JPH0560823U - 合成樹脂ミラーの成形装置 - Google Patents

合成樹脂ミラーの成形装置

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JPH0560823U
JPH0560823U JP4729891U JP4729891U JPH0560823U JP H0560823 U JPH0560823 U JP H0560823U JP 4729891 U JP4729891 U JP 4729891U JP 4729891 U JP4729891 U JP 4729891U JP H0560823 U JPH0560823 U JP H0560823U
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JP
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molded product
movable
mold
eject pin
molding
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Application number
JP4729891U
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English (en)
Inventor
哲生 細川
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反射面の裏面部に凹凸が形成された合成樹脂
ミラーを成形するにあたり、成形品にイジェクトピンの
跡が残らないようにする。 【構成】 固定型1と可動型2によって成形される成形
品は、表面に平滑面5aが形成され、裏面に鋸歯状の凹
凸部5bが形成されている。可動型2には成形品凹凸部
5bを成形するための鋸歯状の凹凸部2aが形成されて
いる。また可動型2には成形品5を突き出すためのイジ
ェクトピン3が上下方向に摺動可能に設けられている。
このイジェクトピン3の頭部には可動型凹凸部2aと同
形の凹凸部3aが形成されており、成形品5のイジェク
トピン3との接触部にも凹凸部が形成されることにな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一眼レフカメラの可動ミラー等、表面に反射面が形成され、裏面に 反射防止用の凹凸部が形成された、合成樹脂製のミラーを成形する装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
一眼レフカメラの内部には可動ミラーが上下方向に回動するように設けられて いる。図8は一般的な一眼レフカメラの内部構成を示す概略図であり、30はカ メラボディ、31はそのカメラボディ30に装着される撮影レンズである。カメ ラボディ30の内部には前述した可動ミラー32が枢軸35を支点として回動可 能となるように装着されており、非撮影時には下方に降りて(仮想線の位置)、 撮影レンズ31を通過した光をファインダースクリーン33方向に反射させ、図 示しないペンタプリズムを介してファインダーに導いている。また撮影時には可 動ミラー32が上昇し(実線の位置)、撮影レンズ31を通った光をフィルム面 に導いているものである。
【0003】 前記可動ミラー32は、一般にはガラス製、ステンレス製、等が使用されてい るが、カメラの軽量化や低コスト化を図るため、最近では合成樹脂製のミラーが 注目されている。この合成樹脂ミラーは、図8に示すごとく、表面が平滑面32 aとなっており、該平滑面32aにアルミや銀等の光反射性金属膜が蒸着されて いる。また裏面部には、可動ミラー32が上昇したとき、撮影レンズ31を通っ た光が可動ミラー裏面に乱反射して撮影に悪影響を与えないように、反射防止用 の凹凸部32bが形成されている。なお、この反射防止のため、植毛シートを貼 る例もあるが、可動ミラーの厚さが厚くなり、また工数も増加しコスト的にも不 利である。
【0004】 このような台成樹脂ミラーは、例えば図4及び図5に示すような金型を使用し 、射出成形法によって成形されている。同図に示した金型は、固定型40と開閉 支持枠44に支持された可動型41を備えており、固定型40には断面鋸歯状の 凹凸部40aが形成され、可動型41には平滑面部41aが形成されている。ま た可動型41には複数のイジェクトピン42が上下方向に摺動可能に装着されて おり、可動型41が開いたとき、インジェクトピン42が下降して、成形品43 (可動ミラー)を可動型41の型部から突き出すようになっている。
【0005】 このように、イジェクトピン42を可動型41の平滑面部41aから出没する ように設けた場合、成形品の表面にイジェクトピン42の先端形状の跡が残り、 成形品の表面にアルミ等を蒸着しても、反射面としての平滑性が失われるため、 乱反射によりファインダースクリーン33への像が乱れるという問題がある。
【0006】 また、図6に示すように可動型41を下部に配置し、固定型40を上部に配置 すると共に、前記可動型41にイジェクトピン42を設け、そのイジェクトピン 42の先端が成形品42の内部に埋入するようにした場合、成形品42の裏面に イジェクトピン42による凹部が形成されるため、その部分の肉厚が薄くなり、 成形品の表面を平坦に成形するのが難しくなる。
【0007】 さらに、図7に示すごとく、イジェクトピン42の先端部を可動型41の凹凸 部40aと一致させた場合、成形品43の肉厚の均一性を損なわれないが、イジ ェクトピン42の先端面は平面であるため、成形品裏面部、即ち,可動ピン凹凸 部32bにおけるイジェクトピン42との接触部に平面部が形成されてしまい、 その平面部において内面反射が起こりやすくなるという問題がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、一側面に平滑面が成形され、他側面に凹凸が形成されている合成樹 脂ミラーを成形するにあたり、平滑面の平坦性および裏面の乱反射防止性を維持 できるような成形装置を提供することをその目的とするものである。
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するための、本考案の手段は、 平滑面を成形する第1の金型と、凹凸部を成形する第2の金型と、該第2の金 型に摺動可能に設けられるイジェクトピンを備え、 前記イジェクトピンの先端部に、前記第2金型の凹凸部と対応した凹凸部を形 成したことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図3に従って説明する。同実施例は、上記図 8に示した可動ミラー32を成形する装置の一例を示したものであり、図中1は 固定型、2は可動型である。
【0010】 前記固定型1には成形品(可動ミラー)5の表面部となる型部が形成され、可 動型2には裏面部となる型部が形成されている。即ち、固定型1の型部には平滑 面部1aと、成形品の軸腕部5cを成形する切欠溝部1bが形成されており、可 動型2の型部には前記固定型平滑面部1aと対応して断面鋸歯状の凹凸部2aと 、前記固定型溝部1bと対応する傾斜溝部2bが形成されている。そして、これ ら固定型1と可動型2が合わさって、成形すべき可動ミラーと同形のキャビティ が形成されている。
【0011】 前記可動型2には、複数のイジェクトピン3,3が該可動型2に対して上下方 向に摺動可能となるように挿通されている。この可動型2は図2に示すように上 下方向に開閉可能となっており、可動型2が開いたとき、これと連動して前記イ ジェクトピン3,3が型部内方に突き出て成形品5を突き上げるようになってい る。
【0012】 前記イジェクトピン3は、図3に示すごとく、その頭部に前記可動型凹凸部2 aと同形の鋸歯状の凹凸部3aが形成されており、イジェクトピン3が下降した 状態、即ち、イジェクトピン3の頭部が可動型凹凸部2aと同レベルの位置にあ るとき、該可動型凹凸部2aと連続した規則的な凹凸を構成するようになってい る。
【0013】 次に上記成形装置の作動例を説明すると、まず可動型2を閉じ、固定型1と合 わさった状態で、キャビティ内に図示しない湯道を通して所定量の溶融樹脂が導 入される。溶融樹脂が固化した後、図2に示すごとく可動型2が下方に開かれ、 これと同時にイジェトピン3,3が突き出て成形品5が下方から突き上げられる 。その後、成形品5が固定型1と可動型2の間から取り出される。
【0014】 成形品5は可動ミラーであり、図2に示すごとく表面に平滑面部5aが形成さ れ、裏面に鋸歯状の凹凸部5bが形成されると共に、一端部に軸腕部5Cが形成 される。この場合、前記イジェクトピン3,3の頭部には可動型凹凸部2と同形 の凹凸部3aが形成されているため、成形品裏面部のイジェクトピン3,3との 接触位置にも鋸歯状の凹凸部5bが連続して形成されることになる。なお、成形 品5の平滑面部5aには別工程において、アルミ、銀等が蒸着され、反射面が形 成される。
【0015】 上記した実施例は金型が上下方向に開閉する縦型を例にとって説明しているが 、金型が左右方向に開閉する横型の成形装置にも同様に適用することができる。 また、前記可動型2の凹凸部2aの形状も、例えば矩形の凹凸や波形の凹凸等、 他の形状に変更し、それに応じてイジェクトピン3の頭部形状も変更することが できる。さらにインジェクトピン3の水平方向断面形状も図5に示すような円形 に限定されるものではなく、その形状は任意である。さらにまた上記実施例は一 眼レフカメラの可動ミラーの成形装置を例にとって説明しているが、他の用途に 使用される合成樹脂製ミラーの成形装置に適用してもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明した本考案によれば、特に、合成樹脂ミラーの凹凸部を形成する金型 に、イジェクトピンを摺動可能に設け、該イジェクトピンの先端部に、前記金型 の凹凸部と対応した凹凸部を形成したことにより、成形品である合成樹脂ミラー にインジェクトピンの跡が残らず、反射面やその裏面の凹凸部が美麗に成形され るため、高性能の合成樹脂ミラーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す成形装置の断面概略図で
ある。
【図2】同じく本考案の実施例の可動型を開いた状態の
断面概略図である。
【図3】本考案を実施例を示すイジェクトピンの概略図
である。
【図4】従来の成形装置の断面概略図である。
【図5】従来の成形装置の平面概略図である。
【図6】従来の他の成形装置の断面概略図である。
【図7】従来のさらに別の成形装置の断面概略図であ
る。
【図8】一般的な一眼レフカメラの内部構成を示す概略
図である。
【符合の説明】
1 固定型 1a 固定型平滑面部 2 可動型 2a 可動型凹凸部 3 イジェクトピン 3a イジェクトピン凹凸部 5 成形品(可動ミラー)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面に平滑面が成形され、他側面に凹
    凸部が形成されている合成樹脂ミラーを成形するための
    装置であって、 平滑面を成形する第1の金型と、凹凸部を成形する第2
    の金型と、該第2の金型に摺動可能に設けられるイジェ
    クトピンを備え、 前記イジェクトピンの頭部に、前記第2金型の凹凸部と
    対応した凹凸部を形成したことを特徴とする合成樹脂ミ
    ラーの成形装置。
JP4729891U 1991-04-04 1991-04-04 合成樹脂ミラーの成形装置 Pending JPH0560823U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019230638A1 (ja) * 2018-06-01 2019-12-05 株式会社エンプラス 光レセプタクル本体の支持部材用金型、支持部材及びその製造方法、光レセプタクル並びに光モジュール

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