃料が減少するとエ ンジンの出力が低下し、この出力低下を補正するために主燃料噴射量を増加させ ると、排気ガス中のパティキュレートが相対的に増加してしまうという問題が発 生した。
【0004】 そこで、本考案は低温状態に於けるパティキュレートの増加を抑制するディー ゼルエンジンの燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、図1において、ディーゼルエンジン1の所定の位置に設けられてこ のエンジン1の運転状況を示す温度を測定する手段21と、この測定した温度と 予め設定した温度を比較してエンジン1の低温状態を判定する温度比較手段22 と、超音波霧化された補助燃料を吸気管10内に供給する超音波噴射弁2と、こ の超音波霧化される燃料を選択的に加熱する加熱手段23とを備え、温度比較手 段22においてエンジン1が低温状態にあると判定した時に加熱手段23を作動 させる制御手段24を設る。
【0006】 また、前記低温状態の判定時に前記超音波噴射弁2の下流の吸気管10に吸気 を加熱する第2の加熱手段25を備えたことを特徴とする請求項1記載のディー ゼルエンジンの燃料供給装置。
【0007】
ディーゼルエンジンが所定の低温状態にあると、加熱手段が作動して超音波噴 射弁を加熱する。この加熱により燃料の霧化量が回復し、エンジン出力の低下を 防ぐことができる。
【0008】 また、第2の加熱手段が作動して吸気管を加熱すると、吸気管を流れる吸気と 燃料が暖められ、補助燃料と空気の混合が促進され、燃焼が改造される。
【0009】
以下、図面に従って本考案の実施例を説明する。
【0010】 図2で示すように、1は車両に搭載されたディーゼルエンジン、10は吸気管 、11はエアクリーナ、12はディーゼルエンジン1の図示しない駆動軸で駆動 される燃料噴射ポンプ、13は燃焼室16に燃料を噴射するインジェクションノ ズル、14はインジェクションノズル13と燃料噴射ポンプ12とを接続する主 燃料通路である。
【0011】 2は吸気管10に設けられて図示しない超音波振動子によって補助燃料を霧化 させて吸入空気ととも燃焼室16へ供給する超音波噴射弁、15は燃料噴射ポン プ12と超音波噴射弁2を接続する補助燃料通路で、燃料噴射ポンプ12で加圧 された補助燃料の一部は、補助燃料通路15を通過して超音波噴射弁2へ圧送さ れる。
【0012】 3は超音波噴射弁2の周囲に取り付けたヒータ、4は超音波噴射弁2の下流で 吸気管10の外周に取り付けたヒータ、5はディーゼルエンジン1に設けらて冷 却水の温度を検出する温度センサ、6は超音波噴射弁2を駆動すると共に温度セ ンサ5の検出値と予め設定した温度に応じてヒータ3及び4を加熱制御するコン トローラで、ヒータ3は超音波噴射弁2の超音波振動子及び補助燃料を加熱し、 ヒータ4は吸気管10の内部を通過する空気及び補助燃料を加熱する。
【0013】 この、コントローラ6の制御の一例を図3のフローチャートを参照して詳述す る。
【0014】 ディーゼルエンジン1が始動すると、ステップ51において補助燃料が供給さ れて超音波噴射弁2によって霧化した補助燃料が吸気管10内に噴射される。
【0015】 ステップ52では温度センサ5が検出した冷却水の温度と予め設定した温度と を比較し、検出値が設定温度以下であれば低温状態と判定してステップ53でヒ ータ3及び4を加熱する。
【0016】 なお、コントローラ6はエンジンの負荷に応じて補助燃料噴射量を算出し、超 音波噴射弁2を駆動制御する。
【0017】 ステップ51〜53のサイクルは、水温が設定温度以下の低温状態の間は繰り 返され、ディーゼルエンジン1の運転あるいは外気温度の上昇に伴って水温が設 定値を越えると(ステップ52)、ステップ54でヒータ3及び4の作動を判定 し、これらヒータが作動していればステップ55で停止してヒータ3及び4の加 熱を防止する。
【0018】 したがって、ディーゼルエンジン1の冷却水の温度が所定の温度に達していな い低温状態であれば、ヒータ3の加熱によって超音波噴射弁2が加熱され、この 超音波噴射弁2の内部の図示しない超音波振動子及び補助燃料が加熱されるため 、低温状態においても安定した霧化を実現することが可能となり、エンジン出力 の低下を防ぐと共に排気ガス中のパティキュレートを抑制できる。
【0019】 さらに、ヒータ3に加えてヒータ4の加熱によって吸気管10の管内を流れる 空気及び霧化された補助燃料も加熱され、霧化された補助燃料を蒸発させるため 、燃焼室16における燃料の均一な混合化を促進することができ、排気ガス中の パティキュレートを抑制することが可能となる。
【0020】 なお、上記実施例において、ヒータ3及び4を作動させる低温状態をディーゼ ルエンジン1の冷却水の温度によって判定したが、吸気管10へ吸入された空気 の温度やディーゼルエンジン1の潤滑油の温度によって低温状態を判定してもよ く、上記実施例と同様の作用、効果を得ることができる。
【0021】
以上のように本考案によれば、ディーゼルエンジンが低温状態であると判定さ れると、超音波噴射弁2が加熱されて超音波振動子及び補助燃料の温度が上昇す るため、低温状態においても安定した霧化を実現することが可能となり、排気ガ ス中のパティキュレートを抑制できるという効果がある。
【0022】 また、超音波噴射弁2の下流の吸気管10内を加熱することにより、霧化した 補助燃料が加熱されて蒸発するため、さらに燃焼の改善に寄与でき、パティキュ レートを抑制する効果をさらに高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のクレーム対応図である。
【図2】本考案の実施例を示す概略図である。
【図3】制御の一例を示すフローチャートである。
2 超音波噴射弁 3 ヒータ 4 ヒータ 5 温度センサ 10 吸気管 15 補助燃料通路 21 温度測定手段 22 温度比較手段 23 加熱手段 24 制御手段 25 第2加熱手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 63/00 P 9248−3G
Claims (2)
- 【請求項1】 ディーゼルエンジンの所定の位置に設け
られてこのエンジンの運転状況を示す温度を測定する手
段と、この測定した温度と予め設定した温度を比較して
前記エンジンの低温状態を判定する温度比較手段と、超
音波霧化された補助燃料を吸気管内に供給する超音波噴
射弁と、この超音波霧化される燃料を選択的に加熱する
加熱手段とを備え、前記比較手段においてエンジンが低
温状態にあると判定した時に加熱手段を作動させる制御
手段を設けたことを特徴とするディーゼルエンジンの燃
料供給装置。 - 【請求項2】 前記低温状態の判定時に前記超音波噴射
弁の下流の吸気管位置に吸気を加熱する第2の加熱手段
を備えたことを特徴とする請求項1記載のディーゼルエ
ンジンの燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP265692U JPH0561446U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | ディーゼルエンジンの燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP265692U JPH0561446U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | ディーゼルエンジンの燃料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561446U true JPH0561446U (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11535390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP265692U Pending JPH0561446U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | ディーゼルエンジンの燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561446U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7775196B2 (en) | 2005-07-21 | 2010-08-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply apparatus |
CN114233494A (zh) * | 2021-09-29 | 2022-03-25 | 太原理工大学 | 一种甲醇发动机冷启动装置及方法 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP265692U patent/JPH0561446U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7775196B2 (en) | 2005-07-21 | 2010-08-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply apparatus |
CN114233494A (zh) * | 2021-09-29 | 2022-03-25 | 太原理工大学 | 一种甲醇发动机冷启动装置及方法 |
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