JPH0561110A - レンズ付きフイルムユニツト - Google Patents
レンズ付きフイルムユニツトInfo
- Publication number
- JPH0561110A JPH0561110A JP25043291A JP25043291A JPH0561110A JP H0561110 A JPH0561110 A JP H0561110A JP 25043291 A JP25043291 A JP 25043291A JP 25043291 A JP25043291 A JP 25043291A JP H0561110 A JPH0561110 A JP H0561110A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- main body
- sheet member
- lens
- aperture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2219/00—Cameras
- G03B2219/02—Still-picture cameras
- G03B2219/04—Roll-film cameras
- G03B2219/045—Roll-film cameras adapted for unloading the film in the processing laboratory, e.g. disposable, reusable or recyclable cameras
Landscapes
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズ付きフイルムユニットの本体部をその
まま再利用しても、フイルムに擦り傷などが入らないよ
うにする。 【構成】 本体部３の受け面１６にシート部材１８を装
着する。シート部材１８には折曲片２０と係合片２５が
設けられ、折曲片２０はアパーチャー１５内に進入し、
係合片２５は溝２６に嵌まってシート部材１８が取付け
られる。シート部材１８の湾曲片２４はフイルムロール
室１０に入る。アパーチャー１５回りではフイルム７の
前面がシート部材１８に接し、フイルムロール室１０内
ではフイルム７の背面がシート部材１８に接する。本体
部３の再利用時に、シート部材１８は新たなものと交換
される。
まま再利用しても、フイルムに擦り傷などが入らないよ
うにする。 【構成】 本体部３の受け面１６にシート部材１８を装
着する。シート部材１８には折曲片２０と係合片２５が
設けられ、折曲片２０はアパーチャー１５内に進入し、
係合片２５は溝２６に嵌まってシート部材１８が取付け
られる。シート部材１８の湾曲片２４はフイルムロール
室１０に入る。アパーチャー１５回りではフイルム７の
前面がシート部材１８に接し、フイルムロール室１０内
ではフイルム７の背面がシート部材１８に接する。本体
部３の再利用時に、シート部材１８は新たなものと交換
される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リサイクル適性を向上
させたレンズ付きフイルムユニットに関するものであ
る。
させたレンズ付きフイルムユニットに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】本出願人により広く販売されているレン
ズ付きフイルムユニット（商品名「写ルンです」等）
は、簡単な撮影機構，巻上げ機構を組み込んだユニット
本体に予めフイルムが装填された状態で販売され、使用
後にはユニット本体ごと現像所に回収される。現像所で
はユニット本体を分解した後、露光済みのフイルムを取
り出して現像，プリント処理を行うが、ユニット本体そ
のものはユーザーに返却されることはない。現像所で分
解されたユニット本体はさらにメーカーに回収され、そ
の再利用が図られている。
ズ付きフイルムユニット（商品名「写ルンです」等）
は、簡単な撮影機構，巻上げ機構を組み込んだユニット
本体に予めフイルムが装填された状態で販売され、使用
後にはユニット本体ごと現像所に回収される。現像所で
はユニット本体を分解した後、露光済みのフイルムを取
り出して現像，プリント処理を行うが、ユニット本体そ
のものはユーザーに返却されることはない。現像所で分
解されたユニット本体はさらにメーカーに回収され、そ
の再利用が図られている。
【０００３】ユニット本体の再利用を図る場合、ユニッ
ト本体を構成している部品を細かく分解して素材ごとに
分別すれば、例えば樹脂製部品については再溶融してペ
レット化して再びこれを射出成形用の原材料として用い
ることができる。しかし、このような再利用の形態で
は、ユニット本体を分解して素材ごとに分別する手間が
かかり、思った程のコストダウンにならないのが実情で
ある。こうした背景から、ユニット本体を細かく分解し
て素材ごとに分別せずに、ユニット本体の主要な部分を
回収された形のままで再利用する試みがなされている。
これによれば、再利用のためのコストも大幅に低下させ
ることができ、ひいてはレンズ付きフイルムユニットを
さらにローコストで提供することができるようになる。
ト本体を構成している部品を細かく分解して素材ごとに
分別すれば、例えば樹脂製部品については再溶融してペ
レット化して再びこれを射出成形用の原材料として用い
ることができる。しかし、このような再利用の形態で
は、ユニット本体を分解して素材ごとに分別する手間が
かかり、思った程のコストダウンにならないのが実情で
ある。こうした背景から、ユニット本体を細かく分解し
て素材ごとに分別せずに、ユニット本体の主要な部分を
回収された形のままで再利用する試みがなされている。
これによれば、再利用のためのコストも大幅に低下させ
ることができ、ひいてはレンズ付きフイルムユニットを
さらにローコストで提供することができるようになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回収さ
れた形のままユニット本体を再利用する場合には、再利
用の回数が増えてくるにしたがって、ユニット本体の各
部が損傷してくることを避けることができない。特に、
ロール状のフイルムを収納するフイルムロール室，露光
済みフイルムを巻き込むパトローネが収納されたパトロ
ーネ室，露光範囲を決めるアパーチャー等が一体に形成
されている本体部は、フイルムと直接接触する部分が多
く、そのような個所が損傷した場合にはフイルムに擦り
傷が入ったりして写真性に多大の影響を及ぼすことにな
る。
れた形のままユニット本体を再利用する場合には、再利
用の回数が増えてくるにしたがって、ユニット本体の各
部が損傷してくることを避けることができない。特に、
ロール状のフイルムを収納するフイルムロール室，露光
済みフイルムを巻き込むパトローネが収納されたパトロ
ーネ室，露光範囲を決めるアパーチャー等が一体に形成
されている本体部は、フイルムと直接接触する部分が多
く、そのような個所が損傷した場合にはフイルムに擦り
傷が入ったりして写真性に多大の影響を及ぼすことにな
る。
【０００５】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、フイルムと接触する個所が多い本体部
をそのままの形で再利用しても、損傷による悪影響がで
ないようにしたレンズ付きフイルムユニットを提供する
ことを目的とする。
なされたもので、フイルムと接触する個所が多い本体部
をそのままの形で再利用しても、損傷による悪影響がで
ないようにしたレンズ付きフイルムユニットを提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、フイルムロール室，フイルム巻き取り
室，アパーチャー等が一体に形成されている本体部のア
パーチャー回りあるいは本体部の背面を覆う後カバーに
シート部材を着脱自在に取付け、フイルムの前面や背面
が本体部や後カバーと直接接触することがないようにし
てある。そして本体部の再利用時には、シート部材、あ
るいは必要に応じて後カバーを新たなものと交換するこ
とにより、本体部を繰り返し利用してもフイルムに擦り
傷が入るようなことはない。もちろん、後カバーにも着
脱自在にシート部材を取り付けたものでは、そのシート
部材も交換すれば後カバーもそのまま再利用できる。
するにあたり、フイルムロール室，フイルム巻き取り
室，アパーチャー等が一体に形成されている本体部のア
パーチャー回りあるいは本体部の背面を覆う後カバーに
シート部材を着脱自在に取付け、フイルムの前面や背面
が本体部や後カバーと直接接触することがないようにし
てある。そして本体部の再利用時には、シート部材、あ
るいは必要に応じて後カバーを新たなものと交換するこ
とにより、本体部を繰り返し利用してもフイルムに擦り
傷が入るようなことはない。もちろん、後カバーにも着
脱自在にシート部材を取り付けたものでは、そのシート
部材も交換すれば後カバーもそのまま再利用できる。
【０００７】
【実施例】本発明を用いたレンズ付きフイルムユニット
２は、図５に示したように、本体部３と、その前後に被
せられる前カバー４及び後カバー５と、パトローネ６，
フイルム７とからなる。本体部３は樹脂の一体成形によ
り作られており、パトローネ６を収納するパトローネ室
９と、フイルムロール７を収納するフイルムロール室１
０とを有する。本体部３には、さらに撮影レンズ１１，
シャッタ機構１２の他、巻上げダイヤル１３等の巻上げ
機構が組み込まれている。前カバー４には、撮影窓やフ
ァインダー対物窓，シャッタボタン等が形成されてい
る。また後カバー５には後述するアパーチャーに対面し
て支持面５ａが形成され、その前面には樹脂性の薄いシ
ート部材１４が着脱自在に取り付けられる。このシート
部材１４は、フイルム状の熱可塑性樹脂を真空成形して
作製したもので、滑性及び適度の弾性を有しており、一
端側はフイルムロール室１０に対面する位置まで延長さ
れている。
２は、図５に示したように、本体部３と、その前後に被
せられる前カバー４及び後カバー５と、パトローネ６，
フイルム７とからなる。本体部３は樹脂の一体成形によ
り作られており、パトローネ６を収納するパトローネ室
９と、フイルムロール７を収納するフイルムロール室１
０とを有する。本体部３には、さらに撮影レンズ１１，
シャッタ機構１２の他、巻上げダイヤル１３等の巻上げ
機構が組み込まれている。前カバー４には、撮影窓やフ
ァインダー対物窓，シャッタボタン等が形成されてい
る。また後カバー５には後述するアパーチャーに対面し
て支持面５ａが形成され、その前面には樹脂性の薄いシ
ート部材１４が着脱自在に取り付けられる。このシート
部材１４は、フイルム状の熱可塑性樹脂を真空成形して
作製したもので、滑性及び適度の弾性を有しており、一
端側はフイルムロール室１０に対面する位置まで延長さ
れている。
【０００８】本体部３の背面側の構造（後カバーは図示
を省略してある）を示す図１において、パトローネ室９
とフイルムロール室１０との間には、露光範囲を決める
アパーチャー１５が形成され、さらにアパーチャー１５
を取り囲むように受け面１６が設けられている。この受
け面１６には、従来のレンズ付きフイルムユニットでは
フイルム７の前面が接していたが、本実施例ではこの受
け面１６を覆うようにシート部材１８が着脱自在に取付
けられる。
を省略してある）を示す図１において、パトローネ室９
とフイルムロール室１０との間には、露光範囲を決める
アパーチャー１５が形成され、さらにアパーチャー１５
を取り囲むように受け面１６が設けられている。この受
け面１６には、従来のレンズ付きフイルムユニットでは
フイルム７の前面が接していたが、本実施例ではこの受
け面１６を覆うようにシート部材１８が着脱自在に取付
けられる。
【０００９】シート部材１８は、前記シート部材１４と
同様にフイルム状の熱可塑性樹脂を真空成形して作製し
たもので、滑性及び適度の弾性を有している。このシー
ト部材１８には、図示したようにアパーチャー１５とほ
ぼ等しい開口１９が形成され、この開口１９の各辺には
折曲片２０が一体に形成されている。これらの折曲片２
０は、図２に示したようにアパーチャー１５の中に入り
込み、シート部材１８がずれないように位置決めしてい
る。また、受け面１６から突出しているスプロケット２
２は、スロット２３を通ってシート部材１８の上面から
突出する。シート部材１８にはさらに湾曲片２４が連設
され、この湾曲片２４はフイルムロール室１０内に入り
込んで、その内壁に密着する。なおシート部材１８は、
熱可塑性樹脂の射出成形により作ることも可能である。
同様にフイルム状の熱可塑性樹脂を真空成形して作製し
たもので、滑性及び適度の弾性を有している。このシー
ト部材１８には、図示したようにアパーチャー１５とほ
ぼ等しい開口１９が形成され、この開口１９の各辺には
折曲片２０が一体に形成されている。これらの折曲片２
０は、図２に示したようにアパーチャー１５の中に入り
込み、シート部材１８がずれないように位置決めしてい
る。また、受け面１６から突出しているスプロケット２
２は、スロット２３を通ってシート部材１８の上面から
突出する。シート部材１８にはさらに湾曲片２４が連設
され、この湾曲片２４はフイルムロール室１０内に入り
込んで、その内壁に密着する。なおシート部材１８は、
熱可塑性樹脂の射出成形により作ることも可能である。
【００１０】シート部材１８には、さらに係合片２５，
折曲片２６が設けられている。係合片２５は、図３に示
したように本体部３に形成した溝２６に嵌まり込み、ま
た折曲片２６はパトローネ室９に入り込む。これらの係
合片２５，折曲片２６と、前述した折曲片２０により、
シート部材１８は本体部３の受け面１６に密着した状態
で位置ずれが生じないように取付けられる。なお、本体
部３にシート部材１８を取り付けるにあたっては、両面
接着テープやヒートシール接着剤を利用することも可能
で、これらの場合には係合片２５を省略することができ
る。折曲片２０については、シート部材１８の位置決め
のために設けておくことが望ましい。
折曲片２６が設けられている。係合片２５は、図３に示
したように本体部３に形成した溝２６に嵌まり込み、ま
た折曲片２６はパトローネ室９に入り込む。これらの係
合片２５，折曲片２６と、前述した折曲片２０により、
シート部材１８は本体部３の受け面１６に密着した状態
で位置ずれが生じないように取付けられる。なお、本体
部３にシート部材１８を取り付けるにあたっては、両面
接着テープやヒートシール接着剤を利用することも可能
で、これらの場合には係合片２５を省略することができ
る。折曲片２０については、シート部材１８の位置決め
のために設けておくことが望ましい。
【００１１】レンズ付きフイルムユニット２を新たに組
み立てる時、あるいは本体部３を再利用して組み立てる
時には、パトローネ６及びフイルムロール７ａを装填す
る前に、後カバー５の支持面５ａにシート部材１４が装
着され、本体部３の受け面１６にはシート部材１８が装
着される。シート部材１４を装着するには、その両端に
形成した折曲片を後カバー５の係止溝に挿入すればよ
い。またシート部材１８の装着にあたっては、折曲片２
０をアパーチャー１５内に進入させ、係合片２５を屈曲
させながら湾曲片２４をフイルムロール室１０内に入れ
てゆく。そして、係合片２５を溝２６に嵌め込むことに
よって、シート部材１８をほとんどガタのない状態で本
体部３に装着することができる。
み立てる時、あるいは本体部３を再利用して組み立てる
時には、パトローネ６及びフイルムロール７ａを装填す
る前に、後カバー５の支持面５ａにシート部材１４が装
着され、本体部３の受け面１６にはシート部材１８が装
着される。シート部材１４を装着するには、その両端に
形成した折曲片を後カバー５の係止溝に挿入すればよ
い。またシート部材１８の装着にあたっては、折曲片２
０をアパーチャー１５内に進入させ、係合片２５を屈曲
させながら湾曲片２４をフイルムロール室１０内に入れ
てゆく。そして、係合片２５を溝２６に嵌め込むことに
よって、シート部材１８をほとんどガタのない状態で本
体部３に装着することができる。
【００１２】シート部材１８を装着した後、パトローネ
６及びフイルムロール７ａが軸方向から各々パトローネ
室９，フイルムロール室１０に装填される。フイルムロ
ール７ａは、フイルム背面を表側にして巻かれているか
ら、フイルムロール室１０内では、フイルム７の背面が
シート部材１８の湾曲片２４に接している。また、フイ
ルムロール７ａとパトローネ６との間に展延しているフ
イルム７は、その前面がシート部材１８と接する。ま
た、シート部材１８のスロット２３から突出しているス
プロケット２２は、フイルムパーフォレーションに係合
する。
６及びフイルムロール７ａが軸方向から各々パトローネ
室９，フイルムロール室１０に装填される。フイルムロ
ール７ａは、フイルム背面を表側にして巻かれているか
ら、フイルムロール室１０内では、フイルム７の背面が
シート部材１８の湾曲片２４に接している。また、フイ
ルムロール７ａとパトローネ６との間に展延しているフ
イルム７は、その前面がシート部材１８と接する。ま
た、シート部材１８のスロット２３から突出しているス
プロケット２２は、フイルムパーフォレーションに係合
する。
【００１３】後カバー５を本体部３の背面に被せ、超音
波溶着等により固定することによって本体部３の背面が
光密に覆われる。後カバー５の支持面５ａにはシート部
材１４が装着されており、シート部材１４はアパーチャ
ー１５に対面する位置にあるから、後カバー５の装着に
よって、フイルム７はシート部材１８とシート部材１４
との間に支持されるようになる。撮影ごとに巻上げダイ
ヤル１３を操作すると、露光済みのフイルム７はパトロ
ーネ６内に巻き込まれ、またフイルムロール室１０から
は新たなフイルム７がアパーチャー１５の背後に移動し
てくる。
波溶着等により固定することによって本体部３の背面が
光密に覆われる。後カバー５の支持面５ａにはシート部
材１４が装着されており、シート部材１４はアパーチャ
ー１５に対面する位置にあるから、後カバー５の装着に
よって、フイルム７はシート部材１８とシート部材１４
との間に支持されるようになる。撮影ごとに巻上げダイ
ヤル１３を操作すると、露光済みのフイルム７はパトロ
ーネ６内に巻き込まれ、またフイルムロール室１０から
は新たなフイルム７がアパーチャー１５の背後に移動し
てくる。
【００１４】使用済みになったレンズ付きフイルムユニ
ット２は、そのままの状態で現像所に回収される。現像
所では、後カバー５を取り外してパトローネ６を取り出
すが、このような作業時にシート部材１４，１８を折り
曲げてしまったり、傷を入れてしまうことが懸念され
る。したがって、本体部３や後カバー５を再利用する際
にシート部材１８，１４もそのまま用いると、前述した
損傷部分が新たに装填されたフイルム７と擦れ、フイル
ム７に擦り傷を入れる原因になる。このような弊害を除
去するために、メーカーでは現像所から前カバー４，後
カバー５とともに本体部３を回収し、本体部３からシー
ト部材１８を取り外し、また後カバー５からシート部材
１４を取り外して新たなシート部材１８，１４と交換す
る。
ット２は、そのままの状態で現像所に回収される。現像
所では、後カバー５を取り外してパトローネ６を取り出
すが、このような作業時にシート部材１４，１８を折り
曲げてしまったり、傷を入れてしまうことが懸念され
る。したがって、本体部３や後カバー５を再利用する際
にシート部材１８，１４もそのまま用いると、前述した
損傷部分が新たに装填されたフイルム７と擦れ、フイル
ム７に擦り傷を入れる原因になる。このような弊害を除
去するために、メーカーでは現像所から前カバー４，後
カバー５とともに本体部３を回収し、本体部３からシー
ト部材１８を取り外し、また後カバー５からシート部材
１４を取り外して新たなシート部材１８，１４と交換す
る。
【００１５】上記により、本体部３や後カバー５を再利
用してもフイルム７に擦り傷が入るような事故を確実に
防ぐことができる。なお、前カバー４についてもそのま
ま利用すれば、廃棄されるのはシート部材１８，１４だ
けになり、省資源，ローコスト化に寄与するところが大
きい。また、後カバー５は構造が簡単で製造コストも安
いから、後カバー５についてはシート部材１４を省略
し、レンズ付きフイルムユニット２の再利用時には、後
カバー５も必要に応じて交換すればよい。
用してもフイルム７に擦り傷が入るような事故を確実に
防ぐことができる。なお、前カバー４についてもそのま
ま利用すれば、廃棄されるのはシート部材１８，１４だ
けになり、省資源，ローコスト化に寄与するところが大
きい。また、後カバー５は構造が簡単で製造コストも安
いから、後カバー５についてはシート部材１４を省略
し、レンズ付きフイルムユニット２の再利用時には、後
カバー５も必要に応じて交換すればよい。
【００１６】図４は、本発明に用いられるシート部材の
他の例を示し、前述したシート部材１８と共通部分には
同符号を付してある。このシート部材３０には、シート
部材１８に設けられていた折曲片２０，２６がなく、そ
の代わりに位置決め穴３２を開けた舌片３３が形成され
ている。舌片３３はフイルム７の移動範囲から外れた位
置に突出しており、また位置決め穴３２に対応して本体
部３には位置決めピンを突設しておく。そして、後カバ
ー５には、位置決め穴３２から突出した位置決めピンの
頭部が入る受け穴を設けておき、後カバー５を装着した
ときに、舌片３３を本体部３との間で挟持して固定すれ
ばよい。このシート部材３０を用いた場合には、パトロ
ーネ６の取り出しのために後カバー５を外したときに、
使用済みのシート部材３０を簡単に外すことができる。
他の例を示し、前述したシート部材１８と共通部分には
同符号を付してある。このシート部材３０には、シート
部材１８に設けられていた折曲片２０，２６がなく、そ
の代わりに位置決め穴３２を開けた舌片３３が形成され
ている。舌片３３はフイルム７の移動範囲から外れた位
置に突出しており、また位置決め穴３２に対応して本体
部３には位置決めピンを突設しておく。そして、後カバ
ー５には、位置決め穴３２から突出した位置決めピンの
頭部が入る受け穴を設けておき、後カバー５を装着した
ときに、舌片３３を本体部３との間で挟持して固定すれ
ばよい。このシート部材３０を用いた場合には、パトロ
ーネ６の取り出しのために後カバー５を外したときに、
使用済みのシート部材３０を簡単に外すことができる。
【００１７】以上、図示した実施例に基づいて本発明に
ついて述べてきたが、シート部材１８，３０の湾曲片２
４を省略し、特にフイルム７の平面性に影響のある受け
面１６の部分だけにシート部材１８，３０を装着するよ
うにしてもよい。また、シート部材を柔軟の素材で作製
し、熱シール等の接着により本体部３に取り付けるとき
には、常態においてシート部材は平面状のものであって
もよい。
ついて述べてきたが、シート部材１８，３０の湾曲片２
４を省略し、特にフイルム７の平面性に影響のある受け
面１６の部分だけにシート部材１８，３０を装着するよ
うにしてもよい。また、シート部材を柔軟の素材で作製
し、熱シール等の接着により本体部３に取り付けるとき
には、常態においてシート部材は平面状のものであって
もよい。
【００１８】
【発明の効果】上述したように、本発明においては、フ
イルムとの接触個所が多いレンズ付きフイルムユニット
本体部にシート部材を着脱自在に取付け、本体部の再利
用時には使用済みになったシート部材を新しいものと交
換して利用できるようにしたから、本体部をそのままの
形のまま再利用してもフイルムに擦り傷を入れる等の不
都合を確実に防止することができる。これにより、レン
ズ付きフイルムユニットの基本的な構成要素である本体
部の再利用効率を向上させ、省資源，ローコスト化を推
進させるのに極めて効果的である。また、後カバーにつ
いても同様のシート部材を着脱自在に取り付けることに
より、後カバーそのものをそのまま再利用できるように
することも可能である。
イルムとの接触個所が多いレンズ付きフイルムユニット
本体部にシート部材を着脱自在に取付け、本体部の再利
用時には使用済みになったシート部材を新しいものと交
換して利用できるようにしたから、本体部をそのままの
形のまま再利用してもフイルムに擦り傷を入れる等の不
都合を確実に防止することができる。これにより、レン
ズ付きフイルムユニットの基本的な構成要素である本体
部の再利用効率を向上させ、省資源，ローコスト化を推
進させるのに極めて効果的である。また、後カバーにつ
いても同様のシート部材を着脱自在に取り付けることに
より、後カバーそのものをそのまま再利用できるように
することも可能である。
【図１】本発明を用いたレンズ付きフイルムユニット本
体部の背面側斜視図である。
体部の背面側斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線要部断面図である。
【図３】図１のＢ−Ｂ線要部断面図である。
【図４】本発明に用いられるシート部材の他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図５】本発明を用いたレンズ付きフイルムユニットの
分解斜視図である。
分解斜視図である。
２ レンズ付きフイルムユニット ３ 本体部 ４ 前カバー ５ 後カバー ５ａ 支持面 １４ シート部材 １５ アパーチャー １６ 受け面 １８，３０ シート部材
Claims (3)
- 【請求項１】 ロール状にしたフイルムを予め収納した
フイルムロール室と露光済みのフイルムが巻き取られる
フイルム巻き取り室とが設けられ、前記両室の間には露
光範囲を決めるアパーチャーが形成された本体部と、こ
の本体部の背面を光密に覆うとともにフイルムの背面を
支持する支持面が形成された後カバーとからなるレンズ
付きフイルムユニットにおいて、 前記アパーチャー回りにフイルムの前面に接するシート
部材を着脱自在に取付けたことを特徴とするレンズ付き
フイルムユニット。 - 【請求項２】 前記シート状部材を前記フイルムロール
室内まで延長し、ロール状にしたフイルムの背面側がシ
ート状部材に接するようにしたことを特徴とする請求項
１記載のレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項３】 ロール状にしたフイルムを予め収納した
フイルムロール室と露光済みのフイルムが巻き取られる
フイルム巻き取り室とが設けられ、前記両室の間には露
光範囲を決めるアパーチャーが形成された本体部と、こ
の本体部の背面を光密に覆う後カバーとからなるレンズ
付きフイルムユニットにおいて、 前記アパーチャーに対面する後カバーの内面にフイルム
の背面に接するシート部材を着脱自在に取り付けたこと
を特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25043291A JPH0561110A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | レンズ付きフイルムユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25043291A JPH0561110A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | レンズ付きフイルムユニツト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0561110A true JPH0561110A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17207798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25043291A Pending JPH0561110A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | レンズ付きフイルムユニツト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0561110A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5715478A (en) * | 1997-03-06 | 1998-02-03 | Eastman Kodak Company | One-time-use camera having main body part with integral film rails and insertable light baffle with rail extensions |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP25043291A patent/JPH0561110A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5715478A (en) * | 1997-03-06 | 1998-02-03 | Eastman Kodak Company | One-time-use camera having main body part with integral film rails and insertable light baffle with rail extensions |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2875102B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
| JP2980264B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法 | |
| US5608486A (en) | Lens-fitted photographic film package | |
| US6134388A (en) | Camera housing and accessory belt clip/carry strap retainer which secures housing parts together | |
| US6424803B1 (en) | Lens-carrying film unit having protective cover | |
| US5729769A (en) | Water-resistant camera | |
| US5689735A (en) | Water-resistant camera | |
| JPH0561110A (ja) | レンズ付きフイルムユニツト | |
| JP2781052B2 (ja) | レンズ・シェードを備えた使捨て可能な１回使用カメラ | |
| JP2001051177A (ja) | 撮影レンズ保持方法 | |
| JPH07209721A (ja) | レンズ付きフィルムユニット | |
| US5754910A (en) | Camera having film contour aids | |
| US5710946A (en) | Water-resistant camera with optical wedge to shift image of non-aligned film frame counter | |
| JP2517930Y2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
| JP3070886B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
| JPH0339784Y2 (ja) | ||
| JP3614983B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
| US6816673B2 (en) | Lens-fitted photo film unit with optical adapter | |
| JPH0743859A (ja) | レンズ付きフイルムユニットおよびその製造方法 | |
| JP3713092B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
| JPH10301180A (ja) | 小型カメラ | |
| US6356711B1 (en) | Lens-fitted photo film unit and sprocket wheel for the same | |
| US5708858A (en) | Photographic camera | |
| US5974266A (en) | One-time-use camera with film winding thumbwheel removable to unload exposed film roll | |
| JP3060008B2 (ja) | フィルム一体型カメラ |