JPH0560833U - 断熱材 - Google Patents

断熱材

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JPH0560833U
JPH0560833U JP893392U JP893392U JPH0560833U JP H0560833 U JPH0560833 U JP H0560833U JP 893392 U JP893392 U JP 893392U JP 893392 U JP893392 U JP 893392U JP H0560833 U JPH0560833 U JP H0560833U
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JP
Japan
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metal plate
heat insulating
adhesive
block
insulating material
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Withdrawn
Application number
JP893392U
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English (en)
Inventor
忠信 鈴木
新一 高橋
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Aron Kasei Co Ltd
Original Assignee
Aron Kasei Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0560833U publication Critical patent/JPH0560833U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は簡単な工程で製造出来る断熱材
を提供することにある。 【構成】無機質発泡体のブロック(2) の表面に接着剤
(4) を介して金属板(3)を被覆して該ブロック(2) を補
強する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は特に液体窒素や液化天然ガス等の低沸点液体の貯蔵タンク等の構造材 として用いられて有用な断熱材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
天然ガスは産地が世界各地に分散しているので原油のような供給面での不安定 さは少なく、また燃焼時に発生するCO2 の割合が他の炭化水素系燃料に比べて 小さく、CO2 による地球温暖化を抑制しようとする地球環境上の要求にマッチ するエネルギー源である。 したがって天然ガスは増大するエネルギー需要に応じる重要なエネルギー源と して、都市ガス、火力発電所、工業用加熱炉等に広く適用されている。
【0003】 上記天然ガスは常温常圧では気体であるが、輸送や貯蔵を効率的に行なうため に液化されている。上記天然ガスの温度は−163℃前後であるから、液化天然 ガスの輸送や貯蔵のためのタンクや配管は断熱材によって保温されなければなら ない。 何等かの原因で貯蔵タンクや配管に亀裂や割れが発生して上記低温の液化天然 ガスが漏洩した場合には、急激な冷却による熱的歪みによりタンクや配管等のコ ンクリート構造物、鉄鋼構造物等が破壊するおそれがあり、このような事態が起 これば液化天然ガスの漏洩気化拡散による大爆発の危険が大きく甚大な被害がも たらされるであろうことが予想される。 したがって液化天然ガス貯蔵所等の安全対策は二重三重に行なわれるべきであ り、かくして該貯蔵所のコンクリート構造物や鉄鋼構造物等は破壊防止のために 断熱材の取付けが絶対条件となっている。
【0004】 従来、この種の断熱材としてはフォームガラス、パーライトコンクリート等の 無機質発泡体が用いられていた。上記無機質発泡体は多孔性が大で内部に多量の 空気を含むもの程断熱特性に優れているが、一方多孔性が大きくなれば構造強度 が低下し、構造材料としての使用や耐久性を要求される屋外での使用が困難とな る。
【0005】 そこで上記無機質発泡体を補強する方法として、無機質発泡体表面を軟質弾性 体層を介してガラス繊維強化プラスチック層(FRP層)で被覆した断熱材(実 開昭64−57493号)、更に無機質発泡体表面を軟質弾性体層を介して耐侯 性塗膜で被覆した断熱材(実開平2−27325号)が提案され実用化されてい る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の断熱材においては、製造の際軟質弾性体層を形成する ために液状の軟質弾性体樹脂を塗布、乾燥させ、更にFRP層を形成するために FRP原料の塗布硬化、あるいは耐侯性塗膜を形成するために耐侯性塗料の乾燥 と云う手間のかゝる工程が必要であり、しかもこのような工程を断熱材の各面に 施すこには自動化が困難で殆ど手作業に頼っている現状であり、結果として製造 に長時間を要し大量生産が困難であると云う問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、無機質発泡体のブロッ ク(2) 表面に接着剤(4) を介して金属板(3) を被覆した断熱材(1) を提供するも のである。
【0008】 本考案に用いられる無機質発泡体のブロックとはフォームガラス、パーライト コンクリート、ヒル石、軽石、珪藻土、セメント、水ガラス等の無機質の発泡体 のブロックをいう。
【0009】 本考案に用いられる接着剤としては無機質発泡体と金属板と云う異なった熱膨 張係数を有する材料相互を接合するため、材料相互の相対的な寸法変化を吸収出 来るよう、軟質なものを用いることが望ましい。この様な接着剤としてはエポキ シ樹脂、ポリアミド樹脂、酢酸ビニル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、ア クリル系共重合体、ウレタン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリ エチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、塩素化ゴム等の合 成樹脂を材料とした接着剤等がある。
【0010】 上記接着剤には炭酸カルシウム、タルク、望ましくは無機材料、ガラス、プラ スチックからなる中空微小体、例えばシラスバルン、ガラスバルン等が充填材と して混合せられてもよい。これらの充填材は内部に空気を含有しているため接着 剤層の断熱性を大巾に向上させる。
【0011】 本考案の金属板としては鋼鉄板、ステンレス板、アルミニウム板等が用いられ るが、該金属板の表面には亜鉛メッキ、クロムメッキ、クロメイト処理等の表面 処理が施されてもよいし、また上記表面処理を施すかまたは施すことなくエポキ シ樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、アルキド樹脂塗料等で塗装を施してもよい。更 に上記塗装に代えてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(PVC) 、弗素樹脂等のフィルムが接着剤によって被覆されてもよい。
【0012】 上記塗装または被覆金属板としては例えばカラー鋼板、カラーアルミニウム板 、PVC被覆鋼板、弗素樹脂被覆鋼板等が市販されており、耐侯性、耐腐食性が 良好であり、本考案の目的にとって好ましいものである。 上記金属板としては通常0.27〜0.80mm厚のものが用いられるが、断熱 特性の面からみると薄い方が望ましく、したがって板厚は0.50mm以下とする ことが望ましい。
【0013】
【作用】
本考案の断熱材(1) は無機質発泡体のブロック(2) の表面に上記接着剤(4)を 介して金属板(3) を被覆するから、従来のようにFRP材料の塗布硬化、耐侯性 塗料の塗布乾燥等の手間が完全に省略される。
【0014】
【実施例】
本考案を図1〜図4に示す一実施例によって説明すれば、金属板(3) を打抜き 加工あるいは切断加工等によって図1に示す展開箱形状(3A)とし、該展開箱形状 (3A)を図1点線に沿ってプレス加工あるいは折曲げ加工等で折曲げて箱形状(3B) とする。そして図2に示すように該箱形状(3B)の金属板(3) 内側にスプレーガン (5) 等によって接着剤(4)を塗布した上で、図3に示すように無機質発泡体のブ ロック(2) を嵌入させる。該ブロック(2) 表面にも接着剤を塗布しておいてもよ い。 このようにして図4に示すように裏面を残し側面および表面に接着剤(4)を介 して金属板(3) が被覆されたブロック(2) からなる断熱材(1) が製造される。
【0015】 上記のようにして該ブロック(2) は金属板(3) によって補強されるが、本考案 においては更にブロック(2) の裏面も金属板(3) で被覆してもよい。しかし上記 実施例では金属板(3) を展開箱形状(3A)としたり箱形状(3B)とする工程や接着剤 (4)を塗布する工程は自動化出来、該箱形状(3B)に該ブロック(2) を嵌入する工 程も簡単に出来るので、製造工程が大巾に合理化され、金属板(3) の補強効果も 全面被覆と大差ない。
【0016】 また上記実施例以外、金属板(3) を箱形状(3B)とするには展開箱形状(3A)とす ることなく、プレスによる絞り加工によってもよい。また接着剤(4)を金属板(3 ) および/または無機質発泡体のブロック(2) に部分的、例えばスポット状に塗 布してもよい。スポット状に塗布すると該ブロック(2) の破壊が一層確実に防止 される。
【0017】
【考案の効果】
したがって本考案においては良好な断熱性および構造強度を有し、防液堤、集 液溝、集液槽の壁面や床面を保護するために有用な断熱材が極めて簡単な工程で 製造出来る。
【0018】
【図面の簡単な説明】
図1〜図4は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】金属板展開箱形状の平面図
【図2】金属板箱形状の斜視図
【図3】ブロック嵌着時の斜視図
【図4】断熱材側断面図
【符号の説明】
1 断熱材 2 無機質発泡体のブロック 3 金属板 4 接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機質発泡体のブロック表面に接着剤を介
    して金属板を被覆したことを特徴とする断熱材
JP893392U 1992-01-29 1992-01-29 断熱材 Withdrawn JPH0560833U (ja)

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JP893392U JPH0560833U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 断熱材

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JP893392U JPH0560833U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 断熱材

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JPH0560833U true JPH0560833U (ja) 1993-08-10

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014062645A (ja) * 2012-08-31 2014-04-10 Nichias Corp 断熱ユニット、断熱ユニットの製造方法および加熱炉
CN108797819A (zh) * 2017-05-06 2018-11-13 张荐 一种隔离复合体及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014062645A (ja) * 2012-08-31 2014-04-10 Nichias Corp 断熱ユニット、断熱ユニットの製造方法および加熱炉
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